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ICCサミット FUKUOKA 2020 AIカタパルトに登壇いただいた、オープンエイト 石橋 尚武さんのプレゼンテーション動画【動画制作は“素材をアップするだけ”の時代に。インハウスAI動画編集クラウド「VIDEO BRAIN」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回250名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2020は、2020年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録などは公式ページをご覧ください。
本セッションは、ICCサミット FUKUOKA 2020 プラチナ・スポンサーの日本アイ・ビー・エム様にサポートいただきました。
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【登壇者情報】
2020年2月18〜20日開催
ICCサミット FUKUOKA 2020
Session 8B
AI CATAPULT 注目のAIスタートアップが勢揃い
Sponsored by 日本アイ・ビー・エム
(プレゼンター)
石橋 尚武
株式会社オープンエイト
執行役員 兼 CTO
公式HP | STARTUP DB
東京大学大学院に在学中よりフリーランスのエンジニアとして活動し、2013年にデザイン制作会社THE CLIPを創業。2016年オープンエイトにTHE CLIPを売却するとともに、オープンエイトのCTOとして参画。技術統括として東京とシンガポールの2拠点を束ね、OPEN8 CORE TECHNOLOGY開発の中枢を担う。
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▶「ICC FUKUOKA 2020 AIカタパルト」の配信済み記事一覧
石橋 尚武さん オープンエイト CTOの石橋です。よろしくお願いいたします。
弊社は、「コンテンツ×テクノロジー」で世界を豊かにしていくことを目指しています。
企業の動画制作における「3つの課題」とは?
今やどの企業も、IT、採用、広報、プロダクトのリリースなど、様々な観点から情報を発信しています。
大容量の高速通信ができる環境が整備されるとともに「リッチコンテンツ」が重要視され、動画によってより深く詳細な情報を訴求しようという流れが生まれています。
しかし現状では、動画を用いて効果的に情報発信している企業は少ないようです。
情報発信をしたくても、どのように動画化すればよいのかが分からなかったり、外注しようとしてもコストがかかったり、コミュニケーションに時間がかかるといった課題があり、動画による情報発信はまだまだ進んでいません。
AI×SaaSで、企業の情報流通の成長ドライバーを目指す
そこで我々は、独自の技術”OPEN8 CORE TECHNOLOGY”でそういった課題を解決し、あらゆる企業の情報流通をサポートする事業を行っています。
具体的には、3つの事業を行っています。
インハウスAI 動画編集クラウド「VIDEO BRAIN(ビデオブレイン)」を提供するアプリケーション事業。
アルゴリズム・ソフトウェアモジュール群からなる“OPEN8 CORE TECHNOLOGY”をAPIで提供する事業。
そして企業が保有するプライベートデータを基に独自のモデルを構築し、“OPEN8 CORE TECHNOLOGY”と組み合わせるオリジナルソリューションの開発です。
インハウスAI動画編集クラウド「VIDEO BRAIN」
まずは、アプリケーション型の「VIDEO BRAIN」についてご紹介します。
VIDEO BRAINは、誰でも簡単に動画を作ることができるサービスです。
動画像素材や伝えたい文章をVIDEO BRAINにアップロードするだけで、搭載AIエンジンがストーリー性を持った動画を生成してくれるので、ユーザーはそれをダウンロードして配信する仕組みです。
リリースして1年ほどになりますが、企業規模や業種を問わず、様々な企業に導入いただいています。
AIが素材と文章を自動マッチングし、動画を作成
ここで、VIDEO BRAINの技術的優位性についてご説明します。
素材としたいテキストや動画をVIDEO BRAINに投入すると、テキストが要約されテロップが生成されます。
次に、動画がどのようなことを表現しているかを物体認識させ、それにテロップをマッチングさせることで、ストーリー性のある動画が生成されます。
より詳しく見ていきましょう。
動画に合うテロップを作るには、単に長い文章から言葉を切り取るだけではダメです。
例えば次の京都のお勧めスポットについての文章には、重要な内容が繰り返し出てきます。
シーン毎の描写もあります。これらを端的に伝えたいですよね。
そこで我々は、各センテンスをトピック毎に分類し、その分類から文抽出を行うことで、ストーリー性のあるテロップを作っています。
ただ散文の場合には、どうしても文章が長くなりテロップとして動画に組み込むことが困難です。
例えば、次の文章をみてください。
「ラグビー・ワールドカップ」から始まる次の文章は長いですよね。
これが動画に組み込まれても、1シーンでは到底読みきれません。
そこで、我々の技術を使って「オーストラリアを29対25で下した」という内容を「ウェールズが豪州を破る」のように、動画のテロップとして最適な言い回しに変えます。
「オーストラリアを60対25で破った」という表現も、「豪州が圧勝」と言い換えることができます。
このようにして生成されたストーリー性のあるテロップを、AIによる物体認識で動画にマッチングさせることで、先ほどのストーリーが完成します。
次のスライドは、シェラトン沖縄サンマリーナリゾートの紹介です。
これをVIDEO BRAINに投入すると、次のようなストーリーが生成されます。
以上のものを元に作られた動画がこちらです。
テロップ自体も読みやすく、「スタッフ」というテロップが実際にスタッフの映像に、「ビーチ」というテロップがビーチのシーンにマッチングされて、ストーリー性のある仕上がりになっています。
サーバ上で動画を自動生成するAPIプラットフォームを提供
さらに、この動画生成の一連のプロセスを可能とする、APIプラットフォームも提供しています。
このサービスを利用すれば、Webのアプリケーションを操作する必要はなく、企業が持つ大量の情報をServer to Serverでデータ化することが可能です。
例えば先日、「Retty」さんとの連携を発表いたしました。
Rettyさんは、店名・エリア・クチコミ・ユーザー投稿写真など、大量の情報を持たれています。
それらを我々のAPIプラットフォームに取り込むと、おすすめメニューやお店の雰囲気などが分かる20秒程度の短尺動画がサーバ上で自動生成されるのです。
さらに、各企業が持たれているプライベートなデータ、例えば会員IDに紐付く興味関心、居住地、性別などのデータを我々のレコメンドエンジンへ投入し、動画のAPIと合体させることで、ユーザー毎にユニークな動画を作るサービスも開発しています。
企業の情報発信を「コンテンツテクノロジー」で支える
このように情報の流通は紙からデジタルへ、静止画から動画へと変わっていきます。
これまで皆さんは、採用向け資料、営業資料、マニュアルなどを、紙、PDF、PowerPointで展開されてこられたのではないかと思います。
それらが近い将来、動画に変わっていくことでしょう。
例えば、ECであれば商品や宿泊施設の紹介の動画化、メディアであればコンテンツの動画化、HRであれば企業紹介だけでなく候補者経歴の動画化というように、皆さんにも様々な用途でご活用いただけると思います。
コンテンツテクノロジーで、共に新しい未来を創っていきましょう。
ご清聴ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/尾形 佳靖/フローゼ 祥子/道下 千帆/戸田 秀成
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