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ICC FUKUOKA 2021 スタートアップ・カタパルトに登壇いただき、5位に入賞した、Oh my teeth 西野 誠さんのプレゼンテーション【従来の価格の約1/3、最短2カ月で結果の出る歯列矯正を実現する「Oh my teeth」】の文字起こし版をお届けします。動画も合わせて、ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2021は、2021年9月6日〜9月9日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
本セッションは、ICCサミット FUKUOKA 2021 ダイヤモンド・スポンサーのノバセル にサポート頂きました。
▶速報記事リンク
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【登壇者情報】
2021年2月15〜18日開催
ICC FUKUOKA 2021
Session 1A
STARTUP CATAPULT
スタートアップの登竜門
Supported by ノバセル
西野 誠
株式会社Oh my teeth
代表取締役CEO
1994年生まれ。学生時代に物流スタートアップのオープンロジで第一号インターンとして創業期を経験。新卒で株式会社ワークスアプリケーションズに入社。退職後、株式会社Oh my teethを共同創業し、代表取締役CEOに就任。2019年12月、日本初の歯科矯正D2Cサービス「Oh my teeth」をローンチ。希望者含むユーザー数は4000名を超える。Open Network Lab 第21期 Demo Dayにて最優秀賞&オーディエンス賞を受賞。
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西野 誠さん 「自宅で歯並び、なおしませんか?」
歯科矯正D2Cブランド、Oh my teethの西野です。
歯医者に通うことなく、平均3カ月で終えられる矯正
審査員の皆さん、お配りしたお手元の白いマウスピースケースから、実際にマウスピースを手にとってみてください。
我々は、この透明で目立たないマウスピースを使って、歯医者に通うことなく、平均3カ月でガタガタの歯並びをきれいにするサービスを提供しています。
Oh my teethのターゲットは、まさに今このプレゼンを聞いてくださっている皆様のような方々です。
実際にOh my teethのユーザーは男性が7割で、年齢は26歳から40歳、職業はIT系や経営者、このような方々に支持されているプロダクトです。
クリニック来店後はLINEでフォローアップ
それでは早速、デモをご覧ください。
ユーザーはスマホでサクッと来店予約、表参道にあるOh my teeth専門の矯正歯科クリニックにチェックインし、ドクターによるカウンセリングと歯型スキャンを受けます。
ここまでの体験は、なんと無料です。
スマホで電子サインし、クレジットカード決済を完了させると、未来の歯並びのシミュレーションを確認できます。
シミュレーションを承認すると、自宅に矯正キットが届きます。
あとは、専属医療チームの指示に従って、マウスピースを装着していきます。
日々の矯正生活は、LINEを活用しリモートでトラックしていきます。
これが、Oh my teethの矯正体験です。
マウスピース矯正のビフォーアフター
では、Oh my teethでどのような成果が出ているのか、実際の症例をご覧ください。
例えばこの方は、すきっ歯に悩んでいたITベンチャーの営業マンです。
たった3カ月で、右側のように改善しました。
今では、手で口を隠さず、自信を持ってお客様と会話できるようになりました。
下の写真のような症例の場合、マウスピース矯正で治るのか?と思うかもしれません。
しかしこの方も、通院することなく2カ月で右側のように改善しました。
矯正と聞くと、歯に金具をつけるものをイメージするかもしれません。
しかし、Oh my teethでは、ほとんど気づかれることなく矯正できるのです。
どのくらいバレないかと言うと、実は私自身、今まさにマウスピースを装着しているのです。
滑舌の悪さは、もともとです(笑)。
ユーザーの98%が予定通りに矯正を終了できる
しかし、マウスピース矯正は継続が困難という課題があります。
食事中と歯磨きの時以外、1日20時間以上もマウスピースを装着しないといけないのです。
装着時間を守らないと効果を実感できず、負のスパイラルに陥ってしまいます。
これはダイエットと同じです。
そこでOh my teethでは、このように進捗状況を可視化したり、このままでは予定通り卒業できないというアラートを出したりして、モチベーションを維持させています。
その結果、Oh my teethのユーザーの98%(※1)が予定通り矯正を終えています。
一般的な矯正では1~2割ほどがドロップアウト(挫折)してしまうといわれているので、このデータは驚異的です。(※2)
※1,2 Oh my teeth調べ
治療範囲を前歯に特化し、費用を従来の約3分の1に
価格は、D2Cモデルによる中間コストカットと、治療範囲を笑った時に見える前歯に特化することで、従来の矯正価格の約3分の1を実現しました。
医療ローンを利用すれば、月々9,800円(税込)からなのでお手軽です。
そのため、NPS®(ネット・プロモーター・スコア)は63.84、Googleレビューは100件以上で平均4.8を維持しています。
▶編集注:NPS®は、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、サトメトリックス・システムズの登録商標。商品、会社、製品などを自分の友人に推薦するかという11段階の質問の回答をスコア化したもの。
この経験を通して、我々はただ単にマウスピースを提供しているのではなく、笑顔を生み出しているのだと実感しています。
テクノロジーに精通したメンバーと歯科矯正専門家がタッグ
では、そんな笑顔を生み出すチームはどんなチームなのでしょうか。
創業ストーリーと絡めてご紹介します。
私、西野は、もともとワークスアプリケーションズでエンジニアをしていました。
私自身、歯に悩みがあり、色々な歯医者に通いましたが、予約したのに待たされたり、価格が不透明だったりと、あまり良い経験をしてきませんでした。
特に我々が疑問に思ったのが、90~120万円という価格です。
そこで、自分たちで作ってみようと3Dプリンターで自作してみたところ、たった数万円でできてしまいました。
もちろん、矯正歯科の料金には、マウスピース以外の金額も含まれているため、そのまま比較することはフェアではありません。それでもテクノロジーを活用することで価格を下げることはできるのではないかと思ったんです。
この原体験を創業メンバーに話したところ、メルカリやAmazon、アクセンチュアといった企業で働く、テクノロジーに精通したメンバーが次々とジョインしました。
ちなみに、私以外は全員が副業で、リモートで仕事をしています。
さらに、日本でマウスピース矯正の症例数トップレベルのドクターもOh my teethのビジョンに賛同し、独占顧問契約を結んでいます。
▶歯科矯正D2C「Oh my teeth」に世界トップレベルのマウスピース矯正症例数を誇る伊藤剛秀氏が参画。矯正ドクターのための新たなネットワークプログラムも本日提供開始(PR TIMES)
1店舗で、月商2,000万円超え
ユーザー数は毎月伸びており、1店舗で月商2,000万円を超えています。
ちなみに日本の歯医者の平均月商は300万円です。
メディア掲載も増えており、ホリエモンさんこと堀江貴文さんとの対談動画も多くの注目を集めました。
▶月1.5万円から!自宅でできる Oh my teeth の歯科矯正(YouTube)
オンラボ(Open Network Lab)でも優勝を頂きました。
▶歯科矯正D2CのOh my teeth、「Open Network Lab 第21期 Demo Day」で最優秀賞とオーディエンス賞をW受賞(PR TIMES)
少なくとも3,800億円の潜在マーケット
我々は一発屋では終わりません。なぜなら歯科矯正市場は非常に魅力的だからです。
Oh my teethの潜在顧客は1,100万人以上、ここに3.8兆円の潜在マーケットがあると考えています。
もちろん全てとは言いません。
冒頭でもお伝えした通り、我々のターゲットは皆さんのように、スーツはFABRIC TOKYO、ビールはよなよなエール、じゃらんじゃなくて一休。WindowsではなくMacを選ぶ方々です。
MacBookのシェアは約10%と考えても、3.8兆円のマーケットのうちの3,800億円という十分大きいマーケットを狙っていきます。
主要都市にOh my teeth専門クリニックを開設予定
これを拡げるげるにあたり、まずは主要都市にOh my teeth専門のクリニックを展開していきます。
現在、Oh my teethの体験をコンパクトに凝縮したボックス、「Oh my teeth MODULE(モジュール)」を開発中です。
全国の歯科クリニックや商業施設、ドラッグストアに設置し商圏を一気に広げていきます。
これによりユーザーの口腔内データもどんどん溜まっていくので、AIによる矯正品質の改善や周辺商品開発につなげていきます。まもなくホワイトニングサービスや口腔ケア用品のECサイトもリリース予定です。
Oh my teethで最高の笑顔を!
最後に1つだけ皆さんに残念なお知らせです。
今回のスタートアップ・カタパルト、登壇者の皆さんのプロフィール写真の笑顔率がたった33%でした。
次回のICCサミット KYOTO 2021までは、半年あります。
皆さん、ぜひOh my teethで最高の笑顔を手に入れてください。
次回、登壇者のプロフィール写真を見るのが楽しみです。
テクノロジーでクールな歯科体験を目指す、Oh my teethでした。
(終)
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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/戸田 秀成/大塚 幸
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