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「IoT時代のビジネス/テクノロジー/デザインの考え方はどのように変わるのか?」【F17-2B】セッションの書き起し記事をいよいよ公開!11回シリーズ(その3)は、博報堂の小野さんに、社内で立ち上げたプロダクト・イノベーション・チーム「monom」やご自身で取り組む様々なプロダクト開発についてご紹介頂きました。面白いプロダクトがたくさん登場します。ぜひ御覧ください。
ICCカンファレンスは新産業のトップリーダー160名以上が登壇する日本最大級のイノベーション・カンファレンスです。次回 ICCカンファレンス KYOTO 2017は2017年9月5〜7日 京都市での開催を予定しております。
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【登壇者情報】
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017
2017年2月21日〜23日開催
Session 2B
「IoT時代のビジネス/テクノロジー/デザインの考え方はどのように変わるのか?」
(スピーカー)
青木 俊介
ユカイ工学株式会社
代表
小野 直紀
株式会社 博報堂
プロダクトデザイナー
田川 欣哉
Takram
代表取締役
村上 臣
ヤフー株式会社
執行役員CMO
(モデレーター)
林 信行
ジャーナリスト/コンサルタント
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【前の記事】
【本編】
林 では続いて小野さん、お願いします。
小野 直紀 氏(以下、小野) はじめまして、博報堂の小野と申します。
もともと私は博報堂でコピーライターをやっていたのですが、個人でプロダクト・デザインの活動もやっていました。
その流れで、広告会社でモノづくりをやってみたらどうなるだろうかと考えて、「monom(モノム)」というチームを博報堂の社内で立ち上げました。
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小野 直紀
株式会社 博報堂
プロダクトデザイナー
博報堂のプロダクト・イノベーション・チーム「monom」代表。博報堂入社以来、広告、空間、インタラクティブと幅広いクリエイティブ領域を経験する中で、多数のプロダクト開発業務に従事。2015年に博報堂社内で、新しい生活体験を生み出すプロダクト開発をミッションとし「monom」を設立。これまでに、ボタン型おしゃべりスピーカー「Pechat」や手のひらサイズのロボットドール「iDoll」などを企画・開発。また、歌詞が見えるスピーカー「Lyric Speaker」、勉強したくなるスタディボード「Write More」などのプロダクトデザインを担当。さらに、社外ではデザインスタジオ「YOY」を主宰し、2012年より5年連続でミラノ・サローネに出展。その作品はMoMAをはじめ世界中で販売され、国内外で多数のアワードを受賞している。2015年より武蔵野美術大学非常勤講師。
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そのmonomでやっているプロジェクトをいくつかご覧いただきたいと思います。
ぬいぐるみが喋り出す「Pechat」
一つ目は、ボタン型スピーカーの「Pechat(ペチャット)」というものです。
ムービーを少しご覧ください。
▼動画の抜粋説明
ペチャットはぬいぐるみに付けるボタン型おしゃべりスピーカーです。ボタン型のスピーカーとスマホを連動させてぬいぐるみにボタンを付けることで、あたかもぬいぐるみが喋っているかのように思えます。
アプリを操作することで、まるでぬいぐるみがお喋りしているかのように感じさせることができます。挨拶をしたり、盛り上げたり、なぐさめたり、ないしょばなしをしたり、ぬいぐるみになりきってお喋りすることができます。
お任せモードなら声に反応して 自動であいづちやオウム返しをしてくれます。
さらに歌を歌ったり読み聞かせをしたり、子育ての様々なシーンで活躍します。心を通わせるお喋りボタン「Pechat(ペチャット)」です。
▲動画の抜粋説明終わり
今ご覧頂いたように、ぬいぐるみに付けるボタン型のスピーカーで、スマホを介してぬいぐるみがしゃべっているように感じさせることができるデバイスです。
明日のカタパルトでも、詳しく発表させていただく予定です。
▶︎編集注:【保存版】ぬいぐるみに取り付ける”おしゃべり”ボタン「Pechat」(全2回)
ロボットドール「iDoll」
小野 次が「iDoll(アイドール)」というもので、これは実は、ユカイ工学の青木さんと一緒にやっているプロジェクトです。
こちらもムービーを少しだけ流しますね。
これは手の平サイズのロボットドールで、いろいろなキャラクターにカスタマイズできます。
自分の愛着のあるキャラクターがロボットとして家の中に入ってくるという、そういうストーリーがあるのではないかということで、青木さんと一緒に開発をしているものです。
歌詞が浮かび上がる!「Lyric speaker」
次が先ほど林さんのお話しにもありました「Lyric speaker(リリックスピーカー)」です。
こちらはmonomでハードウェアのデザインを担当させていただいています。
このように歌詞が浮かび上がるスピーカーになっていて、Wi-Fiにつながり、歌詞データを読み込んで、自動でモーション・グラフィックを生成します。
YOYスタジオでの活動
小野 先ほど少し触れましたが、個人で「YOY(ヨイ)」というデザインスタジオもやっています。
IoTやテクノロジーとはかけ離れていますが、照明や椅子など、家具のデザインをしています。
作っているものを紹介しますと、これは壁の端に付ける形の照明です。
三角形が二つ付いていまして、まるで壁がめくれて、光がその向こうから漏れてきているように見える照明です。
これはキャンバスの画のような椅子で実際フラットなのですが、座るとお尻のところが伸びるようになっています。
絵なのだけれど座れるという、不思議な体験ができます。
最後に、これは「WALL STITCH PROJECT(ウォール・スティッチ・プロジェクト)」と言いまして、壁に刺繍をするというプロジェクトです。
3Dプリンターで出力し、壁面にいろいろな文字を刺繍できるということを実現しているプロジェクトです。
このような感じでデザインから、IoTをはじめとするテクノロジーが組み込まれたプロダクトの開発・デザインを主にやっております。
(続)
続きは デザイン・イノベーション・ファーム「Takram」の取り組み をご覧ください。
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編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆/立花 美幸/鈴木ファストアーベント 理恵
【編集部コメント】
Pechatは、出産祝いやお友達のお子さんの誕生日お祝いのプレゼントなどにも最適ですね!自分も子どもができたら、買いたいです!できたら・・・(榎戸)
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