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スマートエデュケーション日下部祐介さんのプレゼンテーションを3回シリーズでお届けします。(その2)は、幼稚園・保育園・こども園向け教育サービス「KitS」の導入事例についてお話し頂きました。ICCカンファレンス FUKUOKA 2017「カタパルト・グランプリ」プレゼンテーションの書き起こし記事です。ぜひ御覧ください。
スタートアップビジネスの「エコシステム」を構築し、日本の起業家を支援するプログラム「IBM BlueHub」は「カタパルト・グランプリ」のオフィシャル・サポーターです。
本記事で特集しております8分間のプレゼンテーションを行う「CATAPULT(カタパルト)」のプレゼンターを募集しております。「スタートアップ」「IoT/ハードウエア」「リアルテック」「カタパルト・グランプリ」の4カテゴリーで募集しております。ぜひ募集ページをご覧ください。
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【登壇者情報】
2017年2月21日・22日・23日開催
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017
CATAPULT GRANDPRIX (カタパルト・グランプリ)
Supported by IBM BlueHub
(プレゼンター)
日下部 祐介
株式会社スマートエデュケーション
取締役CFO / 共同創業者
慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、2000年7月にアクセンチュア株式会社に入 社。システムエンジニアとして半導体メーカーのサプライチェーンマネジメント のプロジェクトに従事。2001年7月に株式会社シーエー・モバイルに入社。広告メディア、ネットワークメディア、ソーシャルアプリ等の企画開発、公式課 金事業の立ち上げ、また、経営企画、財務経理、人事総務などのコーポレート部 門のマネジメント、子会社の代表取締役などを経験し、2005年10月に同社執行役 員、2007年12月同社取締役に就任。2011年6月に株式会社スマートエデュケーションを創業し、取締役CFOに就任。
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日下部 2年の試行錯誤を経て誕生したのが、本日ご紹介する、幼稚園・保育園・こども園向けの教育カリキュラムであるKitS(キッツ)になります。
KitSにはたくさんのカリキュラムがあります。
今日はそのうちの一つであるお絵かきのカリキュラムを取り上げてご説明します。
これはお絵かきの下絵ですが、この四角を元にイメージを膨らませて絵を書きます。
ですがKitSではまず絵を描く前にディスカッションをします。ではディスカッションの様子を見てみましょう。
誰もが役割を持ち、褒められるチームワーク
では動画をご覧ください。
ドアというアイデアが出ました。小さい声ですが、男の子が写真立てを見つけて発言してますね。
TVですね。テーブルを見つけました。
(動画終了)
この動画をただ見るだけだと幼稚園児の議論はこんなものか?と思われるかもしれませんが、少し解説しますね。
まずはじめに、左上の女の子。この子はとてもお利口さんでよくできる子です。色々なアイデアを自発的に出しています。
次に男の子たち2人は、それぞれ写真立てとテーブルをキョロキョロして見つけましたね。教室の中に四角いものがないかどうかを探して発言しています。
最後に右下の女の子です。
自分ではアイデアを出していなかったですが、自分のチームメイトがいいアイデアを出した時に手を叩いて褒めていますね。
こういった自分ではアイデアを出さない子もきちんと役割があり、チームでの成功体験を積むことが出来るのがKitSの特徴です。
これは従来型の受け身の保育では見つけられない子どもの長所です。
従来型の保育だとヒーローになるのは左上の子だけでしょうがKitSでは違います。個性を活かして皆がチームでの成功体験を積むことができます。
さて、ディスカッションを経て次はお絵かきに取り掛かります。
成功体験を積めるプレゼンテーション機会
子どもたちはiPadを使ってそれぞれに絵を書いていきます。
そして描いた絵をみんなの前で発表します。なんと幼児教育でプレゼンテーションをするのです。
みんなの前で自分の描いた絵について発表していますね。
発表者は次の人に移りますが、ここでもKitSの特徴が出ています。
発表者を募ったときにたくさん手が挙がります。KitSでは全ての答えが正解ですので自信を持って情報発信をするようになります。これもKitSの大きな特徴です。
すべてが正解なので勉強が得意な子もそうでない子も、成功体験ができます。
これは大切なことで、従来型の教育では作品を完成させることがゴールでした。
ですがKitSでは違います。完成した作品をみんなで見て褒め合う、そこがゴールなのです。それによって成功体験を積んでもらいたいという思いが込められています。
では実際に四角の下絵から子どもたちが何を書いたか見てみましょう。
これ(上の段)がKitSを初めたばかりの状態です。みな同じ絵を描いていますね。
誰かがケーキをはじめに描いてそれを見てみんな真似します。工夫しても生クリームがチョコに変わるくらいです。
でもそれが半年後にはこう(下の段)なります。全然違う絵ですね。同じ子が同じ四角の下絵を使って描いた絵です。
特に(上のスライドの)左下のこの絵、何かわからないのでちょっと注目してみましょう。
この子はiPadを縦にして絵を書いたんですね。ちょっとしたイノベーションですよね。
これもKitSならではの工夫です。この子はイノベーターですよね。こういう発想ができる子どもたちがこれからの社会には必要じゃないでしょうか?
これには少し裏話がありまして、実は縦に描いた子が居たら先生たちは縦にしていいのか僕達に聞きに来るんです。それほど従来型の教育は同調、同じものを求めているんですね。
KitSを行うには実は先生に対する支援もとても大切です。
そこで我々は先生向けのマニュアルを用意しています。結構分厚い充実した内容で、初めての先生でも注意点に気をつけながら、今見ていただいたような保育ができるようになっています。
いかがでしょうか。KitSのカリキュラムの特徴がわかって頂けたのではないかと思います。単なる教育のIT化ではありません。
(カタパルト・グランプリに登壇する)他の方のプレゼンにあったとおり、AIやロボットが活躍する時代、人間の仕事が問われる時代を生きるための教育の入り口なのです。
(続)
続きは 園児向けICT教育カリキュラム「KitS」全国展開のためのパートナー募集中! をご覧ください。
編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆
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【編集部コメント】
続編(その3)では、幼稚園・保育園・こども園向け教育サービス「KitS」のビジネス展開についてお話し頂きました。についてお話し頂きました。是非ご期待ください。他にも多く記事がございますので、TOPページからぜひご覧ください。
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