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ICC KYOTO 2025のセッション「徹底解説 – 生成AIの最新動向」、全7回の③は、日本マイクロソフト西脇 資哲さんが、社内業務でAIを使いこなすための心得と機能について解説します。AIによる文章要約や差分チェック以外にも、有益な活用法があることを知っていますか?経済産業省発表の「生成AI時代のスキルの考え方」から経営判断に役立つ情報まで紹介します。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット FUKUOKA 2026は、2026年3月2日〜 3月5日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
本セッションのオフィシャルサポーターはリブ・コンサルティングとノバセルです
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【登壇者情報】
2025年9月1〜4日開催
ICC KYOTO 2025
Session 3A
徹底解説 – 生成AIの最新動向
Supported by リブ・コンサルティング
Co-Supported by ノバセル
(スピーカー)
砂金 信一郎
Gen-AX
代表取締役社長 CEO
柴田 尚樹
NSV Wolf Capital
Partner
西脇 資哲
日本マイクロソフト
コーポレート戦略統括本部 業務執行役員 エバンジェリスト
(モデレーター)
尾原 和啓
IT批評家
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「1人当たりの売上高を上げる」
尾原 いくらでも話し続けられるのですが、ではこの次、スタートアップではなくて、巨人のMicrosoftがどのように先端を行き、日本に行くかというところにつなげていきたいと思います。
西脇 柴田さんからありましたが、GAFAMの売上高はどんどん伸びているのに、従業員の数は伸びていないという(Part.1参照)。
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西脇 資哲
日本マイクロソフト
コーポレート戦略統括本部 業務執行役員 エバンジェリスト
日本経済新聞で紹介されたIT「伝道師/エバンジェリスト」。1996年から13年間、日本オラクル株式会社にてマーケティング担当として従事し、現在はマイクロソフトにて多くの製品・サービスを伝え広めるエバンジェリスト。講演や執筆活動も行い、IT 企業だけでなく、製造業、金融業、官公庁から小学校、中学校、高校や大学でのプレゼンテーション講座を幅広く手がける。著書に「エバンジェリストの仕事術」、「プレゼンは “目線” で決まる」、「新エバンジェリスト養成講座」など。TOKYO FM 「エバンジェリストスクール!」パーソナリティー、J-WAVE「GLOBAL BUSINESS CHARGE」ナビゲーターを務める。
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尾原 (笑)でも、西脇さんは残っている。
西脇 要は、外資系ではサバイブがすごく大事と言われるのは、これが所以なのですよね。
砂金 よくクビにならないですよね、あんまり会社の仕事をしてなさそう。
西脇 あんまりそういうことを言わないで(笑)、頑張っているのだから。
本当に外資系はサバイブがすごく難しいのですよね。
先ほどのグラフを見ても分かるじゃないですか。
我々は「人が減った」とか「人を減らしている」という言い方は一切しません。
どういう言い方をするかと言うと、「1人当たりの売上高を上げる」という言い方をします。
非常にきれいな言い方ですね。
これは投資家もすごく喜びます。
従業員1人当たりの売上をどんどん上げていくという考え方なので、それで人が増えたら当然売上も上がるし、良いことなので、そういう表現をしています。
伝えて指示しなければ生成AIは使いこなせない
西脇 柴田さんから、社内の業務の話、そして社外向けのAIプロダクトの話がありました(Part.1参照)。
それに近い話をしていこうと思いますが、Microsoftの場合、業務はやはりCopilotです。
Copilotを展開して3年になりますが、3年経っても、いまだにこういう方がいらっしゃいます。

「いやあ、生成AIは思った通りにいかないんだよな」という方ですね。
尾原 (笑)
西脇 「何を質問したのですか?」と聞いたら、「会議で通りそうな企画提案書を書いてくれ」とか。
これは、3年経っても実際にあるケースです。
私が言うのは、「思っているだけでは無理でしょう?」ということです。
伝えて指示をしなければいけないので、「伝えて指示する能力って、人として必要ですよ」という言い方をしています。

これは、ぐうの音も出ないわけです。
日本は暗黙知で物事を指示します。
「これ、いつものようにやっておいて」で、私たちはできてしまうのです。
でも「これ」って何? 「いつものように」って何? 「やっておく」とは?
こういう指示をしっかりやってくださいというのは、私が言っているのではなく、経済産業省が言っているのです。
▶「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方2024」~変革のための生成AIへの向き合い方~ を取りまとめました(経済産業省)
尾原 へえ。
西脇 経済産業省が2年前から、「生成AI時代」という言葉を使っています。
トップが、「問いを立てる力」です。

尾原 正しいですね。
西脇 そう、正しいのですよ。
AIにちゃんと指示をして、出てきたものに対してちゃんと問いを立てる、そして後は出てきたものを検証し、評価し選択する力、すごく良いことを経済産業省は言っています。
一発でお願いして100%できるなんてことはあり得ないので、一緒に歩いてください、何度も何度も問いを立てて、ということですね。

大阪・関西万博の議事録を要約してみよう
西脇 では、その上で、業務でこんな風に使われているという話をしていきたいと思います。
いくつかリアルな事例を紹介します。

大阪・関西万博の一言一句が書かれている公開議事録です。

「要約」というボタンがあるので押すと、長い議事録が要約されます。

人によっては、「もっと詳しく要約してくれ」などと言います。
日本語は難しいですけれど、そうすると詳しい要約になります。

「要約なんて、2行で書いて」という場合には、上のほうを見てください。

たった2行で簡潔に要約しています。
経営判断に役立つ「インサイト」機能
西脇 AIはすごく良くできていて、「インサイト」という機能があります。

これは議事録中の数字だけを、ピックアップする機能です。
以上の手順を映像でもご覧ください
尾原 へえ! 知らなかった。
西脇 これは経営者は喜びますよ。
数字だけをピックアップして説明をします。
こういうやり方をすると、多分我々は将来、ドキュメントをフルで見ることがなくなるのではないかという気がします。
尾原 すごくユースケースドリブンになっていますね。
西脇 そうですね。
変更の意図を汲み取り再修正案を提案
西脇 専門職がだんだん必要なくなるという話は、この話です。
左側が契約書の原本です。
契約書は相手とやりとりして、返しや戻しがあります。
そうした時に、並べて比較するのではなく、AIに文章を与えてしまうのが、今当たり前になってきました。
文章だけでなくURLを与えたり、PDFを与えたり、YouTubeのURLを与えたり。
例えば、これからファイルを2つ与えてみます。
1つ目が契約書の原本で、もう1つが相手から戻ってきた返しです。

この差分を見ようというような、3年前の話ではありません。
この2つのファイルの違いをまとめてください、です。

つまり、違いを教えてくださいではなく、なぜ変更してきたのかという意図を教えてもらうのです。
尾原 なるほど。
西脇 AIはさすがですね、文章の取り扱いに関しては完璧です。
6条と13条を変えてきました。

でも、ここからです。
どういう意図で変えてきたのか、意図と解釈が分からないと、このアクションはできません。
尾原 そうですね。
西脇 でも、こういったことをAIはアドバイスしてくれて、この意図を汲み取って、もう1回再修正案を出そうということも、今AIでやってくれるわけです。

ですから、実はものすごくプロセスに組み込まれています。
尾原 ちゃんと2段階目、3段階目の業務フローの先を回っていますね。
西脇 おっしゃる通り、そうなのですよね。
(続)
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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/原口 史帆/浅郷 浩子/戸田 秀成



