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「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場 「Industry Co-Creation(ICC)サミット FUKUOKA 2024」、2月20~21日に「デザイン & イノベーション アワード」 が開催されました。100名超の審査員による投票の結果、グランプリには「石川樹脂工業」、準グランプリには「DigitalArchi」「ピクシーダストテクノロジーズ」、部門賞には「DigitalArchi」「ECOMMIT」「友安製作所」が輝きました。
今回の「デザイン & イノベーション アワード」は、デザイン性やイノベーションあふれるプロダクトやサービスを持つ12社のブースを審査員が見学、体験し、革新性(イノベーション)、社会性(サスティナビリティ)、職人技 (アルチザン)、市場性(ビジネスインパクト)、想いと共感の観点から投票を行いました。
結果速報
入賞企業は以下の通りです。
グランプリ
・グランプリ「石川樹脂工業」(ファイナル得票数16点)
・準グランプリ「DigitalArchi」(ファイナル得票数6点)
・準グランプリ「ピクシーダストテクノロジーズ」(ファイナル得票数6点)
部門賞
・革新性(イノベーション)部門
1位 「DigitalArchi」
2位 「ピクシーダストテクノロジーズ」
3位 「石川樹脂工業」
・社会性(サステナビリティ)部門
1位 「ECOMMIT」
2位 「amu」
3位 「DigitalArchi」
・職人技(アルチザン・技術力)部門
1位 「友安製作所」
2位 「石川樹脂工業」
3位 「DigitalArchi」
・市場性(ビジネスインパクト)部門
1位 「DigitalArchi」
2位 「ECOMMIT」
3位 「XANA」
・想いへの共感 部門
1位 「友安製作所」
2位 「amu」
3位 「ECOMMIT」
出展企業の詳細は以下をご覧下さい。
出展企業・プロダクト一覧
グランプリ 石川樹脂工業
出品プロダクト:こだわりのある人の普段使い食器 ARAS(エイラス)
【ブース担当者からのコメント】
まいにち使える、一生もの。石川県加賀市の工場発。1,000回落としても割れないお皿ARAS。こだわりの詰まったカタチと色合いはどんな料理を載せてもワンランク上に。全ての商品に生涯破損保証が付いており、ギフトにも選ばれております。
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石川 勤
石川樹脂工業
専務取締役
HP | X(旧Twitter)
石川県加賀市生まれ。 東京大学工学部システム創成学科を卒業後、世界最大の消費財メーカー Procter & Gambleに入社し、約10年間勤務。Finance & Accounting部門に所属し、工場でのコスト管理・原価低減・内部統制、家電分野での営業戦略など数年間の経験後、シンガポールに転勤。アジア全体の消臭剤・台所用洗剤の経営戦略に携わる。その後、帰国し日本CFOの右腕として、日本全体の営業戦略・流通コスト改革・内部統制に従事。 “自分の手で、ものづくりをしたい!”と“中小企業をスタートアップに変える!”と一念発起し、自分の親の会社に後継として現職に就く。食器ブランド”ARAS”など新規事業や営業統括・ロボティクスによる生産性の改革を推進中。大学時代の恩師とCFRPやサステナブル複合材料の共同研究にも従事。
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準グランプリ DigitalArchi
出品プロダクト:大型3Dプリンタで製造された建築用樹脂製コンクリート型枠
【ブース担当者からのコメント】
DigitalArchiは、独自に開発した大型3Dプリンタを使用して、建築用樹脂製コンクリート型枠や内外装パネルなどの建築部材を製造・販売しています。材料には再生プラスチックを使用し、資源循環による持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
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松岡 康友
DigitalArchi
CEO
HP
神奈川県鎌倉市に生まれ育ち、市内の栄光学園中高等学校を卒業、東京芸術大学建築科を卒業後、東京大学大学院学際情報学府にて情報技術を学び、修了。2006年株式会社竹中工務店に入社し、技術研究所にてIoTを専門に研究開発に従事。2014年に慶應義塾大学との共同研究で大型3Dプリンタ「ArchiFab」を開発。社命留学で米国UCバークレーEECSにて2年間データサイエンスとAIを学び同時にシリコンバレーでのスタートアップカルチャーに触れ、帰国後にオープンイノベーションの部署を立ち上げる。建設Techのスタートアップとの連携支援をする過程で、自らの開発技術を社会実装するべきだと感じ、新規事業化を模索し始める。慶応義塾大学の特任准教授として新たに開発した大型3Dプリンタ「ArchiFab Mai」の技術を活用し、プラスチック資源循環で社会課題解決に寄与すべく、株式会社DigitalArchiを創業。
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準グランプリ ピクシーダストテクノロジーズ
出品プロダクト:聞こえの違いを繋ぐサービス「VUEVO」
【ブース担当者からのコメント】
VUEVOは、独自開発のワイヤレスマイクと専用アプリで、聴覚障害や聞こえにくさがある人と聴者をつなぐサービスです。内蔵された8つの高性能マイクで360°全方向から音声を集音し、リアルタイムで正確なテキスト変換と方向表示を実現します。ChatGPTによる自動要約も搭載し、今後は多言語対応も予定。
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羽原 恭寛
ピクシーダストテクノロジーズ
事業部長
HP | X(旧Twitter)
東京大学大学院卒業後、ソニー入社。エンジニアを経て、プレイステーションネットワークなど国内外で様々な新規事業立ち上げ・商品企画・ビジネスディベロップメントに従事。その後、手触り感を持って社会課題解決に取り組むためピクシーダストテクノロジーズ入社。同社にてコミュニケーションバリアフリーの世界を目指すView of Voice事業を立ち上げ。第一弾として聴覚障害や聞こえにくさがある方と聴者のコミュニケーションをサポートするVUEVOを2023年にローンチ。
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IVRy
出品プロダクト:電話AIサービス IVRy(アイブリー)
【ブース担当者からのコメント】
月3000円からノーコードで誰でも簡単に利用できる電話AIサービスです。
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奥西 亮賀
IVRy
代表取締役/CEO
HP | X(旧Twitter)
1991年兵庫県生まれ。同志社大学 理工学部・大学院情報工学科で(博士課程前期)でコンピュータサイエンスを学ぶ。新卒でリクルートで保険系新規事業・EC事業に従事した後、2019年3月に株式会社IVRy(旧Peoplytics)を創業。今後深刻化していく日本の人手不足に対して、様々なシーンでの法人コミュニケーションをソフトウェア/AIというソリューションの角度からスマート化。
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amu
出品プロダクト:廃棄漁具から無限に循環するサーキュラーエコノミーを創るナイロン素材ブランド「amuca」
【ブース担当者からのコメント】
海洋プラスチックゴミの44.5%を占める廃棄漁具を全国の漁師から回収しアップサイクル、ナイロン素材amucaに生まれ変わらせます。一切劣化しないリサイクル技術を採用することで再回収し、再度資源にすることが可能。漁具由来の素材が無限に循環するサーキュラーエコノミーを生み出します。
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加藤 広大
amu
代表取締役
HP | X(旧Twitter)
大学文学部在学中、(株)Gaiaxにて「TABICA」立ち上げを経験。大学中退後、(株)サイバーエージェントに入社。AbemaTVの番組プロデューサーを担う。 2019年宮城県気仙沼に移住後、廃漁網アップサイクルに興味をもち事業検証を行う。2023年5月amu(株)設立
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ECOMMIT
出品プロダクト:捨てない社会をかなえる循環インフラ PASSTO
【ブース担当者からのコメント】
全ての人に捨てない選択肢を広げる循環インフラ「PASSTO」
「手間がかからない」という理由で衣類の約7割が可燃ごみ/不燃ごみとして処分されます。
個人から直接回収し再流通させるPASSTOは誰もが簡単に参加でき、多品目回収により環境性と生活者の利便性を両立。回収品の約98%がリユースを中心にリサイクルにも活用されます。
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川野 輝之
ECOMMIT
代表取締役CEO
HP | X(旧Twitter)
高校卒業後に中古品輸出企業に就職し、4年間の修業期間を経て22歳でECOMMITを創業。創業後、中国に輸出された日本の電子ごみによる環境負荷を目の当たりにし、トレースできない中古品の海外輸出を一切停止し、環境問題に改めて向き合う。現在は、自社開発システムを主軸に企業や自治体のサーキュラーエコノミー推進事業を全国に展開する。
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センシング
出品プロダクト:センシングの開発・提供する非接触型生体情報取得技術 SENSING
【ブース担当者からのコメント】
カメラ付きデバイス1つで誰でも・どこでも使える非接触バイタルセンシング技術 SENSING
私たちが手がけるのは、スマートフォンなどのカメラ付きデバイスで顔を撮影するだけで利用できる非接触バイタルセンシング技術です。「新しい生活様式」に対応した診療やヘルスケアサービスの展開を検討される事業者とエンドユーザーをつなぐ架け橋として、世界最先端のテクノロジーを提供します。
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金 一石
センシング
代表取締役
HP
株式会社センシング/CEO(2019年12月16日~ ) 1980年北海道生まれ。 ホテル宿泊料飲部にてベルマンとレストランを担当。中堅ゼネコンに就職後は営業とISO14001と9001取得の為MRを兼務。部材調達では、海外へLED製品のOEMに携わりコスト削減を実施。その後広告代理店に勤務をし、コンテンツに対する生体情報の取得と解析の共同研究を大学と開始。 2019年末に株式会社センシングを設立し、非接触におけるバイタルセンシングの活用分野の研究と市場展開を本格的に始動。コロナ禍による非接触の需要が増えたことにより、ヘルスケアや医療などへの活用機会が高まる中、民間企業や自治体への導入を進めている。
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XANA
出品プロダクト:XANA(NOBORDER.z FZE) XANA: AI x Web3 x メタバース
【ブース担当者からのコメント】
「全ての人にもう一人の自分と、もう一つの居場所を」
XANAは、誰もが簡単になりたい自分になれて、好きな場所で好きな人と、いつでも自己表現、自己実現ができるもう一つの世界です。Web3.0、AI、メタバースという3つの先端技術の融合により、仮想世界と現実世界を繋ぐ経済圏を実現しています。
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XANARIO
XANA
CEO
HP | X(旧Twitter)
起業家、エンターテイメントプロデューサー。日本の奈良県出身で日中英のトリリンガル。現在ドバイに在住。エイベックスとアーティスト契約し頭文字D、TRFなど著名楽曲を手掛けたのち独立起業。XJAPAN東京ドームや台湾スタジアムにおけるファッションショー、NYファッションウィークのショーなどをプロデュース後、日韓中メンバーでDJグループNoborderzを結成。中国のTV番組、映画等に楽曲提供を行い世界200都市以上にわたるワールドツアーを行う。サマーソニック上海など大型フェスにも出演。ブロックチェーン、バーチャルリアリティとの出会いにインスピレーションを受けグループを法人化しXANAの開発を行う。2022年世界大手取引所5社に上場を果たす。現在Noborderz Groupとして世界7拠点に従業員120名を超える組織を率いる。Noborderz = エンターテイメントで人類を繋ぐことを信条とする。
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Ibiza(イビサ)
出品プロダクト:組み木の絵本
【ブース担当者からのコメント】
絵本と組み木が連動した3歳より遊べる知育玩具。インテリアにもなるデザイン性に加え、歌とアニメーションの展開や英語の翻訳も記載し、五感を使いながら、世界中の子供たちが遊べる仕様に。県産のブナの木の間伐材を使用すること で、遊びながら森を育てることにもつながる、環境にもやさしい玩具です。
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高井 幸江
Ibiza(イビサ)
代表取締役
HP | X(旧Twitter)
1985年 新潟県燕市出身。グラフィクデザイナー / アートディレクター / くみ木デザイナー、「くみ木の森」ブランディング・ディレクター。デザイン事務所 Frame(株式会社フレーム)を経て、2020年独立。世の中を明るくするデザイン開発をモットーに、デザイン事務所 Ibiza(イビサ)を設立。2021年にくみ木のおもちゃブランド「くみ木の森」を立ち上げる。2022年株式会社Ibiza設立。2015年新潟ADC準グランプリ、2016年JAGDA新人賞ノミネート / 原研哉 This One! / ニイガタIDSコンペティション2022 大賞受賞 / iF Design Award 2023受賞 / DFAアジアデザイン賞2023 受賞 他。
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友安製作所
出品プロダクト:つくる人のための掃除道具 -BRUSHUP-
【ブース担当者からのコメント】
創造性に磨きをかけるつくる人のための掃除道具 -BRUSHUP-。
アイデアを生むには余白が必要だ。
そして膨大な失敗やゴミも必要だ。
書いて描いて作って使ってそれらを捨ててまた作る。
その繰り返しからアイデアは生まれるのだから
さあ、掃除しよう。 新しい世界を創造するために。
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友安 啓則
友安製作所
代表取締役社長
HP | X(旧Twitter)
高校1年からアメリカへ留学、City University of Seattleにて経営学修士 M.B.A.を取得。 大学在学中から商社で働き、友人とともに車のパーツを輸入販売する会社を立ち上げる。2004年に帰国、父親が営む線材加工製造業の友安製作所へ入社し、インテリアの輸入商材を販売する新事業を立ち上げる。2005年にWeb事業部を立ち上げ、オンラインショップでの商品販売をスタート。 2016年2月に代表取締役社長に就任。 東京浅草橋と大阪阿倍野、福岡博多にて、インテリアとDIYとカフェの融合をコンセプトにした「友安製作所Cafe」を運営し、リアル店舗での販路拡大やDIYワークショップを行う。経済産業省「ダイバーシティ経営」「はばたく中小企業300社」受賞。2023年に地域の共創コミュニティである中小企業コンソーシアム「みせるばやお」の代表理事に就任。
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e-lamp.
出品プロダクト:ドキドキ可視化イヤリング e-lamp. 〜感情共有を促進〜
【ブース担当者からのコメント】
自分の感情が耳から分かる?!ドキドキに合わせて光るイヤリング。光の色と速度で脈拍情報を反映、感情共有を促進し、新たなコミュニケーション体験を創出!
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山本 愛優美
e-lamp.
代表取締役 CEO
HP | X(旧Twitter)① | X(旧Twitter)②
2001年生まれ。北海道帯広市出身。高校2年次に開業。 エンターテイメント/教育領域で複数の事業プロデュースを行う。 慶應義塾大学環境情報学部卒業(在学中の2020年にe-lamp.着想)、 2023年春より同大学院メディアデザイン研究科進学。 大学院ではHCI領域のSocial Biofeedback研究に従事。 2022年度未踏アドバンスト採択。STEAM人材として多数メディア出演。
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大阪ヒートクール
出品プロダクト: “想い合う”VR ピリオノイド(生理痛VR体験デバイス)
【ブース担当者からのコメント】
生理痛体験を通して他人の痛みを知る!男性はもちろん、女性同士でも個人差が大きく理解がむずかしい生理痛。自分と他人の痛みの感じ方や基準の違いを体感することで、相手を思いやれるマインドセットを作る!
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吉國 聖乃
大阪ヒートクール
CCO(Chief Communication Officer)
HP | X(旧Twitter)
大阪生まれ、和歌山高専(物質工学科)卒、奈良女子大学(理学部化学科)卒、同大学大学院化学専攻より修士号。大学院修了後、近畿大学医学部法医学教室に専任教員(助手)として就職し、法医解剖・教育・研究に従事。その後、ITベンチャーに転職。組込エンジニアとしてプログラミングの基礎を学んだのち、フリーランスエンジニアへ。自身の起業ネタを探す活動とともに、大阪市立大学(現:大阪公立大学)の起業支援室研究員となり、大学の先端研究を事業化させる研究開発型ベンチャーの設立を支援。有望な大学発ベンチャーを探索する中で、大阪ヒートクールに出会う。事業理念、カルチャーに共感し、事業開発担当者として加わる。生理痛体験事業の事業責任者。
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表彰式
(終)
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編集チーム:小林 雅/森久保 樹/浅郷 浩子/小林 弘美/原口 史帆/古川 琢郎