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ICC FUKUOKA 2024 スタートアップ・カタパルトに登壇した、REVIVE 中島 惇生さんのプレゼンテーション動画【「ととのう」を科学した、幸せで自由な「KIWAMI SAUNA」を通じてウェルビーイングな社会を目指す「REVIVE」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット KYOTO 2024は、2024年9月2日〜 9月5日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
本セッションのオフィシャルサポーターは エッグフォワード です。
▶【速報】あらゆる製品の化学物質をデータ化し、企業を膨大・複雑な原料管理から解放する「ケミカン」がスタートアップ・カタパルト優勝!(ICC FUKUOKA 2024)
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【登壇者情報】
2024年2月19〜22日開催
ICC FUKUOKA 2024
Session 1A
STARTUP CATAPULT スタートアップの登竜門
Sponsored by エッグフォワード
中島 惇生
REVIVE
代表取締役
HP | X(旧Twitter)① | X(旧Twitter)②
2018年新卒で株式会社三菱UFJ銀行に入社。法人営業として3年半勤務。 銀行員時代にサウナにハマり、これまで国内外400以上のサウナ施設を訪問。 その経験から2022年株式会社REVIVEを創業し、同年愛知県名古屋市にととのうを超えた「きわまる」を目指すサウナ施設「KIWAMI SAUNA」を開業。開業から1年で延べ4万人以上を動員。
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中島 惇生さん 我々は名古屋市で、KIWAMI SAUNAというサウナ施設を経営するスタートアップです。
設立1年目、たった1店舗で売上1.1億円を達成
サウナブームと言われる昨今、サウナは乱立しており、ブームに乗じて開業した施設の閉店が相次いでいます。
そんな中、KIWAMI SAUNAは設立1年目、たった1店舗で売上1.1億円、営業利益5,000万円を達成しました。
KIWAMI SAUNAは今後、フランチャイズで日本全国に展開していきます。
サウナ経営にご興味のある方、ぜひ、協業しませんか?
衝撃的に気持ち良かったサウナデビュー
まずは、自己紹介をさせてください。
鳥取県鳥取市で生まれ、石川県金沢市で大学4年間を過ごしました。
新卒で三菱UFJ銀行に入社し、上京しました。
毎朝6時頃に家を出て、日付が変わる頃に家に帰るという生活でした。
そんな日々のストレスでうつに近い症状が出ていた時、友達に連れられて、初めてサウナに入りました。
衝撃的に気持ち良くて、サウナ後のご飯は久しぶりに味がして、すごく美味しかったことを、今でも鮮明に覚えています。
それ以来、サウナを毎日の習慣にし、仕事の成果も上がっていきました。
そして、世界中400施設以上のサウナをめぐり、徹底的に研究しました。
幸福度5年連続世界一の国フィンランドのサウナを訪問
なかでも、サウナ発祥の地であるフィンランドのサウナは衝撃的でした。
フィンランドは、2023年の国連の幸福度ランキングで5年連続世界一の国です。
フィンランド人は毎日サウナに入ります。
人口は550万人で、サウナは330万個あります。
ちなみに日本は2023年の幸福度ランキングでは47位で、サウナは2万個と言われています。
コミュニケーションを楽しむフィンランドのサウナ
日本とフィンランドでは、サウナの入り方に決定的な違いがありました。
コロナ禍の影響もあり、日本では黙浴が一般的です。
これは、私がフィンランドで日本人のサウナの入り方についていじられた動画です。
フィンランドのサウナには、幸せあふれる、自由で平和なコミュニティがありました。
家族や友達、さらにはその場に居合わせた人たちなど、老若男女が、とにかく幸せで自由で平和なコミュニケーションを楽しみます。
そして、幸福度が高い秘密を聞くと、皆が口を揃えて「毎日みんなでサウナに入れば嫌なことなんて忘れるだろう」と言いました。
夢に反して縮小する公衆浴場市場
僕は、このフィンランドスタイルのコミュニケーションを生み出すサウナを日本中に展開すれば、日本人の幸福度をもっと上げることができると強く確信しました。
帰国してすぐに、市場調査を始めました。
そこで分かったのは、日本の公衆浴場の悲惨な現状です。
施設数は過去10年間で半減、市場は大きくシュリンクしており、ビジネスモデルそのものの転換が必要でした。
夢で終わらせないために、ビジネスモデルを徹底的に考えました。
そして1期目の成果として、1店舗で売上1.1億円、営業利益5,000万円を達成しました。
初期投資の回収に10~30年かかると言われる業界で、たった1年で回収することに成功しました。
無駄を省きサウナ―が求める設備に集中
それでは、なぜ1年で回収できたのか。
KIWAMI SAUNAは無駄なものは作らず、サウナーが求めている設備を徹底的に追求して作ることで、初期投資を抑えながら圧倒的な体験価値を提供しています。
お風呂はなく、シャワーブースのみ。
サウナ、水風呂、どちらも一つだけ。
庭と蔵を再利用した休憩スペースは100平米を超える広さですが、コストはほとんどかかっていません。
開業前に行ったクラウドファンディングでは、1万円で制作を手伝える権利を販売し、60人のメンバーを集めました。
▶究極のサウナ『KIWAMI』を作ります!(CAMPFIRE)
工事の人手を増やすと共に初期の濃いファンを獲得、さらに、そのうち2名を店舗スタッフとして採用しました。
サウナ経営の2大コスト、水道光熱費と人件費を圧縮
高利益率の仕組みは、ランニングコストにあります。
サウナ経営の2大コストとして、水道光熱費は一般的なサウナの5分の1、人件費はミニマルな設備で清掃や水質検査の手間を削減、入退館のシステム化、完全キャッシュレス化などで、一般的なサウナの3分の1程度にしました。
圧倒的な低コスト経営を実現しています。
抽象的な概念「ととのう」を科学
なぜお客様は他のサウナではなく、KIWAMI SAUNAに来るのか。
KIWAMI SAUNAは、「ととのう」という抽象的な概念を科学しており、ととのい方が決定的に違うサウナです。
一般的なサウナとKIWAMI SAUNAの違いは、KIWAMI SAUNAは酸素濃度が高くて一切息苦しさのないサウナであることです。
どこに座っても、天然のアロマ蒸気が降り注ぎます。
さらに、サウナの中でドリンクが飲めるので、長くサウナに入ることができます。
芯まであたためてから水風呂に入ることで、ととのい度が高まります。
水風呂は日本一深い、水深2メートル。
まるでフィンランドの湖のように、全身を瞬時にクールダウンすることができます。
水温は、科学的に最適な16.5℃。
休憩スペースは、空と木々を見ながらととのえる外気浴スペースと、全天候型の内気浴スペースの両方を備えています。
チェアはフルフラット、リクライニング、椅子、うつぶせタイプなどがあり、畳スペースなど、それぞれが最もリラックスできるスタイルを選んで休憩できます。
毎週火曜はフィンランドスタイルのサウナに
さらに、サウナを通して幸せなコミュニケーションが生まれる場を作っています。
毎週火曜日をフィンランドスタイルのコミュニケーションサウナとし、お客様同士のコミュニケーションを促進しています。
毎週火曜日に来店する常連が生まれ、客数は増加。
KIWAMI SAUNAに、まるでフィンランドのような幸せで自由なコミュニティが出来始めています。
これらが評価され、様々なメディアにも取り上げられています。
開業からこれまで、広告や採用には1円も使っていません。
2期目に突入した現在も、お客様が増え続け、増収増益で推移しています。
町の銭湯と比較して圧倒的低コストで開業できるにもかかわらず、体験価値とととのい度は入会金数百万円のラグジュアリーサウナをしのぎます。
唯一無二のポジショニングです。
全国6都市でフランチャイズオーナー募集
今後の戦略としては、フランチャイズモデルで日本全国に展開していきます。
想定収入は、年商1億円、営業利益5,000万円です。
建築初期投資は5,000万円、加盟金が500万円、ロイヤリティは売上の10%です。
現在は1店舗で年商1.1億円ですが、5年後には100店舗で年商100億円を目指します。
コミュニティを生み出すサウナを日本全国に展開するべく、今年、まずはこれらの6都市でフランチャイズオーナーを募集します。
これらの都市の、人口1万人当たりのサウナ数の比較です。
候補の6都市は、KIWAMI SAUNAのある名古屋市に比べてブルーオーシャンです。
共に、最高のサウナを広めていただける方、KIWAMI SAUNAのオーナーになりませんか?
ぜひ、ご連絡をお待ちしています。
サウナでウェルビーイングな社会へ!
ストレス社会と呼ばれる昨今、サウナ入浴を習慣にする人が増えれば、日本の幸福度はもっと上がると本気で思っています。
全ての人がサウナを習慣にする幸せな社会へ、株式会社REVIVEの中島でした。
ご静聴ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/正能 由佳/戸田 秀成