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【文字起こし版】「HRBrain」は人事評価管理を効率化し、HRの意思決定プラットフォームを目指す(ICC KYOTO 2017)

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ICC KYOTO 2017 スタートアップ・カタパルトに登壇したHRBrain堀さんによる「『HRBrain』は人事評価管理を効率化し、HRの意思決定プラットフォームを目指す」の文字起こし記事を配信します。人事評価に忙殺される経営者やマネージャーの皆様、注目です。是非お読みください。

▶ICCパートナーズではコンテンツ編集チームメンバー(正社員&インターン)とオフィス/コミュニティマネジャーの募集をすることになりました。もし興味がございましたら採用ページをご覧ください。

ICCカンファレンス KYOTO 2017のプラチナ・スポンサーとして、株式会社リクルートマネジメントソリューションズ様に本セッションをサポート頂きました。

スタートアップビジネスの「エコシステム」を構築し、日本の起業家を支援するプログラム「IBM BlueHub>」は「STARTUP CATAPULT」のオフィシャル・サポーターです。

本記事で特集しております8分間のプレゼンテーションを行う「CATAPULT(カタパルト)」のプレゼンターを募集しております。「スタートアップ」「IoT/ハードウエア」「リアルテック」「カタパルト・グランプリ」の4カテゴリーで募集しております。ぜひ募集ページをご覧ください。


【登壇者情報】
2017年9月5日・6日・7日開催
ICCカンファレンス KYOTO 2017
Session 1A
STARTUP CATAPULT
-スタートアップの登竜門-
Supported by IBM BlueHub>

(プレゼンター)
堀 浩輝
株式会社HRBrain(旧社名:株式会社モスキートーン)
代表取締役社長
1988年生まれ。2011年、新卒でサイバーエージェントに入社し、Ameba事業本部にて新規事業の立ち上げやアメーバブログなどに事業部長として従事。その後、2016年に(株)HRBrainを創業し代表取締役社長に就任。

「STARTUP CATAPULT」の配信済み記事一覧

堀 浩輝氏(以下、堀) HRBrainの堀です。どうぞよろしくお願いします。今日はクラウド型人事評価サービス「HRBrain」の紹介をさせて頂きます。

 HRBrainは従業員の目標管理から評価のプロセスを進化させ、企業の成長を加速させます。

まずは紹介動画をご覧ください。

メジャーな評価制度であるMBO(目標管理)や成長企業での導入が進んでいるOKR(目標と主な結果)、Will Can Must等の様々な評価制度が備わっており、即日の導入が可能です。

▶MBO(Management by Objectives)とは、あらかじめ評価者(上司)と、被評価者との間で目標に関する合意を結び、それに対する達成度合いで評価をする方式のこと(グロービス経営大学院)

▶OKR(Objective and Key Result)とは、目標と目標達成度を測る指標をリンクさせ、企業やチーム、個人が向かうべき方向とやるべきことを明確にする目標管理手法のこと(日本の人事部)

「Will Can Must」とは? | フレームワークとWill Can Mustシート(カオナビ)

更に細かくカスタマイズしていくことができるため、現行の運用をそのままクラウド化できる点もご好評を頂いております。

人事評価管理を効率化し、組織を成長させる

インターフェースはシンプルでレスポンスも軽く、作業効率が格段にアップします。

エクセルや紙だと非効率だった集計も完全に自動化され、忙しい人事やマネージャーはもっと創造的な仕事に時間を使えるようになります。

例えば300人の組織の場合だと、HRBrainを導入することで73%作業を圧縮することができました。これは大きなインパクトだと思います。

こうして日々便利にHRBrainを利用するだけで従業員の目標シートや面談メモといったデータが蓄積されていきます。

こういった定量と定性両面での従業員データは時系列にストックされていくため、上司が変わっても引き継ぎが非常に簡単になります。

HBrainはこうして、入力、可視化、管理のハードルを下げることによって労働生産性の向上を促します。

またしっかりと目標管理をして評価につなげることができるようになり、個人のコミットメントを引き出す組織の成長ドライバーとなっていきます。

自身も前職で人事評価で苦労

私は新卒で入社したサイバーエージェントで25歳で事業部長となり、その立場から100名程の目標や評価の管理を行ってきました。

とてもエキサイティングな経験でしたが、当時私が特に苦労したのがこの「評価」でした。

その時の経験を元にこの分野には大きな可能性があると確信し、日本中の会社の評価を進化させるべくHRBrainをリリースしました。

「効率化」と「データ化」を促進

この目標や評価は会社組織のビジョンに向かって船を進めていく上で、エンジンのような働きをする非常に大切なものです。

しかし、これまでのアナログな管理手法では無駄が多く、非効率でデータ化も満足にできていませんでした。

HRBrainはこの目標設定から評価までのプロセスをすべてクラウド型のソフトウェアでハックしていき、効率化とデータ化を促進していきます。

それでは、今まで現場ではどのようなアナログな作業を人事やマネージャーが行っていて、それがHRBrainを導入することでどのように変化していくのか、ポイントを絞ってご説明します。

効率化とデータ化① 目標シート

まず人事が取り掛かるのは目標シートの作成です。

まだ制度が固まっていない企業の担当者からは目標管理をどのように設計していけば良いのか分からないという声をよく頂きます。

またすでに制度が固まっている会社の担当者からは現行のエクセルベースのファイルをそのままクラウド化したいという声をよく頂きます。

HRBrainにはメジャーな評価制度であるMBOはもちろんベンチャー企業での導入が進んでいるOKRやWill Can Mustといった様々な目標管理方法を即日で自社に導入することができます。

またシートは柔軟にカスタマイズしていくことができるため、現行の運用をそのままクラウド化できるだけでなく、制度の変化にも設定変更1つでキャッチアップできます。

効率化とデータ化② 1on1

次はマネージャーの視点に立ってみましょう。1on1の面談は人材育成においても重要だという声が高まっています。

1on1のメモをHRBrainに一元化して蓄積したいという声をユーザーから多くもらっています。

現状ほとんどが個々人でバラバラでアナログな手法でメモが取られているか、メモすら取っていない、そういったことがほとんどだと思います。

これでは人事や経営は1on1から得た情報を吸い上げ一元管理し対応していくことはできません。

HRBrainではメンバーと同じ画面を見ながら、面談のメモをストックしていくことができます。

メンバーの成長に向き合うためにも、期末に認識のずれのない評価をするためにも1on1の記録を残していくことは非常に重要だと思います。

また管理者の視点から見るとマネージャーがメンバーにどのようなフィードバックを行っているか一目瞭然となりマネージャーのスキルアップにもつながるという感想をもらっています。

効率化とデータ化③ 進捗管理

次に、期中には抜け漏れのないよう目標シートの提出やステータス管理を行う必要があります。

人数が増えてくるとこのようにエクセル管理を行っている方も多いのではないでしょうか。

HRBrainならこれまで手間のかかっていた評価の進捗管理も完全に自動化されており、オーバービューで確認をしていくことができます。

被評価者や評価者への連絡や催促もワンクリックですみ、今後はスラックへの通知も対応予定です。

効率化とデータ化③ 集計作業

最後に、期末に人事の方にとって多くの労力が必要となるのがこの集計作業です。

これまではメンバーの目標シートからコピー&ペーストを繰り返すかマクロを組むなどして壮大なエクセルを作成する必要がありました。

HRBrainでは、集計作業が完全に自動化されています。

今表示している画面を経営会議の時にモニターに映して議論をしたり、評価結果をグラフィカルに可視化して、部署、職種、評価者ごとに評価の甘い辛いを整えていくことができます。

パフォーマンスの推移を可視化して変化値の多い社員をあぶり出し面談につなげていくことも可能で、この機能はHRBrainのキラー機能となっています。とても便利です。

毎月120%以上成長を達成

 これらの昨日はすべて1ユーザー700円から利用することができます。初期費用はありません。

リリースから約半年が経ち既にサイバーエージェントやDMMといった大企業から多くのスタートアップまで有料利用のみでもうすぐ150社に届く勢いで、毎日続々と導入が進んでいます。

70%が特にUI/UXの洗練さを求めるインターネット関連企業というのも特徴の1つです。

次にSaaSの主要KPIであるMRR(月次収益)についてです。

HRBrainのMRRは毎月120%-140%ほどで成長しています。

まだ日が浅いこともありますが、導入後の解約率は0%です。

8月にはなんと200以上の企業からお問い合わせを頂いており、その一方でまだ遅延が出ていないため今月も大きく伸びそうです。

HRBrainはこれからも倍倍で成長していきます。

HRの「Google Analytics」へ

次に今後の展望です。

サービスのPDCAを回していくときにGoogle Analyticsを使うのは常識だと思います。

人事はどうでしょうか。人事は企業が最も力を入れて運用していくべきものです。しかも生ものです。しかしその管理や分析はアナログで感覚的。私達はこの分野を最近の技術を使って当たり前のように便利にしていきます。

また、新たな挑戦もしていきます。その1つがこのHRBrain Analyticsです。タレントマネジメントをしなければという危機感が湧いてきているものの、どうやったら良いか分からない、悩んでいる、そういった担当者の方が日本中にいることを私たちは知っています。タレントマネジメントとはこうするんだ!というものをHRBrainから世の中に提示していきたいと思います。

使い方の一例を紹介します。例えば縦軸に上長評価、横軸に自己評価を指定してビジュアライズしていきます。

そうすると人事評価においてもっとも重要な納得度のギャップを自動的にあぶり出して、経営や人事はそれに対応していくことができます。

こうした本来可視化すべきデータをHRBrainシリーズとしてこれからも展開されていく便利な各プロダクトから吸い上げて共通のデータベースに蓄積していきます。

またそれと同時に外部サービスとのAPI連携も合わせて行っていくことでHRBrainを、その名の通り、人事の意思決定プロセスにおける重要なブレインを目指していきます。

SkypeやSlackは働きかたを大きく前進させてきました。私たちもそういった目線であたらしい働き方を創造していきます。

「HRBrain」でした。興味のある方がいましたら、どんどんお声掛け下さい!

ありがとうございました!

(終)

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編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆/立花 美幸/本田 隼輝

【編集部コメント】

HRの「Google Analytics」と聞くと、人事に疎いですがWebの知識は少しある私にはすごいしっくりきました。(横井)

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