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【速報】元こども兵の社会復帰支援「テラ・ルネッサンス」と、思いやりをつなぐ遺贈寄付「日本承継寄付協会」がソーシャルグッド・カタパルト同率優勝!(ICC FUKUOKA 2024)

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「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場 「Industry Co­-Creation(ICC)サミット FUKUOKA 2024」(2024年2月20日〜2月22日開催)、2月22日の朝に「ソーシャルグッド・カタパルト – 社会課題の解決への挑戦 -」 Sponsored by ICCパートナーズ が開催されました。

第一線で活躍する審査員が注視する中、様々な社会課題の解決を目指す気鋭の活動家11名が各7分間の熱いプレゼンテーションを繰り広げました。審査員の投票の結果、元こども兵の社会復帰支援「テラ・ルネッサンス」と、思いやりをつなぐ遺贈寄付「日本承継寄付協会」が同率優勝いたしました!

同率優勝

子ども兵の社会復帰から世界平和を目指す「テラ・ルネッサンス」

『すべての生命が安心して生活できる社会(世界平和)の実現』を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。紛争・災害等で被害を受けた人々や地域の自立を目指して、中長期的な支援を展開するのが特徴。現在では、カンボジア、ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ、コンゴ、ブルンジでの元子ども兵や紛争被害者の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町で伝統工芸による復興支援「大槌刺し子」を運営。2022年にはハンガリー、ウクライナにおける避難民への支援を開始した。第4回ジャパンSDGsアワード副本部長(外務大臣)賞等、多数受賞。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。


鬼丸 昌也
認定NPO法人テラ・ルネッサンス
創設者・理事
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認定NPO法人テラ・ルネッサンス創設者・理事。大学4年生の時に、初めてカンボジアを訪れ、地雷被害の現状を知り、「すべての活動はまず『伝える』ことから」と講演活動を始める。同年10月、大学在学中に「全ての生命が安心して生活できる社会の実現」を目的に、「テラ・ルネッサンス」設立。同団体では、カンボジア・ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ・コンゴ・ブルンジでの元子ども兵や紛争被害者の自立に必要な支援を実施している。また、地雷、子ども兵や平和問題を伝える講演を、これまでに約22万人もの人々に届けた。遠い国の話を身近に感じさせ、ひとり一人に未来をつくる力があると訴えかける講演に共感が広がっている。2022年には、約150のNGOが加盟する、NPO法人国際協力NGOセンター(JANIC)の理事長に就任。「対話」と「連帯」による社会変革を目指す。

死後に残ったお金を「遺贈寄付」する文化を広げる「日本承継寄付協会」

2019年、遺贈寄付を日本の文化にすべく日本承継寄付協会を設立。2020年には、民間法人初遺贈寄付の全国実態調査、専門家調査を実施、その後4年連続で調査結果を発表。相談窓口を増やすため専門家向け寄付研修、「承継寄付診断士」認定講座等、遺贈寄付の専門家育成に力を入れ、350名以上が受講。2021年には16都市23会場での全国一斉遺贈寄付無料相談会を実施。2022年には日本初の寄付先紹介つき遺贈寄付ガイドブック「えんギフト」を発行、全国の士業、連携自治体、金融機関、公証役場等に配布。遺贈寄付大国イギリスでのフリーウィルズウィークを日本で初開催し、静岡市他行政との連携で日本における遺贈寄付文化創造に尽力。


三浦 美樹 
一般社団法人日本承継寄付協会
代表理事
司法書士法人東京さくら
代表
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2007年司法書士合格、2011年に相続を中心とした司法書士事務所を開業(現司法書士法人東京さくら)して2000件以上の相続相談を経験後、2019年遺贈寄付を日本の文化にし、「社会に貢献したい誰もが寄付できる社会」を目指し日本承継寄付協会を設立。2020年には、民間法人初遺贈寄付の全国実態調査(4年連続開催)、専門家調査を実施。専門家向け遺贈寄付研修、「承継寄付診断士」認定講座等、遺贈寄付の専門家育成に力を入れ、2022年には日本初の寄付先紹介つき遺贈寄付ガイドブックを「えんギフト」を発行(内閣府、法務省、全国公証人連合会後援)。全国の士業、金融機関、公証役場、公共施設等に配布。同年より遺贈寄付大国イギリス発祥のフリーウィルズキャンペーンを日本で初開催し、「ふるさと遺贈」において自治体連携しながら日本における遺贈寄付文化創造に尽力。

結果速報

ICCサミット FUKUOKA 2024 Session 11A 「ソーシャルグッド・カタパルト – 社会課題の解決への挑戦 -」優勝は、元こども兵の社会復帰支援「テラ・ルネッサンス」と、思いやりをつなぐ遺贈寄付「日本承継寄付協会」(得点:31点)でした!

第3位は、過疎化地域に生産拠点を作り、海藻食文化と海の生態系を守る「シーベジタブル」(得点: 28点)でした。 

第4位は、学校に新たな関係人口を増やす複業先生で、未来の教育への扉を開ける「LX DESIGN」(得点: 26点)でした。 

第5位は、役目を終えた古材や古道具を引き取り循環させる「ReBuilding Center JAPAN」(得点: 23点)でした。  

当日の中継映像もぜひご覧ください。

3位以下の登壇サービス・プロダクト一覧

第3位:過疎化地域に生産拠点を作り、海藻食文化と海の生態系を守る「シーベジタブル」

2016年に高知県で創業。世界初となる地下海水を利用した青のりの陸上栽培を事業化。東北から九州まで過疎化が進む沿岸地域に生産拠点を立ち上げ、障害のある方や高齢の方々と共に香り高い最高品質の青のりを栽培してきた。現在は、多様な専門性を持った研究者たちに加え、一流の料理人たちも仲間に加わり、今まで流通してこなかった美味しい海藻の陸上及び海面での栽培技術の確立から、新たな食べ方の開発/提案までを行っている。海藻が激減する地域の海藻食文化を守りつつ、新たな食文化を育むことで、磯焼けが進むエリアに海藻を増やし、漁業者の仕事を生み、海の生態系を豊かに育んでいくという循環をつくるために活動している。


友廣 裕一
合同会社シーベジタブル
共同代表
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大学卒業後、日本全国70以上の農山漁村を訪ねる旅へ。東日本大震災後は、宮城県石巻市・牡鹿半島の漁家の女性らとともに「ぼっぽら食堂」や「OCICA」などの事業を立ち上げる。 2016年に共同代表の蜂谷潤と共に合同会社シーベジタブルを創業。世界初となる地下海水を利用した青のりの陸上栽培を開始。障害のある方や高齢の方々と共に香り高い青のりを栽培。現在は海面での栽培にも力を入れており、30種類以上の海藻を手掛けている。 多様な専門性を持つ研究者に加え、料理人たちも仲間となり、今まで流通してこなかった美味しい海藻の陸上及び海面での生産から、新たな食文化づくりまで行っている。

第4位:学校に新たな関係人口を増やす複業先生で、未来の教育への扉を開ける「LX DESIGN」

LX DESIGNは、2018年に設立。テクノロジーとコミュニティの力で教育をアップデートしている企業。子どもたちが、学校の教員だけでなく、地域やグローバルで活躍する大人たちと学び合い、自身の生き方・キャリアを自ら切り拓いていけるようになる世界を目指し、学校現場の人手不足・働き方改革の課題にフォーカスした『複業先生®︎』を運営している。教育業界の革新から、すべての人が自分らしい人生をデザインできる世界を目指す。


金谷 智
LX DESIGN
代表取締役社長
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東京学芸大学 教育学部を卒業後、公立小学校学級担任などを経て、学校教育向けスタートアップ、(株)LX DESIGNを設立。複業で先生をしたい外部人材と学校をつなぐプラットフォーム『複業先生®︎』を中心に、テクノロジー×コミュニティ×教育領域のサービスを全国展開。都内私立大学での客員教員、地元富山大学での授業等、国、行政、企業、多様なプレイヤーを巻き込んだ学校の新たな関係人口創出エコシステムに注力。

第5位:役目を終えた古材や古道具を引き取り循環させる「ReBuilding Center JAPAN」

地域資源のリユースカンパニーReBuilding Center JAPANは2016年に長野県諏訪市で設立。家屋や工場の片付け・解体に伺い、行き場を失ったモノのレスキュー(引き取り)をしている。諏訪で空き家を活用したエリアリノベーション、全国向けに「リビセンみたいなお店やるぞスクール」を開催。リビセンのノウハウが学べ、開催後はオンラインコミュニティでサポートし、日本全体で地域資源レスキュー総量が増えていく景色を目指している。


東野 唯史
ReBuilding Center JAPAN
代表取締役
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84年生まれ。名古屋市立大学芸術工学部卒。 2014年より空間デザインユニットmedicalaとして妻の華南子と活動開始。全国で数ヶ月ごとに仮暮らしをしながら「いい空間」をつくりつづけてきた。 2016年秋、地域資源のリユースショップReBuilding Center JAPANを長野県諏訪市に設立。ReBuild New Cultureを理念に掲げ、次の世代に繋いでいきたいモノと文化を掬いあげ、再構築し、楽しくたくましく生きていける、これからの景色をデザインしていく。 2022年に株式会社すわエリアリノベーション社設立。諏訪エリアの健やかな循環のある経済圏の構築を目指す。 2018年環境省グッドライフアワード環境地域ブランディング賞受賞 2018年パッシブハウスジャパン エコハウスアワード リノベーション賞 2019年グッドデザイン賞ベスト100 2020年DIA TOP100。

完全無料のプログラミング教室で、生活困窮家庭で育つ高校生の経済的・精神的自立を支援する「CLACK」

貧困家庭の高校生に無料のプログラミング教育を届ける認定NPO法人CLACKは2019年に設立。工業高校や商業高校、自治体、NPO、奨学財団などと連携しながら、ひとり親、生活保護、不登校、ヤングケアラーなどの困難を抱える高校生にリーチ。PC寄贈や交通費支給も行うことで、金銭的理由で学べない状況を極力なくしている。その上で、高校生が企業でインターンしたり制作案件ができるまでの伴走を実施。PCや場所、エンジニアなどの企業の有休資産を活用しながら、持続可能な形を模索中。現在は、東京・大阪・愛媛などに拠点を広げている。


平井 大輝
認定NPO法人CLACK
理事長
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1995年、大阪生まれ。中学時代に親の自営業の倒産と離婚を経験し、経済的な困難に直面。困難を抱える中高生の学習支援のNPOで活動。その後、生まれ育った環境に関係なく自分の人生を自分で切り拓いていく機会をつくるため、在学中の2018年にCLACKを設立。東京・大阪・愛媛で貧困家庭の高校生向けの無料のプログラミング教育やデジタル居場所を展開。シチズン・オブ・ザ・イヤー受賞。イノベーシスト大賞受賞。FORBES JAPAN 30 UNDER 30 受賞。

売れ残りパンセットの販売で、フードロス削減と福祉施設支援に貢献する「ツナグパン」(ケルン)

廃棄ロス削減と社会的弱者支援を同時に実現する経済循環型のシステム「ツナグパン」を運営する株式会社ケルンは1946年創業の老舗ベーカリーで、神戸市内に直営8店舗を展開。「ツナグパン」は前日に売れ残ったパンの中から日持ちするもの約15個をアソートにして定価の65%で翌日に販売し、購入者には次回来店時から使える「100エシカルコイン」(100円相当)をプレゼント。同額のエシカルコインを提携先の福祉施設にも贈呈している。福祉施設利用者は自らの意思で好きなタイミングで来店し、パンを買うことができるため、自立支援の一助にもなっている。2021年12月の運用開始以降、パンの廃棄量は約11%から2%に減少。


壷井 豪
ケルン
代表取締役
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兵庫県神戸市出身、1980年生まれ。大阪阿倍野辻調理師専門学校卒業後、大阪や京都のベーカリーで経験を積む。その後、日本パン技術研究所やInhaber Fuhrmanns Backparadies(ドイツ・バイロイト)のマイスターの下でパン技術を学び、2013年、株式会社ケルン3代目代表取締役に就任。地元神戸との繋がりを重視し、知育・食育・教育を軸に教育機関での講演、技術講師を務める。2021年12月、フードロス削減と社会的弱者支援の同時解決を図る「ツナグパン」をスタート。同サービスが2023年に「神戸市SDGs奨励賞」を受賞し、それに付随する木製の地域通貨「エシカルコイン」が各業界からの注目を集めている。神戸の多彩な魅力を発信するNPO法人「Unknown Kobe」理事。社会を変える力を秘めた今知るべき全国の経営者を紹介するミートアップ「シェイク!未来つなぐ会議」発起人。

ブナの森の保全で出る間伐材を活用したくみ木の絵本「おかえりどうぶつはうす」(Ibiza(イビサ))

世の中を明るくするデザイン開発をモットーに、企業ロゴ、広告、パッケージ、イラストなどのデザインおよびアートディレクションを手がけるデザイン事務所 株式会社Ibiza(イビサ)を2020年創立。2012年よりにいがた組み木の会のくみ木の作り手、平山力氏とコラボレートし、さまざまなテーマでくみ木のおもちゃを共同開発。2021年にくみ木のおもちゃブランド「くみ木の森」を立ち上げ、自社製品「くみ木の絵本シリーズ」を展開。地元新潟県燕市で木工工房を営み、地域の人々に向け、ものづくりできる憩いの場を提供。


高井 幸江
Ibiza(イビサ)
代表取締役
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1985年 新潟県燕市出身。グラフィックデザイナー / アートディレクター / くみ木デザイナー、「くみ木の森」ブランディング・ディレクター。デザイン事務所 Frame(株式会社フレーム)を経て、2020年独立。世の中を明るくするデザイン開発をモットーに、デザイン事務所 Ibiza(イビサ)を設立。2021年にくみ木のおもちゃブランド「くみ木の森」を立ち上げる。2022年株式会社Ibiza設立。2015年新潟ADC準グランプリ、2016年JAGDA新人賞ノミネート / 原研哉 This One! / ニイガタIDSコンペティション2022 大賞受賞 / iF Design Award 2023受賞 / DFAアジアデザイン賞2023 受賞 他。

保護者・学校・学生の「弁当」にまつわる課題を解決する「PECOFREE」

学校と給食会社を繋ぐ食のフードデリバリーサービス「PECOFREE」を運営する株式会社PECOFREEは2021年設立。高校や専門学校、大学など、学校が導入することで様々なラインナップの食べたいお弁当を自由に学生が注文することが可能になり、簡単にアプリでキャッシュレス決済後に学校でお弁当が受け取れる学生専用の新しいサービス。朝から手弁当を作る保護者の負担を削減し、昼休みをもっと有効に活用したい学生に役立っている。学校にとっては全生徒に食事が行き届く安心のサービス、学生にとってはより良い食事の提供が受けられる新サービスとして、学生や保護者、学校が抱える食の悩みを解決している。


川浪 達雄
PECOFREE
代表取締役
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飲食業界で店舗運営、エリアマネジメント、新規店舗開発に従事。 産業給食会社に入社し、工場長として産業給食の製造、企画、販売、経理、労務人事に携わる。 2014年株式会社はたなか取締役部長就任、新規事業開発/食堂事業部立案〜実行に従事。 短期大学との産学連携締結、食物栄養学科非常勤講師として食品開発、産業マネージメント、インターン、食育推進、現代の子供の食生活について食育学会学術論文掲載・国立国会図書会掲載などに従事。 2021年2月に会社を設立し、IT×産業給食の既存リソースを掛け合わせたPECOFREEを開発・運営。

宮崎県都農町で、こどもたちとまちづくりを実践する「イツノマ」

人口1万人の過疎地、宮崎県都農町(つのちょう)でまちづくりを実践する株式会社イツノマは2020年設立。人口減少、少子高齢化、若者流出が加速する地域の課題解決につなげるべく、未来のグランドデザイン作成、デジタル推進、商店街再生、空き家リノベーションを実践。同時に、町内唯一の中学校で総合学習・キャリア教育を年間15時間、中学生の地域クラブ「まちづくり部」を主宰、小学生のゼロカーボン推進チームを結成し毎年、町議会に政策提言。こどもたちがまちの未来を自分ごととして捉え、まちづくりの体験ではなく当事者として参画するしくみづくりを推進している。


中川 敬文
イツノマ
代表取締役CEO
HP | X(旧Twitter)

東京都出身、関西学院大学社会学部卒業。1989年ポーラ入社。1993年新潟県上越市に家族で移住、当時国内最大級のパワー型ショッピングセンターの立ち上げと運営。 1999年UDS株式会社入社、2003年より代表取締役(2011年より社長)。 「キッザニア東京」、日本初のイエナプランスクール「大日向小学校」などの場づくり、地方自治体のまちづくり、中高生のキャリア教育を手がける。 2020年3月に社長退任して宮崎県都農町に移住、株式会社イツノマ起業。町のグランドデザイン作成、デジタル・フレンドリー戦略(2021年グッドデザイン賞ベスト100)、都農中学校にてまちづくり教育(2021年文部科学大臣表彰受賞)、こども参画まちづくり(第15回日本まちづくり大賞)を実践中。敷地5,000㎡の耕作放棄地にある2軒の空き家をリノベーション、「まちづくりホステルALA」を開業 著書(共著):『おもてなし・デザイン・パターン』(翔泳社)

金沢発、伝統工芸×最先端テクノロジーで新たな「巧藝(KOGEI)」を生み出す「secca」

2013年、文化都市石川県金沢市に設立。seccaでは日本固有の伝統工芸における伝統を敬い学んだ上で、新しい視点と最新の技術を積極的に取り入れながら今求められるカタチへデザインし、ホテルやレストランなどに向けてオーダーメードのプロダクトを制作し手渡している。こうしたseccaが考える現代の工芸を「巧藝(KOGEI)」と定義し、思想や技能を含めた伝統を磨きながら、未来により良い形で繋げていくことを目指している。このような事業をしていることから、昨今の全国の伝統工芸産業の衰退を受け、あらゆる産地から相談が相次いでおり、能登半島地震によって壊滅的な被害を受けた輪島塗や珠洲焼の復興をきっかけに、日本全国の工芸産地を対象とした、新たな問屋業を創業する計画である。


上町 達也
secca
代表取締役
HP

1983年岐阜県可児市生まれ。
金沢美術工芸大学卒業後、株式会社ニコンに入社し、主に新企画製品の企画とデザインを担当する。
2013年、資本主義経済によって加速した価値の異常な消費サイクルに疑問を抱き、手にした人の心を動かす持続的な価値を目指したものづくりをカタチにするため、食とものづくりの文化が色濃い金沢にIターンし、secca inc.を設立。secca独自の経営を推進しながら、各作品のコンセプトメイキングを主に担当する。  seccaでは日本固有の伝統工芸において、過去の伝統を敬い学んだ上で、新しい視点と最新の技術を積極的に取り入れながら今求められるカタチへアップデートすることで、現代の工芸の可能性を探究している。こうしたseccaが考える現代の工芸を「巧藝(KOGEI)」と定義し、思想や技能を含めた伝統を磨きながら、未来により良い形で繋げていくことを目指している。  そのためにも、独自の視点でこれからの問いを見定め、それらに対応した新たなモノと体験を生み出すことによって新価値を造形する。

表彰式

(終)

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編集チーム:小林 雅/浦田 雅也/浅郷 浩子/小林 弘美/原口 史帆/古川 琢郎

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