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ICC KYOTO 2021 カタパルト・グランプリに登壇して、見事優勝に輝いた、ログラス 布川 友也さんのプレゼンテーション動画【経営管理データを迅速に一元化し、経営の機動力を高めるプランニング・クラウド「Loglass(ログラス)」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回250名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット FUKUOKA 2022は、2022年2月14日〜2月17日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
本セッションは、ICCサミット KYOTO 2021 プラチナ・スポンサーのAGSコンサルティング様にサポート頂きました。
▶速報記事リンク
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【登壇者情報】
2021年9月6〜9日開催
ICC KYOTO 2021
Session 6A
カタパルト・グランプリ
– 強者が勢揃い –
Supported by AGSコンサルティング
布川 友也
株式会社ログラス
代表取締役
慶應義塾大学 経済学部卒。 新卒で投資銀行に勤務。M&A、IPOアドバイザリー業務に従事。その後、上場直後のITベンチャー企業に経営戦略担当として参画し、IR・投資・経営管理等を中心に業務を行い、入社半年で全社表彰を獲得。その後、東証一部への市場変更を経験。株式会社ログラスを創業、代表取締役に就任。
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布川 友也さん 株式会社ログラスの布川と申します。
私はもともと、今会場の後ろにいらっしゃるような運営スタッフとしてICCサミットに関わっていましたが、3年間かけてこのカタパルト・グランプリまで来ることができました。
BtoB SaaSの中では唯一、群雄割拠のカタパルト・グランプリ(※) に今回参加させて頂いています。
▶編集注:「CATAPULT GRAND PRIX(カタパルト・グランプリ)」は、「強者が勢揃い」と銘打った、過去の「カタパルト」で高評価を得たプレゼンターやスカウトされたプレゼンターが一堂に会するピッチイベントです。
私たちの「Loglass(ログラス)」は、企業価値を向上するために立ち上げたプランニング・クラウドです。
例えば企業の予算策定、予実管理、経営分析などの領域のクラウドサービスを展開しています。
深夜、泣きながらオフィスに向かう
サービス紹介の前にまず、私がこのような“いぶし銀”の領域になぜ取り組んでいるのかを説明します。
ちょうど今から3年前の出来事ですが、ある深夜に私はオフィスのある六本木ヒルズに向かっていました。
当時の私は経営企画を担当していたのですが、深夜にチャットワークにとんでもないメッセージが来ていました。
社長からの「布川くん、明日の10時の会議までに、プロジェクト分析を追加しておいて」というメッセージで、分かる人には分かる、とんでもない豪速球が飛んできており、その時すでにパジャマ姿でしたが、着替えてヒルズに泣きながら向かいました。
私たちは、なぜこんなことが起きてしまうのか気づきました。
これは、経営者のせいではないのです。
会場にいる経営者の方で、このような豪速球を投げたことが「ない」方はいらっしゃいますか?
ほとんどいらっしゃらないと思います。
実は、これは業務構造に問題があるのです。経営者が悪いのではありません。
経営陣が分析用データを見るまでに10営業日
まず、経営陣は経営数字を見るのが遅すぎるのです。
日本の平均で、10営業日かかっています。
なぜかと言うと、そもそも経営分析の元データになる会計ソフトのデータは、経理が頑張って仕訳しても、仕訳に6営業日かかってしまうのです。
そこから経営分析をするので、当然、経営陣に数字が届くのが遅くなります。
しかも、当初立てた計画ごとの切り口、例えばプロジェクトA、B、Cのような、経営陣が一番見たい切り口は、勘定科目によって相殺されてしまうのでマッピングが非常に難しく、その中身はブラックボックスです。
経営企画人材のExcel作業にかかるコスト
さらに言うと、ログラスは5,000名規模の企業にも導入されつつありますが、そのお客様の会社では企画担当は40名もいて、年間約1.3億円ものコストをExcelでの作業に使っているのです。
こういった非常に難しい領域が私たちログラスが取り組む領域になっています。
皆さん、悔しくありませんか?
こんな単純作業に、1.3億円も使っている日系企業があるのです。
各事業部からのデータ収集を、数クリックで完了
そこで私たちが作ったのがログラスです。
早速、デモをご覧ください。
「編成プロジェクト機能」を使い、データ収集を行います。
例えば、1月から12月のデータを収集していきます。
そして、どの事業部の部長にデータを提出させるのかをチェックボックスで選択します。
Loglassは全国に拠点のある会社様、にもご導入頂いています。企業は、この編成プロジェクト機能を使ってデータ収集を効率化することができます。
プロジェクト機能を使うと、ワンクリックでデータフォーマットと通知が、全国津々浦々の事業部や支店に自動送付されます。
そして、「事業部長からのデータ収集」です。
マイクロソフトExcelやGoogleスプレッドシートとAPI連携をすると、データベースと直接紐づく新しいExcelまたはスプレッドシートが作られます。
事業部長はいつも通りデータを更新し、あとはワンクリックをするだけです。
これまでExcelとメールでひたすらやりとりをしていたところに、革命を起こしています。
経営分析のためのデータ収集で革命
そして、これだけではありません。
特許も取得済ですが、「タイムマシン機能」という前回との差分を検証する機能を使って、安全にデータを集められます。
経営分析のうち、まずは「データ収集」という部分に革命を起こしました。
非常に革命的なソリューションを使って、経営会議で使う、プロジェクト別の内訳、それぞれの営業利益率や売上の状況も瞬時に可視化します。
BIツール(※) と全く違うことが、ここまででお分かり頂けると思います。
▶編集注:企業に大量に蓄積しているデータから必要な情報を集約し、ひと目でわかるように分析するツール(ITトレンド)
導入効果は明らかになってきており、初期のお客様からは、「20日しかない営業日のうち、経営判断に使える日数が5日も増えた」という声を頂いています。
しかもコストは、通常の経営企画人材にかかるコストの約半分に抑えられた、という結果も出ています。
リリース1年でMRRは5倍に成長
私たちは創業2年目の会社で、カタパルト・グランプリへの登壇スピードはもしかしたら最速ではないかと思っていますが、これだけ結果が出ているとトラクションにもどんどん反映され、MRR(月間経常収益)も昨年の5倍にまで成長しています。
投資家からの電話も鳴り止まない状況となっています。
しかもLoglassの解約率は0.7%で、ほとんど解約されていません。
そして導入されているのは、素晴らしい企業ばかりです。
Loglassというプロダクトの性質上、一部門でのみ使うということはほとんどありません。
財閥系の会社や全国に店舗を構えるような世界的な会社に全国で導入されています。なぜこれが実現できているかと言うと、私たちのチームが圧倒的に強いからです。
私自身は、投資銀行の経営企画出身のドメインマスターで、この領域に一番詳しい人間です。
テクノロジー部門では、メルカリ、Google、サイバーエージェントといった一流企業での開発経験がある機械学習開発やプロダクト開発のエンジニアを採用しています。
こういった非常に強いチームで、圧倒的なマーケットシェアを獲っていきます。
日本の時価総額を引き上げるユニコーンを目指す
日本の企業が経営分析に使っている日数は174日という海外のレポートが出ています。
一方、世界では85日しか使っていません。
世界では、私たちの競合であるAnaplanという会社が昨日(2021年9月7日)時点で、1兆円近い時価総額をつけています。
すごいですよね、この領域だけで1兆円です。
経営分析に174日使っている日本において、私たちは当然、高いポテンシャルを持っており、間違いなくユニコーンになる自負があります。
最後に将来戦略をお話しさせて頂きます。
私たちは現在、経営管理、管理会計、プランニングという領域に展開していますが、実はプランニングは非常に奥深く、生産計画、人事計画など多岐にわたります。
これを中心に、私たちは将来のデータを持つ次世代のSaaSとして、日本の時価総額700兆円を10%引き上げます。
▶東証1部の時価総額が700兆円超、約3年ぶり=東京株式市場 2021年2月5日(ロイター)
ありがとうございました、応援よろしくお願いします。
(終)
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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/戸田 秀成/大塚 幸
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