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ICCサミット FUKUOKA 2020 にスカラシップ制度を利用して参加した、大手インターネット企業勤務の萩森 修平さんに、運営スタッフ参加の感想と、そこで学んだことについて聞きました。スタッフレポートとしてご紹介します!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2020は、2020年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録などは公式ページをご覧ください。
ICCサミットは、宿泊・交通費など自己負担によるボランティアの運営スタッフで運営されています。優秀なメンバーがより多く参加してもらえるように、ICCサミット KYOTO 2018より、ICCサミット参加企業に支援していただく取り組みを始めました。遠方から参加する若手社会人・学生スタッフを対象に、スカラシップ制度として最大50%程度の宿泊・交通費を補助をしています。個人としてスカラシップを提供いただいている方々もいらっしゃいます。
▶「ICC FUKUOKA 2020 スカラシップ・レポート」の配信済み記事一覧
▶2020年8月31〜9月3日に開催する ICCサミット KYOTO 2020の運営スタッフを募集しています。詳細はぜひ下記リンクからご覧ください。
【新規募集】ICCサミット KYOTO 2020 運営チーム募集
運営スタッフに応募したきっかけと、なぜ応募したいと思ったか教えてください。
2016年当時のICC運営チーム集合写真。最後列右から4番目
ICCパートナーズ代表の小林 雅さんとは、友人の誘いがきっかけで別のイベントで関わらせていただいていました。その際に、今でも行われているような志望理由の提出と電話面談を経て、スタッフとして参加しました。
そして2016年、ICC立ち上げの際に、小林さんからお声がけいただいたのがきっかけとして、初回開催から参加することになりました。
このメールを受け取った際に、参加することを迷わなかったのは、「Industry Co-Creation」という理念に、とても共感したからです。
当時、私は大学生として国際関係学部を専攻しながら、興味があった国際人権問題に取り組みたく、「Human Rights Watch」という国際NGOでインターンを行なっていました。
1年ほど関わる中で感じたのは、グローバルでは、より良い社会を作るために、人権問題に対して、政府や教育機関はもちろん、実業家がより興味関心を持って取り組んでいる。
その一方、日本では、関わる人たちも限定的で、問題自体の認知度が低く、せっかく素晴らしい取り組みをしているのに、本質的な課題解決に近づけていない組織が多いのではないか、という業界全体に対するもどかしさでした。
また、そのもどかしさは、私自身が就職活動を始めるタイミングでも感じました。
業界問わずに、様々な企業を見始めた時に、同じような理想社会を目指しているにも関わらず、それぞれの業界内で、孤軍奮闘している感じが否めなかったのです。
「社会をもっと良くしたい」という崇高な思いと、各専門分野の知見を合わせれば、もっとよい未来は作れるんだろうな、と漠然と思っていました。
そんなモヤモヤを感じていた時、ICCが提供している各産業をリードする経営者・幹部が集い、業界の垣根なく、より良い未来について思いを馳せる場というのは、社会的にとても意義があることだと感じたのです。
また、共に運営をするスタッフも、経営者から個人投資家、NGO/NPOで勤めている方や大学生の方など様々なところから集まっているのも、参加してみたいと思ったきっかけの1つです。
実際に参加してもその思いは変わらず、だからこそ、社会人になった今でも参加させていただいています。
どのような気持ちで今回のICCサミットに臨みましたか?
今回は、前回の福岡以来なので、1年ぶり6回目の参加となりました。
どんなことにも通じると思いますが、準備が全てです。
何もしなくても時間は過ぎてしまうもの。それを前回参加した福岡で痛いほど感じたのです。
期待も含めて、役割も与えていただいているし、勤めている会社からも送り出してもらって参加しているにも関わらず、なんとなくで過ごしてしまった前回は、反省と後悔しかなかったです。
だからこそ今回は、自分が任せられた仕事に対して、自分が全ての責任を持つという気概で取り組むべく、膨大にあるマニュアル把握はもちろんのこと、前回のICCサミットの映像なども視聴し、イメージトレーニングを行い当日を迎えました。
また、福岡本番までにプレイベントも何度か東京で開催されるので、そこにもなるべく参加して、チームメンバーとの交流を図りました。
「今回のICCサミットを更に良くするために」という思考が運営スタッフみんなのベースにあるため、コミュニケーションのレベルが高く、「もっともっと良くするためには?」と私自身も、考え続けたICCサミット本番の3日間でした。
ICC参加当初から、このように取り組めたわけではありませんでした。
ICC初参加の2016年東京でのオープニングイベントの時は、まだ私は大学生で、周りの大人の方々がとてもキラキラして見えました。
全体像を掴むのがなかなか難しく、自分の役割を全うしようという意識しかありませんでした。
今は、いつの間にか先輩として扱われることの方が多くなってしまいました。
それはつまり、自分自身の成長だけを考えるのではなく、ここに参加する方々が、どうすればこの場を通して人生が変わるきっかけを得られるのか。それを、もっと考えるべき立場なのだと思っています。
任せてもらう仕事は、細分化していますが、全てはICCの理念に通じて設計されています。
そこに対して、何ができるのかを最大限考え、行動することを次回以降も続けていきたいと思っています。
ICCサミットで、学んだこと、気づいたこと、深く印象に残っている出来事、エピソードなど、実際に参加した時の感想を教えて下さい。
毎回学びのテーマが異なるのが、ICCスタッフ参加の1つの魅力かと思っています。
今回は、個人力ではなく、いかに組織でパワーを最大化するか、ということを考え、その重要性についても、学びが多かった機会となりました。
特に、今回自分が任されたポジションは、誘導チームのカタパルト会場担当という、ICCの中でも特に緊張感が張り詰める会場でした。
プレゼンターの皆さんは、この場に人生をかけて、何カ月と準備を進めてきています。
その場を壊すことなく、本番でプレゼンターの力が、最大限発揮されるような運営をするためには、自分一人が走り回ってもうまくいきません。
運営スタッフ、登壇者、参加者、ホテルの方々とも連携を取りながら進めることが必須になることを考えると、どのようにまとめあげて、1つの方向に進んでもらうのかということを意識しなければなりません。
印象的だったのは、そのような思いを持った行動は伝播していくということです。
私はリハーサルの際、会場統括だった福西さんと三輪さんの基準の高さに刺激を受け、私自身ももっと視座を上げねば、と行動を変えました。
その行動の変化は、周りのチームにも影響を与え、会場運営を手伝っていただいているホテルの方々にも波及し、最終的には会場内にいる参加者にも影響を与え、カタパルト会場は、大きなトラブルもなく、盛り上がりを維持したまま進めることができたと思っています。
全体として、どう進んでいくべきなのか、最適解は常に考えながら、個人としても精一杯パフォーマンスすること。
それによって携わる方々にも、知らずのうちに、良い結果を与えていくことができるというのを学んだのが今回でした。
運営スタッフとして参加してよかったことを教えてください。また、どんな人に参加をおすすめしたいですか?
運営チーム前夜祭で荒木さん、同じく2016年から参加している西川さんと
自分の身のまわりの社会に対して、「こうしたい!ああしたい!」という想いを持った方に、ぜひ参加していただきたいなと思います。
いつから始まったのかわからない、本気でやるのが「サムい」みたいな風潮って、どこかまだあると思うのですが、それは社会に対して、何の良い影響も与えていないと思います。
欲は、すごく重要なエネルギーだからこそ、「こうしたい!」という想いを、ぜひICCの場でも活かし、学び、行動につなげてほしいですね。
参加しているスタッフ全員が、本気ということに対して、恥ずかしいという感情は、一切ないと思っています。
そういった人と出会えること自体が一番の財産だと思いますので、想いを持っていながら、なかなか実現できていない、本気で取り組むことの方が間違っているのではないかと、自分を疑い始めてしまっている人に、ぜひ参加してほしいです。
ICCでの経験を、今後どのように生かしていきたいですか?
ICCコミュニティはまだ進化を続けると思いますが、組織として自分の中で理想形の1つです。
全員が本気で取り組める組織というのを、自分が所属する会社でも創っていきたいなと思っています。
これって簡単そうに思えてむちゃくちゃ奥が深いことだと思っています。
難易度が高いからこそ、色々試しながら失敗もし、このコミュニティに戻って学び、また行動をし、少しでも理想形に近づけられればと思いますね。
また、こういった本気のコミュニティでの出会いは、人生にも大きな影響を与えます。
私自身も、このICCの場で「こういった人たちになりたい!」というロールモデルにたくさん出会えましたし、そういった人たちとの出会いがあったからこそ今の自分があると思っています。
私もそのように、誰かに「きっかけ」を与えられる人間になれるよう、変化を繰り返していきたいなと思います。
スカラシップ支援企業への感謝のメッセージをお願いします。
何かに取り組んでみたい!という純粋な思いに対して、時間や金銭的な理由で、どうしても参加できない人も多くいらっしゃると思います。
そういった人たちに対して、スカラシップ支援は、大きなチャンスを与えていただけるものだと思っています。
私たちの「想い」に共感をし、このようにご支援をいただき、本当にありがとうございます。
(終)
ご協力いただいた、
・株式会社セプテーニ・ホールディングス 佐藤 光紀 さん
・株式会社HAiK 山内 宏隆 さん
・株式会社ネオキャリア 加藤 賢 さん
・株式会社キュービック 世一 英仁 さん
・株式会社グッドパッチ 土屋 尚史 さん
・株式会社ReBoost 河合 聡一郎 さん
・株式会社みずほ銀行 大櫃 直人 さん
・三輪 開人 さん
個人サポーターの皆様、本当にありがとうございました。
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/北原 透子/戸田 秀成
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