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高タンパク&ヘルシーなラップ型ファストフードとして、生湯葉の魅力を世界に発信する「yuppa」(ICC FUKUOKA 2026)

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ICC FUKUOKA 2026 クラフテッド・カタパルトに登壇した、yuppa 渡邊 尋思さんのプレゼンテーション動画【高タンパク&ヘルシーなラップ型ファストフードとして、生湯葉の魅力を世界に発信する「yuppa」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回500名以上が登壇し、1,200名以上が参加する。そして参加者同士が真剣に議論し、学び合うためのカンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2026は、2026年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

本セッションのオフィシャルサポーターはJ.フロント リテイリングです。

【速報】「一点もの」のアートが溢れる日常を!芸術家に副業をつくり、夢を支える「リフレクトアート」がクラフテッド・カタパルト優勝!(ICC FUKUOKA 2026)


【登壇者情報】
2026年3月2〜5日開催
ICC FUKUOKA 2026
Session 8A
CRAFTED CATAPULT 豊かなライフスタイルの実現に向けて
Sponsored by J.フロント リテイリング

渡邊 尋思
yuppa
代表取締役社長
公式HP | 公式X

1995年生まれ。京都府綾部市出身。大阪大学理学部化学科卒/大阪大学理学研究科化学専攻修了。
2020年、江崎グリコに新卒入社。ドラッグデリバリーシステム分野の基礎研究に1年間従事した後、健康事業マーケティング部に異動。糖質オフブランドのマーケティングおよびオフィス向けランチデリバリーサービスの新規事業責任者として従事。2024年南海電気鉄道株式会社からのプレシード調達により独立し、続くシード調達によって、2025年4月生湯葉を使った高タンパクファストフードブランドを運営する株式会社yuppaを設立。2026年1月に表参道に1店舗目をOPEN。ICC KYOTO2025 F&D Award オーディエンス賞2位。


渡邊 尋思さん 私たちは、生湯葉を使ったラップ型ファストフード「yuppa」を運営する、現在、創業1期目のベンチャーです。

本日は、「世界を代表するヘルシーファストフードブランドをつくる」というプレゼンテーションをさせていただきます。

事業者が減少し続ける湯葉産業の現状

突然ですが、皆さん、湯葉という食材に対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか。

料亭で出される非日常的な食べ物、お醤油につけて食べるものといったイメージではないでしょうか。

湯葉産業は、このようなイメージを抜け出せず、食の多様化などの原因により、代表産地の京都でさえも、事業者数が非常に減少しています。

100年以上続く湯葉屋(株式会社 湯葉に)の社長、吉田 恵美子さんが、yuppaを創業前の私に仰ったお言葉、「湯葉で起業なんか絶対せんほうがええ」――そのように言わせてしまう、これが湯葉産業の現状です。

湯葉の栄養価を生かすファストフード店をオープン

非日常的というだけで、大好きな人が多くいらっしゃるこの湯葉という食材に、私たちは可能性を感じて、この湯葉産業に一石を投じます。

そうして立ち上げたのが、栄養価の高い食材である湯葉の新しい日常的な食べ方を提案する、色々な食材を湯葉で包んだ、高タンパクなラップ型ファストフード「yuppa」です。

2026年1月19日、東京の表参道駅から徒歩10秒の立地に、湯葉のしなやかさをイメージした曲線をベースとし、従来の湯葉を食べる和風な空間からはかけ離れた内装で、1号店をオープンしました。

スープセットが定番のイートイン、テイクアウトやデリバリー、ケータリングにも対応しています。

着想の原点は、実家の精進料理屋

なぜ、このようなことを行っているのか、着想の原点をお話しいたします。

私は、京都府綾部市という田舎にある、600年続くお寺の家に生まれ、実家は精進料理屋を営んでいます。

精進料理の貴重なタンパク源である湯葉は、私にとっては昔から慣れ親しんだ食べ物です。

そして、新卒で入社した、江崎グリコにおいて、健康食品のマーケティングをしていた中で気づいたことがあります。

それは、「世の中の健康食ブランドは真面目すぎる」ということです。

いわゆる健康的な食事は何よりも継続が難しく、毎日楽しいはずの食事を我慢して食べ続けなければならない――これが課題です。

そのため、私は、江崎グリコで働きながら感じていた、このようなマーケットの課題と、自分のルーツの中にあった、高タンパクな湯葉というプロダクトアウトの発想が繋がり、iPadに描いたスケッチからブランドを構築していきました。

ファストフードの基本「食べる楽しみ」を大切に

このようなアイデアを実現するため、2024年6月に江崎グリコを退職し、最初は会議室用の机で手売りからスタートしました。

出資を受けるまでの8カ月間は、給料がなく、自分のすべてのリソースを懸けて、この湯葉という食材の可能性にフルベットしました。

延べ10回ものPoC、エクイティやデットで資金調達を重ね、株式会社 yuppaが誕生しました。

 yuppaのブランドコアは、「健康に、あそびゴコロを。」です。

何よりも、ファストフードらしく、食べる楽しみを大切にしています。

6種類の基幹品は、ヘルシー系、高タンパク・低脂質のバランス系、ガッツリ系の3つのカテゴリーに分かれていて、単品価格は1,000~1,400円程度で販売しています。

それでは、お待たせいたしました。

シグネチャーフレーバーである「ORIGINAL MAZESOBA」(オリジナルまぜそば)の「yuppa」を、通常の1/3程度のミニサイズでお持ちしましたので、後ろのセロテープを開けて、ぜひお召し上がりください。

▶︎編集注:ここで審査員席にはyuppaのサンプルが配布されました。

こちらは、パッケージのシールの右側が頭となっていますので、ぜひそちらを上にしてお召し上がりください。

おそらく、結構しっかりとした味付けになっていると思います。

それでは、説明を続けさせていただきます。

全フレーバーが1本の中にストーリーを持っている

「ORIGINAL MAZESOBA」は、生湯葉とお醤油という湯葉の食べ方の王道の組み合わせを生湯葉とお醤油ベースの茶そばのまぜそばという形でオマージュした、「yuppa」の人気フレーバーです。

1本の中で、茶そばのまぜそばに始まり、山芋の梅和えでとろろそばへと変わり、最後は満足感のあるお麩の角煮で締めるという、ストーリーがあります。

ほかのフレーバーも同様で、すべての「yuppa」が1本の中にストーリーを持っています。

ほかにも、湯葉にチーズを巻いて焼いた「MASALA PUNCH」(マサラパンチ)や、ごま油で焼いた「KOREAN STYLE」(コリアンスタイル)などがあります。

一見、奇抜なアイデアに見られがちなのですが、京都における湯葉の食べ方として、ポピュラーな湯葉チーズや、湯葉を油で揚げるという組み合わせから着想し、新しい形として、遊び心を持ってフレーバーに落とし込んでいます。

血糖値や体内のホルモン分泌、腹持ちを考慮

健康面です。

栄養素を、ほかの食べ物と比較してみます。

チキンサラダと比較しますと、炭水化物もしっかりと入っているため、全体の栄養素が高めとなっています。

一方、チキンブリトーと比べますと、皮のトルティーヤ部分の差が大きく、全ての要素が少し控えめとなっています。

実は、こちらが「yuppa」の大事なポイントです。

炭水化物・タンパク質・脂質量の適正なコントロールによって、血糖値の上下動や体内のホルモン分泌、腹持ちを考慮しているのです。

「満足感はあるけれど、眠くなりにくい」という、ICCサミットの会場にいらっしゃる、頑張る皆さんにも、ぴったりなプロダクトデザインとなっています。

糖質が少なく、タンパク質が豊富な湯葉で包んだからこそ、この価値が実現できました。

瞬間冷凍された生湯葉は海外に輸出可能

また、私たちが仕入れている生湯葉は瞬間冷凍されており、アメリカやヨーロッパをはじめとした海外輸出実績があります。

開業した初日から、300名以上の海外の方々に、有償で販売を実施しており、大人気になっています。

形状がブリトーと似ていることから、トライアルハードルがとても低く、ユニークでヘルシーなジャパニーズフードであると認識されています。

Uber Eatsで毎日3本ほど注文してくださるスティーブさんという方は、大好きなラップ系フードをヘルシーに食べられることがとても嬉しいようです。

現在、アメリカのフランチャイズと話を進めており、日本でだけではなく、海外でもグローバルでポテンシャルがあります。

オープン後の状況と今後の展望

次に、2026年1月19日オープン後の事業状況と、今後の展望についてお話しいたします。

オープンに際して、多くのメディアに取り上げていただきましたが、実は、現場オペレーションが整い、サービスが安定するオープン1カ月後に大幅なメディア露出ができるよう1年かけて仕込んできました。

結果、現在は東京で最も注目される新しいフードのひとつとなっています。

SNSでは、1週間の間で、「yuppa」に関する動画が100万回も再生されました。

また、テレビ番組でも「王様のブランチ」「THE TIME」「よるのブランチ」「ひるおび」の計4本で放送されました。

現在、表参道の店舗では開店前や開店中に行列ができ、店内販売のみでも日販130本が完売しており、さらに増販していく予定です。

まず、表参道で注目された「yuppa」は、日本では2店舗目以降、東京のオフィスビルや都市型商業施設を中心に直営モデルとして展開、海外ではニューヨークでのフランチャイズモデルに挑戦します。

フード & ドリンク アワードで2位、湯葉産業の希望に

最後に、前回のICCにおいて、湯葉屋(株式会社湯葉に)の社長、吉田さんと、ICC KYOTO 2025 フード & ドリンク アワードに参加し、多くの方々が応援してくださったおかげで、オーディエンス賞2位を頂戴しました。

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これは、100年以上続いてきた文化に光が当たった瞬間でした。

ICCのあと、様々な湯葉屋から、事業継承のご依頼を頂くようになり、私たちは、産業の希望となりつつあります。

そして現在、東京の表参道で、これまで湯葉を日常的に食べることのなかった方々が、「yuppa」を通して、湯葉を日常的に食べるという、新しい景色が生まれています。

伝統的な食文化が、日本で、そして世界へ羽ばたいていく、その姿を、ぜひ皆さんに応援していただきたいです。

「世界を代表するヘルシーファストフードブランドをつくる」――株式会社 yuppaでした。

ありがとうございました。

▶︎実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成

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