分散型動画メディアの最前線「DELISH KITCHEN」成功の秘訣(エブリー 吉田) – 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

分散型動画メディアの最前線「DELISH KITCHEN」成功の秘訣(エブリー 吉田)

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急成長する分散型動画メディア「DELISH KITCHEN」などを展開するエブリー吉田さんのプレゼンテーションをぜひご覧ください。動画のデモもございますのでプレゼンテーションの動画も併せてご覧ください。

ICCカンファレンスでは「カタパルト」登壇企業を継続的に募集しております。スケジュールなどはぜひ募集ページをご覧ください。

登壇者情報
2016年3月24日開催
ICCカンファレンス TOKYO 2016
「カタパルト」(10分間のプレゼンテーション)
(プレゼンター)
吉田 大成 
株式会社エブリー 代表取締役
2005年4月ヤフー株式会社に入社。2006年10月、グリー株式会社に入社後、事業責任者兼エンジニアとして、モバイル事業、ゲーム事業(「釣り★スタ」「探検ドリランド」等)、ゲームプラットフォーム事業の立ち上げに従事。2010年12月 同社執行役員、2012年9月 同社 取締役執行役員常務に就任し、日本事業全体を統括。2015年9月、株式会社エブリーを創業。

吉田大成氏(以下、吉田) 株式会社エブリーの吉田と申します。僕ら会社ができてまだ半年ぐらいしか経ってなくて、なかなか名前もご存知じゃない方もたくさんいらっしゃると思います。

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僕らは事業としては、動画メディアをやっております。最近はこういうメディアもあるんだなと、聞いていただければ嬉しいです。

僕ら、今、ミッションとしては「動画を通じて世界をもっと楽しく、もっと充実した毎日に」していきたいと思いメディアの運営をしております。

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具体的に何をやっているかと申しますと、動画コンテンツはここに書いてあるような各プラットフォーム、Facebookや、Instagram、YouTube、Twitter、Vineを通じて配信を行っております。

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今 僕らは自社のウェブサービスやアプリは一切持っておりません。全ての動画コンテンツをあえてプラットフォームに依存するかたちで配信しております。

そして各プラットフォームごとに、動画の時間や、求められる企画が違っているので、それらを全てチューニングした状態で配信をするということをやっております。

創業した当時からやることとしては、ここに書いてある、FOODとBEAUTYを取り組んでおり、この年明けから、NEWSやFAMILY、ENTERTAINMENT領域に対しても立ち上げを行っております。

これら領域の中で一番伸びているサービスになるんですけど。皆さんの中で、例えばFacebookとかで、「DELISH KITCHEN」という名前の料理動画を見られたことがある方っていらしたりとかしますかね。あ、ありがとうございます。身内ばっかりな気がしました(笑)。

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「誰でも簡単に明日すぐできるレシピ」というコンセプトで運営をしております。2016年1月末のデータにるんですけど、Facebookページのファン数が48万人、月間の再生回数が2,400万回。再生ユーザー数も400万人超え、リーチ数でいくとあともう少しで1,000万人というところまで来ているようなかたちとなっております。

直近で行くと、Facebookページとファン数が今65万人まで伸びてきております。

さらに、もう1つ別のプラットフォームとしてInstagramのほうは、15秒の動画で配信しておりまして、こちらが直近でファン数が16万人まで来ているようなかたちとなっております。

具体的に、どういう動画かと申しますと左手側にあるような動画を作っております。1月末に配信した動画になりまして、ちょうどバレンタインの直前であったこともあり、バレンタインに合わせて、チョコレートを使ったレシピになっています。

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女性の方向けになりますが、お菓子づくり好きな方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、結構、失敗するレシピが多い中で、失敗しないレシピとして紹介させていただきました。

この動画は、再生回数も200万回、「いいね!」数が6万6,000人に、シェア数が7,900回ぐらい行われておりまして、これは本当に多くの、皆さんがずっと見てくださりました。

2月14日、どうなったかというと。Instagramに、#delishkitchentvというハッシュタグをつけて、ユーザーの皆さんが「作りましたよ」という写真を前後1週間で1,000件以上も上げてくれまして、動画を見て楽しむだけではなく、そこからかならず料理をするというアクションまで起こしてもらえるような形となっております。

今、1日1本から2本、動画を配信しておりまして、ユーザーの方々は日々それを見ていただき、翌日にはFacebookページのコメント欄や、Instagramの写真として、こうやってアップしていただくというようなことになっております。

僕らがやっていることは、自社サービスの中で、動画の配信であったりとか、コミュニティを持つということではなくて。皆さんが普段使われているプラットフォームの中で動画を配信したりとか、こういったハッシュタグを使った、ゆるいコミュニティを作っていくということをやっております。

僕らは今後どういうことをやっていきたいかと言うと、例えば、このDELISH KITCHENの場合でいきますと、「料理=DELISH KITCHEN」というブランドというのを、いろんなプラットフォームを使って認知していただき、そして確立していきたいなと思ってます。

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さらに、「DELISH KITCHEN」というキーワードで、TwitterであったりInstagramで検索していただければ、同じように料理が好きなユーザーさん同士が繋がっていただけるようなかたちというのも作っていきたいと思っております。

そのために今僕らが大事にしていることとしては、ターゲットメディアであること。ただ単に再生回数が伸びればいいよねというのではなく、普段見ていただいているお客さんの期待値を必ず裏切らない動画をということをポリシーにしながら日々運営をしております。

もう1つは、自社制作によるオリジナルの追求をやっております。全て僕らが作ってるレシピ自体は、社内の料理研究家がレシピを考案して、実際に料理をして、自分たちで配信をするということをやっております。

もう1つ大事にしているところが、配信するだけではなくて、必ずそこで見てくださったユーザーさんと一緒に、コミュニティを上手く作っていくということをやっております。

去年の年末からユーザー数や再生回数が伸びてきたこともあり年明けから広告販売を開始しております。

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どういった広告を実施しているかというと、Facebookブランドコンテンツと呼ばれるネイティブ広告になっておりまして、普段配信している動画のフォーマットで、食品メーカーさんや、調味料メーカーさんの商品やブランドを上手くアレンジをしながら紹介していくことでその商品自体を認知していただくということをやっております。

一番最初にやっていただいたのが、オイシックス様になっております。ものすごく再生され、さらにユーザーさんもすごく満足度高かったです。

1本目の配信後にさらに2本目として、ひな祭りに合わせて新しい商品を、僕らの動画に合わせるかたちで作っていただいて販売をするというようなこともやっております。

さらに、サッポロビールさんでは、ビールに合うレシピを紹介することで、ビールを飲むことを喚起をする動画を配信しています。

女性向けでEC限定販売の「空模様」という商品になりますが女性の方が、休日にホームパーティをやりたいときに、このビールがあいますよってことを認知していただくことをやっております。

僕らとしては、10代、20代、30代、40代の方々がなかなかテレビを見なくなる中で、新しい商品を認知していただくというような動画メディアっていうのを作っていければいいなと思っております。

今後については、メディアのジャンル拡大に取り組んでいきます。もう既に展開してはいるのですが、この3ジャンルのメディア運営を開始しております。

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それぞれ、DELISH KITCHENに近いエンゲージメントを得ています。1つ目はメイクやヘアアレンジ、ファッションのコーディネート等を紹介するBEAUTYジャンル、2つ目はFAMILYジャンルで、主にママ向けです。

例えば、離乳食やお掃除、お洗濯、お裁縫など、ママが子育てをしていくなかで課題と感じていることを動画を使って紹介しております。

最後は、今年の3月から始めてますNEWSジャンルになります。これら3つのジャンルは、多分、今年の夏明けぐらいには、DELISH KITCHENと同じようなぐらいの再生回数やユーザ数になるようなメディアになってくるのではないかと思っております。

なぜ僕らがこういう配信方法でメディアを運営をやっているかっていう話になります。僕らが考えている今後のメディアの流通についてです。

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皆さんが持たれているスマートフォンのブラウザを起動していただいて、閲覧履歴を確認してみてください。今日、ブラウザでどんなページを見たかというのを確認してもらうと、実は意外に1~2件ぐらいしかなかったりとかするんですよね。

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アメリカのデータになってしまうんですけど。左側のグラフが1日のスマホの利用時間をアプリとブラウザに分けたグラフになります。

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薄い青色の部分がアプリを使っている時間、濃い黒色になっている部分がブラウザを使っている時間でして。実は90%近い時間でアプリを使っています。

さらに、右側のグラフが、アプリの中でどのジャンルのアプリを使っているかというと、ニュースメディアを使っている時間よりも、ほかのアプリを使っている時間が多く、全体の1/4はSNSを使っていたりしています。

僕らとしては、どこの利用時間を取りにいきたいかというと、このアプリの利用時間の全てに対して、動画を配信していくということをやっていきたいなというふうに考えています。

もう1つが、今後のメディアの制作がどうなるかっていうところなんですけれども。よくこういった動画をやっていると、テレビをどう置き換えてきますか?であったり、ウェブメディアの延長線上で、雑誌をどう置き換えていきますか?新聞をどう置き換えていきますか?という質問を受けることがあります。

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僕らの答えとしては、伝えていく情報自体はそれほど変わらないと思うんですけど。テレビでも雑誌でもない、スマートフォンネイティブな、新しいエクスペリエンスを創り上げることっていうことをやっていきたいなというふうに考えております。

具体的にはどういうことかと言いますと、雑誌は、写真と文字しかなかったり、テレビは映像と音声しかなかったりしたと思うんですよね。

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これに対して、スマートフォンというのは、「写真」「文字」「映像」「音声」というのをミックスさせていて、新しいプロダクトを作るというぐらいの勢いでコンテンツを作っていかなければいけないと思っております。

テレビをどうするか、雑誌をどうするかではなくて、スマートフォンならではの新しいコンテンツメディアというのを、僕らとしては作っていきたいと思っております。

そうなってきますと、どういった人材っていうのが必要になってくるかっていう話になります。やはり今までに比べると、より複数のスキルセットが求められると思っています。

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具体的には今までに比べて、企画編成力であったりとか、ブランドを上手く作っていくことに加えて、インタラクティブなコンテンツの開発力や、各プラットフォームのごとのマーケティングノウハウをもっていたり、もしくは、上手くコミュニティマネージメントスキルがあるというのが、今後のメディア運営には大事になってくると考えています。

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もう1つが、さきほどお話ししたネイティブ広告みたいな新しい広告商品を作っていくことや、さらにはメディアのさらに延長線上として、例えばコンテンツ課金したりとか、そこからECに繋げていくような、ユーザ課金というのも、一緒に考えて行けるというメンバーが増えてくればいいかなと思っております。

僕らは冒頭にお話しした通りに、法人向けメニューも何もないのですが、皆さんにお願いしたいのは、採用を頑張りたいなというふうに思っておりまして(笑)。

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もしこの記事を読んでいただいた方も含めて、こういった新しいことに対して興味をありそうな人がいるよ、とかありましたら、ぜひご紹介いただいたりとかできればいいなと思っております。

参考情報: エブリー社のWantedlyの採用募集ページ

あと、こういったメディアに対してどんどん広告出していきたいとか、こういうメディアを作ってみたいというお話ありましたら、ぜひご紹介していただければ。

動画を通じて世界をもっと楽しく、もっと充実した毎日にしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

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(終)

プレゼンテーション終了後は第一線で活躍する経営者やベンチャーキャピタリストの方々と積極的な質疑応答が行われました。

(コメンテーター 一覧)
Emotion Intelligence株式会社 取締役 杉山 全功 氏
オ イシックス株式会社 代表取締役社長 高島 宏平 氏
株式会社じげん 代表取締役社長 平尾 丈 氏
C Channel株式会社 代表取締役社長 森川 亮 氏
takram design engineering 代表 田川 欣哉 氏
東京大学大学院 特任准教授 松尾 豊 氏
日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 技術理事 武田 浩一 氏
日本交通株式会社 代表取締役会長 川鍋 一朗 氏
株式会社ニューズピックス 取締役 NewsPicks編集長 佐々木 紀彦 氏
株式会社メルカリ 取締役 小泉 文明 氏
楽天株式会社 代表取締役副社長 山田 善久 氏

新しい産業をリードするトップリーダーが参加するコミュニティ型カンファレンスの特徴を最大限に活かした「カタパルト」は素晴らしい出会いの場となります。ICCカンファレンスではスタートアップのプレゼンテーションの場「カタパルト」の登壇企業を継続的に募集しております。スケジュールなどはぜひ募集ページをご覧ください。

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編集チーム:小林 雅/根岸 教子

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