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ICC FUKUOKA 2025 ガーディアン・カタパルト(シーズン4) に登壇した、any 吉田 和史さんのプレゼンテーション動画【ナレッジ共有を圧倒的に楽にする「Qast」で、学びを事業成長につなげる「any」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット KYOTO 2025は、2025年9月1日〜9月4日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションのオフィシャルサポーターはICCパートナーズです。
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【登壇者情報】
2025年2月17〜20日開催
ICC FUKUOKA 2025
Session 2A
ガーディアン・カタパルト (シーズン4) – 頂上対決 –
Sponsored by ICCパートナーズ
吉田 和史
any株式会社
代表取締役CEO
公式HP | 公式X
2012年〜、株式会社アイモバイルで国内最大級のアドネットワーク「i-mobile」のメディア営業に従事。数々のヒットアプリのマネタイズに携わると共に、オウンドメディアの設計・構築や全国各地でセミナーを企画/運営し、BtoBマーケティングを経験。
2014年〜、ゲームアプリを自社開発するグッディア株式会社でアライアンス営業、ゲームプランナー、アプリディレクターを行う。2015年にはWebメディア事業の事業部長に就任。
2016年にany株式会社を創業。3つのtoCプロダクトを事業譲渡し、2018年〜Qastの提供を開始。自身の原体験からサービスを考案し、顧客の声を元にプロダクトをアップデートし続け、30年間解がなかったナレッジマネジメントの最適解を提唱する。
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吉田 和史さん 突然ですが、皆さん、今回どのような目的でICCに参加していますか?

ぜひ、頭の中でイメージしてみてください。
答えは、様々あると思いますが、私は「学び」を目的にICCに参加しています。
学びを事業成長につなげるには、ナレッジ共有が必須
ICCでは様々なセッションやワークショップを通して学び、それを社内にナレッジとして共有し、事業を成長させていくことが目的です。
学び、ナレッジ共有、事業成長、ここで重要なことに気づきませんか?

学びと事業成長の間には、ナレッジ共有があるのです。
しかしこのナレッジ共有と聞いた途端、急に現実とのギャップが生まれてしまいます。

そもそも言葉の定義が曖昧で、何を投稿すれば良いか分からない、さらに時間もない。
必要性は理解しつつも、習慣化するのが難しい、それがこれまでのナレッジ共有でした。
ナレッジ共有を圧倒的に簡単にする「Qast」
でも、そんな皆さんに朗報です。
難しかったナレッジ共有を、圧倒的に簡単にすることができました。

それが、我々が提供する「Qast(キャスト)」です。

特徴①過去資料からファイルの要約を自動投稿
では、デモで3つの特徴をご紹介します。
まずは、「ファイル to ナレッジ」。
操作は非常に簡単で、このようにドラック&ドロップでファイルをアップロードし、作成ボタンを押すだけです。
すると、1ファイルにつき1つの投稿が自動で生成されます。
投稿には、ファイルの要約や、どの部署にどんな情報を伝えるものなのかが書かれており、さらには重要ポイントを抜き出し、投稿タグが自動で付与されます。
0から投稿を書く時間がない人も、過去資料をアップロードするだけでナレッジ共有が可能になりました。
特徴②業務の困りごとや知りたいことにAIが自動回答
次に、業務の困りごとや知りたいことをAIが自動回答する、「こましりchat」です。
例えば、このように、自分の業務に関連する困りごとを、チャット形式で投稿します。
すると、全ての投稿データから、AIが自動で、わずか数秒で回答してくれます。
さらに、圧倒的な高精度で回答できるのが、こましりchatです。
こちらはサイズに関する質問ですが、900ミリという回答が返ってきます。
どんなデータを参照しているかと言うと、こういった図面や手書きの文字列を読み取っており、それを使ってAIが正確に回答してくれます。
あなたの手書きのメモが従業員の役に立ち、業務スピードの向上につながります。
特徴③“暗黙知”を“形式知”にする良質な問いを自動生成
3つ目は、Q&Aです。

ナレッジは自ら書かなくても、質問によって引き出されます。
そしてこの度、このQ&Aを大幅にアップデートする新機能の発表です。

質問の生成をAIで自動化し、人間は音声入力で答えていくだけとなります。
では、デモでご紹介します。
Qastの使い方に関するナレッジを持っているという情報を、AIに与えます。
すると、質問が生成されます。
さらに、相づちや深掘りをする質問も、可能です。
これら全てのやり取りを、正確に体系立てられたメモへと自動で変換します。
先ほど私が話していた内容も、このように正確にテキスト化されています。
暗黙知を形式知にするための良質な問いを自動で生成し続けられる時代が、ついに到来しました。
日本国内で、“インサイトエンジン”市場を切り開く
ナレッジマネジメントの最適解となったQast、導入社数は既に数百社を超えており、大手企業への導入が加速しております。

某大手小売業では、すでに27,000人に導入いただいており、現場の知見がQastで共有されるようになって、オペレーションの改善につながっています。

東海理化という自動車部品メーカーでは、3,200名が部署や拠点を超えた技術継承を可能にしました。
MRR推移です。

この1年、生成AIを軸に、圧倒的な速度で事業が伸びております。
四半期に積み上げたMRRは、YOYで396%。
大企業への導入比率が高いことから、月次の顧客単価は30万円を超えており、継続率は99%です。

この領域は、グローバルではインサイトエンジンと呼ばれており、評価額1兆円を超える企業が既に出てきています。

我々は日本国内でこの市場を切り開き、マーケットリーダーのポジションを確立していきます。
勝ち続けるチームはナレッジ共有をしている
ここで、私の原体験の話をさせてください。

私は地元、ここ福岡でサッカー選手を目指し、学生時代はボールを蹴り続けていました。
成績はまちまちで、中学時代は九州大会で準優勝、大学では一部リーグから二部リーグに降格となり、その中でさらに下位争いをしていました。

この差は、どこにあったのか。
個のスキルではなく、チーム全員の目的が勝利に向いているのか、そして日常的にナレッジが共有されているか、が違いでした。
この傾向は、ビジネスの世界でも同じです。

勝ち続けるチームとそうでないチームの違いは、ナレッジ共有にあるのでした。
この原体験から、私はQastというサービスを始めたわけですが、6年間ある一つの問題と戦い続けました。

そうです、ナレッジ共有は、難しいのです。

でも、諦めずに顧客に向き合い続けたこと、そこに生成AIというテクノロジーが組み合わさり、難しかったナレッジ共有をようやく簡単にすることができました。


これからのナレッジ共有は、過去作った資料をアップロードして、AIの質問に口頭で答える、それだけでナレッジ共有ができる、そんな世界がついに訪れています。

ナレッジが、行動を変え、企業を変え、日本を変える原動力に
「ナレッジ共有なんて誰がやるの?」、これまで色々な方に散々言われてきました。

でも、今こそ言わせてください。
ナレッジ共有は、ここにいる経営者の皆さんがすべきです。

皆さんのナレッジが従業員の行動を変え、企業のあり方を変え、日本を変える原動力へとつながります。
だからまず、ここにいる皆さんが、ICCでの学びをナレッジとして共有していきましょう。

業務品質の向上、業務スピードの向上、問題解決スピードの向上、問い合わせ工数の削減、人材育成の早期化、業績改善、これら全て、Qast導入による効果です。

これをワンプロダクトで実現できるものは、他にありません。
ここにいる皆さんのナレッジが世の中を変え、今よりも活力のある日本を取り戻せると僕は信じています。

「チームウィルで、一歩先の世の中へ」、これが私たちanyのビジョンです。

ご清聴ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/戸田 秀成