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ICC FUKUOKA 2025 スタートアップ・カタパルトに登壇した、MONA 山本 安奈さんのプレゼンテーション動画【365日対応のオンライン診療クリニックで、人に言えない悩みの解決をサポートする「MONA」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください！
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット KYOTO 2025は、2025年9月1日〜9月4日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションのオフィシャルサポーターは EVeM です。
▶【速報】シニアと介護施設への映像レク事業から、豊かな超高齢社会を目指す「emome」がスタートアップ・カタパルト優勝！（ICC FUKUOKA 2025）
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【登壇者情報】
2025年2月17〜20日開催
ICC FUKUOKA 2025
Session 1A
STARTUP CATAPULT スタートアップの登竜門
Sponsored by EVeM
山本 安奈
MONA
代表取締役
公式HP① |公式HP② 公式X① | 公式X② | 公式X③
10~13歳をアメリカで過ごす。慶應義塾大学法学部卒業。大学在学中、1年で公認会計士試験に合格。卒業後は証券投資銀行部門に入社。2023/3にMONA株式会社・Mona青山クリニック（一般社団法人Medivate）を設立。代表取締役(MONA)・代表理事（Medivate）。MONAは私たちは、患者さんが描く「なりたい」未来をかなえるための医療サービスを提供。人に言うのも、悩んでることを知られるのも恥ずかしい、そんな事柄に寄り添える存在として、丁寧なサポート・対応、明瞭な会計、リーズナブルな価格で、身近な医療サービスを実現している。直近では、ダイエット・AGAなど昨今一般的になってきたお悩みのみならず、LGBTQにフォーカスした性感染症予防や、外国人・地方在住の方向けのサービスにも力を入れている。
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山本 安奈さん 医療サービス「MONA（Mona Clinic）」を運営している、山本 安奈です。
密かに悩んでいること、ありませんか？
皆さんには、ちょっと恥ずかしいけど悩んでいることはありませんか？
お腹が出てきたな、という方？
最近、おでこが広くなってきたな、という方？
性病になって、パートナーにばれた方？
ぶっちゃけ、勃起不全!?
何かしら、悩んでいることがあるのではと思います。
私自身も、長年悩んできました。
アトピーに悩み、普通の見た目になりたかった
私は1歳から重度のアトピーで、全身をかきむしり、血とリンパ液が滲む毎日を送りました。
だから私は子どもの頃からずっと、普通の見た目になりたいと思ってきました。
22歳の時、新しいアトピーのお薬ができて、劇的に改善しました。
そこから世界が変わったのです。
何が一番変わったと思いますか？
モテ期が突然、来たのです（笑）。
健康上の悩みを解決するサービスを作るため起業
冗談はさておき、悩みが消えると人生はガラリと変わると実感しました。
健康上の悩みを解決するサービスを作ると決め、医師を誘ってスタートしました。
Monaは、 人に相談しにくい悩みにスマホ1つで応えるオンラインクリニックです。
ED薬は1回450円、ダイエットは1カ月3,500円、性病予防は1回1,000円から、それ以外のお悩みにも対応しています。
特徴はニッチな属性へのフォーカス
それは、他にもあるサービスじゃない？
そう思ったあなた。
確かに、自費のオンラインクリニック市場には、CLINIC FORやDMMなど色々なプレイヤーがいます。
ですが、MONAは一般的な市場のみならず、ニッチな属性にもフォーカスした戦略をとっています。
MONAがターゲットにする市場は、3つあります。
「ゲイの方」「外国人の方」「地方在住の方」です。
性病の予防薬処方、啓発活動に注力
ゲイの市場において、MONAは性病予防のリーディングカンパニーです。
ゲイ向けのアンケートでは、アクティブなゲイの方でMonaという名前を知らない人はいないという結果をでした。
なぜ、性病か。
日常生活で性行為の相手を探す際、SNSやマッチングアプリ、ハッテン場、売専など多様な手段がありますが、そういった場合、相手の性病罹患状況が分からないです。
連日行為をする場合、気づかないうちに相手に移してしまうこともありますし、コンドームの使用も多くありません。
実際、HIV患者の約7割が同性間の性的接触による感染です。
▶令和5（2023）年エイズ発生動向 －分析結果－（エイズ予防情報ネット）
梅毒の患者も、過去10年で12倍になっています。
▶梅毒患者が急増中！検査と治療であなた自身と大切な人、生まれてくる赤ちゃんを守ろう（政府広報オンライン）
ですから、これまでMonaは、マッチングアプリ経由でアプローチしたり、メディアで啓発をしたり、東京レインボープライド2024に出展したり、インフルエンサーとコラボしたりしてきました。
患者ファーストで365日対応
Monaは、オペレーションにも大変力を入れております。
性病予防には、感染から72時間以内の内服が必要です。
最速で確実にお届けするため、 北は北海道、南は沖縄まで最短30分、遅くとも翌日までにお届けします。
365日、夜間も対応。
航空便まで使ってお客様ファーストのオペレーションを整えているのは、Monaだけです。
“タイムリミット72時間以内”を真摯にサポート
あるお客様がいらっしゃいました。
その方が性行為をしたのは3日前でしたが、なかなか勇気が出せなくて、Monaに問い合わせを頂いたのはデッドラインの直前でした。
ご存知の通り、HIVは一度感染すると治ることはありません。
そのことをご説明すると、予防薬を強く希望されました。
宅急便ですと、72時間以内というデッドラインには間に合いません。
その方は「今仕事を抜けられない、でも職場にバイク便が来ると困る」とおっしゃったので、私たちは職場近くまでお届けすることにしました。
結果、無事、72時間以内に内服ができ、1カ月後のHIV検査では陰性でした。
このように、どんな経緯を持つ方にも真摯に向き合い、できる限りサポートをするオペレーション。
これによって、「困ったらMonaへ！」という認知を獲得してきました。
▶お薬について（Mona Clinic）
年間売上8億円の事業に成長
トラクションです。
当社は外部資本を入れずにスタートしました。
ですが、ニッチトップ戦略等により、ローンチから1.5年、短期間で急速に成長し、年換算売上8億円の事業に成長いたしました。
利益率は15％、黒字経営をしています。
中国語・英語対応で販路を拡大
今後は、外国人の方、地方在住の方に向けて、事業を加速させていきたいと考えています。
日本における、外国人にとっての日本の医療の課題、それはやはり多言語対応が少ないことと、仕組みが複雑であることです。
ですからMonaは、中国語と英語にも対応し、明瞭な仕組みと料金でサービスを提供しています。
春節のウェブキャンペーンには、大変大きな反響がありました。
今後はウェブのみならず、旅行代理店やバスガイドとの連携を通し、販路を拡大していきます。
ネットと対面を組み合わせた地方戦略
地方在住の方にとっては、こうしたサービスは都市部ほど手軽ではありません。
近くに店舗があっても、知り合いに会ってしまうリスクがあります。
しかし、知り合いに勧められると安心できるという方もいるからこそ、ネットと対面を組み合わせた地方戦略を展開しています。
サロンのように担当がつき、定期的に通い、コミュニケーション密度が高い対面店舗とコラボすることによって、集客効率を上げ、離脱を防いでいます。
現在、40店舗弱ですが、今後、拡大を続けます。
人生の大事な瞬間、悩みに寄り添いサービスを届ける
鏡を見てがっかりする朝、不安で寝付けなくなる夜は、誰にでもあると思います。
ですが自分の経験から、ストレスや悩みから解放されると、人生はガラリと変わると、私は強く思います。
今までMonaは、多くの方の大事な瞬間に関わってきました。
Monaのサービスを困っている方に広げていきたい、一緒にチャレンジしてくださる方を募集しています。
当社は私、山本 安奈と取締役の亀井とで運営しています。
全員が女性という大変特徴的な会社ではありますが、男性の仲間も求めています。
ぜひご連絡ください。
そして、密かにEDで悩んでいる方、困ったらQRコードからご予約ください。
ありがとうございました。
（終）
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編集チーム：小林 雅／浅郷 浩子／小林 弘美／正能 由佳／戸田 秀成