「SIRU+(シルタス)」は不足している栄養がわかるアプリで、人が健康になり企業も儲かる世界を目指す(ICC KYOTO 2021)【文字起こし版】 | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

「SIRU+(シルタス)」は不足している栄養がわかるアプリで、人が健康になり企業も儲かる世界を目指す(ICC KYOTO 2021)【文字起こし版】

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ICC KYOTO 2021 カタパルト・グランプリに登壇いただいた、シルタス 小原 一樹さんのプレゼンテーション動画【「SIRU+(シルタス)」は不足している栄養がわかるアプリで、人が健康になり企業も儲かる世界を目指す】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回250名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2022は、2022年2月14日〜2月17日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

本セッションは、ICCサミット KYOTO 2021 プラチナ・スポンサーのAGSコンサルティング様にサポート頂きました。

【速報】経営管理データを迅速に一元化できるプランニング・クラウド「Loglass」がカタパルト・グランプリ優勝!(ICC KYOTO 2021)


【登壇者情報】
2021年9月6〜9日開催
ICC KYOTO 2021
Session 6A
カタパルト・グランプリ
– 強者が勢揃い –
Sponsored by AGSコンサルティング

小原 一樹
シルタス株式会社
代表取締役

大学卒業後、特殊冷凍を扱うベンチャー企業でフードテック事業に従事。食の領域に携わる中で、「食の健康の不可視性」と「食事管理のハードルの高さ」に課題を感じるようになり、自動で個人の栄養バランスが分かるシステムの開発に着手。
「食べたいものを食べて健康に」というビジョンのもと、2019年3月に買い物データから食事管理をするアプリ「SIRU+(シルタス)」をリリース。神戸市や弘前COIと協働して市内スーパーでの実証実験を行い、全国展開を進めている。
また、創業初年度から3年連続で、経産省や総務省の「データ利活用における実証実験」に参画。食に関わるさまざまなビッグデータの分析にも注力し、小売・流通や食品メーカー、ヘルスケア事業など幅広い分野の企業及び、自治体と協業を行なっている


増え続ける糖尿病患者、どう気をつける?

私たちは、皆さんの買い物の履歴を活用した、ヘルスケアサービスを提供しています。

このSIRU+(シルタス)というサービスを皆さんのインフラにしていきたい、買い物をすると金額が分かるように、何かを買うとどんな栄養を買ったのか分かるような社会を創っていきたい──。

リリースして2年のサービスですが、その成果を発表します。

まずこちらの、厚生労働省が発表したデータをご覧ください。

平成 29 年国民健康・栄養調査結果の概要(厚生労働省)

この40年間、国民の平均摂取カロリーは減っていて、逆に運動量は増えています。

一方、糖尿病患者はどんどん増加しているのです。

▶参考:糖尿病|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

今まで、暴食せず運動すれば糖尿病の予防になると言われてきました。

しかし、摂取カロリーが減って運動量が増えているのにもかかわらず、糖尿病患者が増えているのです。

最近の研究では、この2つの軸だけではなく、食生活の中身、栄養のバランスが大事と言われるようになりました。

皆さん、食生活や栄養バランスはいかがでしょうか。

答えはおそらく、「分からない」だと思います。

単純に、毎日食べたもののログを取っていないから、取っていたとしても色々なものを食べているので複雑だから分からないというのが現状だと思います。

購買情報と連動した栄養管理アプリを開発

そこで私たちは、普段皆さんが買っているものの情報から栄養管理ができるアプリ、SIRU+を開発しました。

このアプリは、普段お使いのクレジットカードやポイントカードを登録して買い物をすれば、何を買ったかを自動で同期化します。

自動で同期したデータを栄養素に変換するので、例えば「最近、ビタミンCやカルシウムが買えていない」ことを教えてくれます。

それだけではなく、買えていないビタミンCやカルシウムを摂取するために何を買えばいいのか、何を作ればいいのかも併せて教えてくれます。

もともとスマホアプリで展開していましたが、今はAPIとして他社スーパーやECにも提供しています。

足りない栄養を「買い物レコメンド」

活用事例としては、APIをつないでいただき、商品を買い物かごに入れると、瞬時にそれらを栄養素に変換します。

例えば、「今のかごの中身はビタミンCが足りていないので、ビタミンCを摂るためにパプリカはどうですか」などとおすすめし、ECにヘルスケア要素を足すことが可能です。

そしてこのレコメンドの成功率は、何と20%です。

おすすめしたうちの20%は、実際に買っていただいている、ということです。

ユーザーの栄養状態を消費者ニーズとして分析

ではこれを、ビジネスとしてどう展開していくかというと、得られたデータをマーケティングデータとすることで、ビジネス化しています。

データを分析するための、SIRU+ Bizというツールを提供しています。

「SIRU+ Biz」の提供を開始いたします。11月30日より「初期費用無料キャンペーン」もスタート

できることは2つあり、ユーザーの栄養状態を分析することと、それらを消費者ニーズとして分析することです。

活用事例として、この店舗では、ビタミンDが不足している人が多かったので、彼らをターゲティングし、ビタミンDが摂取できる製品をレコメンドしました。

どういうセグメントの人が、どれだけの人が見てくれたのかを分析し、どれだけ仕入れるべきかの計画を、スーパーマーケットやメーカーで立てています。

よく見てみると、このお店では、ビタミンD不足の人は30代後半に集中していることも分かりました。

彼らに対して、アプリではサケがおすすめされています。

この店では、ビタミンD不足の30代後半の男女は、ビタミンDを摂るにはサケを食べたほうがいいという情報を持って来店している、という示唆が得られています。

15兆円の市場で3兆円分をコントロール

私たちは、マネタイズするために「関与する買い物金額」と「レコメンド成功率」という、2つの指標を考慮しています。

消費者の買い物のうち、私たちは何円くらい関与できているのか、そして、レコメンドの成功率がどのくらいかです。

現状、日本のスーパー、コンビニの売上が約15兆円と言われています。

そして現状、私たちのレコメンド成功率が20%です。

これから、提携スーパーやコンビニ、ユーザーを増やしていく必要はありますが、15兆円の市場で20%の成功率ということは、単純計算で、生活者の食費の3兆円分をコントロールできる可能性を持っているということです。

3兆円分の財布を分析し、レコメンドするため、スーパーマーケットやコンビニは1店舗あたり月1万円、食品やサプリメーカーからは従量課金でお金を頂いています。

2年間続けてきたため、使えるスーパーも増えてきており、地域の健康のためということで、自治体との連携も増えていっています。

まだ道半ばですが、ユーザーも順調に増えています。

このアプリはアクティブユーザー率が68%と非常に高いです。

ダウンロードしてから68%の方が使い続けてくださっているのは、毎日何を食べたか、買ったかを記録せずとも、買い物をしているだけで栄養状態が分かって、次に何を買えばいいか分かるからです。

社会性と経済性が両立する予防サービスを目指す

予防領域において、人が健康になって企業も儲かる、社会性と経済性が両立できているサービスは世界にはまだ無いと思います。

私たちは、社会性と経済性を実現させる予防サービスを実現していきます。

今後、自身の健康に良いものはお得に買えるような施策も実施したいと思っています。

このような施策で協働してくださる食品メーカーやスーパー、コンビニがあれば、是非ご一緒させてください。

私たちは、厳しい食事制限などせず、すべての人が、食べたいものを食べながら健康でいられる社会を作っていきたいと考えています。

応援のほど、よろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/星野 由香里/浅郷 浩子/戸田 秀成

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