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ICC FUKUOKA 2022 SaaS RISING STAR CATAPULTに登壇いただいた、トライエッティング 長江 祐樹さんのプレゼンテーション動画【「トライエッティング」のノーコードAI「HRBEST(ハーベスト)」は、最適なシフト生成を1ボタン・低コストで実現する】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回300名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2022は、2022年9月5日〜9月8日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションは、ICCサミット FUKUOKA 2022プラチナ・スポンサーのHelpfeel(Nota)にサポートいただきました。
▶【速報】集金業務をキャッシュレス化!教育市場に向けたやさしい支払い支援サービス「エンペイ」SaaS RISING STAR CATAPULT優勝!(ICC FUKUOKA 2022)
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【登壇者情報】
2022年2月14〜17日開催
ICC FUKUOKA 2022
Session 3A
SaaS RISING STAR CATAPULT
次のユニコーンを探せ!
Sponsored by Helpfeel(Nota)
長江 祐樹
株式会社トライエッティング
代表取締役社長 CEO
1989年愛知県生まれ。名古屋大学大学院工学研究科博士前期課程修了後、2016年〜2017年米国スタンフォード大学にて客員研究員としてAIによる新材料発見技術「Materials Informatics」研究に従事。一方で、共同生活していた現地スマートウォッチ開発スタートアップにて一時ジョインしAIソフトウェア開発支援を行う。2016年のTRYETING創業からは、AI技術を活用した在庫・生産計画最適化、人員配置最適化など『モノ・ヒトの最適化』技術の開発に従事。現在大手企業などからの資金調達を経て、メーカー・小売・商社などとの協業を中心にした『サプライチェーン最適化』を主題に、企業の基幹システムへローリスクなAI導入が可能なAaaSの提供および在庫生産管理・人員計画自動作成SaaSの開発提供を行なっている。
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長江 祐樹さん 「頭を使う業務の自動化」を行っている、トライエッティングの長江と申します。
よろしくお願いいたします。
本日ご紹介するのは、誰が、何時から、どれだけ働くかという「勤務シフト」を作成する、AIのSaaS「HRBEST(ハーベスト)」です。
「勤務シフト」は作成に時間がかかる複雑なパズル
「勤務シフト」とは、いつ、誰が、何時から何時まで働くかを埋めるパズルで、作成に非常に時間がかかるのです。
「勤務シフト」には、こんなにたくさん考慮しなければいけない条件があります。
研究では、30人1セットのシフトを作るには、6.8〜30時間かかると言われています。
これは1996年の論文で言われていたことなので、約30年間、解決されていない問題なのです。
▶池上 敦子、丹羽 明、大倉 元宏 :我が国におけるナース・スケジューリング問題。日本オペレーションズ・リサーチ学会、436-442、1996。
勤務シフトが必要になる業界は多数
勤務シフトが必要になる業務に携わっているのは4,184万人で、年間約1,680万回、シフトが作成されています。
▶早わかり グラフでみる労働の今産業別就業者数(独立行政法人労働政策研究・研修機構:産業別就業者数)
すごい数ですよね。
私たちは今、卸売・小売、また、豊田合成様から出資頂いていることもあるので製造業や倉庫、そのほか、医療・福祉・介護、宿泊、リゾートホテルなどの宿泊業に注力しています。
勤務シフトは働く人の生活や働きやすさに直結
翻って考えたとき、スタッフから見ると、勤務シフトは生活や働きやすさそのものなのです。
シフトを、生活時間に間に合うように、うまく作らなければ、彼らの生活が壊れてしまうかもしれません。
見込んでいた給料が入ってこない、生活ができない、家賃が払えない、授業が受けられない、共働き家庭で育児ができない、などは大変なことです。
シフト作成における課題
シフト作成はこんなに重要で不可欠なものなのに、非常に非生産的なのです。
それは、管理業務であるからです。
ベテランにしかできないし、メンタルコストは高く、そして、何も生み出さない。
コストにして、どれだけ生み出さないか、ご存知ですか?
逸失利益を試算してみたところ0.61兆円で、これは一昨年(2020年)の生活保護の支出実績の2倍です。
これが、ずっと見逃されてきたのです。
顧客の望む価格帯でのソリューションがない
私たちは、「頭を使う業務の自動化」を6年間続けてきました。
私たちにとって非常にチャレンジングな領域で、足掛け3年かけて開発してきました。
国内のシフト作成・支援ツール業界では、お客様の想定する、シフト作成に割く費用は1~6万円と安い。つまり人であれば、1~6万円でシフト作成ができてしまうのです。
この、顧客の想定する費用に合う製品が30年間なかったので、私たちはそこにチャレンジをしたのです。
1カ月30人分のシフト表を約5分で作成
「シフトをつくる」「つくったシフトを修正する」の2点について、ご説明します。
シフト希望は、画面から、クリックで簡単に入力頂けます。
非常にシンプルですので、あまりパソコンに詳しくない方でも使って頂けます。
ボタンを押すだけで、30人・28日分のシフト表が、約5分で作成できます。
スキルに応じた責任者設定、従業員間の相性設定が可能
そして、これはスタッフの管理画面ですが、スキルレベルによって、どの従業員を責任者にするのかも設定できます。
例えば、レジ締めや返金ができる人と、お会計対応ができる人は、スキルレベルが違いますよね。
そういったスキルレベルの違いも考慮に入れられます。
また、飲食店でもよくあるのですが、この人とこの人を一緒に入れるとケンカになりそうだなという場合があるので、従業員の相性設定も可能です。
シフト作成後の修正がしやすい画面設計
なかなか大変ですが、もっと大変なのは突然の変更なのです。
遅刻したり、子どもが突然熱を出したり、といったことがありますよね。
その際、代わりに入れる人がすぐに見つけられるような画面設定にこだわりました。
1日の予定が見られる「日(ひ)ビュー」で、休みの人が一覧で見られる画面をご用意しています。
ここまで簡単でも、現場の方に使って頂くのはなかなか大変なのですが、使って頂くため、AI以上に、見栄えにこだわっています。
急な休みとその振替対応など、シフト作成後の修正が必要な場面でも、誰がシフトに入っているか、休みなのかをパッと見つけられるようになっています。
月額2,980円でシフト作成時間を97.5%削減
私たちは、価格破壊戦略ということで、2,980円で提供しています。
2,980円で、30人用のシフト表が作れます。
20時間かかっていたのが、手作業も含めて、30分で行えるようになります。
つまり、97.5%も時間を削減できるのです。
なぜかと言うと、T2D3(※) の3期目に入っているノーコードAIの製品「UMWELT(ウムベルト)」を裏側でラップアップしていて、計算コストをUMWELT側に全部持ち出す「切り出し」戦略を採っているからです。
▶編集注:SaaSスタートアップの成長指標として使われる指標。“Triple, Triple, Double, Double, Double” の略で、サービス開始から年々3倍、3倍、2倍、2倍、2倍…と売上が成長することを指す(AMBIより)。
これが低価格の鍵になっています。
現場の声を聞き、T2D3で成長を目指す
トラクションです。
弊社は、先月(2022年1月)実績で、月間12.6万PVある独自のメディアを持っています。
1年間オープンベータでKPIをトラックしてきましたが、そこからの成約率は0.46%、つまり99%はオーガニックで獲得できるので、お安くご活用頂けるのです。
マーケティングオートメーションを、ゴリゴリに活用しております。
でも、現場を大事にしています。
ローンチすべく進めているLINE連携をはじめ、会計システム連携、労務管理、部署間移動、API連携など、現場の声を聞き、お客様に使ってもらいながら、地味な領域で、気づけばT2D3の製品が2つあるという会社を目指します。
お客様の生産性向上と働く人の幸せに貢献
「知能作業の自動化を通じて、お客様の生産性向上とはたらくひとの幸せに貢献する」ことを目指して、HRBESTは頑張ってまいりますので、応援のほどよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/戸田 秀成/大塚 幸
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