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ICCサミット前の恒例イベント「カタパルト必勝ワークショップ&公開リハーサル」。2025年1月14日に、登壇を控えた31名のプレゼンターたちと、彼らのプレゼンをさらに磨くメンターたちがICCオフィスに集結し、ワークショップと公開リハーサルを行いました。カタパルト優勝経験者4名が自身のプレゼンの作り方を明かすワークショップと、7名のメンターが一人ひとりのプレゼンに対してフィードバック。プレゼンに確実に違いが生まれるこのワークショップの模様をぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット FUKUOKA 2025は、2025年2月17日〜 2月20日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

Part.1 過去優勝者がプレゼンの極意を伝授するワークショップ
今回で6回目の開催となった「カタパルト必勝ワークショップ&公開リハーサル」。ICCサミットでのカタパルトの登壇を控えたプレゼンターたちが集い、過去の優勝者たちがどんなふうにプレゼンを準備したのかを学ぶワークショップと、カタパルトのジャンルを超えて3つの組に分かれて、本番さながらのプレゼンをし、自分のプレゼン組でない組では投票も体験して、審査員の視点をつかむというイベントだ。
今回のプレゼン講師は、ICC KYOTO 2024のグランプリで5位、ICC KYOTO 2023 SaaS RISING STAR CATAPULT で優勝したエスマットの林 英俊さん。

▶IoT重量計でリアルタイムに在庫管理、日本式の製造DXを推進する「エスマット」(ICC KYOTO 2024)
エモいプレゼンといえばこの方、ICC KYOTO 2024 クラフテッド・カタパルト優勝、稲とアガベ岡住 修兵さん。どこに視線を向けるかなど具体的なことから、たとえ入賞できなくてもいいプレゼン動画を残す意義を熱弁。

▶男鹿の未来を拓く挑戦! サケ造りとまちづくりで、地域の希望の星になる「稲とアガベ」(ICC KYOTO 2024)
ICC KYOTO 2024 ソーシャルグッド・カタパルト優勝、LivEQuality大家さんの岡本 拓也さん。20人以上にアドバイスを聞いたが、皆がバラバラなことを言うため、ひたすら身近なところでプレゼンを壁打ちし、磨いていったという。

▶「大家×NPO×ファイナンス」で、シングルマザーの課題を住まいから解決する「LivEQuality大家さん」(ICC KYOTO 2024)
いまやプレゼンの鬼といってもいいくらいのサグリ坪井 俊輔さんは、ICC KYOTO 2023 カタパルト・グランプリ優勝。プロの講師のようにスライドの作り方に熱弁をふるった。

▶データの力で、アジア・アフリカの農業課題解決に挑む「サグリ」(ICC KYOTO 2023)






いままさに、登壇を控えて自分のプレゼンをブラッシュアップしようという参加者たちからは、質問が次々に上がり、先輩たちからはさまざまなTIPSが伝えられた。今回登壇する方々には当日の動画が送付されているので、ぜひ参考にご覧いただきたい。マイクの持ち方から、当日の準備まで、参考になる情報が詰まっている。
Part.2 公開リハーサル
学びの時間のあとは、実践の時間。本番さながらにカタパルトの運営スタッフたちが準備を進め、メンター7名がずらりと最前列・2列目の席に着いた。




この公開リハーサルのメンターたちはファンドやコンサル、事業作りや事業成長のプロたちで、当日はそれぞれカタパルトの審査員でもある。ICC FUKUOKA 2025では6つのカテゴリで開催されるカタパルトのどんなジャンルの産業、プレゼンに対しても、アドバイスをすることができる。






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写真左上から、DIMENSION代表取締役社長の宮宗 孝光さん、リブ・コンサルティング 常務取締役COOの権田 和士さん、千葉道場ファンド ジェネラルパートナーの廣田 航輝さん、アニマルスピリッツ 代表パートナーの朝倉 祐介さん、Dual Bridge Capital 代表パートナーの伊東 駿さん、THE GROWTH代表取締役の山代 真啓さんに、ICC代表の小林雅からなるメンター軍団 。
ここからグループA~Cの3グループに分かれ、19人が7分間のプレゼンを行った。プレゼンはしないが見学をしていた登壇予定者も7名出席。同期であり優勝を競うライバルたちのプレゼンを、彼ら・彼女らはどう見たのだろうか?
ワークショップでは、見た目や立ち姿の印象などについてメンターの言及もあった。それを可視化するためにプレゼンターの写真を多めにご紹介するので、参加した方はぜひ参考にしてみてほしい。
グループA
グループAで登壇したのは、グランプリ、クラフテッド、リアルテックに登壇する7名。自分の登壇グループでないグループBとCのプレゼンターたちは、審査員の視点でグループAのプレゼンターに投票する。
宅配の物流ラストワンマイルを解決する207、工場内の輸送を自動化するCuboRex、砂糖からの代替甘味料として米麹を活用するオリゼ、アレルギーやビーガン対応スイーツのTREASURE IN STOMACH、再生細胞培養に貢献するQuastella、体外受精率を高めるEXORPHIA、CAR-T細胞を用いたがん治療に挑むオプティアム・バイオテクノロジーズがグループAでは登壇した。
※写真下のキャプションは登壇カタパルト名、社名、登壇社名、この日のグループ毎投票結果順位と得票数
















グループAの投票の結果、1位は7組中唯一のクラフテッド・カタパルト登壇者、TREASURE IN STOMACH柴田さんに決定! ここで最下位であっても、カタパルト本番で大逆転して優勝した登壇者は過去にいるので、本番まで油断はできない。

グループB
司会が阪上 結紀さんに交代したグループBは、ソーシャルグッド4組、クラフテッド3組が登壇。仙台でシニア世代が「食」の作り手となるジーバー、日本各地で持続可能な事業を作るNEWLOCAL、不登校問題にメタバースで取り組むNIJIN、廃棄森林資源から自然由来の製品を作るヤソ、新たな挑戦に挑む老舗包丁店一文字厨器、復興に挑む能登の酒造、鶴野酒造店。

















グループBの1位はお手製の豚汁の配布あり、笑いと発見ありのプレゼンを披露したジーバーの永野さん。結果に奮起して、すぐ後日にICC小林に再リハーサルの予約を入れた登壇者もいた。

グループC
グループCは5組すべてがスタートアップ・カタパルトに登壇。志向に合わせてエンタメや芸術鑑賞などのチケットが届くrecri、プライバシー重視の医療サービスMONA、体内埋め込みチップの認証サービスQuwak、卒業生によって大学の収益構造改善を図るAlumnote 介護事業所向けコンテンツを作るemome。









スタートアップ / emome森山 穂貴さん(グループC 1位:30点)


自分のプレゼン以外のグループでは審査員の視点で投票を行ってみて、得票の鍵となるものを実感した登壇者もいたのではないだろうか。グループCの1位はemome森山さんとなったが、最注目のスタートアップ・カタパルト、勝利の行方は、2月18日朝9時からの中継をぜひご覧いただきたい。

合計19組のプレゼン、最後の最後までメンターたちはプレゼンでもっと際立たせるところや明らかでない部分を指摘し、親身になってアドバイスを続けた。見学として参加した、登壇者の7名は食い入るようにプレゼンやメンターの言葉に耳を傾け、熱心にメモをとり続けていた。

このワークショップと公開リハーサルを経て、大きくプレゼンが変わる人や、よりレベルアップする人も多い。この日出席できなかった人のほうが多いが、録画は共有されている。カタパルトに挑む挑戦者たちはメンターたちのフィードバックから学び、自分の言葉で事業を伝えて、優勝を目指す。
6つのカタパルトはすべて会場から生中継予定で、中継映像はアーカイブにて公開される。社会を変えようとする経営者たちの、人生をかけた渾身のプレゼンを、ぜひ目撃してほしい。
(終)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/赤石 仁/戸田 秀成