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ICC KYOTO 2022 SaaS RISING STAR CATAPULT 次のユニコーンを探せ!に登壇いただき、見事3位に入賞した、リーディングマーク 飯田 悠司さんのプレゼンテーション動画【10分間のサーベイで、応募者に適した部署や活躍の可能性を明らかにする「ミキワメ」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回ICCサミット FUKUOKA 2023は、2023年2月13日〜2月16日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
本セッションのオフィシャルサポーターはHelpfeelです。
▶【速報】遠隔施工管理で人手不足の建築業界を救う「SynQ Remote」(クアンド)がSaaS RISING STAR CATAPULT優勝!(ICC KYOTO 2022)
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【登壇者情報】
2022年9月5〜8日開催
ICC KYOTO 2022
Session 3A
SaaS RISING STAR CATAPULT 次のユニコーンを探せ!
Sponsored by Helpfeel
飯田 悠司
株式会社リーディングマーク
代表取締役
1985年生まれ。「世界の人々の自己実現を支援する」ことを目指し、2008年に東京大学経済学部在学中に株式会社リーディングマークを学生起業。現在は、10分間の性格検査を元に自社で活躍する採用応募者を見極める適性検査クラウド「ミキワメ」や、2分間のメンタル検査を元に社員の心の健康状態を可視化し休職・離職を防ぐ「ミキワメウェルビーイング」を運営。現在、約1,700社のお客様の組織づくり・採用を支援している。
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飯田 悠司さん 皆さんこんにちは、人の性格や心の幸福度を元にして、採用や組織を改善するHR Techのサービス「ミキワメ」について、ご案内させていただきます。
皆さんから拍手を頂きまして、非常に温かい気持ちで壇上に立つことができています。
ありがとうございます。
採用のこんな失敗ありませんか?
皆さん、こんな失敗はないでしょうか?
採用の失敗です。
自社の理念や社風に合わない人を採用してしまった、という失敗です。
そして2点目、良い人を採ったけれど、ふとしたきっかけでメンタルを壊してしまって、パフォーマンスが低下してしまったという失敗です。
性格と心の幸福度を可視化したチーム創り
その課題、ミキワメが解決をしていきます。
ミキワメは、人の性格、そして心の幸福度、この2つを可視化するアルゴリズムを元に、採用やマネジメントを改善し、良いチームを創る支援をしていきます。
まず、アルゴリズムの1つ目は、10分間のサーベイで人の性格を明らかにできるというものです。
この検査を社員に受けていただき、自社にどのような性格の人がいるのか、どういう人が活躍し、どういう人が少し苦労してしまうのかという傾向を明らかにしたうえで、基準を作り、応募者の採用おすすめ度を確認していただけます。
応募者に適した部署、入社後の活躍の可能性がわかる
実際の操作画面です。
この応募者は採用おすすめ度がAなので、結構おすすめできる人ですが、採用おすすめ度がSやAと高い方とDやEと低い方を比べると、入社後、活躍する方が出る可能性は4倍以上、活躍しない方が出てしまう可能性は5倍以上です。
このアルファベットは、入社後の活躍とかなり相関があるということです。
全社に合っているか、部署に合っているか、そして採用したら危険なタイプと似ていないかという、3点の総合判定が表示されます。
そして、配属予定の部署や職種名を変えることができるので、この部署には合っているが、この部署には合っていない、と確認していただけます。
また、イメージしやすいように、似ている社員の具体的な名前も表示されます。
下にスクロールすると、全社に合っているか、応募している部署に合っているかが分かります。
活躍している社員の傾向を、薄緑色で示しています。
濃い緑色で表示されているのが、応募者の性格の傾向です。
例えば、右上を見ると、この方は「協力要請傾向」が低いので「何でも自分で抱える」を強く意識する傾向がありますが、このチームでは他の人に相談をし、みんなで協力して仕事をしようという考え方の人の方が活躍する傾向が明確にあるので、この乖離が少し懸念点であることが分かります。
採用すると少し苦労してしまうタイプと似ていないかも確認でき、赤の項目が多い方は要注意です。
そして、今のメンタル状態が低すぎる方についても、採用の際には慎重にご判断いただきたいと思います。
心の健康状態チェックで、ケアすべき社員がわかる
次に、2つ目のアルゴリズムは、ミキワメ ウェルビーイングです。
▶ミキワメは、なぜ「ウェルビーイング」に取り組むのか(ミキワメラボ)
この検査は、わずか2分間で人の心の健康状態、幸福度を明らかにできるものです。
その人の性格や過去の心の状態をふまえて、その人に今聞かなければいけない質問だけをピックアップするので、2分で人の心の幸福度が分かります。
これを通じて、休職や離職の予兆がある社員を明らかにすると同時に、その人をどうケアしてあげればいいのかアドバイスをします。
実際の操作画面です。
ここに表示されているように、5つの項目で、SからEまでの6段階で心の幸福度を明らかにしています。
そして、「最優先ケア」というところに名前が出ている方に、気をつけて頂きたいです。
晴れマークがついている方は、状態は良いけれど、前回よりも状態がぐっと悪くなっています。
特に気をつけていただきたいのは、雨マークがついている方です。
この状態で3カ月以上放置すると、休職や離職になる可能性がぐっと上がります。
これらの人の心の幸福度を確認することができると同時に、その人の性格をふまえて、その人をどのようにケアすれば良い状態にできるのか、望まない休職や離職を防げるのかについてのアドバイスが表示されます。
リリース以来、2年強で、全国の大小様々な規模の会社2,000社ほどに導入いただいています。
また、岸田政権では、人の状態を測定して改善していこうという、いわゆる「人的資本の情報測定、情報開示」という議論になっていますが、ミキワメは、これらの項目に関連しています。
▶人的資本可視化指針 非財務情報可視化研究会(内閣府)
起業家人生をかけたチャレンジ
さて、なぜミキワメを作ったかについてお話しします。
実は私は、ICCサミットのこの場に立つのが3回目です。
なぜ3回も登壇の機会があったかと言うと、プロダクトの立上げに失敗し続けてきたからです。
スライド15.jpeg
就活イベントの主催で何とか食いつなぐ日々を過ごしていました。
会社をつぶすわけにはいかなかったので、こういうイベントを開催していました。
小林 雅さん(ICCサミット主宰代表)から「ITを盛り上げていきましょう」と言われていたものの、全然ITの仕事ではありませんでした。
その中で、事業だけではなくて組織も崩壊し、離職率は30%オーバー、モチベーション偏差値(※)は40台で、非常に苦しい状態でした。
▶編集注:リンクアンドモチベーションが提供する組織改善クラウド「モチベーションクラウド」で、従業員のエンゲージメント状態を偏差値として表したもの。
そして追い打ちをかけるようにコロナ禍となり、先ほどの写真にあったような就活イベントも開催できなくなり、倒産の危機に陥りました。
これ以上社員を不幸にしてはならないということで、起業家人生をかけてチャレンジするんだという決意で、ミキワメをリリースしました。
幸い、導入社数も劇的に伸び、組織のモチベーション偏差値も70台、離職率も4%になりました。
つまり、ミキワメを使うことによって、自分たちの組織も変えることができました。
私は、このように苦しい思いをする人を二度と出したくないという思いがあるので、もし会場に組織について悩んでいる方がいらっしゃれば、組織の診断を無料で実施させていただきますので、後ほどお声がけください。
幸せに働く人があふれる社会を目指す
皆さん、ぜひ想像してみてください。
幸せに働く人があふれる社会、そして、採用・マネジメントを変えて、日本を幸せに働く人であふれる国にしていくということ。
ぜひ、皆さんと一緒に取り組んでいきたいと思っています。
ミキワメのプレゼンテーションでした、ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/正能 由佳/戸田 秀成/大塚 幸