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ICC FUKUOKA 2025 カタパルト・グランプリに登壇した、Fivot 安部 匠悟さんのプレゼンテーション動画【チャレンジャーバンクとして資金の新しい流れを作り、成長企業を支援する「Fivot」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット KYOTO 2025は、2025年9月1日〜9月4日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
本セッションのオフィシャルサポーターはAGSコンサルティングです。
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【登壇者情報】
2025年2月17〜20日開催
ICC FUKUOKA 2025
Session 6A
CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ)- 強者が勢揃い –
Sponsored by AGSコンサルティング
安部 匠悟
株式会社Fivot
代表取締役
公式HP
一橋大学経済学部を卒業後、メリルリンチ日本証券(現BofA証券)の投資銀行部門にて、金融法人グループを担当し、銀行・保険会社向けのM&A助言および引受業務に従事。新しい金融を創るという想いから、2019年10月に株式会社Fivotを設立し、代表取締役に就任。
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安部 匠悟さん 初めまして、株式会社Fivotの安部と申します。
突然ですが、年率2.0%もらえるカードはご存知ですか?

インフレや物価高と騒がれており、ちょっとでもお得になるのは嬉しいと考えている方は多いと思います。
年率2%還元、貯まるキャッシュレスアプリ
弊社が提供している「貯まるキャッシュレス」、IDARE(イデア)というアプリ、これで年率2.0%もらえるのです。

IDAREはVISAのプリペイドカードアプリで、世界中のVISA加盟店でいつでもどこでも使える、かつ貯まった残高に対して年率2.0%のポイント還元がされる、ユニークなカードです。

入金は、銀行口座やお手持ちのクレジットカード、現金からできるので、使いやすく貯めやすいカードです。
もう一つ、海外事務手数料はご存知ですか?

海外に行かれる方でもご存知ない方が多いと思います。
今は円安で、海外旅行に行くのが大変だと思います。
実は海外の加盟店でカード決済をすると、3~4%の見えない費用がカード会社にとられています。

例えば、三井住友カードや楽天カードであれば3.63%です。
これは為替レートに上乗せされているので、隠れたコストになっています。
IDAREの場合これが0%で、透明性が高く、お得で使いやすいカードになっています。

つまり、年率2.0%のポイント還元でインフレ対策もでき、かつ、普段かかっている見えないコストもかからない、すごくお得なカードです。

ここまで聞いて、おかしいなと思った方がいるかもしれません。
年率2.0%還元をして、手数料も無料にして、エコノミクスが成立しないのではと思われると思います。

でも、成立しています。
チャレンジャーバンクとして新しい資金の流れを作る仕組み
ここから、僕らのビジネスモデルの根幹の話に入ります。
実は、僕たちは決済だけではなく、運用で収益を上げています。

決済と運用を行うことで、顧客に対し、年率2.0%還元、海外事務手数料無料のサービスを提供しています。

これが僕らのビジネスモデルの全体像です。

IDAREで入金されたお金の一部を、僕らのもう一つのプロダクト、「Flex Capital」というスタートアップ向け融資プロダクトに活用して運用し、収益を上げることで、個人に還元しています。
そして、このお金の流れはどこかで見たことがありませんか?
これはまさに、銀行が行っているお金の流れとすごく近いです。

銀行は、資金を預金として集めて成長企業に融資し、成長を支えていますが、このお金の流れにそっくりです。
「日本におけるチャレンジャーバンクとして、社会に新たなお金の流れを生み出し、新しい産業構造の発展に資する」、これが僕たちが行っていることであり、ミッションです。

スタートアップ、金融機関にもメリットのあるデットファイナンス
Flex Capitalについても、ご説明します。
Flex Capitalは、極めて粒度の細かいデータを使ってAIを活用し、スタートアップに対して、深いリスクを迅速に、デットファイナンスで提供するサービスです。

このシステムは、借り手の皆さんにもメリットがあります。

API連携でデータを提供いただくと、極めて粒度の細かいデータを15分くらいで提出完了できます。
めちゃくちゃ簡単です。
かつ、最短10営業日で審査結果が分かるので、とても早いです。
かつ、リスクテイクする支援を受けられる。
この仕組みは金融機関側、つまり我々には、表裏一体のメリットを提供できていると思っています。
データの活用で法人融資の変革を目指す
我々はこれまで4年間、累計90億円、250社に融資をしてきました。

私たちも、飛躍的に成長しています。
それでいて、デフォルト率は0.31%と極めて低く抑えられておりますが、これは僕らのデータが機能していることの証左かなと思っています。

私たちはこのデータを活用したデジタル融資を、中小企業向け領域にまで広げていこうと思っています。

ちょうど今朝の日経新聞に掲載されていましたが、決算書を紙で受け取って紙で審査している地銀や信用金庫は、全体の86.4%らしいです。
この状況は、抜本的に変えられると思っています。
さらに、この与信データを活用し、AIを用いた法人与信プラットフォームの構築をはじめとした、僕らのデータをコアとした事業構築をこれから行います。

まさに私たちは、社会に必要とされる成長企業を、新しいお金の流れを作って支援していきたいと思っています。

ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/正能 由佳/戸田 秀成