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採用管理クラウド「MyRefer」は“簡単・楽しい・持続可能な”リファラル・リクルーティングを実現する!(ICC FUKUOKA 2019)【文字起こし版】

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ICCサミット FUKUOKA 2019 スタートアップ・ダイジェスト(後半)に登壇した、MyRefer・鈴木貴史さんのプレゼンテーション動画『採用管理クラウド「MyRefer」は“簡単・楽しい・持続可能な”リファラル・リクルーティングを実現する!』の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うためのエクストリーム・カンファレンスです。次回 ICCサミット KYOTO 2019は2019年9月2日〜5日 京都での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

本セッションは、ICCサミット FUKUOKA 2019 プラチナ・スポンサーの日本マイクロソフト様にサポート頂きました。


【登壇者情報】
ICCサミット FUKUOKA 2019
Session 12B
スタートアップ・ダイジェスト – 注目スタートアップを一挙紹介!(後半)
Supported by 日本マイクロソフト

(プレゼンター)
鈴木 貴史
株式会社MyRefer
代表取締役社長 CEO
公式HPSTARTUP DBLinkedInページ

1988年和歌山県生まれ。静岡大学を卒業後、2012年株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社。ITネット業界を中心に500社以上の企業の中途採用を支援した後、社長直下にてサービス開発部にて新規事業企画に従事。2014年にグループ歴代最年少で社内ベンチャー制度「0to1」を通過。1億円の社内出資の元、国内初のリファラルリクルーティング事業 MyReferを立ち上げ、日本にリファラル採用の概念を提唱。9ヶ月で黒字化を実現し社内ベンチャーカンパニーCEO兼 新規事業開発部ゼネラルマネジャーとして同社の新規事業拡大を牽引。2018年、事業譲渡によりMBOを経て完全独立。パーソルグループ初となるスピンオフベンチャー株式会社MyReferを設立、代表取締役CEOに就任。

「ICC FUKUOKA 2019 スタートアップ・ダイジェスト」の配信済み記事一覧


鈴木 貴史氏 皆さん、こんにちは。

株式会社MyReferの鈴木です。

私たちは、「会社とつながる全員をファンにする」リファラル採用プラットフォームを運営しています。

まずは当社の説明をさせてください。

転職シーンで高まる「リアルな情報」の価値

実は、私たちは通常のスタートアップではありません。

株式会社インテリジェンス、現パーソルキャリア株式会社から社内ベンチャーとして立ち上げまして、2018年に、株式会社サイバーエージェント以来20年ぶりに分離独立したスピンアウトベンチャー企業です。

私自身、もともと株式会社インテリジェンスの求人広告の営業として、1,000社を超える企業の採用のコンサルティングをしてきました。

そんな中で、企業の魅力を求人に落とし、候補者に伝えることをやってきました。

しかし今の世の中、もはや求人だけでは自社の魅力をなかなか伝えられないほど、求人情報が過多になっています。

転職候補者のトレンドも変化しています。

これまでは表面的なハード情報を重視するマーケットトレンドだったのが、近年はリアルでより生々しい情報を重視するトレンドになっています。

リアルな情報を簡単に発信・共有できるリファラル採用ツール

最もリアルで生々しい情報を配信する手段は何かと考えたときに、実はエージェントや求人広告ではなく、会社と最も近い社員からの発信、これこそが採用の競合優位性になるのではないかと考えました。

そこで我々は2015年に「Referral Recruiting(リファラル リクルーティング)」という概念を提唱しました。

実はこの概念を最初に日本に持ち込み、活性化させるクラウドサービスをローンチしたのは我々です。

これまでは社内ベンチャーだったので、なかなか社外でプレゼンする機会はなかったのですが、今回初めてこのような場でピッチさせていただく機会となりました。

「リファラル採用をやりたいけれど、できない」という企業様は非常に多くいらっしゃいます。

代表的な課題としては、促進する人事と紹介する現場双方に負荷が大きくて、定量的な数値も一切見えないこと。

そのためリファラル採用を促進できず、制度だけ作って終わってしまう状況でした。

そんな課題に対してMyReferは、人事、社員、そして友人、全員が“簡単に・楽しく・持続可能な”リファラル採用を実現するプラットフォームを展開しています。

社員のリファラル関心率をリアルタイムで可視化

サービス画面をお見せします。

従来のリファラル採用では、人事からの発信に対して社員がどれくらい興味をもっているのか一切わかりませんでした。

MyReferでは、人事が社員にコンテンツを配信することで、社員の興味度合いをリアルタイムで可視化できます。

また、時系列でどのようなキャンペーンを打つと、社員がどれほど動いたかもすべてわかります。

そのデータをもとに、社員ごとのリファラルへの参加率、友人への声掛け率、応募率、決定率というものが、すべてわかります。

人事の運用は極めてシンプルです。

Excelで社員情報の一括アップロードが可能なので、20秒で終わります。

続いて求人の作成です。

MyReferでは通常の求人に加えて、社員が簡単に紹介できるようなイベント求人を作ることもできます。

また社員が自社の魅力を再発見するような社内ニュースを配信することもできます。

MyReferの特徴はここからです。

これらのコンテンツの作成について、社員ごとの興味度合いや活動率などをすべてリアルタイムで可視化しながら、いつ・誰に・どんな内容を配信するかをサジェストします。

つまり、社員のロイヤルティを特定しながら、紹介率の高い社員、低い社員に対してパーソナライズされたメッセージを半自動で配信することができます。

ワンクリックでリファラル紹介が完結

人事からのコンテンツを受け取る社員は、ウェブまたはアプリでこれを確認することができます。

アプリにアクセスすると、タイムラインで人事が配信したコンテンツをリアルタイムで確認できます。

社内のニュースを確認して、自社の魅力を再発見することも可能です。

求人のタブをクリックすると、いま自社で募集している空きポストがリアルタイムでわかります。

どういうポストが空いていて、誰に声をかければいいかということもわかります。

ポストの書かれたページに入ると、その求人が誰向けなのかというインナー情報を確認でき、紹介するボタンを押すと、LINEなど各種SNSと連携していますので、ワンクリックで紹介を完結できます。

非常にシンプルです。

そして他の社員がどれくらい紹介しているかというデータもすべて取っています。

そのため(紹介した友人・知人の人数、紹介文の登録、紹介からの応募数・決定数に基づく)ランキングを見ながら皆で楽しく会社を作っていく、そういう採用エンゲージメントツールがMyReferです。

離職率50%の業界で、驚異の2%以下を達成

ある外食系の企業様では、MyReferを活用して1年半で250名の友人紹介採用を実現しています。

これの何がすごいかというと、通常の外食系企業は離職率50%ほど(※)なのに対し、この企業の離職はたったの5名、2%以下という驚異的な数値を叩き出しています。

▶︎出典:平成30年農林水産省食料産業局『外食・中食産業における 働き方の現状と課題について』

さらに、この写真の右側が母親で左側が娘という、信頼できる親子におけるリファラル採用です。

MyReferでは既存の社員やスタッフだけに利用を閉ざしていません。

会社を辞めて卒業した社員ともつながり続け出戻り応募を促進したり、またファンになり続けて友人を紹介してもらう、そういった活用も可能です。

ある企業様においては、MyReferのアルムナイ(alumni:卒業生)機能を活用して、半年間で5名の即戦力人材が戻ってきたという事例もあります。

MyReferで社員のロイヤルティがわかる

ここまで聞くと、リファラル採用は非常に効果的な手法だと思いますよね。

ただ一方で万能ではないのです。

促進するためにはエンゲージメントが不可欠です。

近年ではeNPS(※)やサーベイのようなアンケートをとってエンゲージメントを測るサービスが出てきましたが、MyReferを活用するだけで自動的にロイヤルティの特定ができます。

▶︎編集注:eNPSとは、Employee Net Promoter Scoreの略。従業員ロイヤルティを数値化する指標であり、従業員エンゲージメントの向上、従業員の離職率改善・定着率向上ができるとされる。

リアルなおすすめデータを求人に即時反映

リファラル採用に参加する社員は、言わずもがなロイヤルティが高いです。

そのため参加する社員の割合を競合比較で見たとき、自社のロイヤルティの偏差値がわかります。

また彼らが自社のどこをおすすめしたかもすべて自動で蓄積しています。

それにより、企業様はMyReferを使うだけで、社員のおすすめデータ、ポジティブなデータをすべて蓄積してブランディングをすることも可能になっています。

さらに、この蓄積したデータを求人に即時反映しています。

そのため、社員は自社の魅力を語らずとも、求人を送るだけでコンバージョンが取れてしまうという画期的なプロダクトになっています。

リリース2年半で業界No.1シェア

MyReferのトラクションです。

結論は、リリース2年半で業界No.1です。

大手のエンタープライズ企業に多くご利用いただいています。

個人の潜在的なポテンシャルを、リファラルで高める

最後になりますけれども、私たちは法人にだけ価値を提供しているわけではありません。

個人に対しても価値を提供しています。

一つのエピソードを紹介させてください。

私の友人は、5年間難関資格の勉強をずっとしており無職でした。

ただ彼は非常にポテンシャルが高く、バイタリティーも高く、週末ずっと勉強する勉強家でした。

そんな彼がエージェントに行ったときに渡される求人は1社のみです。

かたや転職回数0回、優秀大学卒業の28歳、この候補者はエージェントに行くと、20社以上の優良求人を紹介されます。

私自身大手の人材会社にいましたので、このリアルを目の当たりにしてきました。

一方で前者の私の友人は、週末はWantedlyで勝手に起業家に会ってビジネスの話を聞きに行ったり、1週間で7冊のビジネス書を読む、それくらい成長力が高い方です。

皆さん、こういう方、欲しくないですか?

僕は彼はすごくポテンシャルが高いと思っていますし、社会に出たら必ず活躍する人材だと思っているのですが、今の転職の市場ではこういった個人の転職の潜在的ポテンシャルは制限されています。

そのため、私たちは個人の転職のポテンシャルを、つながりにおける信用情報で高めていきたいと思っています。

「つながり」を活かし、雇用の最適配置と流動化に貢献する

MyReferでは社員が友人に対しておすすめした、お墨付きデータがすべて溜まっています。

どこの会社の誰が、なぜいいと言ったかというデータ、その数なんとこれまでで1万名以上のデータがあります。

これはエージェント、媒体、転職サイトにも掲載されておらず、誰も持っていない、我々だけのデータです。

これを用いて我々は、日本の転職市場に対して個人のポテンシャルを最大化させながら、新卒、中途、アルバイトすべてをディスラプトとしていきたいと考えています。

つながりこそが資産だと我々は考えています。

「つながりで日本のはたらくをアップデートする」

MyReferでした。

ありがとうございました。

(終)

▶︎実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

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編集チーム:小林 雅/花本 夏貴/浅郷 浩子/尾形 佳靖/戸田 秀成/小林 弘美

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