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CRAFTEDなものづくりを食べて実感!「美味しい豚肉・ジビエを堪能する『鉄板焼ナイト』」【ICC FUKUOKA 2021レポート】

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2月15日〜2月18日の4日間にわたって開催されたICCサミット FUKUOKA 2021。その開催レポートを連続シリーズでお届けします。今回は、DAY1の最後に、ホワイエで開催された公式プログラム「美味しい豚肉・ジビエを堪能する『鉄板焼ナイト』」の模様をお伝えします。CRAFTED カタパルトへの登壇を翌日に控えた、鉄板焼ホストのふたり、山西牧場の倉持 信宏さんと、イノP / 農家ハンターの宮川 将人さんにもお話をうかがいました。ぜひご覧ください。

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2021は、2021年9月6日〜9月9日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。


ICC サミット FUKUOKA 2021では、緊急事態宣言の発令を受けて、メイン会場のヒルトン福岡シーホークでのネットワーキングランチやビュッフェディナーといった交流の機会が大きく削られた。

そのなかで唯一開催されたのが、この公式プログラム「美味しい豚肉・ジビエを堪能する『鉄板焼ナイト』」である。

「美味しい豚肉・ジビエを堪能する『鉄板焼ナイト』」の模様を動画でもご覧ください

翌日のCRAFTEDカタパルトに登壇する山西牧場倉持 信宏さん、イノP / 農家ハンターの宮川 将人さんがホストとして自慢の豚肉、ジビエを振る舞い、そのおいしさを参加者たちに味わってもらおうという体験コンテンツで、夕方の小腹がすく時間帯でもあるため、九州の味覚である鮨、ラーメン、モツ鍋といった軽食も用意された。

20時までには終了しなくてはいけないため、DAY1の最終セッションが会場内で行われるのと並行して、17時30分からのスタート。会場のホワイエは、マスク越しでもおいしそうな匂いを嗅ぎつけたのか、すでに人でいっぱいである。

鉄板焼で美味しい肉を堪能!

この企画の主役はなんといっても“飲める脂”山西牧場の豚肉と、農家ハンターが獲ったジビエ。肉はその場で焼いて提供されるという。ホワイエすぐ横の小会場をのぞいてみると……。

シェフが大きな塊肉を切っている。これは美味しそうである!

お肉が美味しい理由をプレゼン!

ジビエを提供した、イノP / 農家ハンターの宮川 将人さん、豚肉を提供した山西牧場倉持 信宏さん

翌日に登壇を控えたふたりは、ICCサミット初参加。カタパルトに先立って、それぞれ自慢の肉について、参加者たちにプレゼンする場面もあった。

山西牧場倉持さん

「はじめまして! 山西牧場の倉持と申します。茨城県の坂東市で養豚業を営んでいます。

今日お召し上がりいただくのは、三元豚という品種のロースです。脂身にこだわりがあり、脂肪酸の測定からその配合を決めて、配合資料の指定を行っています。

飲める脂という評価をいただいている脂身と、肉質、肉味の濃いお肉になっています。ぜひそのさっぱりとした味わい、旨味を楽しんでいただけたらと思います」

イノP / 農家ハンター 宮川 将人さん

農家ハンターの宮川と申します。熊本から私が仕留めたイノシシを持ってきました。大変ご好評をいただきまして、たちまちなくなってしまいました!

先日情熱大陸で紹介していただきましたが、私達がつかまえたお肉を売っています。ネットショップでも販売しているので、農家ハンターで検索いただき、ぜひ見ていただければと思います。

ジビエは臭いイメージがあると思いますが、きちんと処理をすることと、IoTを使ってトレーサブルにしていること、また僕ら農家が作った農産物をめちゃめちゃ食べまくっています。だから自然とおいしいお肉になっています。

ふたりで明日、CRAFTEDカタパルトに出ますので、豚とイノシシで対決するところをぜひ、見ていただければと思います」

CRAFTEDなものづくりを食べて実感

食べられる料理は一口サイズ。食べている方に感想をうかがうと「イノシシは以前にも食べたことはあるけれど、くさみが全くなくておいしい」「豚肉の脂身は嫌いで残していたが、脂身がおいしいと聞いたので、食べてみたらあっさりしていた!」など、まさに倉持さんと宮川さんの言葉を実感しているようだ。

ホワイエは本当に大賑わいで、終了時間の20時はるか前、並べられたお肉はテーブルに置かれた瞬間に消えていった。今回の体験イベントについて、おふたりに感想をうかがった。

「食べてもらったうえで、自分の仕事を伝えたい」

パンフォーユー山口 翔さんと談笑する倉持さん

倉持さん「CRAFTED カタパルトの登壇が決まってから、鉄板焼ナイトの協賛という企画の中で手を挙げさせていただいて、今回は豚のロースという部位を20kgほどご用意させていただきました。

我々は食べ物というのをオンラインで販売していて、イベントも減る中で、試食ができないのがすごくネックとなっていました。今回ヒルトンさんでローストしていただいて、実際に食べていただいた方々と話をすることができました。こういった機会をいただけたのは本当にうれしい限りです。

今晩の鉄板焼ナイトと明日のCRAFTED カタパルトを合わせて、自分たちがどんなことをやろうとしているのか、やってきたのかを知っていただけたらうれしいです」

宮川さん「他にも美味しい料理が出ているので、相当残ってしまうかなと思っていました。それでももしなくなったら困るなと、60kgのイノシシの脚丸ごと2本をハムにしたものと、200本のソーセージと、充分すぎるくらい用意してきたのですが、皆さん本当によく食べてくださってうれしかったです。

安定して美味しいお肉ができるというのが僕らの自慢だったのですが、皆さんにこれだけ食べていただいて、期待を超えるおいしさとおっしゃってくださったので、すごく手応えがあって、モチベーションが上がりました。

明日1番ライバルになるであろう、倉持さんと話もいろいろできました。イノシシは豚の先輩で、僕は彼より年上で、両方とも僕が先輩なんですよ(笑)。

両方それぞれに魅力があるので、明日は仲良くやろうよという話をしました(笑)。日本の飼育技術の結晶と、豊かな自然が育んだお肉の頂上決戦です。審査員の方に食べていただく予定です。今回ICCは初参加ですが、その配慮がすごく粋だなと思っています。やっぱり食べないとわからないですもんね!

プロのシェフの方にカットしていただいて、さっき仲間にも写真を撮って送りました!」

インターネットでの販売の比重が高まった近年、「美味しい」という言葉が聞けて、思いを伝えられる場はますます希少なものになっている。一見は百聞にしかずというが「食べれば美味しさはわかるはず」という機会を、今回ご用意することができた。

この1年、ICCサミットに登壇いただく企業を訪問して、ものづくりの現場を学ぶCRAFTED TOURなどを行ってきた。そこで実感したのは、生産者や当事者から直接話を聞いて体験すると、体験価値が上がるということである。今回の「鉄板焼ナイト」はその一つの形で、今後も体験型コンテンツを拡充していく予定である。

最後に、お肉をご提供くださった倉持さん、宮川さん、どうもありがとうございました!

(続)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/北原 透子/戸田 秀成

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