【新】最高の成果を生み出すチーム作りの方法論を徹底議論【F17-5B #1】 – 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

【新】最高の成果を生み出すチーム作りの方法論を徹底議論【F17-5B #1】

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「最高の成果を生み出すチーム作りの方法論を徹底議論」【F17-5B】セッションの書き起し記事をいよいよ公開!12回シリーズ(その1)は、ヤフー川邊さんを中心に、「カリスマリーダーシップ型」や「フォロワーシップ型」といった組織設計のタイプを議論しました。組織作りに悩む経営者の方は必見です。ぜひ御覧ください。

ICCカンファレンス FUKUOKA 2017のプラチナ・スポンサーとして、Motivation Cloud (Link and Motivation Inc.) 様に本セッションをサポート頂きました。

MOTIVATION CLOUD LOGO

ICCカンファレンスは新産業のトップリーダー160名以上が登壇する日本最大級のイノベーション・カンファレンスです。次回 ICCカンファレンス KYOTO 2017は2017年9月5〜7日 京都市での開催を予定しております。

ICCカンファレンス FUKUOKA 2017 Session 5B

「最高の成果を生み出すチーム作りの方法論を徹底議論」の配信済み記事一覧

岡島悦子 氏(以下、岡島) 今日の最終セッションのテーマは、「最高の成果を生み出すチーム作りの方法論を徹底議論」です。

ICCカンファレンスは今回3回目です。今日は、前回この中の何人かの方がされたセッションの続編のような形で進めていきたいと思います。

ICCカンファレンス FUKUOKA 2017 Session 5B

岡島 悦子
株式会社プロノバ
代表取締役社長
 
経営チーム強化コンサルタント、ヘッドハンター、リーダー育成のプロ。成長ステージに合致した経営チーム組成のための「経営チーム診断/開発コンサルティングサービス」を提供。三菱商事、ハーバードMBA、マッキンゼー、グロービス・グループを経て、2007年プロノバ設立。アステラス製薬株式会社、株式会社丸井グループ 社、ランサーズ株式会社、株式会社セプテーニ・ホールディングス、株式会社リンクアンドモチベーションにて社外取締役を務める。ダボス会議運営の世界経済フォーラムから「Young Global Leaders 2007」に選出される。

今日のご登壇者はこれだけの論客で、しかも色々な論点を持っていらっしゃる方々です。

私もこの15年程は経営チームを作ることばかりやっているので、もうモデレーターであるということは放棄して、私も議論の中に入っていこうと思っています。

壮大なる雑談ができればと思っていますので、どうぞよろしくお願い致します。

さて、テーマは「最高の成果を生み出すチーム作りの方法論を徹底議論」です。

ICCには、恐らくスタートアップからYahoo! JAPANさんのようにかなり大きなところまで、色々な企業ステージのところが参加されていると思います。

ステージによってもチームの作り方は違いますね。

色々なことをご経験されている方々なので、そんな論点からも伺ってみたいと思っていますが、壮大なる雑談という風に申し上げましたように、皆さんにはどんどんカットインして頂いて、「どういうこと?」「本当なの?」といった話をどんどん盛り上げていきたいなと思っています。

「最高の成果を生み出す」チーム作りのコツですね。

恐らくステージが変わってくる、或いは状況は変わってくるといった変化の局面がどこの組織にもおありだと思います。

「最高の成果を生み出す」チーム作りのコツについて、まずはヤフー川邊さんからお伺いしていってもよろしいでしょうか?

組織設計における2つのタイプ

川邊健太郎 氏(以下、川邊) まさにおっしゃった通り、ステージによって違うような気がしますね。

ICCカンファレンス FUKUOKA 2017 Session 5B

川邊 健太郎
ヤフー株式会社
副社長執行役員 COO

1974年10月19日生 東京都出身
青山学院大学法学部卒(1998年)

1995年   在学中に電脳隊を設立、99年に代表取締役社長
1999年   ピー・アイ・エム株式会社設立
2000年8月 ヤフー株式会社と電脳隊、ピー・アイ・エムの合併に伴い、ヤフー株式会社入社、「Yahoo!モバイル」担当プロデューサー
2003年   社会貢献事業担当プロデューサー(モバイル兼任)
2006年2月 Yahoo! JAPAN10周年記念非営利事業として「Yahoo!みんなの政治」を立ち上げ
2007年   メディア事業部に異動、「Yahoo!ニュース」、「Yahoo!ニュース トピックス」などの責任者
2009年5月 株式会社GyaO(現在、株式会社GYAO)代表取締役社長
2012年4月 ヤフー株式会社 最高執行責任者(COO)執行役員 兼 メディア事業統括本部長
    7月 副社長 COO 兼 メディアサービスカンパニー長
2013年4月 副社長 COO
2014年6月 取締役副社長 COO 常務執行役員
2015年6月 現職に就任

Yahoo! JAPANでも色々なマネジメントの在り方を言葉で定義していますが、主に「率先垂範型」や「リーダーシップ型」と言われる、リーダーが前に立ってがーっと進める、まさにこれですね。

ICCカンファレンス FUKUOKA 2017 Session 5B

カリスマかどうかは別にして、リーダーがリーダーシップをとって「がーっ」と進めていくタイプと、Yahoo! JAPANで「フォロワーシップ型」と呼んでいる、まさにリーダーが後ろにいるようなタイプがまさにここにあるようなものです。

岡島 これは、最近「羊飼い型のリーダーシップ」とか、日本語では「追い込み漁」とか言われていますけれども。

川邊 我々も「フォロワーシップ型」と言っていて、リーダーというのは、フォロワー、つまり部下に推戴されて部下を後押ししてこそ一番成果が出るのだというタイプがあります。

一方で、ベンチャーのようにそもそも人があまりいなかったり、始めた人達がめちゃくちゃ頑張らなければダメだよという局面では、「率先垂範型」というか、ここで言う「カリスマリーダー型」のリーダーシップでチームを作っていくと思います。

Yahoo! JAPANの場合は、ずっとそれで進めてきたのですが、5年前に新体制になり我々がマネジメントを代わってからは、我々で言う「フォロワーシップ型」に切り替えてやっている感じですね。

岡島 現場に一番お客様に近い知恵があって、その人達にかなりこう…

川邊 一つはそうです。

もう一つは、Yahoo! JAPANはお蔭様で去年20周年を迎えましたが、特に後半10年、この新体制になってから5年で、採用力が圧倒的に違ってきました。

僕が今大学生でYahoo! JAPANを受けても多分入れないというくらい、若い人たちは優秀であり採用レベルがかなり上がっています。

岡島 どのくらいピカピカな人が入っているのですか?

川邊 かなりピカピカじゃないでしょうか。

データサイエンティストなんかは日本有数の人達が入ってくれていて、色々なアルゴリズムを作ってサービスを良くしていってくれています。

後に入ってきた優秀な人の背中を押した方が、結果的に顧客接点で成果も出ると思っています。

彼らは情報も持っていて才能もある。

この若くて優秀な人たちを後押しすることなく、自分が前面に出ても、成果は出ないという感じですね。

岡島 リソースや、機会を提供していくという話ですよね。

川邊 そうですね。

岡島 ですから、リーダーというのは、環境を整備していく係になるのでしょうか。

川邊 そうですね。

あとは、そういう風に、後ろで支えているリーダー達に言い聞かせるということですよね。俺達はそういうマネジメントに変わろうぜと。

変えてやっているという。

ヤフーとソフトバンクのマネジメントの違い

ICCカンファレンス FUKUOKA 2017 Session 5B

岡島 左側(カリスマリーダー型)でずっと育った大学3年生のような人が、大学4年生になったらリーダーになれると思っていたところが逆転する訳じゃないですか。

その真ん中の人達の苦しみというか、意識変革ができないぞ、といったことはないのですか?

川邊 あるでしょうね。

往々にしてあると思います。

例えば「フォロワーシップ型」のマネジメントの典型では、1on1ミーティングなどを大事にします。

週一回程度、部下と上司が対話をする1on1ミーティングをするように言っているのですけれども、1on1をして気が付いたら上司が20分喋って終わってしまったみたいなこともあるのです。

(参考資料:ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法

しかも「コーチング」ではなくて、「ティーチング」してしまったみたいな。

岡島 中竹さんに怒られそうですね。

川邊 そうですね。

こういう例は枚挙にいとまがないですよね。

岡島 相当、コーチング文化に変えていらっしゃるということですよね。

川邊 そうですね。

コーチングなどを入れて、集団型に変えていっているところです。

岡島 一方では、ソフトバンクは多分、左(カリスマリーダー型)?

川邊 ソフトバンクは、典型的な「カリスマリーダー型」、或いは「キングダム」で言うところの「本能型」のマネジメントです。

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類まれなるリーダーで、皆がついていって槍のようにグワーっと突き刺す、皆で突き刺しに行くみたいな。

在り様が全く違いますね。

岡島 そこはもう業種の違いやステージの違いではなくて、リーダーの違いなのでしょうか?

川邊 世の中には、創業オーナーがいる会社というのはほとんどないじゃないですか。ベンチャーは大半がそうでしょうけれども。

岡島 しかも、リーダーがどんどん新しいことを考えていくという。

川邊 もう、異常なくらい考えますから。

Yahoo! JAPANはそれと全く違って、元々サラリーマンの人がやって、代を受け継ぐことを前提にしている組織ですから、同じグループ内でも在り様が全然違って、どちらもよいですが、速いのはこちらの「カリスマリーダー型」ですよね。

岡島 そうですよね。

川邊 失敗した時の手戻りも速いですね。

岡島 先ほどの打ち合わせの時に、組織風土と組織文化について少し中竹さんとお話したのですが、組織風土と組織文化がどう違うかについても少し教えて頂けますか?

川邊 まず、それを知りたいです。

(続)

編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆/Froese 祥子

続きは 孫正義は会議で必ずオチをいれて笑いをとる をご覧ください。

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【編集部コメント】

続編(その2)では、ヤフー川邊さんと日本ラグビーフットボール協会中竹さんに組織風土と組織文化の違いについて議論していただきました。是非ご期待ください。他にも多く記事がございますので、TOPページからぜひご覧ください。

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ICCパートナーズ(ICC Partners Inc.)は産業を共に創る経営者・経営幹部のためのコミュニティ型カンファレンス「Industry Co-Creation サミット/ICCサミット」の企画・運営および新規事業創出・アライアンスなどのアドバイザー業務を行っています。