「ともに学び、ともに産業を創る。」エクストリーム・カンファレンス 「Industry Co-Creation(ICC)サミット KYOTO 2023」(2023年9月4日〜9月7日開催)、9月5~6日に新企画「SAKE AWARD」 が開催されました。こちらの記事では審査員とオーディエンスによる投票で予選ラウンドを通過した上位6社と、4つの部門賞に輝いた酒を紹介します。
初開催の「SAKE AWARD」では、全国から集まった11の酒蔵が自慢の酒を出品、酒のスペシャリストや酒を愛する審査員たちによる試飲体験を行い、予選ラウンドでは美味しさ、製法へのこだわり、ブランディング、想いへの共感といった観点から部門賞を選出し、決勝トーナメントに進む6つの酒蔵を選出しました。
「美味しさ」部門は「haccoba」、「製法へのこだわり」部門は「阿部酒造」、「ブランディング」部門は「HINEMOS(RiceWine)」、「想いへの共感」部門は「haccoba」が1位を飾り、決勝ラウンドには「haccoba」「阿部酒造」「稲とアガベ」「ANTELOPE」「マルカメ醸造所」「HINEMOS(RiceWine)」が進出しました。
結果速報
部門賞
・「美味しさ」部門
1位 「haccoba」 2位 「阿部酒造」 3位 「ANTELOPE」
・「製法へのこだわり」部門
1位 「阿部酒造」 2位 「haccoba」 3位 「マルカメ醸造所」
・「ブランディング」部門
1位 「HINEMOS(RiceWine)」 2位 「haccoba」 3位 「稲とアガベ」
・「想いへの共感」部門
1位 「haccoba」 2位 「阿部酒造」 3位 「稲とアガベ」
決勝トーナメント進出
決勝トーナメント進出の6社は以下の通りです。
1位通過 haccoba
2位通過 阿部酒造
3位通過 稲とアガベ
4位通過 ANTELOPE
5位通過 マルカメ醸造所
6位通過 HINEMOS(RiceWine)
出展企業の詳細は以下をご覧下さい。
出品酒造・酒一覧
阿部酒造:0からリスタートの創業200年酒蔵
酒造からひとこと
1804年創業ながら、この30年で酒蔵から酒屋へ業態変更し、遂には5代目で酒蔵を閉業しようと決意。どうせ潰れるなら足掻かせてくれと6代目が戻り、もう一度酒蔵として輝くため既存の日本酒の枠組みに囚われない酒造りで少しずつ進化中。担い手の増殖こそ飲み手が増える一番の近道と担い手支援にも力を入れている。
出品酒、ブース、造り手紹介
貴醸酒製法×スパークリングで体感する。至福の大人デザート。
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阿部 裕太
阿部酒造
製造責任者
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1988年東京都生まれ。2010年(株)ぐるなびへ入社。法人営業部新潟県担当として第四北越銀行(当時:北越銀行)とのビジネスマッチングサービス基本契約書の締結を行い、「新潟の生産者や自治体」と「飲食店」をつなぐプロモーション営業に従事。2016年阿部酒造株式会社へ入社し2017年より現職。「あべ」ブランドを展開し製造数量を9年で8倍まで拡大。 2021年より酒蔵の伝統的な技術「米麹」作りを生かし、米麹甘酒を使った「ノンアルコールドリンク製造販売事業」を開始。第一弾として「クラフトコーラシロップ」の製造販売を行う。2022年より「クラフトコーラ製造場」を立ち上げノンアルコールドリンクの量産に着手。また、2017年より業界の活性には新たな造り手の登場が必須と考え、若手蔵人の育成にも力を入れ始める。主な卒業生に「wakaze」杜氏今井将也、「haccoba」CEO 佐藤太亮、「LIBROM」製造責任者 穴見峻平。現在も2名の研修生が研修を行う。
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稲とアガベ:クラフトサケを起点にまちをつくる醸造所
酒造からひとこと
2021年に秋田県男鹿市で創業したクラフトサケ醸造所です。自然栽培で大事に育てた米はあまり磨かずに「技術を磨く」というコンセプトでお酒造りをしてます。男鹿を未来に繋ぐべく、レストラン、食品加工所、ラーメン店を創業した、まちづくり会社としての側面もあります。クラフトサケブリュワリー協会の代表です。
出品酒、ブース、造り手紹介
米と麹とリンゴを発酵させたクラフトサケです。本商品は醸造後ブルゴーニュのオーク樽に貯蔵したスペシャルバージョンです。製造数量449本の限定酒です。稲とリンゴの上澄み部分のみを贅沢に使用しました。オーク樽の芳醇な風味がお酒を底上げしており、今シーズンの稲とアガベを代表する一本に仕上がりました。
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岡住 修兵
稲とアガベ
代表取締役
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1988年、福岡県北九州市出身。神戸大学経営学部を卒業後、秋田県・新政酒造で酒造りを学ぶ。その後、秋田県大潟村の自然栽培のパイオニア農家の下でお米づくりを学んだのち、東京都・木花之醸造所で初代醸造長を務める。2021年に秋田県男鹿市に「稲とアガベ醸造所」をオープン。無肥料無農薬の自然栽培米を「あまり磨かずに」用いて、新ジャンルのお酒「クラフトサケ」造りを行うとともに、完全予約制のレストラン「土と風」を経営。2023年春、廃棄される食材を宝物に変えるというコンセプトの食品加工所「SANABURI FACTORY」を立ち上げ、酒造業界において廃棄リスクが非常に高い酒粕をマヨネーズにする加工生産をスタート。今後はラーメン屋やホテルなどを建設して、多くの優良な雇用を創出することを目指す。クラフトサケブリュワリー協会初代会長。
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haccoba:かつての「どぶろく」の自由な文化を現代的に表現した酒蔵
酒造からひとこと
一時人口がゼロになった福島県の小高というまちで、2021年に誕生した酒蔵。「酒づくりをもっと自由に」という思いのもと、かつてのどぶろく文化を現代的に表現。ジャンルの垣根を超えた自由な酒づくりを行う。
自分たちの事業を通して、自律的な地域文化と自由な酒づくりの文化を取り戻すことを、本気で目指しています。
出品酒、ブース、造り手紹介
jam(写真右)
一般販売はせず、イベントや一部飲食店さま限定流通のお酒。
最初はうっかりミスから、思いがけず美味しい副原料の組み合わせに出会ったお酒。
エルダーフラワーとホップによるマスカットのような香り、麹と乳酸菌による甘酸っぱい味わい。そして山椒レモネード粕が爽やかな後味を下支えしています。
さまざまな副原料をかけ合わせているからこそ楽しめる、重層的な味わいをぜひ体感してください。
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佐藤 太亮
haccoba -Craft Sake Brewery-
代表取締役
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「酒づくりをもっと自由に」という思いのもと、ジャンルの垣根を超えた自由な酒づくりを行う酒蔵「haccoba -Craft Sake Brewery-」を福島県の小高・浪江というまちで営む。かつて日本でつくられていた自家醸造酒「どぶろく」のレシピや文化を現代的に表現したお酒を展開。福島県の浜通り地域で酒蔵を営みはじめたら、気候変動というグローバルな課題がいつしか自分ごととなり、電力事業も始めている。慶應経済学部卒。楽天やWantedlyを経て独立。クラフトサケブリュワリー協会副会長。酒づくりの修行先は、世界一美味しいと思っている新潟県の酒蔵「阿部酒造」。
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RiceWine:時間に寄り添う日本酒 “HINEMOS”を製造
酒造からひとこと
時間に寄り添う日本酒”HINEMOS” 銘柄名にはSHICHIJI(PM7:00)のように時間を採用。各銘柄は全く異なる味わい。今までの日本酒の概念を変えるような花蜜を思わせる濃醇な低アルコール酒から、伝統的でクラシックな味わいなものまで。さまざまな日本酒があなたの特別な時間に寄り添います。
出品酒、ブース、造り手紹介
夜の始まりを告げるスパークリング日本酒
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渡辺 毅志
RiceWine
取締役COO
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2009年、京都大学農学部卒業後、株式会社リクルート新卒入社。旅行領域にて営業やWEBマーケティング、新規事業の推進責任者として従事 2015年、国家公務員経験者採用試験(係長級)に合格、農林水産省に入省。食料産業局へ配属され、課の総括業務や、TPP関連の法改正業務に従事。 2016年、農業法人を共同創業。創業メンバー(取締役)として会社立ち上げからECサイトの作成・運営、広報、カフェの開業、マーケティング、菓子商品の製造・調理、営業など幅広く担当。その後ヘルスケアスタートアップへの参画を経て、2020年、株式会社RiceWineに入社。COO/CMOとして、主に営業・マーケティング・人事面を担当。
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LIBROM:福岡県産にこだわった街ナカ・クラフトサケ醸造所
酒造からひとこと
「日本酒文化をもっと身近に」をコンセプトに、福岡の中心である天神や博多から徒歩圏内に醸造所を構える街中醸造所。全て福岡県産の原料にこだわり、フルーツやハーブ、スパイスなどを日本酒発酵途中に加えて造るクラフトサケ。目標はヨーロッパ1の米どころイタリアでの日本酒造り。
出品酒、ブース、造り手紹介
米、米麹、レモンバーベナで醸したお酒。甘酸っぱい飲み口にハーブの心地よい香りが特徴。ミラノ酒チャレンジ2023 プラチナ賞受賞酒
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柳生 光人
LIBROM
代表取締役
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2016年大学卒業後、山口県の新谷酒造に酒造り。2017年石川県、農口尚彦研究所入社。2020年株式会社LIBROM設立。2021年LIBROM Craft Sake Breweryオープン。
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マルカメ醸造所:創業80年の果樹園が立ち上げたシードル醸造所
酒造からひとこと
長野県南部、南アルプスを望む高台で80年以上続く果樹園が立ち上げたシードル醸造所。まだ「Japaneseシードル」のカテゴリが確立されていない中、「日本のリンゴ農家だからこそ作りうる味わい」を追求しています。手間暇をかけて栽培した生食リンゴ本来の美味しさを最大限に引き出したお酒、ぜひお楽しみください。
出品酒、ブース、造り手紹介
MARUKAME CIDER3種
左:MARUKAME CIDER 甘口
生食用リンゴで作るシードルの美味しさを追求したお酒。酸味や香りに特徴のある5品種のりんごをブレンドし、セミスイートに仕上げた甘口シードルです。繊細で華やかな、リンゴ本来の香りを大切に仕込んでいます。リンゴ農家自身が果物の栽培から仕込みまで一貫して携わっており、厳しい目利き/選別をしたうえで原料を決定しています。瓶内2次発酵により生み出されたきめ細やかな泡立ちをお楽しみください。
中央:MARUKAME CIDER 低アルコールタイプ甘口
まだ「Japaneseシードル」というカテゴリが確立されていない中、手をかけて栽培した生食用リンゴの美味しさを最大限に引き出した”日本のリンゴ農家だからこそ作れるシードル”を目指したお酒です。りんご本来の華やかな香り、新鮮な果実感を最大限に引き出したシードル。2次発酵を行わず、初期段階で発酵を止める方法で醸造した低アルコールタイプ。リンゴそのままの、非常にフルーティな味わいの甘口。華やかなシードルです。
右:MARUKAME CIDER 辛口
酸味や香りに特徴のある5品種のりんごをブレンドし、リンゴの持つ爽やかな香り、リンゴ酸由来の酸味を活かして仕上げた辛口シードル。リンゴ農家自身が果物の栽培から仕込みまで一貫して携わっており、厳しい目利き/選別をしたうえで原料を決定しています。瓶内2次発酵により生み出されたきめ細やかな泡立ちをお楽しみください。
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北沢 毅
フルーツガーデン北沢
COO(マルカメ醸造所)
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1991年生まれ。有限会社フルーツガーデン北沢COO。北海道大学農学部で学ぶ。野村證券にて新規開拓営業に3年半従事し、現職。長野県の標高650mの高原にて、4代にわたりリンゴをメインとした果樹栽培、直売、加工、農園観光事業に取り組む。DMOと組んだ農園レストラン企画、オーベルジュ企画の立ち上げに参加。2019年にシードルの醸造所である「マルカメ醸造所」を立ち上げ。醸造家である弟と仕込んだシードルは初仕込みで国際コンクール「Fuji cider challenge2020」にてSilver賞、Bronzeを受賞。その後2022年の同コンクールまで3年連続の受賞を重ねている。原料の決定権を持つリンゴ農家が自身で仕込む、高品質な果実の味わいをストレートに活かした“日本らしいシードル”作りにこだわっている。
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白百合醸造:1938年創業の伝統ある山梨県勝沼のワイナリー
酒造からひとこと
白百合醸造は昭和13年に創業し80年以上の歴史ある4代つづく老舗ワイナリーです。創業当時から近隣の農家と相互扶助の関係を築き上げつつ、ワイン造りは原料となるぶどうの良否が大切であるという信念のもと、早くから農家と協力し、ぶどう栽培からワイン造りまで一貫して取り組んでいます。
出品酒、ブース、造り手紹介
クラフトワイン「イチゴブランデースパークリング」
このワインにはお酒を混ぜて味わいを整えるアッサンブラージュという技と蒸留、酒精強化、カーボネーションという技法を使っています。山梨県産マスカットベリーAと甲州の2種類のワインをアッサンブラージュし、父が近所の農家さんから依頼され、造った面白いブランデーの中から苺ブランデーを混ぜて酒精強化し、スパークリングに仕上げています。
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内田 圭哉
白百合醸造
常務
HP
2017年東京農業大学醸造科学科卒業後、渡仏。ブルゴーニュでフランス国家資格上級技術者免状栽培醸造責任者を取得。2020年より白百合醸造常務取締役。
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YOROKOBI BREWERY:”フツウ”ではない体験を提供する創業2年のクラフトビールメーカー
酒造からひとこと
RICE株式会社は国内・海外起業のデジタルマーケティング支援事業、クラフトビール製造販売事業「YOROKOBI BREWERY」を運営しています。YOROKOBI BREWERYでは、ビールは喜びであるということをコンセプトに、「美味しく」「面白く」「新しく」を軸に商品開発。「フツウ」じゃないビール提供する中、他業種とのコラボによりお客様と新しい接点を築き、ビールを通した喜びの体験を販売しています。
出品酒、ブース、造り手紹介
ENDLESS PARADE – Smoothie Sour Ale
トロトロな飲み口!押し寄せるフルーツの甘みと酸味
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恒松 毅宥
RICE株式会社(YOROKOBI BREWERY)
代表取締役
HP | STARTUP DB | X(旧Twitter)
1994年、神奈川県鎌倉生まれ。青山学院大学教育人間科学部心理学科卒業後、就職はせずにバックパッカーとして海外を放浪。帰国後、海外ビジネスに関わるベンチャー企業のインターンシップにて1年半ほどデジタルマーケティング業務に従事し、2018年にフリーランスとして独立。独立後はアジア・ヨーロッパに拠点を構える海外企業の日本進出支援や、大手通信企業のデジタルマーケティング業務に従事。2020年に主に海外企業の日本進出支援を行うRICE株式会社を設立し代表取締役に就任、同時期に国内大手企業向けのデジタルマーケティングエージェンシーである株式会社werollの取締役にも就任。2021年にRICE株式会社の新規事業としてYOROKOBI BREWERYを設立。その後現在に至る。
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ANTELOPE:国内初のクラフトミード(蜂蜜酒)醸造所
酒造からひとこと
ANTELOPEは国内初のクラフトミードハウスです。醸造学を何年も学んできたことを活かし、太古より作られてきた蜂蜜酒/ミードを僕たちなりに咀嚼し表現しました。蜂蜜だけでなくフルーツやスパイスの使用、あるいは発酵方法の違いでも味わいに幅を持たせました。甘いだけじゃない、”今っぽい”ミードです🐝
出品酒、ブース、造り手紹介
ジントニックをイメージしたライムとジュニパーベリーを使用した甘めなミード
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谷澤 優気
ANTELOPE
代表
HP | X(旧Twitter)
滋賀県でミードという蜂蜜のお酒を作っているANTELOPEの谷澤です。よろしくお願いします!
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飛騨クラフト:瓦屋3代目が始めたリキュール専門製造所
酒造からひとこと
創業75年の歴史を持つ有限会社森瓦店。2022年酒造免許を取得し『飛騨クラフト』として人との繋がりを大切にし、手間暇をかけた手作りの品を創り出すブランドとして新たな一歩を踏み出しました。独自の技法で、深みあるビターな味わいを生み出すのが得意。季節や産地の個性を映し出す逸品を創り上げていきます。
出品酒、ブース、造り手紹介
1回の仕込みで12,000個の国産レモンの皮を使い、飛騨の湧き水で仕上げたレモンのお酒です。
一般的なリキュールは果汁と原酒を混ぜ合わせて製造をしているのに対し、私たちはリモンチェッロの本場イタリアの手法で皮を数週間漬け込んで製造をしているため、濃厚なレモンの香りと味を味わうことができます。今までにないレモンのお酒が誕生しました。
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森 孝徳
森瓦店 代表取締役
グッドマンキッチン 代表取締役
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2007年:株式会社ルネサステクノロジ(現ルネサスエレクトロニクス株式会社)不良解析エンジニアとして入社、2009年:有限会社森瓦店入社、2011年:有限会社森瓦店3代目代表取締役就任、2018年:株式会社グッドマンキッチン代表取締役就任、2022年:有限会社森瓦店新規事業としてリキュール製造事業(飛騨クラフト)立ち上げ。
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Far Yeast Brewing:多摩川源流の醸造所と蒸留所
酒造からひとこと
“ Democratizing beer ”‐「産業化によって画一的な大量生産商品になってしまったビールの多様性と豊かさをもう一度取り戻す」というミッションのもとに展開。「馨和 KAGUA 」「Far Yeast」「Off Trail」のビールシリーズの他、「Azeotrope」という蒸留酒ブランドを展開。
出品酒、ブース、造り手紹介
Off Trail Azeotrope Beer Distilled Gin Sansho Punch New Pot
ロスビールをアップサイクルし、蒸留酒として再生。和歌山県産のぶどう山椒をメインに据え多様なボタニカルでアロマを創出。東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2023 洋酒部門でジンとしては唯一の最高金賞。
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山田 司朗
Far Yeast Brewing
代表取締役
HP
1975年生まれ。大学卒業後、ライブドアなどIT系のスタートアップ複数社でファイナンスを担当。2005年、イギリス・ケンブリッジ大学にてMBAを取得。足掛け3年間の欧州生活中に多様なビール文化に触れる。帰国後、起業準備期間を経て、2011年にFar Yeast Brewing株式会社を設立。当初は契約醸造(製造を外部委託する形態)で事業をスタートし、2017年に念願の自社醸造所を山梨県小菅村で開業する。「馨和 KAGUA」「Far Yeast」は現在世界27カ国で販売されている。直営飲食店は東京・熱海・福岡・台湾の4店舗体制。 2022年よりJBA 全国地ビール醸造者協議会で委員を務める。
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(終)
編集チーム:小林 雅/原口史帆/浅郷 浩子/小林 弘美/小杉 栄里