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「どうすればできるか?」という知恵が、人類を前進させる(LITALICO長谷川)【A16-5 #10】

ICCx AIESEC 2016 Session5 「教育を変え、社会を変える」

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「教育を変え、社会を変える」【A17-S5】セッションの書き起し記事をいよいよ公開!12回シリーズ(その10)は、課題を解決するために組織として必要になってくることは何か?や自分のやることを楽しめるようにするにはどうしたらよいか?などの質問に登壇者が答えました。ぜひ御覧ください。

「ICCx AIESEC カンファレンス」は、NPO法人アイセック・ジャパン(AIESEC)とICCパートナーズが共同で開催した、AIESECに所属する大学生を対象としたカンファレンスです。当日は高い志を持った大学生250名が、ビジネスリーダー/社会起業家たちのパネルディスカッションと、質疑応答セッションに参加しました。

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本年も、2017年9月15日(金)に「ICCx AIESEC 2017」を開催する予定です。

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登壇者情報
2016年9月13日開催
ICC/AIESEC ソーシャル・イノベーション・カンファレンス2016
Session 5
「教育を変え、社会を変える」

(スピーカー)
長谷川 敦弥
株式会社LITALICO 代表取締役

松田 悠介
認定NPO法人 Teach For Japan 創業者 兼 代表理事

水野 雄介
ライフイズテック株式会社 代表取締役CEO

(モデレーター)
小林 雅
ICCパートナーズ株式会社 代表取締役

「教育を変え、社会を変える」の配信済みの記事一覧

小林 次の方、質問をどうぞ。

質問者9 お話しありがとうございます。

神戸大学2年の◯◯と申します。

長谷川さんに質問があります。

お話しの中で、「社会には、課題を解決するための小さな動きや力が多く存在しているけれど、実際に解決するためには、それらをまとめて大きな力にしてアプローチする必要がある」というお話しがありました。

そのことを実現するために、人として或いは組織としてとるべき行動、必要なもの等があればそれをお聞かせいただきたいと思います。

簡単に意図を説明させていただくと、社会を変えたり、社会課題を解決するためには、自分や自分の組織といった自分自身が扱う事業以外にも、広く社会に影響力を持ち大きな力を生み出す必要があると思います。

けれど、それは難しいことだと常々感じています。

そもそも理想が違っている場合や、理想が同じだとしても障壁が多く存在すると思っています。

そのためには何をすべきなのか?考えをお聞かせいただきたいです。

「どうすれば解決するか?」しか考えない

長谷川 どんなフィールドにおいても困難は必ずつきものです。

強い気持ちを持ち、「どうすれば解決するか?」ということしか考えないというスタンスが大事だと僕は思います。

頭の良い方に多いと感じますが、できない理由を考えることに頭を使い、「論理的にこうだからできない」という人は、人類にとって役に立ちません。

難しいことが沢山ある中で、「どうすればできるか?」という知恵が、人類を前進させると思います。

常にそのようなマインドを持つことが大事だと思います。

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また、社会的に影響力を高め、大きな組織を作ることはとても大事なことだと思います。

そのためには、社会性と経済性のバランスを保つことも必要です。

社会性に偏ると解決できる課題は小さなものになってしまいますし、経済性に偏ると社会に貢献していないということになります。

ビジョンは明確だけれど、戦略はあまりないという方も多いと感じます。

社会全体に変えるべきことが沢山ある中で、敢えて難しい内容から取り組みしているように思います。

戦力値を高めながら戦略的に挑戦していく

長谷川 戦略とはある種ゲームに近いものだと思っています。

ラスボスと戦うためには、まずは勝てる領域で勝ち、戦力値を高める。

次は難易度が高い内容に挑戦し、再度戦力値を高めながらさらなるチャレンジに向け挑んでいくという戦略が大事だと僕は思います。

色々なプレーヤーを見ていると、今の戦力では解決できない内容にストレートにぶつかり、以後何もできないという方が多く見受けられます。

そういった意味でも、高い志に向かい、きちんと戦略を立てて取り組むことが大事だと思います。

そして、多様性を取り入れることも大事です。

社会的な事業をしているNPOや組織の方々は、お金のことを毛嫌いしている場合や、コンサルの方や金融系の方といった戦略家を好まない方が多いように思います。

でも、大きな目標をある意味小賢しく、合理的に取り組みしようと思った場合、社会課題に対する思いがなかったとしても合理的な選択ができる人、そういった才能を持った人が組織にいると大きく前進するものです。

ですから、社会を変えるにも、多様な仲間を集めていくことがとても大事と思います。

小林 よろしいですか?

質問者9 ありがとうございます。

(会場 拍手)

小林 時間となりましたが少し延長したいと思います。

後は2、3名程度質問を受け付けたいと思います。

「楽しむ」ができるようになったきっかけとは?

質問者10 貴重なお話しありがとうございました。

慶應義塾大学1年の◯◯です。

ライフイズテックの水野さんに質問があります。

水野さんは、学生時代から楽しむことを重視してきたということですし、ミッションも楽しみながら学べるということを打ち出していると思います。

このような思いが行動に変わったきっかけ、実感というものがありましたら教えて欲しいと思います。

水野 学生時代はなんとなく教師になろうと思い、教員免許を取得しました。

そして大学院に通っている時、たまたま非常勤の先生を開成高校ですることができました。

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開成高校は進学校なので、ガリ勉が多いといったイメージを持っていたのですが、とても良い学校でした。

僕は高校までずっと野球をしていたので、野球部のコーチもさせていただいたのですが、とにかく楽しいものでした。

当時、「弱くても勝てます」というドラマが丁度放送されていたのですが、このドラマは開成高校野球部のセオリーを元につくられたものでした。

生徒達は、週1回3時間と限られた練習の中で、どうすれば強豪校に勝つことができるか自主的に考え取り組みしていました。

このような学校で実際に2年間教鞭を執り、中高生が変わっていく姿に立ち会う仕事は本当に良い仕事だなと思いました。

だから、一生中高生のために仕事をしよう、人生を掛けようと思えたことが大きな決断だったかなと思います。

質問者10 ありがとうございました。

小林 ありがとうございます。

(会場 拍手)

(続)

編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆/鎌田 さくら

続きは どうすれば自分に自信を持つことができるのか? をご覧ください。

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【編集部コメント】

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