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【速報】経営管理データを迅速に一元化できるプランニング・クラウド「Loglass」がカタパルト・グランプリ優勝!(ICC KYOTO 2021)

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「ともに学び、ともに産業を創る。」エクストリーム・カンファレンス 「Industry Co­-Creation(ICC)サミット KYOTO 2021」(2021年9月7日〜9月9日開催)、9月8日の朝に「CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ) – 強者が勢揃い -」 Sponsored by AGSコンサルティング が開催されました。

第一線で活躍する審査員が注視する中、12社のスタートアップが各7分間の熱いプレゼンテーションを繰り広げました。審査員の投票の結果、経営管理データを迅速に一元化できるプランニング・クラウド「Loglass」(ログラス)が優勝いたしました!


結果速報

ICCサミット KYOTO 2021 Session 6A 「CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ) – 強者が勢揃い -」優勝は、経営管理データを迅速に一元化し、経営の機動力を高めるプランニング・クラウド「Loglass」(ログラス)でした!

同率第2位は、音楽家の新たな収益源となる音源利用プラットフォーム「Audiostock」(オーディオストック)でした。

同率第2位は、軽さ・暖かさ・薄さを備える植物性素材でサステナブルなアパレル業界を創る「KAPOK JAPAN(カポックジャパン)」でした。

第4位は、高機能産業用水中ドローンで地球上すべての水中アクセス手段を提供する「FullDepth(フルデプス)」でした。

同率第5位は、どこでも眼科診療を可能にするスマホ装着型デバイス「Smart Eye Camera」(OUI Inc.)でした。

同率第5位は、抹茶マシンを通じて、健康的かつサステナブルな世の中を創る「Cuzen Matcha(空禅抹茶)」(World Matcha)でした。

当日の中継映像もぜひご覧ください。

登壇サービス・プロダクト一覧

優勝:経営管理データを迅速に一元化し、経営の機動力を高めるプランニング・クラウド「Loglass」(ログラス)

株式会社ログラスは、「テクノロジーで、経営をアップデートする」をミッションに掲げ、次世代型経営管理クラウド「Loglass」を提供する2019年設立のスタートアップ企業。同社のLoglassは、予実管理や着地見込、管理会計など、即時性と正確性が求められる企業の経営情報を一元管理し、その分析と可視化を効率的に実現する。2021年4月には、情報セキュリティ管理体制の強化のため、国際規格ISMS認証を取得した。ICC KYOTO 2020のスタートアップ・カタパルト3位入賞以降、エンタープライズでの導入も決まっている。代表取締役の布川氏は、Loglassの提供を通して企業内で分散している情報を集約し、経営戦略で正しい意思決定を行える環境を提供したいとしている。


布川 友也
株式会社ログラス
代表取締役
HP | STARTUP DB

慶應義塾大学 経済学部卒。 新卒で投資銀行に勤務。M&A、IPOアドバイザリー業務に従事。その後、上場直後のITベンチャー企業に経営戦略担当として参画し、IR・投資・経営管理等を中心に業務を行い、入社半年で全社表彰を獲得。その後、東証一部への市場変更を経験。株式会社ログラスを創業、代表取締役に就任。

同率第2位:音楽家の新たな収益源となる音源利用プラットフォーム「Audiostock」(オーディオストック)

株式会社オーディオストックは、「音楽を生み出す人をハッピーにする」をミッションに掲げ、楽曲・効果音などの音素材をサブスクリプションで提供するプラットフォーム「Audiostock」を運営する2007年設立のIT企業。動画制作が日常的となった今、著作権を気にせずサブスクリプション形式で使える豊富な音源リソースとして、2万組以上の音楽家が毎月1万以上の音素材を提供している。従来のJASRACや著作権権利者の複雑な構造をシンプルにし、音楽家の新たな収益化プラットフォームを築いている。その結果、2020年にYouTubeで再生されているオーディオストックの音源は累計132億回に及び、年間の音楽家たちへの分配額は1億円を突破、TikTokと包括契約も締結した。代表取締役社長の西尾さんは自らもミュージシャンで、若い音楽家が活躍することが難しい業界で、正当な収益を得られる仕組みを作り、よりクリエイティブに活躍できる場を広げていきたいという。


西尾 周一郎
株式会社オーディオストック
代表取締役社長
HP | STARTUP DB

1982年岡山県生まれ。4歳からヤマハの教室でエレクトーンを習い始め学生時代はバンド活動や音楽制作にのめり込む。2007年に「音楽を生み出す人をハッピーにする」を理念とする株式会社オーディオストックを設立。音の流通プラットフォーム「Audiostock」では、音楽クリエイターが制作した音楽作品の収益化を様々な販路によって実現します。法人・個人が動画のBGMとして使用するためのライセンス販売や、Apple Music・Spotify等での音楽配信、TikTok等の有名サービスへの提供など多数の収益機会を提供。私たちは音楽×ITのスタートアップとして、業界の不合理をハックします。求める音が求める人に届き、誰もが安心して音楽を活用できる世界を実現すべく、テクノロジーの力で音楽の流通を革新します。

同率第2位:軽さ・暖かさ・薄さを備える植物性素材でサステナブルなアパレル業界を創る「KAPOK JAPAN」(カポックジャパン)

KAPOK JAPAN株式会社は、植物のカポックの実の繊維を使用したアパレルを製造・販売するファッションブランド「KAPOK KNOT」を展開するスタートアップ企業。カポックの実の繊維は、繊維の短さから従来は糸にすることが難しかったが、旭化成と共同でシート化する技術を開発した。コットンの約8分の1の軽さで吸湿発熱の機能を持ち、ダウンのような暖かさをもたらすこと、動物性由来・石油由来の素材ではないことから「エシカル・ダウン」とも呼ばれている。「消費者」の選択を増やし、「生産者」の労働を守り、サステイナブルな「環境」に寄り添ったものづくりを目指している。2021年秋冬にはBtoBの素材導入が複数決まっており、8月末には表地・裏地・ボタン・糸・接着剤にいたるまで、100%プラントベースド(植物由来)の素材で作ったコートを販売予定である。


深井 喜翔
KAPOK JAPAN株式会社
代表取締役
HP

1991年生まれ、大阪府出身。1947年創業のアパレル企業双葉商事の四代目。1日に10回以上「カポック」と発する自称カポック伝道師。2014年慶應義塾大学卒業後、ベンチャー不動産、大手繊維メーカーを経て、家業に戻る。現在の大量生産、大量廃棄を前提としたアパレル業界に疑問を持っていたところ、2018年末、カポックと出会い運命を確信。KAPOK KNOTのブランド構想を始める。

第4位:高機能産業用水中ドローンで地球上すべての水中アクセス手段を提供する「FullDepth(フルデプス)」

株式会社FullDepthは、産業用水中ドローンの開発・販売をする2014年設立のスタートアップ企業。同社が提供する DiveUnit 300は、危険な場所や作業が困難な場所で、人に代わって水中の映像や水温・水質等の情報を取得する。簡単に持ち運びができるコンパクトなサイズであるが、最大300mまで深海での潜水が可能で、視界が悪い状況でも音響装置の搭載により対象物の状況を把握、クラウドで映像共有もできる。活用先としては、洋上風力発電所、ダム、養殖場、水族館など水中の保守点検を挙げている。代表取締役社長の伊藤氏は、地球上すべての水中の状態を情報化できる世界の実現を目指すとしている。


伊藤 昌平
株式会社FullDepth
代表取締役社長
HP | STARTUP DB

1987年生まれ。筑波大学第三学群工学システム学類卒。大学在籍時よりベンチャー企業において、ロボットの試作開発に従事。 2014年6月に独立し、株式会社FullDepth(旧:空間知能化研究所) 設立、代表取締役社長 CEOに就任。2020年11月、国土交通省「海における次世代モビリティに関する産学官協議会」に委員として参画。2021年2月MITテクノロジーレビュー主催の「Innovators Under 35 Japan 2020」発明家部門受賞。

同率第5位:目標は世界の失明率50%減、どこでも眼科診療を可能にするスマホ装着型デバイス「Smart Eye Camera」(OUI Inc.)

OUI Inc.は、「医療を成長させる」ことをミッションに掲げ、眼科医療機器「Smart Eye Camera (SEC)」を開発する2016年設立の慶應義塾大学医学部発ベンチャー。同社のSECはスマホアタッチメント型で、眼瞼・角膜・結膜・虹彩・水晶体等の傷や炎症のほか、緑内障、白内障等の多くの目の病気を、既存の診断機器と同様に診断可能。2021年1月に本格的に販売を開始した。「2025年までに、予防できる世界の失明率を50%減らす」ことをビジョンに掲げ、白内障の早期発見、治療につなげるべく、国内では人間ドックでの活用や離島(東京都)での遠隔診断、海外ではベトナム、モンゴル、ザンビア、マラウイ、ケニア、コンゴ民主共和国といった国の医療過疎地への支援活動を行っている。


清水 映輔
慶應義塾大学医学部眼科学教室 特任講師 / OUI.Inc CEO
HP | STARTUP DB

2013年慶應義塾大学医学部卒、眼科専門医・医学博士(同大学で取得)。東京歯科大学市川総合病院、慶應義塾大学病院など勤務。眼科医として、ドライアイや眼アレルギーを専門とし、特に自己免疫疾患関連の重症ドライアイに関して多数の臨床研究や基礎研究の実績をもつ。2016年に同級生の眼科医3名とOUI Inc.を起業、ベトナム無料白内障手術ボランティア参加をきっかけに、医療現場の課題となるニーズを発見し、帰国後に、安価で誰でもどこでも眼科診察が可能な「Smart Eye Camera」を発明、学術化の後に医療機器として、実用化に成功した。現在、慶應義塾大学医学部眼科学教室特任講師兼任。2020年 国際失明予防協会 The Eye Health Heroes award・第十四回日本シェーグレン症候群学会奨励賞・2018 ARVO/Alcon Early Career Clinician-Scientist Research Award等受賞。ICCサミット FUKUOKA 2021 リアルテック・カタパルト優勝。

同率第5位:抹茶マシンを通じて、健康的かつサステイナブルな世の中を創る「Cuzen Matcha(空禅抹茶)」(World Matcha)

World Matcha Inc.は、サントリー出身の塚田英次郎さんと、大学以来の知人である九州八女生まれの八田大樹さんにより設立された茶事業スタートアップ。ペットボトル緑茶の普及により品質の高い日本茶が消えてしまうという危機感から、世界でその需要を作り出し産地を保護することを目指し、抹茶エスプレッソマシン“Cuzen Matcha(空禅抹茶)”を開発した。Cuzen Matchaは茶葉からそのまま抹茶を抽出することができ、点てる必要なく誰でも手軽に抹茶の美味しさを味わうことができる。2021年7月には、米国で先行販売していたCuzen Matchaを、国内で販売開始した。



塚田 英次郎
World Matcha Inc.
Co-founder & CEO
HP | STARTUP DB

1975年生まれ。1998年東京大学経済学部卒業後、サントリー株式会社入社。国内飲料事業の新商品開発を担当し、DAKARAやGokuriなどのヒット商品を生み出す。その後、米国スタンフォード大学経営大学院(MBA)へ留学。卒業後は日米で茶事業に12年間携り、烏龍茶、伊右衛門を担当後、2013年には特茶を大ヒットさせる。米国では Stonemill Matchaを立ち上げ、抹茶カフェ事業を開始。2019年 サントリーを退職し、米国にてWorld Matcha Inc.を創業。抹茶の飲用機会を世界へ拡げるため、抹茶を粉で流通させる業界常識を覆し、碾きたての抹茶を家庭で楽しむMATCHAマシンと100%オーガニックのMATCHAリーフから、最高峰の抹茶体験をお届けする「Cuzen Matcha」を開発し、2020年10月米国にて発売開始。これまでにCES 2020イノベーション賞、Time誌Best Inventions of 2020、iF Design Award 2021など世界で数々の賞を受賞し、カリフォルニア州を中心に熱狂的なファンを構築している。2021年7月より、日本でも販売開始。


美術品の修復・補修の技術と衛生対策技術で社会や文化を守る「清華堂」

株式会社清華堂は、表具を祖業とする1923年創業の老舗企業。現在は、表具・額装を含めた作品の仕立てをする「美術表装」、原画を恒久的に残す「デジタルアーカイブ」、展示空間や保存環境などのアドバイスをする「建築内装提案」を事業の柱としている。新型コロナウイルス感染症流行による展覧会の中止で同社の売り上げが激減するなか、美術品のコーティング事業で培った技術で「SEIKADOU SRW-30コーティングスプレー」を開発し、衛生事業に展開した。同スプレーは、美術品を保管する箱で用いていた液剤を空間に転用したもので、超微粒子の被膜を形成することで、5分で99.9%以上のウイルスを不活性化、効果は摩耗しない限り3~5年持続可能だという。高い即効性・持続性から近鉄電車2,000両、日本航空の全54空港に利用されている。専務取締役の岡本氏は、古いもの、壊れたものを修復しまた使う、もののライフサイクルを楽しむ社会を作りたいと語る。


岡本 諭志
株式会社清華堂
専務取締役
HP

1986年 大阪市生まれ。2013年 慶応義塾大学大学院 政策メディア研究科修了。同年NPO法人モクチン企画の起業を経た後、組織の内製化に興味を持ち、大工を自社で育成する株式会社平成建設に入社。4年間建築設計に従事し、住宅・店舗・医院など10件を設計担当。2017年、家業である株式会社清華堂に入社。美術品の修理修復の技術を立脚点に、モノのライフサイクルを楽しむ社会をビジョンとして掲げ、新規事業を展開している。2021年7月より代表取締役社長に就任。(1923年創業の4代目)

栄養豊富で美味しい”寝かせ玄米”で、健康と持続可能な世界を目指す「結わえる」

株式会社 結わえるは、高い栄養価を持ちながら、炊くのが大変で美味しくないとされがちな玄米を独自製法で炊飯することにより、もちもちの食感と美味しさを引き出した玄米ごはん「寝かせ玄米」を製造・販売するフード系スタートアップ。「玄米を美味しくすれば世の中を変えられる」という信念のもと、美味しい主食を軸とする食生活と続けられるライフスタイルの提案で、世界の健康問題の解決を目指している。食・健康の情報提供を行うWEBマーケティング事業やファンづくりのためのワークショップ事業も行う。2020年5月には新工場が完成、年間1,800万食の製造能力を実現するとともに、卸売・OEM受託もスタートした。今後は玄米を通じて予防・ヘルスケア領域のトータルヘルスケアソリューション企業を目指していく。


荻野 芳隆
株式会社結わえる
代表取締役 CEO
HP | STARTUP DB

株式会社船井総合研究所で5年、ヘルスケア領域、特にライフスタイルの激変を起因とする生活習慣病や伝統産業の衰退に問題意識を抱き、予防分野のコンサルティングを行い、自身も栄養学、東洋医学、食事療法、心理学の研究を重ねる。2009年 「世界の主食を茶色くし持続可能な世の中を創るホールグレインカンパニー」株式会社結わえるを創業。栄養価は高いが食味の悪い“玄米”に着目し、もっちもちで誰もが驚く美味しさを実現した製造技術「寝かせ玄米®」を開発。DtoC事業【飲食・物販事業(10店舗)、EC、自社工場製造の玄米ごはんパック(月30万食)】、卸し・OEMを展開。今後、ランチ+健康管理アプリのトータルヘルスケアソリューションサービスをリリース予定。

買い物を“栄養素”に変換し「栄養データにもとづく健康社会」を創る「SIRU+(シルタス)」

シルタス株式会社は、食品の決済情報から栄養管理ができるアプリ「SIRU+(シルタス)」を提供する2016年設立のスタートアップ。「SIRU+(シルタス)」は、スーパーマーケットのポイントカードに紐付いた食料品の決済情報を「栄養素」に変換できる。ユーザーは、提携するスーパーマーケットのポイントカードから世帯レベルでの栄養状態を把握できるほか、栄養状態にあわせた食材や、アプリ連携でスーパーのかごの中身から栄養不足を診断し食材のレコメンドを受けることができる。レコメンドに伴う食材のクーポンや無料サンプリングの実証も進めており、ユーザーの健康促進と企業の売上向上を図る。同社の研究では、栄養バランスの整った買い物をしている人ほど健康との結果が出ており、将来的には消費者の栄養データカンパニーとして、データの利活用で、地域の健康づくりにまで貢献したいという。


小原 一樹
シルタス株式会社
代表取締役
HP | STARTUP DB

大学卒業後、特殊冷凍を扱うベンチャー企業でフードテック事業に従事。食の領域に携わる中で、「食の健康の不可視性」と「食事管理のハードルの高さ」に課題を感じるようになり、自動で個人の栄養バランスが分かるシステムの開発に着手。
「食べたいものを食べて健康に」というビジョンのもと、2019年3月に買い物データから食事管理をするアプリ「SIRU+(シルタス)」をリリース。神戸市や弘前COIと協働して市内スーパーでの実証実験を行い、全国展開を進めている。
また、創業初年度から3年連続で、経産省や総務省の「データ利活用における実証実験」に参画。食に関わるさまざまなビッグデータの分析にも注力し、小売・流通や食品メーカー、ヘルスケア事業など幅広い分野の企業及び、自治体と協業を行なっている。

消費期限間近の食品を特価で販売し、フードロス削減を目指す「KURADASHI(クラダシ)」

株式会社クラダシは、「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」をミッションに掲げ、社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」を運営する2014年設立のスタートアップ企業。同社のKURADASHIでは、フードロス削減に賛同するメーカーから協賛価格で提供された、消費期限間近の商品を最大97%オフで会員に販売し、売上の一部を社会貢献活動団体へ寄付している。メーカーは余剰在庫の保管・処理にかかるコストの削減、会員はお得な買い物ができ、両者ともフードロス削減だけでなく社会貢献もできる。代表取締役社長の関藤氏は、KURADASHIの運営を通して、2030年までに日本のフードロスを半減させたいと語る。


関藤 竜也
株式会社クラダシ
代表取締役社長
HP | STARTUP DB

1971年大阪生まれ。1995年総合商社に入社し、高度経済成長期の中国駐在を経て独立。
戦略的コンサルティング会社取締役副社長を経て、2014年フードロス問題を解決するため、株式会社クラダシを設立し代表取締役社長に就任。SDGs採択の7カ月前に社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」を開始。その売上の一部を社会貢献活動団体に寄付している。

センシング技術で術後リハビリや健康づくりを支援する「グレースイメージング」

株式会社グレースイメージングは、2018年設立の慶應義塾大学発ヘルスケアスタートアップ。ソニー株式会社と提携し、汗中の乳酸を連続的に計測・数値化できるウェアラブルデバイスの開発を行い、心不全の予後について効果的ながら高額のため実施率の低い「運動療法(心臓リハビリテーション)」への安価・簡便な活用を目指している。新規事業としては乳酸以外に筋肉代謝に関わる物質のセンシングも進めており、低酸素トレーニングが可能なウェラブルデバイスの開発にも取り組んでいる。



中島 大輔
株式会社グレースイメージング
代表取締役CEO
HP | STARTUP DB

1982年福岡県大川市生まれ。2008年慶應義塾大学医学部卒業。2015年慶應義塾大学医学研究科修了。大学院在籍時に汗中乳酸をリアルタイムに計測可能な技術に出会い、2018年同技術の展開を行う‘グレースイメージング’創業。脈拍や体温の様な、普段人が目にする人体のバイタルデータに、近年医療やスポーツ運動領域への適応を目論んで開発がすすむバイオセンサのデータが加わる未来を目指す。同社は東京都先端医療機器アクセラレーションプロジェクトに採択され、まずは医療機器承認およびスポーツでの展開を目指し機器開発を行っている。医師・博士(医学)・整形外科専門医・脊椎脊髄病指導医・現慶應義塾大学医学部整形外科学教室特任助教。

超大型3Dプリンターで樹脂造形の常識を変えていく「ExtraBold(エクストラボールド)」

株式会社エクストラボールドは、2017年設立の大型3Dプリンターの開発・販売を行うテックベンチャー。現状の3Dプリンターには、造形速度が遅い、1m以下の物体しか作れない、材料(樹脂ペレット)費が高いといった課題があった。そこで同社は、超高速大容量吐出の3Dプリントヘッドを開発し、1,700×1,300×1,020mmの造形が可能な3Dプリンター“EXF-12”を開発した。汎用品の材料を使用でき、一度造形したものを粉砕・再利用できることや、12フィートコンテナに収納しトラック、飛行機、船による運搬・移設が容易にできるモビリティ仕様などの特長をあわせもつ。現在量産化に入っており、世界中の既存の工作機械に装着できるさまざまな3Dプリントヘッドを研究開発中。現状は工場で処理されている樹脂ゴミのリサイクルにも取り組みたいとしている。


原 雄司
株式会社エクストラボールド
代表取締役
HP | STARTUP DB

入力から出力までをスムーズにでつなげる解決策として、大型3Dプリンターや全身3Dスキャナーなどのハードウェアの研究開発と販売を行うメーカーとして株式会社エクストラボールドを起業。以前は、大手通信機メーカーで3DCAD/CAMソフトのユーザーとして生産技術現場経験を経て、格闘家を続けながら3D-CAD/CAMメーカーに転職しソフト開発を担当。その後3Dの知見を活かし、製造業からアート・デザイン、医療、教育分野まで多岐にわたる分野を支援するソリューション会社を起業し12年間代表を務めた。30年以上ものづくりと3Dテクノロジーに深く関わってきたバックボーンを活かし、専門メディアでの記事連載や書籍なども出版。現在は大型3Dプリンターやマテリアルリサイクルの研究を進めつつ、デジタル人材育成やその他様々な3Dものづくりの研究開発を行っている。

表彰式

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/古川 琢郎/榎戸 貴史/板橋 今日子

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