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196カ国のユーザーが利用!メタバースでの実践的英会話学習が国際支援になる「fondi」(ICC FUKUOKA 2025)

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ICC FUKUOKA 2025 ソーシャルグッド・カタパルトに登壇した、fondi 野原 樹斗さんのプレゼンテーション動画【196カ国のユーザーが利用!メタバースでの実践的英会話学習が国際支援になる「fondi」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット KYOTO 2025は、2025年9月1日〜9月4日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。

本セッションのオフィシャルサポーターはICCパートナーズです。

【速報】司法で社会の不合理を変える!“公共訴訟”に取り組む専門家集団「LEDGE」がソーシャルグッド・カタパルト優勝!(ICC FUKUOKA 2025)


【登壇者情報】
2025年2月17〜20日開催
ICC FUKUOKA 2025
Session 11A
ソーシャルグッド・カタパルト – 社会課題の解決への挑戦 –
Sponsored by ICCパートナーズ

野原 樹斗
fondi
代表取締役
公式HP | 公式X

バーチャル国際交流から、国際支援の輪を広げるインパクトスタートアップ「fondi」代表取締役。1996年生まれ。茨城県つくば市育ち。高校卒業後、University of Warwick Management学部に進学。KLab株式会社でのインターンを経て、2017年大学を休学し、株式会社fondi(旧名:Compass Pioneering)を創業。留学の意思決定サポートツール「留学コンパス」の立ち上げるも、金銭・環境を理由に留学を諦める人が多く、”バーチャルで留学できる” 体験を作るべく、fondiをスタート。


野原 樹斗さん こんにちは、「バーチャル“国際交流”から“国際支援”の輪を広げる!」――インパクトスタートアップの株式会社 fondiの野原 樹斗です。

人生を変えた海外留学

私の人生は、国際交流を通じて、大きく変わりました。

10年前、イギリスの大学に進学し、まったく異なる価値観を持つ人々との交流を通じて、自分の生き方を見つめ直し、起業家を志しました。

熱い思いで留学支援サービスを立ち上げ

私の最初の取り組みは、留学をサポートするWEBサイト「留学コンパス」です。

私のように、留学を通じて、人生を変えていく人を増やしたいと考えたのです。

しかし、どれほどの情報をまとめて伝えても、留学を諦めてしまう方が、後を絶ちませんでした。

お金や周りの環境が、心を折ってしまうのです。

円安などで世界はさらに遠い存在に

日本から見て、世界はますます遠い存在となっています。

円安の煽りを受けて、海外留学生数は減少、フィリピン人との英会話レッスンですら、ここ10年間で、費用は2倍となっています。

さらにハードルとなるのが、言語です。

英語を間違えるのは、恥ずかしいと感じてしまいますよね。

顔出しなし・無料で英会話が実践できるメタバース「fondi」

そのため、私たちが目をつけたのが、メタバース(仮想空間)です。

バーチャル空間を活用することにより、アバターを使って、顔出しなしで恥ずかしさを低減しつつ、インタラクティブ(双方向)にコミュニケーションを楽しむことができます。

しかも、バーチャル英会話サービス「fondi」(フォンディ)は、無料で利用可能です。

そのような世界に、196カ国・200万人のユーザーが集まってくれました。

共通の興味を持つコミュニティで英会話にトライ

早速、バーチャル空間に、出かけてみましょう。

「fondi」では、キャサリンというAIキャラクターが、世界を案内してくれます。

あちらに、人がいますね。

人を見つけたら、アバターを動かし、近づいて、ボタンをタップするだけで、音声通話が即座につながります。

簡単な会話ゲームや、ダーツなど、身体を使って楽しむゲームを通じて、コミュニケーションがどんどん展開されていきます。

こちらの空間では、ユーザー自身が、自分でテーマを決めて、会話をファシリテーションするイベントや、興味・関心ごとのコミュニティが、運営されています。

自分が詳しく話すことのできるテーマで、会話を盛り上げていくことができるのです。

「他者と会話することに少し抵抗がある」というふうにお思いになったあなた、ご安心ください。

AIキャラクターのキャサリンが、簡単なフレーズ練習や、シチュエーションごとのフレーズ練習に、付き合ってくれます。

1日3時間以上会話するカリスマユーザーが出現

このように広がる世界に、ユーザーは熱狂しています。

なんと、1日の平均会話時間は、約1時間です。

学習サービスとしては、異常とも言えるユーザーの熱狂によって、売上は前年比30%増になりました

TOP5%は、1日3時間以上をアプリで過ごし、カリスマ的存在になりつつあります。

英会話力が職業機会につながる経済成長国で熱い支持

特に、東南アジアから北アフリカにかけての経済成長国のユーザーが熱狂しており、海外ユーザー比率は98%です。

と言いますのも、こういった国々では、英語を話すことができるというだけで、職業機会が大きく広がり、同じスキルセットであっても、給料が2倍になることも珍しくないからです。

一方で、平均月収が10万円に満たない国々では、留学はおろか、オンライン英会話ですら、ハードルが高いのです。

「fondi」で人生を変えたユーザー

そのような環境でも諦めずに、人生を変えたユーザーを、お一人ご紹介させてください。

Vee(ビー)さんは、インドネシアのエンジニアで、グローバル企業への転職を希望していましたが、英語で面接を受ける必要があり、挫折していました。

そのような折、「fondi」と出会いました。

彼は、なんと1日6時間以上、「fondi」に入り浸って、自信を身につけて転職を成功させ、給料は3倍になったそうです。

小さな成功体験が自信を生み、学習の動機に

このように英語に自信を持つことが、英語を身につけて人生を変えていく鍵であると気づき、「Confidence Driven Learning」という学習法を、提案しています。

まずは、間違えてもよいので英語で話してみる、そうして、伝わったという成功体験と自信が生まれ、それこそが、学習を続けていくモチベーションへと、つながっていくのです。

「fondi」では、メタバースの特性を活かして、実践のハードルを下げ、コミュニティの力によって会話が深まっていく体験が、デザインされています。

カリスマユーザーが初心者をサポート

さらに特筆すべき点は、カリスマユーザーが、実践のサポートをしてくれることです。

例えば、彼らが運営するイベントは、週に1,000件以上も開催されています。

人気のリワードは学習証明書

このようなイベントの急増の背景には、独自で実装している「ゲーミフィケーション(※) 」として、活躍の度合いに応じたランク分けと、リワード(報酬)提供の仕組みがあります。

▶編集注:ゲーミフィケーションとは、ゲームのメカニズムやゲームデザイン要素を、非ゲームの分野に応用することで、ユーザーのモチベーションを高め、ロイヤリティーを強化し、その行動に影響を及ぼすこと(SEGA XDより)。

特に人気なリワードが、学習証明書です。

学習証明書は、人口爆発国において、LinkedInなどに登録・掲載して、キャリアアップを図っていくために、非常に重要な競争力となります。

自分のための頑張りが他の学習者を助け、自分に返ってくる

このようなサポートが増えてから、サービス(「fondi」利用)の継続率は30%も改善しました。

つまり、自分のキャリアのために頑張ることが、他者の学習につながり、さらには、自分の実力につながっていくという、エコシステムが成立しているのです。

レベルアップ後はBuddyとして収入を得る道も

「fondi」は、今後、自信を身につけるだけではなく、実際に人生を変えていくプラットフォームへと、進化していきます。

そのために重要となるのが、自信を身につけ、レベルアップした先に、稼ぐことのできる機会を作っていくことです。

そうしてスタートしたのが、「fondi Buddy Talk」です。

こちらでは、特に活躍しているユーザーを、「Buddy(バディー)」と呼び、お金(受講料)を支払ってでも、専属サポートを受けたいユーザーとのマッチングを行います。

月額3,980円で実践的英会話を体験

途上国のユーザーが講師として活躍しているため、オンライン英会話(受講料)の半額でサービス提供することを実現しました。

つまり、恥ずかしさを低減しつつ、業界最安値で実践体験をサポートして、世界中のユーザーとコミュニケーションを楽しむことができるのです。

あなたにとっての学習機会が国際支援につながる

しかも、あなたがお金を支払って得た学習機会は、恵まれなかった誰かがお金を稼いで人生を変えていく、国際支援の仕組みにもつながっているのです。

このようなサイクルは、すでに生まれ始めています。

例えば、こちらのミナヒルさんは、パキスタンの山奥で生まれ、両親に捨てられてしまいました。

そのような環境から抜け出したいと願うようになり、「fondi」に出会いました。

彼女は、まるで「fondi」に「住んでいる」ようだったと言います。

すでに、「Buddy」としての活躍を通じて、月2万円の副収入を得ており、平均月収4万円のパキスタン人にとって、非常に大きな変化と言えます。

運命に抗う自信を、ここから─196カ国200万人に届けた「英会話メタバース」(Tatsuto Nohara|fondi代表 note)

このように、「fondi」は、様々な経済環境のユーザー同士の対価交換を生み出していくことで、サステナブルな国際支援の仕組みを作り、経済圏を広げているのです。

目標はカリスマユーザー600万人の年収引き上げ

私たちが目指すインパクトの規模は、ターゲットとする6億人のうち、TOP1%のカリスマユーザー600万人の平均年収を20%引き上げていくことです。

これは、巨額の流通総額と売上を意味します。

さらには、英語学習だけではなく、多言語展開はもちろんのこと、 サービス内で様々な仕事が生まれていく世界を作り出していきます。

バーチャル“国際交流”から“国際支援”の輪を

私一人の留学への熱狂から始まったこの物語は、世界中の方々の“機会”を広げて人生を変えていくことをサポートするプロジェクトへと、徐々に進化してきました。

世界中の方々が、世界中の方々と学び合うことが、国際支援の輪として広がっていく、そのような世界を、ともに作りませんか。

「バーチャル“国際交流”から“国際支援”の輪を広げる!」――インパクトスタートアップの株式会社 fondiの野原 樹斗でした。

ご清聴ありがとうございました。

▶︎実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/正能 由佳/中村 瑠李子/戸田 秀成

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