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akippa金谷元気さんのプレゼンテーションを3回シリーズでお届けします。(その3)は、ネットで空き駐車場を予約できるシェアリングサービス「akippa」がこれから提供する新たな価値についてお話し頂きました。
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017「カタパルト・グランプリ」プレゼンテーションの書き起こし記事です。是非ご覧ください。
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017「カタパルト・グランプリ」プレゼンテーションの書き起こし記事です。ぜひご覧ください。
スタートアップビジネスの「エコシステム」を構築し、日本の起業家を支援するプログラム「IBM BlueHub」は「カタパルト(CATAPULT)」のオフィシャル・サポーターです。
本記事で特集しております8分間のプレゼンテーションを行う「CATAPULT(カタパルト)」のプレゼンターを募集しております。「スタートアップ」「IoT/ハードウエア」「リアルテック」「カタパルト・グランプリ」の4カテゴリーで募集しております。ぜひ募集ページをご覧ください。
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【登壇者情報】
2017年2月21日・22日・23日開催
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017
CATAPULT GRANDPRIX (カタパルト・グランプリ)
Supported by IBM BlueHub
金谷 元気
akippa株式会社
代表取締役社長
1984年生まれ。akippa株式会社 代表取締役社長。高校卒業後より4年間、Jリーガーを目指し関西リーグなどでプレーし、22歳で引退。その後上場企業にて2年間営業を経験し、2009年2月に会社設立。2014年より契約されていない月極駐車場や、個人宅の駐車場を15分単位で貸借りできる 駐車場シェアサービス「akippa」を運営している。
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【前の記事】
【本編】
▼Part1,2のハイライト▼
金谷元気氏(以下、金谷) akippaとは駐車場のシェアサービスで契約されていない月極駐車場や空いている個人宅の駐車場を15分単位でネット予約して使えるという駐車場サービスです。
akippaの特徴は大きく3つあります。
1つ目はネット予約が可能です。全ての駐車場が『ネット予約』できます。
2つ目はリーズナブルな価格設定です。
例えば六本木駅前にakippaの駐車場が数か所ありますが、15分100円で利用できるので、当日最大でも1,728円です。
akippaの特徴の3つ目としては、スマートに利用できるということです。
現地には機器がないので、精算機の代わりにスマートフォンでクレジットカード決済か、もしくはキャリア決済をしていただくことになります。
▲Part1,2のハイライト終わり▲
駐車場の登録状況
金谷 駐車場を貸し出していただいているお客さまの9割は法人で1割は個人のお客さまです。全拠点数はakippaでは約9,000拠点となっています。
コインパーキングの拠点数でいうと20年以上実績のあるタイムズが1万7,000拠点、同様に20年以上の三井のリパークが約1万1,000拠点となっています。
akippaは開始から3年で9,000拠点であり、今年中にタイムズの1万7,000拠点を超えることを目標にしています。
どこにでもakippaの駐車場があるという状況を、まずは東京と大阪において完成させようと思っております。
駐車場を貸し出していただいている企業さまの一例ですが、JR九州や京急電鉄などの電鉄系の企業が多くなっております。
ほかには、大阪市や千葉県など自治体の空き土地もakippaで活用していただいております。
例えば、「鉄道グループ」との提携では、JR西日本さまですと1階から6階まで通常の駐車場を貸し出していたのですが、これまでは使っていなかった7階、8階を全てakippaで予約できるようにしたなど、そういった事例が多くなってきています。
「レオパレス」との提携事例もあります。
マンションでは月極の駐車場を設ける義務があります。義務で月極の駐車場を確保しなければならないということが起こっていまして、それで駐車場が余ることで400棟以上のレオパレスの駐車場をakippaで予約できるようになりました。
akippaの利用者数
逆に利用者さまの部分なのですが、IVS(IVS 2014 Fall Launch Pad )で優勝した2年前から比べると約40倍の利用があります。
集客方法は主にカーナビ連携の強化で、世界でトップシェアを誇るカーナビのアイシン・エィ・ダブリュであったり、スマホナビのNAVITIMEなどからakippaを予約できるように連携しています。
2016年12月からはトヨタ自動車とナビ連携をしており、またトヨタさまのナビからもakippaが予約できるように連携しております。
akippaが提供する新たな価値
次に「新しいakippa」という面では、ユーザーが伸びてきた結果、新しい価値を提供できるようになりました。
akippaは予約制のため、どのユーザー(「誰が」)が「どこに」に駐車するのか、わかっています。店舗や施設の空き駐車場を活用した020サービスを無料で企業さまに提供しております。
その事例を紹介いたします。
例えば、自動車販売店さまが販売店の駐車場をakippaに掲載します。そうすると販売店さまの駐車場の予約者に「試乗」のオプションなどを薦めます。
駐車場を利用したユーザーさまがたまたま「A自動車」一筋の方の場合、 「B自動車」の販売店に駐車することになったとします。
そのユーザーさまに「試乗」オプションが届き、「じゃあ、試乗してみます」と「A自動車」しか乗ったことがなかった人に「B自動車」の販売店に行くという、新しい接点を提供することも可能です。
他の事例として、セレッソ大阪さまをご紹介します。
過去にスタジアム周辺の駐車場を借りたakippaユーザーに、試合のクーポンを発行・送信したことがあります。
2016年のJリーグで実施し、akippaでは1試合で数十人の集客実績があります。
また今週(当時)行われるJリーグの開幕戦でセレッソ大阪 対 ジュビロ磐田の試合では、akippa経由では大人料金3,700円から1,500円、子供は1,500円から無料の優待価格など、いままでスタジアムに行ったことがなかった人への動機付けにも寄与しています。
akippaはこれからも問題解決を続ける
最後にakippaの価値ですが、都市部では「駐車場代金が高い」「コンサートやスポーツ観戦時に駐車場がない」「お金をかけずにできる集客手段がない」といった問題を解決する手段がありませんでしたが、スマートフォンを通じた新たな手法で、解決し出しています。
これからもakippaは頑張ってまいりますので応援をよろしく願いいたします。
(終)
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編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆/立花 美幸/piyochan501
【編集部コメント】
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