バックオフィスのクラウドペーパーレス化時代に対応する「マネーフォワード」の黒田さんのプレゼンテーションをぜひご覧ください。編集上カットされている動画のデモもございますのでプレゼンテーションの動画も併せてご覧ください。
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登壇者情報 2016年3月24日開催 ICCカンファレンス TOKYO 2016 「カタパルト」(10分間のプレゼンテーション) (プレゼンター) 黒田 直樹 株式会社マネーフォワード MFクラウド本部 経費チームリーダー 九州大学大学院システム情報科学府卒業後、新卒でマネックス証券株式会社に入社。証券システムの開発・運用や社内システムの開発に従事。2009年、2011年の社内MVPを受賞。その後独立し、キュレーションメディア・掲示板サービスの開発や、SNS上でのマーケティングツールの開発などを行う。マネーフォワード入社後は、新規事業のディレクションおよび開発を担当し、マネーフォワードAPIの公開や、「MFクラウド会計」をゼロベースから作り上げる。現在は、「完全自動化」、「スマホで完結」、「ペーパレス」を特長とする、クラウド型経費精算サービス『MFクラウド経費』のプロダクトオーナーとして、企画・開発業務を担当
黒田直樹氏(以下、黒田) 初めまして。マネーフォワードの黒田と申します。
今日、私の発表テーマは「バックオフィスのクラウドペーパーレス化時代の到来」ということで、話を進めさせていただこうと思います。まず、マネーフォワードの紹介を簡単にさせていただきます。
マネーフォワードのビジョンは「お金を前へ。人生をもっと前へ。」ということで。お金に関するNo.1のインターネットサービスを目指しております。
事業ドメインは、個人向けに提供してます、家計簿資産管理サービスと、ビジネス向けに提供しております、MFクラウドというビジネスがございます。
こちらの、家計簿資産管理のほうは、ユーザー数350万人突破ということで、お陰様で順調に伸びております。この350万人の特徴として、マネーフォワードのユーザーの方、ビジネスパーソンの方がすごく多いんですね。
家計簿というと、主婦層の方が多いサービスも多いんですが、我々はビジネスパーソンの方に広く使っていただくという特徴がございます。
何と言っても、僕らのサービスの強みは「とにかく自動化する」っていうところなんですね。国内の銀行であれば、インターネットバンキングのあるところ、全部データが取れます。さらに、クレジットカードであったり、電子マネーであったりと。そういったところ2,500サービス対応しております。この辺りがマネーフォワードの一番の特徴です。
さらにB向けのほうのサービスに行きますと、MFクラウドとして提供してるサービス、今6つありますけれども。会計を中心に、その後、給与とか請求書とか、そして今年の1月にMFクラウド経費」というサービスをスタートいたしました。私はこちらのサービスも担当をしている者でございます。
早速ではありますが、こちらのサービスのデモ動画ををお見せしたいと思います。是非ご覧ください。
さて、ここから話をちょっと広げていきますと。バックオフィスのクラウド化、ペーパーレス化の現状というところで。日本のクラウドサービスの利用率がこのグラフです。こちらは、順調には伸びてきています。
ただ、アメリカと比較すると現状はまだダブルスコアなんですね。やっぱりここが日本とアメリカの生産性の大きな違いになっているというところだと思います。
さらに、クラウド化だけじゃなくて、ペーパーレス化となると、もっと現状はひどいです。ほとんど、領収証や請求書といったものを電子で保存してる会社は現状無いんです。
これは、現行の電子帳簿保存法がかなり厳しいので、全く進んでないということが大きな理由でございます。
今多くの会社では、この下の図にあるように、こういった膨大な領収証を、経理部が1個1個中身を精査して保存するという大変な業務を行っています。
それが生産性を落とす大きな要因になっているのではないかと思います。
ここで1つ。大きなトピックなんですが。今、平成28年度の税制改正が、参議院でされておりまして。もう衆議院は通過しました。年度末には参議院も通るでしょう。
その中身の大きな要点。電子帳簿保存法に関わる部分ですが。今までスキャナーで取らなければダメだった部分が、スマートフォンやデジタルカメラの画像でも電子保存できるようになるんですね。
最後に、まとめでございますが、バックオフィスのクラウド化、およびペーパーレスの普及というのは、まだ低水準です。
ただ、電子帳簿保存法というものが緩和の流れにあるので。本年からいよいよ、ペーパーレス化が本格的に広がってくるんではないかなと思ってます。
僕らのシステムも電子帳簿保存法に対応して参りますので。我々のプロダクトを使っていただくと。どんどん企業様の生産性が向上していくのではないかと思っております。
ご清聴ありがとうございました。
(終)
プレゼンテーション終了後は第一線で活躍する経営者やベンチャーキャピタリストの方々と積極的な質疑応答が行われました。
(コメンテーター 一覧) Emotion Intelligence株式会社 取締役 杉山 全功 氏 オ イシックス株式会社 代表取締役社長 高島 宏平 氏 株式会社じげん 代表取締役社長 平尾 丈 氏 C Channel株式会社 代表取締役社長 森川 亮 氏 takram design engineering 代表 田川 欣哉 氏 東京大学大学院 特任准教授 松尾 豊 氏 日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 技術理事 武田 浩一 氏 日本交通株式会社 代表取締役会長 川鍋 一朗 氏 株式会社ニューズピックス 取締役 NewsPicks編集長 佐々木 紀彦 氏 株式会社メルカリ 取締役 小泉 文明 氏 楽天株式会社 代表取締役副社長 山田 善久 氏
新しい産業をリードするトップリーダーが参加するコミュニティ型カンファレンスの特徴を最大限に活かした「カタパルト」は素晴らしい出会いの場となります。ICCカンファレンスではスタートアップのプレゼンテーションの場「カタパルト」の登壇企業を継続的に募集しております。スケジュールなどはぜひ募集ページをご覧ください。
編集チーム:小林 雅/根岸 教子
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