ICC FUKUOKA 2024 カタパルト・グランプリに登壇した、miive 栗田 廉さんのプレゼンテーション動画【利用率92%! 福利厚生サービス「miive」は、組織活性化を実現する従業員投資の新しい手段となる】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット KYOTO 2024は、2024年9月2日〜9月5日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションのオフィシャルサポーターはAGSコンサルティングです。
▶【速報】不要品の回収から選別・再流通まで一気通貫の循環インフラを構築する「PASSTO」(ECOMMIT)がカタパルト・グランプリ優勝!(ICC FUKUOKA 2024)
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【登壇者情報】
2024年2月19〜22日開催
ICC FUKUOKA 2024
Session 6A
CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ)- 強者が勢揃い –
Sponsored by AGSコンサルティング
栗田 廉
miive
CEO
HP | X(旧Twitter)
1997年 岐阜県出身。就職活動時の「福利厚生」への違和感から、2020年に株式会社miiveを創業。次世代の福利厚生プラットフーム「miive(ミーブ)」を展開。日本の閉塞感を打ち破るべく「働く」すべての人の未来を創造する事業を拡大中。2022年すごいベンチャー100、Forbes 30 Under 30 Asia 2023選出。
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栗田 廉さん 皆さん初めまして、福利厚生スタートアップのmiive(ミーブ)です。よろしくお願いします。
僕たちは日本唯一の、スマートフォンアプリとVISAプリペイドカードを使った福利厚生の仕組みを提供しています。
組織活性化やダイバーシティ推進を実現する、福利厚生の新しい形です。
企業から従業員への投資方法は3つ
従業員への投資が叫ばれている中、皆さんはどう投資を行っていますか?
給与にはしっかり投資していると思いますが、それだけで優秀な従業員を採用し、定着させられていますか?
従業員が業務内容やカルチャー以外で、働く会社を決定する要素は大きく3つあると考えています。
中でも図の左2つ、「給与」と「SO(ストックオプション※)」は専門的で税務コストも高く、一度決めると調整が難しいです。
▶︎編集注:ストックオプションとは、会社が個人に対して特定の金額で自社の株式を購入する権利を与えること。自社の株式が市場公開された後に売却することによってキャピタルゲイン(値上がり益)を得ることができる。
一定の水準を超えるとリテンションなどの効果も、あまり期待できません。
そこで僕たちは福利厚生を再設計し、最適な従業員投資を実現する新しいソリューションを作っています。
それが、「miive」です。
ポイントを用いた、福利厚生の新しい仕組みです。
福利厚生でしか実現できないもの
今日ここにいる経営者の皆さん、一緒に考えてみてください。
例えば、月5,000円を給与として渡すか、みんなでご飯を食べる費用にしてもらうか、どちらが会社にとって良いでしょうか?
期待効果、税務コストを考えると、右、つまりご飯を食べる費用だと答える方がほとんどだと思います。
給与よりも費用対効果が高く、福利厚生でしか実現できないものがあります。
これらの制度は、一例です。
手間のかかる福利厚生制度の運用を支援
制度でなければ狙ったアクションにつながらず、会社の思いも届けられません。
しかし、福利厚生制度をきちんと運用するには手間がかかります。
経費精算だけではなく、上限の管理や対象者確認を行うこともありますし、一部制度では給与課税が必要なため、経理以外、労務との調整も発生します。
導入後の効果を確認しようと利用実績を見たくても、簡単には集計できません。
そこを、miiveが支援します。
効率的で、理想的な福利厚生運用を実現します。
用途と使い方を設定したポイントを付与するだけ
仕組みはとてもシンプルです。
用途と使い方を設定したポイントを会社が付与するだけで、各種福利厚生を設計できます。
従業員は手元のアプリで、会社の福利厚生について見ることができます。
ポイントがいくらあって、どんな使い方ができるのかルールの確認をしたら、対象の店舗で決済するだけ。会社の福利厚生を利用できます。
決済した瞬間に、利用先や上限のチェック、自己負担分の精算を自動で行います。
人数も判定されるので、申請や承認の手間なく、制度を運用することができます。
制度はテンプレートから選んでカスタマイズ
最初の設計も簡単です。
制度は、テンプレートから選ぶことができます。
同業種、同規模の他の会社が導入している制度を参考にしながら、カスタマイズできます。
雇用形態や役職ごとにポイント付与の仕方を調整するなど、実現したい姿に合わせて柔軟に設計可能です。
目的に合わせて制度設計できPDCAも回しやすい
利用先も、全国のVISA加盟店から選択できます。
例えば、クライアント商品だけに限定して顧客理解を深める制度を設計したり、オフィス近くの飲食店に限定して出社促進を狙ったり、目的に合わせて制度を設計することができます。
利用状況はリアルタイムで確認することができるので、実際の利用データをもとに制度のPDCAを回すことができます。
カードとアプリに、コーポレートカラーやロゴを加えることもできます。
手のひらの中に、日々、会社を感じられる接点を作り、帰属意識を高めます。
毎月9割以上の従業員が福利厚生を利用、継続率は99%
福利厚生プラットフォームmiiveですが、キャッシュポイントは2つです。
まずmiive自体の利用料金は、1人あたり月額400円のみです。
フィンテックの要素があるため、決済金額の1.2%も収益となります。
競合サービスと比較して、利用率に強みがあります。
毎月9割以上の従業員が、miiveで会社の福利厚生を利用しており、継続率は99%です。
日常的に使われる福利厚生を手間なく導入できるので、併用導入や部門導入も可能です。
“日常の”福利厚生市場は2兆円のポテンシャル
これまで、スタートアップから大手企業まで200社以上のお客様にご利用いただいています。
正式リリースから1年半で、年間GMVは数億円規模に拡大しました。
売上高も、前四半期比で230%の成長です。
miiveが狙うのは、2兆円のポテンシャルを持つ、福利厚生市場です。
30年間変化のなかったこれまでの福利厚生は、日常のものに変わりつつあります。
この変化をmiiveが加速させ、福利厚生市場をアップデートしていきます。
そして、従業員への投資のあり方ごと、変えていきます。
ベースアップを福利厚生が担うケースも
本当にできるのか?
そう思いますよね。
できます。
実は、大企業では既にベースアップを福利厚生が担っています。
福利厚生で、従業員投資と還元を行っています。
miiveはこれを、会社と従業員双方に使い勝手が良く、より優れた形で、あらゆる規模の会社が実現できるようにしました。
そのため、僕らは福利厚生市場だけではなく、給与市場も開拓できます。
全体で220兆円の巨大な市場も攻略します。
Well-beingや組織活性化につながる還元を提供
最短でこの市場を攻略するため、直近ではまず2つのことを仕掛けます。
一つが「マーケットプレイス」です。
ただの還元ではなく、VISA決済を利用した独自の仕組みです。
例えば、子育て支援メニューを使うと20%の還元が得られる、オフィス近くの飲食店に従業員4人で行けば10%の還元が得られるなど、Well-beingや組織活性化につながる、価値ある還元を提供します。
利用が促進される仕組みも、提供していきます。
共通の趣味を持った社員同士、複数の部署から1人ずつなど、カレンダーアプリから自動でインビテーションを送付して最適なマッチングを実現し、コミュニケーションの活性化も支援します。
働く人と周囲の人の毎日を福利厚生で豊かに
福利厚生は、会社から従業員へのメッセージだと考えています。
コストだから使われなくてもいい、そんな設計ではなく、従業員が「この会社で働いて良かった」と思える投資に切り替えませんか?
従業員が、「自分は会社の一員である」と強く感じることができれば、毎日もっと楽しく働けると思っています。
人生のほとんどを占める「働く」を、福利厚生を通じて豊かにすることに、僕らは取り組んでいます。
働く人の毎日を少しでもポジティブに変えられれば、その周りの人にまで幸せは広がると思っています。
miiveは全ての企業の、最高の福利厚生の実現を支えていきます。
ご静聴ありがとうございました。
(終)
編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/正能 由佳/戸田 秀成