【速報】イエバエの力で地球を健康に!"昆虫テック"のムスカがリアルテック・カタパルト優勝!(ICCサミット FUKUOKA 2019) | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

【速報】イエバエの力で地球を健康に!“昆虫テック”のムスカがリアルテック・カタパルト優勝!(ICCサミット FUKUOKA 2019)

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「ともに学び、ともに産業を創る。」エクストリーム・カンファレンス「Industry Co­-Creation(ICC)サミット FUKUOKA 2019」(2019年2月19日〜21日開催)、1日目に「REALTECH CATAPULT リアルテック・ベンチャーが世界を変える」 Supported by Honda R&D Innovations が開催されました。

第一線で活躍する審査員が注視する中、リアルテック・ベンチャー企業7社が各7分間の熱いプレゼンテーションを繰り広げました。審査員の投票の結果、1,100世代の品種改良を重ねた「エリート・イエバエ」による循環システムで世界の健康を守るムスカが優勝いたしました!

結果速報

ICCサミット FUKUOKA 2019 Session 3B「REALTECH CATAPULT リアルテック・ベンチャーが世界を変える」優勝は、1,100世代の品種改良を重ねた「エリート・イエバエ」による循環システムで世界の健康を守るムスカでした!

第2位は、小型高性能ドップラー・ライダーで風況を測定し、上空の安全を守る「メトロウェザー 」でした。

第3位は、「ボールSAWセンサー」で小型・高速・高感度なケミカルセンシングを実現するボールウェーブでした。

当日のライブ映像もぜひご覧ください。

登壇サービス・プロダクト一覧

優勝:1,100世代の品種改良を重ねた「エリート・イエバエ」による循環システムで世界の健康を守るムスカ

▶実際のプレゼンテーションの模様は、こちらのYouTube動画(53:24頃〜)よりご覧ください。

ムスカは、45年間、1,100世代にわたる品種改良を重ねたイエバエ種を用いた循環システムを実用化する昆虫テックベンチャー企業。同社の「MUSCAシステム」は、生ゴミ・畜産糞尿といった廃棄物にイエバエの卵を植え付けることにより、そこから家畜用・養殖用飼料(イエバエ幼虫)および農作物栽培用肥料(幼虫排泄物)を生産するリサイクルシステムとして注目される。コストを払って行う従来型の堆肥化処理と比較し、処理時間の大幅な削減、黒字化、温暖化ガスの削減、環境汚染の排除など、いずれも高いパフォーマンスを示すほか、生産される飼料はマダイの実証実験で+40%の増体効果を示すなど高品質であることも確認されている。2019年に1号プラントの竣工を予定し、リサイクルシステム全体をパッケージとして販売、世界的な普及を目指す。

(プレゼンター)
流郷 綾乃
株式会社ムスカ/公式HPSTARTUP DB
代表取締役 暫定CEO
LinkedInページ

ベンチャー企業の広報として活躍後、フリーランスの広報として独立。スタートアップや大企業に対し、ブランディングからマーケティングまで一貫した広報戦略コンサルティングを提供し、多数の成果をあげる。2017年9月にベイシズ執行役員に就任。同11月、ベイシズの指名によりムスカ執行役員として経営参画。2018年7月、現職に就任。

2位:小型高性能ドップラー・ライダーで風況を測定し、上空の安全を守る「メトロウェザー

▶実際のプレゼンテーションの模様は、こちらのYouTube動画(30:23頃〜)よりご覧ください。

メトロウェザーは、気象予報士であり博士(理学)の学位をもつ東氏が代表取締役を務める京都大学発のスタートアップ。「風を制し、空の安全を守る」を企業ビジョンとし、風況を正確に把握・可視化する独自技術により、2025年までにリアルタイムで上空の風況マップを作成、都市の風況を監視可能な世界を目指す。同社は、キーテクノロジーである小型高性能ドップラー・ライダーと独自の信号処理技術により、赤外線レーザーを照射し大気中の微細な塵の動きを捉えることで、風の向きや風速を測定する技術を開発した。これまで測定することの難しかった都市部の低空領域での風況把握を可能とし、都市防災やドローンによる医療品等の緊急時配送の安全性確認などへの応用が期待されるほか、風況以外にも障害物などのあらゆる物体情報をデータとして取得できることから、電車の安全走行や交通渋滞情報などへの応用なども想定される。

(プレゼンター)
東 邦昭
メトロウェザー株式会社/公式HPSTARTUP DB
代表取締役
LinkedInページ

2009年に京都大学のポスドクに着任後、大気レーダーを用いた乱気流検出・予測技術の開発・高分解能気象予測シミュレーションの開発を行う。民間気象予報会社において2年間の環境アセスメントの実務経験も持つ。2014年にポスドクを辞めた後、1年間の起業準備期間を経て、2015年に京都大学発スタートアップとしてメトロウェザー株式会社を同大学助教の古本淳一と創業。来たるべくドローン前提社会に向けてメトロウェザーが世界中の風況を掌握することを目指す。代表取締役。神戸大学博士(理学)・気象予報士。

3位:「ボールSAWセンサー」で小型・高速・高感度なケミカルセンシングを実現するボールウェーブ

▶実際のプレゼンテーションの模様は、こちらのYouTube動画(8:24頃〜)よりご覧ください。

ボールウェーブは、「ボールSAWセンサー」と呼ばれる特殊なセンサーを基盤としたセンシング装置を開発・販売する東北大学発のベンチャー企業。物質表面を伝搬する「弾性表面波(SAW:surface acoustic wave)」と呼ばれる波動に着目し、感応膜を設置した1〜3ミリ程度の微細な球体表面でSAWを計測することで、環境中のガス分子や微量水分を検出する手法を確立した。2017年には同技術を応用した工業用の超微量水分計を、2018年にはその小型装置の販売を開始し、今後は携帯型のガスクロマトグラフの販売も予定する。将来的には、手のひらサイズで非侵襲的に生体ガスを検出する医療機器や、ロボット/ドローンにおける“嗅覚”としての実装、宇宙資源探索などへの応用も想定する。

(プレゼンター)
赤尾 慎吾
ボールウェーブ株式会社/公式HPSTARTUP DB
代表取締役社長
LinkedInページ

1999年筑波大学大学院理工学研究科修了。同年10月凸版印刷株式会社入社総合研究所配属。2003年より凸版印刷総合研究所でボールSAW関連の研究開発に従事。2009年東北大学大学院工学研究科材料システム工学専攻博士課程後期終了。同年より東北大学未来科学共同研究センター客員准教授。2014年に凸版印刷を退職、文部科学省STARTプロジェクト「ボールSAW微量水分計の開発」に東北大学未来科学共同研究センター特任准教授として参画。2015年11月ボールウェーブ株式会社設立、代表取締役就任。

ヒトの行動と健康の関係から「人間とは何か」を探究する「ヒューマノーム研究所

ヒューマノーム研究所・代表取締役社長を務める瀬々氏は生命科学の大規模データ解析を専門とする研究者。専門家米国計算機学会のデータマイニングコンテストであるKDD Cup 2001に優勝し、お茶の水女子大学・准教授、東京工業大学・准教授、産業技術総合研究所・研究チーム長を歴任した。同研究所では、「医薬・創薬」と「活動・食」に関わるデータを収集、機械学習を用いて解析することにより、私たちの「行動」がどのように健康に影響をするのかの解明を目指す。平成30年度健康寿命延伸産業創出推進事業では、山形の温泉街・湯野浜の労働者を対象として複数のデジタルデバイスを利用した健康情報の観測と健康寿命延伸に向けたデータ解析を行った。将来的には、ゲノムやエピゲノムの解析データも含めた多層的なデータ解析の構想をもつ。

(プレゼンター)
瀬々 潤
ヒューマノーム研究所/公式HPSTARTUP DB
代表取締役社長
LinkedInページ

東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士(科学)。東京大学助教、お茶の水女子大学・准教授、東京工業大学・准教授、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)ゲノム情報研究センター研究チーム長、産総研人工知能研究センター研究チーム長を歴任。米国計算機学会のデータマイニングコンテストKDD Cup 2001優勝、Oxford Journals-JSBi Prize 受賞。機械学習・数理統計の手法開発および生命科学の大規模データ解析を専門とする。2018年10月1日付にて、株式会社ヒューマノーム研究所代表取締役社長に就任。研究の場を国の研究所から、民間の研究所へと移すことで、研究の活動と社会実装の幅を広げ、多くの企業・公的機関と協力し、健康を計算しデザインできる社会を目指す。

圃場での自律移動が可能なモジュール型農業用ロボットを開発する「アイ・イート

アイ・イートは、「食と農の新たなスタイルの文化発信」をビジョンに掲げる宇都宮大学発のアグリテックベンチャー企業。既存の農業用ロボットの多くがコメやジャガイモといった大規模農場を対象とし、中小規模の農業へのロボットが遅れている現状を踏まえて、同社では、耕起、除草、薬剤、収穫、播種、剪定、観察、清掃などあらゆる用途に分けて、モジュールの組み合わせにより簡単に機能の追加・変更が可能な「モジュール分散協同型農業支援ロボットシステム」を開発した。その土台となる自律移動コアモジュールは、家庭用電源での充電で10時間稼働する鉛蓄電池を搭載し、GPSによる制御、センサーによる人の追尾機能、水・汚れに強い構造をもつ。今後は、ロボットのレンタル事業を進めながら、農業系ベンチャー、農業機器メーカーとの協同による農業ロボットの分散開発を目指すとしている。

(プレゼンター)
高橋 庸平
アイ・イート株式会社/公式HPSTARTUP DB
代表取締役
LinkedInページ

1991年、静岡県静岡市清水区出身。2010年宇都宮大学機械システム工学科に入学。2014年宇都宮大学大学院工学研究科に進学し、ロボット工学を学ぶ。修士課程を卒業後、博士課程に進学し在学中。修士2年より宇都宮大学初ベンチャー企業アイ・イート株式会社に参画、イチゴ用個別包装容器事業に関わる。修士課程在学中、大学発新産業創出プログラム〔START〕、技術シーズ選抜育成プロジェクト〔ロボティクス分野〕に採択され、イチゴ用個別品質検査装置の試作開発を行う。2016年よりアイ・イート株式会社にて農業用ロボット事業を立ち上げ。現在、モジュール分散協働ロボットの実用化にむけた事業開発およびロボット開発に取り組む。2018年12月、代表取締役に就任。大学時代から始めたダンスが趣味。

垂直離陸型の“空飛ぶクルマ”で「真に自由な移動」を実現するSkyDrive

SkyDriveは、「モビリティを通じて次代に夢を繋ぐ」をミッションとし日本発の空飛ぶクルマの開発を行う有志団体「CARTIVATOR」の法人化により2018年に創業されたスタートアップ企業。トヨタやパナソニックといった大手企業からの資金・部品等支援を受けて、2020年東京五輪での有人機デモフライト、2023年の有人機テスト販売、2026年の有人機量産体制の実現を目指す。可変ピッチ制御によるプロペラ安定化、コンパクトさと推力の両立を可能にする二重反転ロータ・ダクト構造などの特徴を有し、安全飛行かつ公道走行も可能な世界最小の空飛ぶクルマとして、ドアtoドアの移動に新たな革命をもたらす。有人飛行ルート(〜2026)としては東京都・大阪府の湾岸エリアの海上を想定し、その際のビジネスモデルとしては「タクシー」のようなサービス利用形態を予定する。

(プレゼンター)
福澤 知浩
株式会社SkyDrive 代表取締役/公式HPSTARTUP DB
有志団体CARTIVATOR 共同代表
LinkedInページ

東京大学工学部卒業後、2010年4月にトヨタ自動車に入社。調達部の一員として、100ヶ所、1,000回以上の現場出張を行ない改善活動に従事するほか、最大で数百人規模のプロジェクトも統率。また、購入部品のバイヤーとして調達戦略の立案・実行にも携わり、関係各社とともに担当部品で世界最安のコストを実現。2017年1月に福澤商店株式会社を設立。トヨタ生産方式を基本とした現場改善コンサルティングや経営コンサルティングを30社以上で行い、全社で成果を出し、内2社では役員として参画。トヨタ在籍時代に有志で始めた『空飛ぶクルマ』の開発活動『CARTIVATOR(カーティベーター)』の共同代表を務め、さらなる開発加速のため2018年7月に株式会社SkyDriveを設立し、代表取締役に就任。

言葉を介さないコミュニケーションに新たな価値を創り出す「ラングレス

ラングレスは、愛犬の心を読み解くデバイス「イヌパシー」の開発・販売を行う2015年創業のペットテック系スタートアップ企業。同社のコア技術である心拍情報のセンシングと即時解析を行うRT-HRV(リアルタイム心拍変動解析) は、服の上や毛の上からでも簡易に心拍を取得できるシステム。同技術を応用した「イヌパシー」は愛犬の5つの感情解析をリアルタイムに表示するデバイスであるが、同社では現在、“Let’s imagine the world without words”を合言葉に、ヒト向けのシステムの研究開発も行っている。

(プレゼンター)
山入端 佳那
株式会社ラングレス/公式HPSTARTUP DB
代表取締役 CEO
LinkedInページ

外国語大学にて異文化コミュニケーションを学んだ後、株式会社リクルートコミュニケーションズにて、人の心が動く動機や価値観を探る業務に従事。2017年よりの心の解析をする製品開発に魅力を感じ、株式会社イヌパシーに参画。2018年、株式会社イヌパシーの代表取締役に就任。同時に同社は株式会社ラングレスと改名し、「Language less communication 言語なしでも伝わる未来」をミッションと掲げる。

表彰式

(終)

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編集チーム:小林 雅/本田 隼輝/上原 伊織/尾形 佳靖

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