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“腸内細菌カクテル”のサプリで、現代社会が抱える心と脳の健康課題の解決を目指す「NERON」(ICC FUKUOKA 2026)

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ICC FUKUOKA 2026 リアルテック・カタパルトに登壇した、NERON 長﨑 恭久さんのプレゼンテーション動画【“腸内細菌カクテル”のサプリで、現代社会が抱える心と脳の健康課題の解決を目指す「NERON」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回500名以上が登壇し、1,200名以上が参加する。そして参加者同士が真剣に議論し、学び合うためのカンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2026は、2026年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

本セッションのオフィシャルサポーターは 慶應イノベーション・イニシアティブ です。

【速報】放射性廃棄物を抑える核融合で、持続的な電力供給に貢献する「LINEAイノベーション」がリアルテック・カタパルト優勝!(ICC FUKUOKA 2026)


【登壇者情報】
2026年3月2〜5日開催
ICC FUKUOKA 2026
Session 7A
REALTECH CATAPULT リアルテック・ベンチャーが世界を変える
Sponsored by 慶應イノベーション・イニシアティブ

長﨑 恭久
NERON
代表取締役CEO
公式HP | 公式X

1987年大阪府千早赤阪村生まれ。日清食品ホールディングスおよび理化学研究所において、腸内環境と人の健康機能に関する研究に従事し、特に腸内細菌とメンタル・行動の関係性に着目した研究を重ねる。研究成果を社会に実装することを志し、2022年に株式会社NERONを創業。現在は代表取締役として、脳腸相関に基づくメンタルウェルネス事業の構築と社会実装を推進している。


長﨑 恭久さん 脳腸相関起点の腸内細菌による疾病アプローチ、「NERON」の発表を始めます。

腸内細菌カプセルは心と身体を整える次世代のサプリ

皆さんは不安な時、どうやって解決していますか?

もっと手軽に解決したいと思いませんか?

これさえ飲めば、リラックスできてよく眠れる。

そんな心身ともに健康でいられる、「心と身体のコンディショニングサプリ」を開発しています。

高い効果と簡便性を両立した「腸内細菌カクテル」という、病気に対する新規の次世代ソリューションです。

独自の組み合わせで特許取得可能で、すでにプロトタイプのベータ版は完成しています。

価格は、Yakult(ヤクルト)1000R-1と同程度の価格帯で販売します。

なぜ「腸内細菌」なのか

では、なぜ「腸内細菌」なのでしょうか?

「腸は第二の脳」という言葉を聞いたことはありませんか?

実は、腸が病気に対して密接に関わっていることが、分かってきています。

最新の研究から、脳と腸が相関していることも証明されてきました。

これは「脳腸相関」と言われています。

脳がストレスを感じると腸の動きが悪くなり、腸の動きが悪くなると脳が不安を感じたりイライラする、こういうコミュニケーションが行われているのです。

下痢になった時、不安ですよね?

これは脳腸相関の現象の一部です。

腸内細菌を13年にわたり研究

我々は脳腸相関の専門家集団として、新しいジャンルを切り開きたいと思っています。

なぜ、できるのか?

私の自己紹介をさせてください。

脳と腸と腸内細菌を、企業や理化学研究所で13年にわたり研究してきました。

新卒で日清食品に入社し、最初はカップヌードルのスープの担当だったので、8時間粉を混ぜまくったり舐めまくったりしていました。

基礎研究部門の立ち上げのタイミングで腸内細菌と出会い、理化学研究所にも出向し、アカデミアとしての研究経験も積みました。

特許も、9件出願しました。

腸内細菌カクテルの市場はまだ形成期

腸内細菌研究の進展により、「新しい疾病対策へのアプローチ」が可能になってきました。

例えば、うつに関わる腸内細菌、海馬の発達に寄与する腸内細菌など、さまざまなことが分かってきました。

腸内細菌の戦略としては、さまざまなものがあります。

例えば便移植やファージ療法(※)は、まだまだ臨床ハードルが高く、単一菌は効果に限界があると思っています。

▶編集注:「便移植」は健康な人の腸内細菌を患者の腸に移植し、腸内フローラのバランスを整える医療手法 。「ファージ療法」は細菌に特異的に感染するウイルスを用いて、薬剤耐性菌を含む感染症を治療する方法。 

我々が取り組むのは、健康な人から取った細菌をブレンドした「腸内細菌カクテル」です。

さらに、我々はAIと研究ノウハウを組み合わせることで、候補の菌の混ぜ合わせを高速にスクリーニングできるプラットフォームを構築しました。

腸内細菌カクテルは、まだ市場形成期です。

まだまだ世界一を取れる可能性があります。

私たちは高い有効性と利用のしやすさを兼ね備えた新しいジャンル、新しいコンディショニングサプリ市場を作っていきます。

最も優先度の高い課題、メンタルウェルビーイング

我々は、3つの柱を持って取り組んでいます。

第一弾は、「メンタルウェルビーイング」

第ニ弾は、「ロンジェビティ(寿命)」

第三弾は、「フィジカルウェルビーイング」です。

最も優先度が高い課題は、メンタルウェルビーイングだと考えています。

現代社会における心と脳の健康問題、健康課題を解決していきます。

例えば、バーンアウト、不安症、うつ、パニック障害などです。

原因は社会的な孤立、経済的な不安、長時間労働、国際情勢、例えばウクライナ情勢やイラン情勢など、さまざまです。

私自身、高校生の時にメンタル不調に陥り、すごく辛い思いをしました。

この課題を手軽に解決していくのが、NERONなのです。

3種類の腸内細菌併用と配合比率がカギ

半年で、理論上100億通りの組み合わせから、狙った腸内細菌カクテルをスクリーニングできるのがNERONの強みです。

メンタルウェルビーイングカクテルも、細菌と細胞を使って、安全性、増殖性、セロトニンの分泌促進能力に着目し、菌の組み合わせと配合比率を絞り込みました。

PCT(特許協力条約)の出願まで行い、すでに特許公開済みです。

腸内細菌を1種類ずつ使用するのではなく、「3種類併用すること」と「配合比率」が大事だと考えています。

今回、スキムミルクでも培養してみました。

左からEubacterium(ユーバクテリウム)Clostridium(クロストリジウム)、Bifidobacterium(ビフィズス菌)1番右が3種類ミックスの培養前の画像です。

こちらが、培養後です。

1種類ずつはそれほど変わらないのに対して、3種類配合は一気にホエイと沈殿に分かれます。

これは菌同士がより活発にコミュニケーションし、発酵速度が大きく上昇したためだと考えています。

この3種類は、すごく相性が良いことが分かりました。

1カプセルにヨーグルト100個分の菌

こちらのコンディショニングサプリには、1粒にヨーグルト100個分の菌が含まれています。

さらに、ヒト糞便由来なので食べ物からは取れませんし、腸で溶解し始めるカプセルを使っています。

こうすることで、カプセルでお腹の中に生きた菌を送り届けることができます。

効果としても、細胞試験で市場品より明らかに高い効果を示しました。

だから、複数菌なのです!

これを飲んだら、気分が落ち込まずに生活することができます。

大阪・関西万博でも好感触、2027年発売へ

NERONの現在地です。

動物の安全性試験を確認、理化学研究所との共同研究による動物実験でも、データが出始めています。

生産性の検討も進めています。

来年度には実証実験や臨床試験を予定し、2027年に発売する予定です。

我々は、大阪・関西万博には、2度ほど出展させていただきました。

S-Startups認定企業のNERONが大阪・関西万博 ─ 大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジ」に出展(PR TIMES) 

万博で一般の方々へのヒアリングの結果、99%以上の方が欲しいと言ってくれました。

ニーズは間違いなくあります。

インパクトと信頼性を高める強力なパートナー

現在、シードの資金調達に向けて動いています。

日本での展開は2027年からですが、動物の安全性が確認できた時点で、テストマーケティングから進めていく予定です。

メンバーは私に加えて、共同創業者でマーケターの長尾(岳さん)、臨床開発の卯川(裕一さん)、社外取締役のカンロのマネジメントチーム、理化学研究所の大野(博司)先生、元第一三共常務の高崎、グローバルビズデブの横山、ファイナンスの谷藤のチームです。

これまで、理化学研究所、東京科学大学医学部、全国心理業連合会(全心連)という、インパクトと信頼性を高める強力なパートナーを集めてきました。

全心連は、コロナの時期にダイヤモンド・プリンセス号のカウンセリングをしていたチームです。

“話を聴くプロ”がダイヤモンド・プリンセス号乗船者への心のケア相談を実施(PR TIMES) 

今は政府と連携してウクライナ避難民の方々を受け入れてカウンセリングを提供しており、彼らと連携して実証実験を行う予定です。

極限のストレスを抱える人へ届けたい

数多くの受賞、認定を頂き、こちらに書き切れないものもあります。

パートナーシップも、増えてきました。

我々のプロダクトは、例えば極限のストレスを受けているウクライナ避難民の方々に使っていただきたいと思っています。

ウクライナ本国とのコミュニケーションも開始しています。

腸内細菌はミクロの世界で目に見えませんが、「第三の臓器」と言われるぐらい、非常に重要なものです。

応援のほど、よろしくお願いいたします。 

▶︎実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/正能 由佳/小林弘美/戸田 秀成

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