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「リスクなくして、リターンなし」チームメンバーへのリターンも考え、統括として挑んだ3回目のICCサミット(滝澤 直人)【スタッフレポート:スカラシップでICCに参加して】

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ICCサミット FUKUOKA 2022 にスカラシップ制度を利用して参加した株式会社マネーフォワードの滝澤 直人さんに、運営スタッフ参加の感想と、そこで学んだことについて聞きました。スタッフレポートとしてご紹介します!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回300名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2022は、2022年9月5日〜9月8日 京都市での開催を予定しております。参加登録をスタートしました。公式ページ  をご覧ください。

ICCサミットは、宿泊・交通費など自己負担によるボランティアの運営スタッフで運営されています。優秀なメンバーがより多く参加してもらえるように、ICCサミット KYOTO 2018より、ICCサミット参加企業に支援していただく取り組みを始めました。遠方から参加する若手社会人・学生スタッフを対象に、スカラシップ制度として最大50%程度の宿泊・交通費を補助をしています。個人としてスカラシップを提供いただいている方々もいらっしゃいます。運営チームのメンバーの募集を公式ページの【新規募集(6/17まで)】ICCサミット運営チーム  にて開始しました。ぜひご応募ください。

運営スタッフに応募したきっかけと、なぜ応募したいと思ったかを教えてください

今回一緒に誘導統括を務めた(左から)西川さん、安藤さんと

会社の先輩から案内があったのがきっかけです。

社会人になってから2年半ほどが経ち、社外のコミュニティへ参加したいと考えていたのですが、仕事の忙しさに甘えて行動できていなかったので、話を聞いてすぐに興味を持ちました。

その後ICCの過去のスタッフインタビュー記事やセッションを見て、スタッフへ応募する意思を固めました。

今の会社へ入社するきっかけもそうですが、自分のコミットメントのモチベーションとして一番大きいのは「ビジョンへの共感」です。

ICCが掲げている「ともに学び、ともに産業を創る。」という考えは、自分の目指す「本物が評価される世の中を作りたい」という考えと大きくマッチしていました。

また、スタッフのインタビューを見て、運営の皆さんが本気でカンファレンスの成功に向けて取り組んでいる姿に衝撃を受け、「ここなら同じ方向を向いた仲間とともに走っていける」と感じたことも応募に向けて背中を押してくれました。

どのような気持ちで今回のICCサミットに臨みましたか?

ICC FUKUOKA 2021が初参加、今回のICC FUKUOKA 2022で3回目です。

スタッフキックオフで初めてモデレーターを務めた

これまでの全3回、セッションの登壇者様やランチ・ディナーの参加者様をご案内する誘導チームにアサインされていますが、今回はチーム全体をまとめる統括として運営を任されました。

参加にあたり、大きく2点意識しました。

1点目は「チームの新人が活躍できる環境を整える」ことです。

これは私の初参加時の経験に紐付いています。

ICC FUKUOKA 2021では大きなミスはなかったものの、初参加、且つ1メンバーという考えに縛られ、指示待ちで自発的な行動ができませんでした。

当然それだけでは得られるリターンも大きくなく、ICCパートナーズ代表の小林さんがおっしゃっている「リスクなくしてリターンなし」という言葉を痛感しました。

そのため、いざ統括という立場に立つことになり、メンバーがのびのびと考えて、動けるような土台を作ることで、各メンバーが一個人としてもチームとしてもリターンを最大化できるようにしたいと考えました。

実際に、事前のオペレーションをできるだけ詰めたり、メンバーからの意見を積極的に吸い上げ任せることで、カンファレンス終了後に「たっきーさんのお陰でのびのびできました」とフィードバックをもらえたのは良かったなと思っています。

メンバーとのコミュニケーションを常に大事にする滝澤さん

2点目は「できるだけ視野を広く持ち、色んな角度からICCに関わる」ことです。

私は誘導チームにいる一方で、参加者の皆さまをご案内するためだけにICCに参加しているわけではありません。

大前提として自分に与えられた役割を全うし、高いパフォーマンスを発揮できるよう努めることは勿論ですが、それ以外にもセッションや会場の空気感をこれまで以上に感じたいと考えています。

ICCには通常セッション以外にも、ピッチコンテストのカタパルトや展示形式のアワードなど、「ともに学び、ともに産業を創る。」コンテンツが多くあります。

また、ICCにはその場にいないと感じ取ることのできない熱量があります。

誘導としての役割を果たすとともに、できる限りICCのコンテンツに触れることで、今後自分がどのようにICCに貢献していきたいのかを考える機会としたかったのです。

残念ながら今回は初めての統括ということもあり目の前の対応に追われてしまうことが多かったので、こちらは次回への継続的なチャレンジとしたいです。

ICCサミットで学んだこと、気づいたこと、深く印象に残っている出来事、エピソードなど、実際に参加した時の感想を教えてください

ICCサミット打ち上げ時、チームカタパルトを熱心に聞く滝澤さん

これまでの参加を通して毎回感じていることは「オフラインで開催することに意味がある」という点です。

私はICC FUKUOKA 2021から参加しているため、毎回コロナウイルス感染症の影響を受けながら運営を行っています。

カンファレンス前は出来る限り外出を控え参加に備えるとともに、開催期間中は万全の感染症対策を行っていました。

知人・友人からは「この時期に福岡まで行くんだ」「オフラインイベントやって大丈夫なの?」と言われますし、不安はゼロではありませんが、それ以上にICCの会場に身を置くことに意味を感じています。

起業家が自分の人生をかけて登壇するピッチコンテストや、選りすぐりの職や技術が展示されるアワード、ランチやディナーの何気ないコミュニケーションまで、全て対面で会うからこそ、その熱狂の中で共創が生まれるのだと確信しています。

特に最終日に行われるソーシャルグッド・カタパルトの熱気は凄まじいです。

YouTubeでも見ることができるので、是非ご視聴ください!

また、いつも「自分もスタッフとしてICCを一緒に創り上げているんだ」と感じています。

ディナーイベントの誘導を行っている際、参加者の方と少しの間ですがお話しする機会がありました。

その中で「ICCのスタッフは本当にすごい。どういった理由で皆が参加しているのかとても気になる」と仰られていました。

イベントスタッフ、と聞くと一見舞台裏で気付かれないように黙々と作業しているイメージを持たれるかもしれませんが、ICCは違います。

各人がプロフェッショナルの意識を持ち、開催成功のために自発的に行動しています。

セッションの中でナビゲーターを努めたり、ツアー等の特別プログラムに一緒に参加することもあります。

ICC FUKUOKA 2021の際、吹雪の中ツアーの誘導をした時は一瞬くじけそうになりましたが(笑)、ICCを創り上げるメンバーの1人として誇りを持って参加しています。

運営スタッフとして参加してよかったことを教えてください。また、どんな人に参加をおすすめしたいですか?

誘導チーム統括として準備万端の滝澤さん

一番は参加者・スタッフから「刺激をもらえる」点です。

前述しましたが、人生をかけて参加される登壇者の方や、ともに産業を創るために様々なバックグラウンド所属の方が集まり熱く議論している姿を見ると、「自分はこのままでよいのだろうか」「自分のビジョンに向かって進めているのだろうか」という焦りの混ざった高揚感に駆られます。

そして、普段目の前の仕事に没頭する中で徐々に狭まっていく視野を広げてくれます。

また、そんなICCを通して知り合ったスタッフメンバーも、自分の信念がしっかりあり、且つそれを行動に移してる魅力的な方ばかりです。

ICCは普段の生活から離れ、自分が頑張るエンジンをかけ直してくれる場所です。

「ともに学び、ともに産業を創る。」この想いに共感できる方、また、その実現に自ら率先して取り組んでいきたい!と思える方には是非参加をオススメしたいです!

ICCでの経験を、今後どのように生かしていきたいですか?

ICCで体感する熱量を、日々の仕事に反映していきたいです。

現在所属企業でサービスの事業開発に関わっているのですが、まだまだ発展途上です。

「自分はこのサービスを通してどんな価値を提供したいのか、社会をどう変えられるのか」といったことに自信をもって応えられるようになりたいと思っています!

スカラシップ提供企業への感謝のメッセージをお願いします

今回、大変光栄なことに株式会社CARTA HOLDINGS 代表取締役会長兼CEOの宇佐美 進典さんから個人スカラシップとしてご支援いただきました。

宇佐美さんに頂いたお言葉を胸に、日々精進してまいります。

ペイフォワードの精神を忘れず、与えられるだけではなく他の人にも与えられる「本物」を目指します。

ご支援いただき、誠にありがとうございました!

また、企業スカラシップ、個人スカラシップとしてスタッフを支えてくださる支援者の皆さま、個人的には皆さまから「投資いただいている」という感覚なので、しっかりとリターンとしてお返しできるよう、行動で示していければと思っています。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!

個人支援をしてくださった宇佐美さんとICCポーズでがっちり!

(終)

ご協力いただいたスカラシップ支援企業の

     (()内は支援回数)

そして、個人サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。

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編集チーム:小林 雅/北原 透子/浅郷  浩子

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