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AfriMedicoがベストプレゼンター−ICCカンファレンス KYOTO 2016 CATAPULT(カタパルト)-社会起業家特集-

9月6日〜7日にかけて京都府で開催中の招待制イベント「ICC KYOTO 2016」。
2日目にはピッチ型コンテストのカタパルト「CATAPULT(カタパルト)-IoT/ハードウェア特集-」「CATAPULT(カタパルト)-社会起業家特集-」「CATAPULT(カタパルト)-グローズ・ステージ-」の3つが開催されました。

「CATAPULT(カタパルト)-社会起業家特集-」では、5社が8分間のプレゼンテーションに挑み、その後審査員から3分間の質疑応答が行われました。
その中で見事にベストプレゼンターに選ばれたのは医療を通じて、アフリカと日本をつなぎ、健康と笑顔を届ける『NPO法人 AfriMedico』でした。各プレゼンターのプレゼンテーション内容やサービス概要は以下の通りとなっています。

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ベストプレゼンターに選ばれた町井恵理氏(中央)


株式会社machimori:市来 広一郎

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50年間人口が減少、高齢化率が45%、空室率が23%と、熱海は日本にとって課題先進地であるという。IBMでのコンサルタントを経て、熱海に帰郷。街歩きイベント、アクティビティ、農業体験をプロデュース。これまでの税金依存のまちづくりを変えるために、machimoriを創業。人通りが激減したメインストリートにあった空き家をカフェやゲストハウスに改装し、イベントを次々に展開。空き物件のリノベーションのお手伝いや創業支援を通して、熱海のまちづくりに貢献している。

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シュアールグループ:大木 洵人

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シュアールはIT×手話×ビジネスの領域で2012年6月からサービスをスタート。代表の大木さんは手話の「言語」としての美しさに惹かれ大学生で手話サークルを立ち上げ、映像制作などしてきた。現在は手話とITを組み合わせたサービス「モバイルサイン(遠隔手話通訳)」を提供しており、タブレット端末やパソコン、スマートフォンを利用し遠隔地からテレビ電話にて行うことで、いつでもどこでも手話通訳者を呼び出すことができ、障がい者雇用の現場や日常生活において役立っている。企業のCSR活動などを通じて月額3万円から支援することができ、これまで大手企業や行政など全国350箇所以上に導入されている。ITを駆使して手話のまったく新しい社会インフラを創造を目指す。

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特定非営利活動法人アスヘノキボウ:小松 洋介

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女川町で活動するNPO法人。東日本大震災の被災地は現在、今後日本全国で起こるであろう、様々な社会問題が先に起こっている課題先進地。街の80%が喪失し10%の方が亡くなった女川町では、全てを失ってしまったからこそ、今までの概念を捨てて全てのセクターで取り組みが進んでいる。「アスヘノキボウ」事業では、クラウドソーシングサービスと提携し、「勝手にフリーランス特区」等のコンセプトを提案。また女川町民の健康増進、予防医療のために「女川健康プロジェクト」を実施。現在は、最先端の水産工業機器の導入などが行われており、次世代の水産業のために活動を行っている。

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NPO法人 AfriMedico:町井 恵理

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「AfriMedico」は医薬品の提供を通じて日本とアフリカをつなぎ、健康と笑顔を届ける。アフリカでは医療資源そのものが不足しており、皆保険制度も存在しない。他にもインフラの不整備等により病院や薬局までのアクセスが悪い、受診までの待ち時間が長い、受診料が高いといった問題があり、容易に医療サービスを受けらないことも。このような状況に対し、日本に300年の歴史がある「置き薬」の仕組みをアフリカに広めるべく活動。 置き薬とは、家庭や公共の場に基本的な薬剤のセットを置いておくサービス。薬箱の設置には費用がかからず、病気や怪我で置き薬を使ったときにだけ、使用した分の費用を患者さんが払う先用後利モデル。 この仕組みによって、患者さんは遠い病院に行き、長い待ち時間を過ごす必要が無くなる。現在は、東アフリカのタンザニアを拠点に50箇所に設置、日本の薬も承認申請準備中であり、認定NPO法人化して他地域への横展開を狙う。

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特定非営利活動法人e-Education:吉川 雄介

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e-Educationは、これまで8,000人以上に、現地語で教育を提供している。「世界で最も開発が難しい国」といわれるネパールの事例では、農村部は教師不足が顕著である一方で、都市部ではAll-Englishで質の高い授業が行われており、格差が大きい。高校卒業認定試験の合格率は、農村部では28%しかない。e-Educationでは、現地語での教育DVDを作成、地域・学校と一緒に目標設定を行って教育コンテンツを作っている。実績として、過去40年間で1人しかいなかった、ある村の最難関大学への進学が、2010年〜2014年のわずか4年間で、43名まで増えている。ネパールと日本の架け橋になることをビジョンに活動継続中。

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ICCカンファレンス KYOTO 2016 「ICC SUMMIT」
「CATAPULT(カタパルト)-社会起業家特集-」
Supported by READYFOR

(プレゼンター)
市来 広一郎/株式会社machimori 代表取締役
大木 洵人/シュアールグループ 代表
小松 洋介/特定非営利活動法人アスヘノキボウ 代表理事
町井 恵理/NPO法人 AfriMedico 代表理事
吉川 雄介/特定非営利活動法e-Education 海外事業統括

(モデレーター)
米良 はるか/READYFOR株式会社 代表取締役

(審査員)
各務 亮/株式会社電通 プロデューサー
堅田 航平/スマートニュース株式会社 ヴァイス・プレジデント 財務担当
佐藤 光紀/株式会社セプテーニ・ホールディングス 代表取締役社長
高島 宏平/オイシックス株式会社 代表取締役社長
千葉 功太郎	/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員
中俣 博之/株式会社LITALICO 取締役
吉岡 秀人/特定非営利活動法人ジャパンハート 代表
吉田 浩一郎/株式会社クラウドワークス 代表取締役社長 CEO
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