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ICC FUKUOKA 2023 SaaS RISING STAR CATAPULT 次のユニコーンを探せ!に登壇いただいた、wellday牟田 吉昌さんのプレゼンテーション動画【働くときのストレス状態を早期発見・エンゲージメントを可視化して、毎日前向きなチャレンジができる人を増やす「wellday」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2023は、2023年9月4日〜 9月7日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションのオフィシャルサポーターはHelpfeelです。
▶【速報】エンジニア採用におけるミスマッチを改善し、もう一度日本をモノづくりの世界一へ導く「ハイヤールー」がSaaS RISING STAR CATAPULT優勝!(ICC FUKUOKA 2023)
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【登壇者情報】
2023年2月13〜16日開催
ICC FUKUOKA 2023
Session 2A
SaaS RISING STAR CATAPULT 次のユニコーンを探せ!
Sponsored by Helpfeel
牟田 吉昌
株式会社wellday
代表取締役CEO
HP | STARTUP DB
学生時代にスタートアップ立ち上げ等を経験後、株式会社リクルートにて「AirPAY」の開発ディレクション・事業推進等を従事、その後株式会社フラミンゴにて取締役COOを経て、 2019年4月に株式会社welldayを創業、エンプロイーサクセス事業「wellday」をリリース
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牟田 吉昌さん 皆さん、はじめまして、wellday(ウェルデイ)の牟田と申します。
定期的なエンゲージメントサーベイに疲れている人は多数
早速ですが、皆さんにこんな経験はありませんか?
忙しい中、会社から送信される従業員エンゲージメントサーベイ。
それに対して、ついつい適当に答えてしまう…そんな経験ありますよね。
実際私にも、経験があります。
事実、従業員の皆さんはこのエンゲージメントサーベイに大変疲れています。
中には、せっかく答えてくれたのに、人事面談まで間があった場合、面談担当者が、「それはもう1カ月前の回答です」と言われてしまう気まずいケースも発生しています。
従業員のエンゲージメントをリアルタイムでAIが可視化
そこで、welldayの出番です。
私たちwelldayは、チャットツールと連携するだけで、従業員のエンゲージメントやストレスを、客観的にリアルタイムで可視化するサービスを提供しています。
具体的には、独自のAIモデルを活かして、チャットのテキストデータをベースに、従業員のエンゲージメントとストレスをスコアリングしています。
相関係数は0.67と大変高く出ていますが、天気予報と同じくらい当たるとイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
なんと言ってもこれは、日本では初の取り組みです。
▶日本初・北里大学と予測についての共同研究を開始(PR TIMES)
無意識のストレスは文章に表れる
唐突ですが、この文章を読んでみてください。
いかがでしょうか、「この人、気合い入っているね」と感じる方も多くいらっしゃるかもしれません。
実はこの文章には、私たちが無意識にストレスを抱えていることを示すサインが隠されています。
「私は」という主語を何度も強調する、「しなければならない」「やりきる」という言葉をよく使う、こういった表現はストレスが溜まっている状態を示しているのです。
ICCをやりきろうとする私のスコアを、是非みなさんリアルにご覧ください。
▶編集注:動画は、牟田さんのプレゼンテーション中のスコアです。
こちらは、welldayの画面です。
ワークエンゲージメントスコア自体は堅調ですが、ストレスのスコアはFと、とても低くなっています。
スコアの推移を見てみると、先月から下がっていますが、私にも心当たりがあります。
このICCサミットの準備で、結構ストレスが溜まっていたようです。
このように、主観的ではなく客観的に、自分の状態をリアルタイムで把握することで、マネジメントや改善ができます。
組織全体でも個人でもリアルタイムの診断が可能
そして、組織全体のレポートも可能です。
つまり、個人のみならず組織のリアルタイムでの健康診断ができるのが、welldayの強みです。
ちなみに(ICCサミット主催者の小林)雅さんは、ICCサミットの会期中でもスコアがすごく良い状態です。
まとめると、従業員のエンゲージメントを自動で、リアルタイムで予測できる。これが我々にしかできないwelldayの強みなのです。
welldayで組織のエンゲージメントを可視化
弊社のクライアントの中には、私たちと一緒にハードシングスを乗り越えてきた会社がたくさんあります。
その中の事例を一つ、ご紹介させてください。
こちらの会社は2年ほど前に分社化されました。前向きな分社化だったとは言え、社内には不安や懸念がたくさんありました。
それをwelldayが早期にスコアとして探知することで、実際に分社化した頃には、既にエンゲージメントが回復していました。
このように、welldayを通じて、新しい素晴らしいスタートができたのです。
▶組織を再編した新社設立時に活用。メンバー個々の状態のモノサシを通じて、コミュニケーション機会が増えたことの価値。(wellday)
エンタープライズ企業での導入が増加中
今の我々はまだスタートアップやベンチャー企業を中心として導入が進んでいますが、直近では、複数のエンタープライズ企業にも続々と導入いただいています。
例えばこちら、NTTデータさんに関しては、最初は1部署での導入でした。が、その後なんと1年半で5部署、6部署と導入され、ARPU(1事業者あたりの平均売上)も10倍になっています。
リテンションレートも昨年度は堅調推移になっており、これも製品の成熟とAIの可能性を証明していると思います。
AI予測機能をAPI公開し協業戦略で成長
このHR・エンゲージメント領域は、人的資本開示がこれからの追い風だと言われています。
しかし一方で、皆さんもご存知だと思いますが、市場の伸びと同様に強力なプレイヤーも増えてきています。
このカオスマップの通り、まさにレッドオーシャンです。
そこでwelldayは、他の皆さんと競合するのではなく、一緒にマーケットを広げていく協業戦略を考えています。
具体的には、私たちが作ってきたAIの予測モデルを皆さんに開示することによってエンゲージメント課題を一緒に解消していくことを考えています。
心の不調はバーンアウトしてからでは遅いからこそ早期発見を
心の不調への対応は、バーンアウトになってからでは遅いのです。
過去3年間、休職者が出た会社は183万社もあります。
その休職者のうち、実は半分のしか社会復帰できていないのです。
10年間かけてやっと社会復帰する、そんな方も中にはいらっしゃいます。
2022年度、welldayを通じて課題を早期発見できた件数は、15,000件に達しました。
これは、15,000件の声なきSOSだと私たちは考えています。
「朝起きて、なぜか涙が止まらない」と言った同僚
なぜ、私たちはここまで、早期発見、早期解決にこだわってきているのか。
その裏には、私の悲しい、そして悔しい体験があったからです。
私は以前、同僚から「朝起きて、会社に行きたいのだけれど、なぜか涙が止まらない」と言われたことがありました。
実際に彼はその後2年間の休職をしてしまいました。
とても辛かったです。
未だに思うのが、もし当時私たちのwelldayがあれば、彼の人生が変わったかもしれない、彼を救えたかもしれないということです。
はたらくすべての方にwelldayを
私たちは、このような課題を解消するために今このwelldayのチャレンジをしています。
朝起きて、涙ではなく、笑顔で毎日前向きなチャレンジができる。
そんな方を、このサービスを通じて1人でも増やしていきたい、そう思って取り組んでいます。
ですが、私たちだけの力では足りません。
ここにいる皆さんと一緒にwelldayを広げていきたい、そう思っています。
皆さんぜひ、応援のほどお願いいたします。
私たちと一緒に、「はたらくすべての方に」welldayを届けていきませんか。
はたらくすべての方に、Have a wellday.
ご清聴ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/正能 由佳/戸田 秀成