【速報】燃やさないリサイクルでペットボトルの完全循環を実現「BRING Technology™」(日本環境設計)がREALTECH CATAPULT優勝!(ICC FUKUOKA 2022) | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

【速報】燃やさないリサイクルでペットボトルの完全循環を実現「BRING Technology™」(日本環境設計)がREALTECH CATAPULT優勝!(ICC FUKUOKA 2022)

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「ともに学び、ともに産業を創る。」エクストリーム・カンファレンス 「Industry Co­-Creation(ICC)サミット FUKUOKA 2022」(2022年2月15日〜2月17日開催)、2月16日に「REALTECH CATAPULT(リアルテック・カタパルト) リアルテック・ベンチャーが世界を変える」Sponsored by KOBASHI HOLDINGSが開催されました。

第一線で活躍する審査員が注視する中、8社の研究開発型ベンチャーが各7分間の熱いプレゼンテーションを繰り広げました。審査員の投票の結果、燃やさないリサイクルでペットボトルの完全循環を実現する「BRING Technology™」(日本環境設計)が優勝いたしました!


結果速報

ICCサミット FUKUOKA 2022 Session 7A 「REALTECH CATAPULT(リアルテック・カタパルト) リアルテック・ベンチャーが世界を変える」優勝は、燃やさないリサイクルでペットボトルの完全循環を実現するBRING Technology™」(日本環境設計(得点:27点)でした!

第2位は、駐車場1台分のスペースで「陸上養殖」を実現するする「ARK」(得点:18点)でした。

同率3位は、ナビゲーションシステム「あしらせ」で、視覚障がい者の単独歩行を支援する「Ashirase」(得点:17点)でした。

同率3位は、低コストの高密度細胞培養技術で、“細胞が薬になる時代”を支える「セルファイバ」(得点:17点)でした。

当日の中継映像もぜひご覧ください。


優勝:燃やさないリサイクルでペットボトルの完全循環を実現「BRING Technology™」(日本環境設計)

日本環境設計株式会社は、「あらゆるものを循環させること」をビジョンに掲げ、独自のケミカルリサイクル技術「BRING Technology™」によって、廃棄された素材から樹脂を再生する2007年設立の企業。日本はペットボトル回収率が世界一にも関わらず、ペットボトルとして再生されるサイクルは3回までで、4回以降は不純物が増えるためゴミとして廃棄される。同社は10年かけた研究で不純物を取り除く世界唯一の技術を開発し、永遠に循環させることに成功した。2021年に川崎市に工場を設立、2025年には世界で同様の工場が稼働開始予定。2030年には世界のペットボトル約20%をリサイクルすることにより、本当のペットボトルの循環を世界で実行していきたいとする。また、同社は衣料品を回収することで、新たな衣料品や素材を提供する「BRING™」でも知られている。


高尾 正樹
日本環境設計株式会社
代表取締役社長
HP | STARTUP DB

1980年生まれ。大阪教育大学附属高校天王寺校舎卒業、2000年東京工業大学工学部(化学工学)に入学。同大学卒業後、東京大学大学院にて技術経営を専攻。同大学院中途退学後、2007年1月に当社を設立、専務取締役に就任。綿を糖化してバイオエタノールにリサイクルする技術開発をはじめ当社繊維リサイクル事業の技術開発を担う。2014年にポリエステルリサイクルの技術開発に着手して以降、翌年2015年にはポリエステル技術を導入した北九州響灘工場の建設にも従事。2016年に現職に就任以降はパートナーとの資本提携のほかペットリファインテクノロジーの企業買収を主導する。2013年より早稲田大学非常勤講師を兼務。

第2位:駐車場1台分のスペースで「陸上養殖」を実現する「ARK」

株式会社ARKは、「小型・分散型による陸上養殖の民主化」を掲げ、どこでも誰でも水産養殖ができる仕組みを提供することを目指す2020年設立のスタートアップ企業。海面養殖では沿岸環境の違い、陸上養殖では地域によって最適な施設が異なるなどの理由で、魚の養殖は汎用性・再現性が低いとされている。そこで同社は陸上養殖のプラットフォーム化を目指し、「ARK閉鎖循環式陸上養殖システム」を開発した。同システムは「小型化」「自動化」「省エネ」を追求。駐車場1台分(9.99m2)のスペースに置けるパッケージは、IoT化・自動化されており、餌や種苗などの必要資材とリモート管理アプリをセットで提供している。常時必要な電力はソーラーと風力発電、蓄電器等によって賄われ、水道・電気の引き込みは不要である。開発拠点を湘南、海外拠点をロンドンに置く。現段階ではバナメイエビの養殖を想定しているが、今後は海外でのニーズが高いスズキなど、白身魚の養殖も検討している。


栗原 洋介
株式会社ARK
CSO
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1985年生まれ。神奈川県茅ヶ崎市出身。英国ロンドン在住。ニューヨーク州立大学を卒業後、2008年に(株)電通に入社し、プロデューサーとしてグローバル企業等を担当、その後パブリックセクターで地方創生やインバウンド観光業務に従事。2015年より(株)ウフルに参画し、センシング関連企業との資本業務提携と、民間企業や行政機関のIoT・DXなどデータ事業の開発・実装に取り組む。2018年に英国海外本社代表取締役に就任し、活動の拠点をロンドンに移す。そんな中、EUのスコットランドにおけるサーモン養殖DX事業に携わったことから、海洋や水産業の抱える課題に直面。同じ課題意識を持っていた竹之下、吉田と2020年に(株)ARKを共同創業し、チーフ・サステステナビリティー・オフィサーに就任。地元湘南でオリジナルの閉鎖循環式陸上養殖システムARKの開発・製造に取り組む。趣味は、ブッシュクラフトキャンプ、ムエタイ。NPO法人NELISメンバー。好きな魚はイワナ。

同率3位:ナビゲーションシステム「あしらせ」で、視覚障がい者の単独歩行を支援する「Ashirase」

株式会社Ashiraseは、「人の豊かさを”歩く”で創る」をミッションに掲げ、視覚障がい者の単独歩行を支援するナビゲーションデバイス「あしらせ」を開発する2021年設立のHonda発ベンチャー。「あしらせ」は、靴に取り付けるデバイスとスマホアプリを連動させて誘導を行うもので、靴を履いてアプリに目的地を入力すれば、あとは振動に沿って歩くだけ。GPSとユーザーの動作情報から、目的地への誘導情報が生成され、直進、右左折、停止の誘導は、デバイスの振動部位(足の甲、側面、かかと)とテンポによって通知。強い振動で停止、曲がる側のみの振動で右左折を示すなど、聴覚を使わずに直感的に誘導情報を理解できることで、歩行時のゆとりも確保する。点字ブロックの設置場所や盲導犬の数が少ない中、視覚に障がいがあっても自由に歩くことを諦めないでほしいと、2022年度中の販売開始を目指し試作・実証を続けている。


千野 歩
株式会社Ashirase
代表取締役
HP | STARTUP DB

2008年本田技術研究所にて電気自動車や自動運転の研究開発に従事。2018年SensinGood Labという任意団体を設立し、「あしらせ」の開発を開始。2021年4月、Ashiraseを創業、代表取締役に就任。
受賞歴 経産省始動プログラム2018シリコンバレー派遣選抜 / 内閣府S-Booster2019 最優秀賞 受賞
Asics accelerator program 優秀賞 受賞 / リバネス ディープテックグランプリ2021 KOBASHI賞、カワるサキへ賞 受賞 / ひろしまサンドボックスD-EGGS サンドボックス賞 受賞

同率3位:低コストの高密度細胞培養技術で、“細胞が薬になる時代”を支える「セルファイバ」

株式会社セルファイバは、東京大学生産技術研究所の竹内昌治教授らの細胞加工技術を応用した細胞培養ソリューションを提供する大学発ベンチャー企業。医療の発展により細胞を利用した医薬品により、かつては治療不可能だったものができるようになっているが、細胞は製造過程で変質しやすいため、大量生産が難しく供給が追いついていない。同社の「細胞ファイバ技術」では、細いゲルのチューブに細胞を閉じ込めることで変質を防ぎ、大量培養を可能とするため作業性、製造コストをともに大幅改善できる。人員、工数も大幅に削減できるため、製造原価も従来の1/10程度に抑えることができるという。将来的には薬品だけでなく、培養技術を用いた環境低負荷な培養肉の生産や、動物実験を不要にする細胞塊などの製造なども見据えている。


柳沢 佑
株式会社セルファイバ
代表取締役社長
HP | STARTUP DB

2007年東京薬科大学 生命科学部 環境生命科学科卒業。2011年3月まで株式会社リバネスにて企画開発業務に従事。2017年12月 東京大学大学院 化学生命工学専攻にて博士(工学)を取得。2018年3月、平成29年度東京大学工学系研究科研究科長賞・東京大学総長賞。専門は高分子化学、材料化学、ソフトマテリアル、ハイドロゲル。2018年5月よりセルファイバ取締役に就任。2018年6月よりAMED「細胞ファイバーを利用した抗体製造のための高密度連続生産技術の開発」研究開発代表者。2018年10月にNEDO Entrepreneurs Profgram(NEP)に採択され心筋ファイバの創薬応用を志向した収縮力測定システムを開発。2019年6月より代表取締役に就任。


毛髪から、エビデンスに基づくストレスチェックを行う「イヴケア」

株式会社イヴケアは、「優しい眼差しに満ちたWell-being社会の実現」を企業理念とし、オーダーメイドヘルスケアの開発と提供を行う2019年設立の滋賀大学発ベンチャー。人の毛髪には、さまざまな物質を蓄積しながら伸長する特性がある。同社はそこにストレスと、抗ストレスのホルモンが蓄積されることに着目し、毛髪を用いたストレスチェックによる企業向けのメンタルヘルスサービスを提供している。個人だけでなく集団でのデータとして見ることもでき、主観的なアンケートと組み合わせて心身へのストレスを計測することでエビデンスに基づいた従業員の状況を把握し、組織として先手のケアをしていくことができるという。


五十棲 計
株式会社イヴケア
代表取締役
HP | STARTUP DB

1995年生まれ。2020年滋賀大学大学院教育学研究科を修了、修士(教育学)。同大学の大平教授と連携し、2018年7月には滋賀テックプラングランプリのファイナリストとして選出され、パナソニックアプライアンス社賞を受賞。7月に東京で開催されたバイオテックグランプリでもファイナリストに選出され、日本ユニシス賞と竹中工務店賞を受賞。2019年1月11日に滋賀大学からの大学発ベンチャー第1号となる株式会社イヴケアを設立。イヴケアでは毛髪中のホルモンを分析・評価する技術をコアに、メンタルヘルスをはじめとした最適なケアの開発・提供を行うトータルヘルスケアサービスを実施。2020年10月Forbs 30 UNDER 30 JAPAN 2020 に選出。

空気で伸縮、人工筋肉の技術でしなやかに動くロボットを開発する「ソラリス」

株式会社ソラリスは、中央大学の中村太郎教授を創業者とする、2017年設立の中央大学発ベンチャー。同社は世界トップレベルの高出力型人工筋肉アクチュエーション技術を持ち、生物のようにしなやかで柔らかいソフトロボットを創出。腸のような動きをして、高粘度材料を混ぜ運んだり、デリケートな材料をやさしく運ぶ「蠕動(ぜんどう)運動ポンプ」や、ミミズのように収縮と伸長をしながら配管内を点検する「ミミズ型ロボット」など、ユニークなソフトロボットを開発している。ディープテックとして世界に類を見ないオリジナリティの高い技術で、ソフトロボットの世界的なリーディングカンパニーを目指すとしている。


梅田 清
株式会社ソラリス
代表取締役CEO兼COO
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1973年広島県出身。1997年岡山大学大学院工学研究科修了後、キヤノン株式会社入社。
同社にて家庭用インクジェットプリンタの画像処理開発および製品設計に従事。2015年同社設計室長。
2018年、自らを鍛え直すため、21年働いた大手を飛び出しKyoto Robotics株式会社入社。
開発部長として最新物流センター向け自動デパレタイズシステムの立ち上げに尽力し実稼働に成功、同システムは2020年ロジスティクス大賞を受賞。
2020年株式会社ソラリスに参画、2020年11月同社取締役COO、2021年4月同社代表取締役に就任、現在に至る。3人の息子を持ち、趣味はジャズピアノ。

生体信号を読み取り、手指を補助してリハビリ効果を高める「手指麻痺用ニューロリハビリプロジェクト」(メルティンMMI)

株式会社メルティンMMIは、サイボーグ技術によって物理的な制約を取り払い、年齢や身体の状態によらず誰もが自分らしく活躍ができる世界を創ることをビジョンとして掲げる2013年設立のスタートアップ企業。2022年の実用化を目指して臨床研究中の「手指用ロボットニューロリハビリテーション装置」は、同社の3つの先端技術である「生体信号」「AI解析」「生体模倣ロボット」を用いて、脳卒中などによる運動機能の低下で手指が思い通り動かせない人向けに開発したもの。手指に装置を装着し、前腕部にセンサーを貼り付けると、装着した人が手をどう動かしたいかという生体信号を捉えて運動補助を行ってトレーニングを支援する。実際にトレーニング後は手が動きやすくなった効果が見られるという。


粕谷 昌宏
株式会社メルティンMMI
代表取締役
HP | STARTUP DB

1988年生まれ。創造性の追求において身体がボトルネックとなっていることに1991年に気づき、以来解決策を追い求めてきた。1998年に医療と工学の融合分野が解決策となることを予想し、2002年からサイボーグ技術の研究を開始する。2006年に早稲田大学理工学部に入学、2007年に初めての論文を執筆。2011年にはロボット分野で活躍した35歳未満の研究者に贈られる日本ロボット学会研究奨励賞を受賞。2012年には、VR空間内の体と現実の体を生体信号により接続しシンクロさせる手法を開発し電気通信大学大学院に移動。日本学術振興会特別研究員を経て2013年にサイボーグ技術を実用化する株式会社メルティンMMIを創業。2016年にはロボット工学と人工知能工学で博士号を取得。回路設計から機構設計、プログラミングやネットワークシステム構築と幅広く開発をカバーする。2018年にはForbesより世界の注目すべきアジアの30人として選出された。

レアメタル回収を省スペース、高純度・高い生産性で可能にする「エマルションフローテクノロジーズ」

株式会社エマルションフローテクノロジーズは、レアメタルの高純度回収技術を有し、リサイクルの支援を行う2021年設立の原子力機構発ベンチャー。日本はレアメタルのほぼ全量を輸入に頼っており、今後あらゆるものが電化されていく社会において安定供給が課題となっている。同社は、レアメタルを使用済み蓄電池から回収する溶媒抽出法「エマルションフロー」を開発。従来法のミキサーセトラーに比べ、作業時間を10分の1、装置のサイズも10分の1、ランニングコストを5分の1以下に抑え、回収の難しいレアアースなどの高純度(99.99%以上)な元素の精製に成功した。第5世代モデルでの抽出量は従来モデルの100倍だという。今後は、企業にエマルションフローの導入支援を行い、最先端の工業製品に欠かせないレアメタル資源の安定的な確保に貢献したいとしている。


鈴木 裕士
株式会社エマルションフローテクノロジーズ
代表取締役社長
HP | STARTUP DB

2003年に東京都立大学大学院工学研究科の博士課程を修了し、日本原子力研究所(現、日本原子力研究開発機構/JAEA)に入所。その後、約15年間にわたり中性子利用研究に従事。2018年度にNEDOが主催する高度専門支援人材育成プログラム(NEDO Technology Startup Supporters Academy)を受講する機会を得て、国研から創出される研究開発成果の社会実装の重要性を知る。その後、JAEA 内にイノベーション推進室を設立し、原子力分野から創出される研究開発成果の社会実装の支援を開始。その活動においてエマルションフロー開発者の長縄との出会いがありベンチャー設立に向けた支援を開始。自分は支援者であることを忘れ、エマルションフローの事業化に深入り。その結果、自らが代表取締役として、2021年4月5日にJAEA発ベンチャー「株式会社エマルションフローテクノロジーズ」の設立に至る。

表彰式

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/鵜飼 一誠/板橋 今日子/古川 琢郎

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