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8月31日~9月3日の4日間にわたって開催されたICCサミット KYOTO 2020。その開催レポートを連続シリーズでお届けします。今回は、すべてのプログラムが終了したDAY3の9月3日、旅館 南禅寺 八千代にて開催された、スタッフの打ち上げの模様をお伝えします。ぜひご覧ください。
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2021は、2021年2月15日〜2月18日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
※この打ち上げでは81名が集まりましたが、開催2週間後以降も
新型コロナウイルス感染症の報告がないことを確認しています※
9月3日のメイン会場。場内・場外すべてのプログラムを終えて、運営スタッフは機材の撤収にあたっていた。舞台は解体され、椅子も撤去され、荷物が運び出された会場は、大きなタペストリーを残すばかりとなった。18時近くになり、ほとんどのスタッフは打ち上げ会場へと移動している。
荷物の前で、輪になって最後のミーティングをしているチームがいる。最後まで返送する備品の確認をしていたのだろう、”備品大臣”の沖田真衣さんがいる受付チームだ。今回、感染症対策などで備品が爆増しており、受付チームには初のタスクが多くのしかかっていた。
この夜、最終日となる運営チームの慰労を兼ねて、ウェスティン都ホテル京都から徒歩10分、南禅寺近くにある旅館、八千代を貸し切った打ち上げが行なわれた。
会場に入ると、すでに集まったメンバーで乾杯が行なわれていた。準備日も含めると4日間を走りきったみんなの顔は開放感にあふれ、記録用のカメラ係が通るだけでも、拍手が巻き起こっている。
今回は、新型コロナ感染症が言われ始めた2月のICC FUKUOKA 2020のときとは状況が異なり、社会が大きく変わった中での開催となった。
その中で、670人を集めるカンファレンスを開催するという判断をし、密を避けるため場外のプログラムを拡充し、通常より人数を抑えたスタッフでの運営を再構築するという、主催者ICC小林 雅にとっては非常にプレッシャーの大きいICCサミットとなった。その緊張感から解き放たれた今、小林は特別プログラムで習ったばかりの能をスタッフに披露していた。
八千代の宴会場に、スタッフが集結した風景は圧巻だ。各チームの表情を追ってみよう。
A会場チーム
メイン会場で、カタパルトを6回開催する統括を三輪 開人さんと務めた福西 祐樹さん。いつも柔和な笑顔だが、大仕事を終えてさらにリラックスした表情だ。
B会場チーム
打ち上げの席でも真面目に熱く語り合っていたB会場チーム。坂井 健さんが初統括を務めた。
C会場チーム
C会場チームはマイペースに歓談。チームの個性はさまざまだが、事前の顔合わせなく、本番で力を出し切る自称”ネクラ”なメンバーで、事後アンケート最高評価のセッション(「大人の教養シリーズ『美食』『美酒』について語りつくす」)を運営した。
D会場チーム
フレッシュな顔ぶれのD会場運営チーム。ICCサミット開催前からチーム・ビルディングを重ね、息もぴったりだった。
E会場チーム
E/F会場の統括を務める宍戸 直也さん率いるE会場チーム。ワークショップが多い会場で、椅子やサーキュレーターの移動に追われた。
F会場チーム
最後まで元気いっぱいのF会場チーム。初統括の能任 花林さん含め最少人数の4人で走りきった。
誘導チーム
会場を縦横無尽に駆け巡っていた誘導チーム。今回からスピーカー控室チームも誘導チームに加わった。
メディアチーム
カタパルトの速報や写真を3日間に渡って発信し続けたメディアチーム。会場のセッションから特別プログラム、パーティまで、あらゆる場面を追った。
受付チーム
誘導チーム同様、大所帯の受付チーム。今回は密集を避けるため無鄰菴などのワークスペースの運営や、感染症対策などを主導して行なった。
サポートチーム
会期中さまざまチームのサポートを行ない、バリスタとしてラテも提供したサポートチーム。この打ち上げの時も、サーキュレーター設置やゴミの収拾までを完璧にサポートした。
大人数のため、最後まで感染症対策として、換気やフェイスシールドは欠かせない。スタッフは開催2週間前から開催中、および終了後も健康確認を行なっていたが、幸い参加者の方々を含め感染の報告はなかった。
対策の一貫として、今回のICC KYOTO 2020では、参加者の方々同様、スタッフも準備日からお弁当を食べ続けた。非常に美味しいお弁当で、最終日は和風洋風の2段という豪華版だったが、さすがに温かいものが恋しくなってくる。しかし、この場は食事よりも、この日に分かれる仲間たちとの時間が大切だ。
何やら、後ろのほうでこそこそと話が始まっている。
今回のサミットを最後に退社するICCパートナーズ社員で、メディアチーム統括の尾形 佳靖さんを送る企画が、この日の朝から進んでいた。発案者は同じメディアチームの池田 史さんと鵜飼 のどかさん。最初はチームでオンライン寄せ書きを送ろうという話で、筆者が同行する「Rose Farm Keiji」見学ツアーで花束を調達してくるという話で始まった。
ところがその話がいつの間にか、運営スタッフみんなに広がっていった。話を知った有志が集まり、寄せ書きはスタッフほぼ全員となり、この打ち上げの場を借りて贈呈式をしようという話で、BGMまで用意されていた。主催者だけでなく、スタッフにも過去最大の負担がかかった運営を乗り越えた最終日に、この団結力である。
何かが始まる予感で、ビデオカメラを手に立ち上がった尾形さんは、自分が主役だと知り驚いている。
仲間が作るアーチの中を通るように促され……
和ばらの花束が同僚の北原 透子さんから送られて、スピーチを求められた尾形さんは「ICCサミットを通じて出会った起業家、経営者のみなさん、運営チームの皆さんの挑戦を見て、自分ももっと挑戦したくなった」と語った。
ゆずの「栄光の架橋」が流れ、スタッフは腕を振り、大盛り上がりである。
「みんな、ありがとうございます!」寄せ書きを送られた尾形さんの目には涙が浮かんでいた。
その一部始終をしっかり収録したメディアチーム塩田 小優希さん
東京に戻ると、改めてチーム解団式ともいえるスタッフ打ち上げが用意されているが、それも密を避けるため2回に分けて行なわれる。翌日は出勤という人もいるために、すでに京都を離れているスタッフもいるが、これだけ全国から一同に解するのはこの場限り。多くは名残りを惜しむように八千代に泊まって語り合った。
写真を見返すと、このときは本当に疲労困憊だったものの、みんなが本当に笑顔で、いい顔をしていて、ずっと撮っていたいと思ったことを思い出す。「今年の夏の思い出はICC KYOTO 2020です」と言っていたスタッフもいた。
これにて、ICC KYOTO 2020の運営は終了と思ったのだが……設定されてもいないのに「チーム賞を獲りたい」と宣言したスタッフの言葉を、ICC小林は忘れていなかった。
(続)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成
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