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ICCサミット KYOTO 2021 にスカラシップ制度を利用して参加した一橋大学4年の沖田 真衣さんに、運営スタッフ参加の感想と、そこで学んだことについて聞きました。スタッフレポートとしてご紹介します!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回250名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2022は、2022年2月14日〜2月17日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
ICCサミットは、宿泊・交通費など自己負担によるボランティアの運営スタッフで運営されています。優秀なメンバーがより多く参加してもらえるように、ICCサミット KYOTO 2018より、ICCサミット参加企業に支援していただく取り組みを始めました。遠方から参加する若手社会人・学生スタッフを対象に、スカラシップ制度として最大50%程度の宿泊・交通費を補助をしています。個人としてスカラシップを提供いただいている方々もいらっしゃいます。
▶2022年2月14日〜2月17日 福岡において「Industry Co-Creation ™ (ICC) サミット FUKUOKA 2022」を開催いたします。ICCサミットでは運営チームのメンバー(ボランティアスタッフ)を募集しております。詳細はぜひ下記リンクからご覧ください。
【新規募集】次回ICCサミット運営チーム募集の詳細、応募はこちら
運営スタッフに応募したきっかけと、なぜ応募したいと思ったかを教えてください
「多様性の尊重」について考えていた大学入学当初、ひょんなことから設立したばかりのゲストハウス運営を行う学生団体に加入しました。
活動は充実していましたが、創立者の代表が開業半年でカンボジアへ行ってしまい、後任の私は力不足で組織は崩壊寸前に。
そんな時期、同じ学生団体に所属していた友人から「すごい組織がある!団体にいるだけでは見られない世界があるよ!」と誘われました。
調べてみると、ボランティアで集まったスタッフが1,000人近い規模のイベントを運営しているとのこと。
それだけでもすごいのですが、いくつか記事を読んだだけでも感じる圧倒的な熱量と本気にますます興味が湧きました。
これはぜひ挑戦してみたい!と思い、応募しました。
どのような気持ちで今回のICCサミットに臨みましたか?
初参加は大学2年生の2月で、今回は4回目の参加です。
前回までは3回連続「受付」を担当していましたが、今回は初めての「会場運営」。
初めて参加したICC FUKUOKA 2020では、当事者意識や責任感が甘く、準備もままならない状態で参加して、準備日に仕事面でご迷惑をかけてしまったという苦い印象が残っています。
そこから、受付の仕事は経験者としてどのようにチームに貢献できるかを考えて参加し、今回は、「会場運営」に移ったことで環境が大きく変わり、新たな挑戦の機会となりました。
そこで自分は、
①初めての現場でも指示の前に自分から動くこと
②振られた役割を抱え込まないこと
の2つの目標を掲げました。
ICCに初めて参加した時の指示待ち状態ではなく、初めての現場でも自分から動けるぐらい解像度高く理解しておけるように、細かいところまで事前に確認するなど準備を行いました。
また、自分の苦手な「誰かに頼ること」や、自分が事前に振られていた役割に固執するのではなく、誰かと分担する、誰かに引き継ぐことを意識しました。
チームでももちろん準備はしっかりと行いましたが、それでも初めての「会場運営」。
期待半分、不安半分の状態ではありましたが、リーダーからの「楽しもう」というスタンスに励まされてスタートしました。
ICCサミットで学んだこと、気づいたこと、深く印象に残っている出来事、エピソードなど、実際に参加した時の感想を教えてください
参加するたびに本当に多くの学びを得られるICCサミットですが、今回も過去最高に充実した時間を過ごすことができました。
ここでは大きく2つの学びを紹介します。
1つ目は、スカラシップの個人支援をいただいた、アセットマネジメントOne株式会社の岩谷 渉平さんから直接お話を伺う機会を得られたことです。
今回、岩谷さんから、スタッフを代表してお手紙と本を頂戴し、お話の機会をいただきました。
投資の「と」の字もわからない自分ですが、「どうしてスカラシップに支援をしてくださったのですか?」と伺うと、「流すべきところに水を流す」という岩谷さんの考え方を教えてくださいました。
「ICCサミットという場で一番重要なのは運営スタッフで、そのスタッフに直接流れるように水を流すことがしたかった」とおっしゃっていただきました。
岩谷さんは、普段のお仕事では主に上場企業に投資しているということですが、「上場したら問題ないなんてことは全然なくて、本当は支えが必要なところってたくさんあるんですよ」というお言葉も印象的でした。
改めてスタッフに期待してくださっていることを知り、気が引き締まると共に、来年の春に社会人となる自分も必要な場所に必要な支援、あるべき場所にあるべき水を流せる社会人に成長できるよう、頑張っていきたいと、決意が新たになりました。
このように直接お話できる貴重な機会をいただけたこと、本当に感謝してもしきれません。
2つ目は、チームとして働くときの「組織のあり方」と「リーダーシップ」です。
ICCのスタッフには、実際に社会の中で活躍している社会人の先輩方が多く所属されています。
チームとして仕事をする中で、そうした先輩方のチームとしての働き方を直近でみられることは自分にとって本当に学びが多いのですが、特に今回は強く意識させられました。
これまで私は受付チームのなかで、事前に切り分けられたタスクやその場で振られたことを担当し、「この仕事は誰の仕事か」というものを意識することが多かったように思います。
しかし、初めての「会場運営」で、「決め切らないでも動けるチームの在り方」を学ぶことができました。
私の所属していたチームは、会場経験者2人、会場担当初めてが2人、ICC初参加1人の構成で、全員が最初から高いスタンダードを持っており、チームビルディングの企画や会場の仕事についてのインプット会、マニュアルの読み合わせを経て、本番を迎えましたが、やるべきことはわかっても、誰が何をすると細かいところまで決まりきっていない状態。
正直不安もありましたが、実際に迎えた本番で、チームは完璧に機能していました。
個別的な「やることリスト」の枠を飛び越えて、全員が全体を把握して声を掛け合って動く。
そこには全員が能動的でプロフェッショナルなチームの姿がありました。
役割分担の線をきちんと引き切らなくても、こんなにいい動きができるんだ!と、本当に驚きました。
また、決め切らないで余裕を持たせておくことはもちろんですが、リーダーのリーダーシップの取り方としても、自由に動ける/動きやすい体制を作っていただくことで、チームのメンバーが臆せず自分から動くことができたのだと気づき、自分の新しい経験になりました。
初参加の時は本当に何もできなくて、悔しさすら覚えられない状態でしたが、こうして本当に多くの学びを受け取ることができるようになったのは、自分に何ができるのかを考え、自分にできることを精一杯やろうと真剣にICCに向き合うようになったからだと思います。
本当に貴重でありがたいです。
運営スタッフとして参加してよかったことを教えてください。また、どんな人に参加をおすすめしたいですか?
スタッフとして参加して良かったことは、ICCサミット自体はもちろんのこと、スタッフとして働く時間が、自分にとって本当に貴重な学びの場になっているということです。
まず、高い基準と真剣な想いを持ったスタッフのみなさんと一緒に働くことができることは本当に大きいです。
ICCは、全員がボランティアスタッフ。
もちろん統括やリーダーというポジションはありながらも、どちらが上・下という立場関係はありません。
自分から動き、率先して提案すると実行できる場所で働くことは、自分をこうありたいという姿に変えていくためにはこれ以上ない環境だと思います。
そして、そうした行動に対して同じ運営スタッフのみなさんから、チームの枠に捕らわれないフィードバックをいただけることで、学びがさらに深まると思います。
また、継続して参加することで、できることが増えて、毎回前回の自分以上に「共に学び、共に産業を創る」場づくりに貢献できているという実感を得ることができます。
例えば自分自身、初参加のICC KYOTO 2020から、前回の反省を生かして、毎回少しでも前の回を超えることを意識してきました。
1回目は事前準備の足りなさから、指示された目の前のことに必死で近視眼的だったところから、2回目は主体的なチャレンジをしてみたり、3回目では経験者として何ができるのか考え価値を発揮しようと工夫したり、そして今回は、自分の役割に固執せず全体のバランスを見ることに取り組んだり。
もちろん前回も今回も、完璧にできているわけではありません。
足りないことはたくさんありました。
それでも、毎回前回の自分やいつもの自分の反省を生かして、「こうしてみよう」と考え挑戦できるICCの場は本当に貴重な学びの機会になっています。
自分は特にそう感じることが多いのですが、学生団体やサークルなどの活動に所属していると、年次が上がるほど自分の力でない部分で成果が出せるようになってくると思います。
慣れや経験知、出来上がった人間関係がそれを支えているように思います。
しかし、経験があり団体の後輩を支えていく立場の「先輩」としていながらも、新しいこと、知らないことにもっと挑戦し、学びたい自分も、誰しもが持っていると思います。
社会で活躍されている社会人の先輩方に囲まれて、主体的な挑戦をしていくことができるICCスタッフは、普段の生活でこのままでいいのかなと立ち止まっている学生の方に、ぜひおすすめしたい学びの場です!
ICCでの経験を、今後どのように生かしていきたいですか?
今回のICCでは、
①初めての現場でも指示の前に自分から動くこと
②振られた役割を抱え込まないこと
の2つの目標を掲げていました。
結果として、①は達成できたものの、②はまだまだだなと痛感する場面がいくつもありました。
役割に固執がちな自分の性質を知ることができたことも今回の大きな気づきでした。
次回のICCでは「役割への固執から脱却し、全体最適な動きをする」ことができるようになるために、学生団体の活動やアルバイト、大学のゼミでも意識していきたいと思います。
また、今回のICCに限らず、自分が主体的に動くこと、どの部分でどうやったら貢献できるのか考え抜くことは、どんな場面でも通用することだと思います。
来年の春から社会人として社会に出ていく自分は、指示待ちで様子を伺うのではなく、自分から空気を作り出し、主体的に行動できるよう取り組んでいきたいと思っています。
そしてゆくゆくは、「流すべきところに水を流す」ことで、社会に貢献することのできる社会人に成長していきたいと思います。
スカラシップ提供企業への感謝のメッセージをお願いします
スカラシップ支援企業の皆様、いつもご支援を本当にありがとうございます!!
学生の立場で、継続的にICCのボランティアスタッフに参加して多くの学びを得ることができているのはスカラシップ制度のおかげです。
そして、それだけご期待いただいているという感覚は、自分のパフォーマンスへの責任意識をさらに強め、頑張ろうという気持ちの原動力になっていると感じています。
「共に学び、共に産業を創る」一員へと成長する可能性に期待してご支援をくださった皆様に恩返しができるよう、日々の学生生活にも精進していきたいと思います!
ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました!!
(終)
ご協力いただいたスカラシップ支援企業の
- 株式会社セプテーニ・ホールディングス(7)代表取締役 グループ社長執行役員 佐藤 光紀さん
- 株式会社HAiK(7) 代表取締役社長 山内 宏隆さん
- 株式会社キュービック (7) 代表取締役社長 世一 英仁さん
- 株式会社ReBoost(4) 代表取締役社長 河合 聡一郎さん
- 株式会社グッドパッチ(4) 代表取締役社長 土屋 尚史さん
- 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(3) 伊藤 羊一さん
- 株式会社マネーフォワード (2)金坂 直哉さん 竹田 正信さん
- ベースフード株式会社(2) 橋本 舜さん
- 株式会社 dof(初)齋藤 太郎さん
そして、個人サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。
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編集チーム:小林 雅/北原 透子/浅郷 浩子
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