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4科目+2課外授業の集中講座、ICCサミットに「スタートアップ・スクール」開校!

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2月19日〜22日の4日間にわたって開催されたICC FUKUOKA 2024。その開催レポートを連続シリーズでお届けします。このレポートでは、初開催となる「スタートアップ・スクール」の模様をお伝えします。プレイベントに始まり、4つのセッションと1夜のCo-Creation Nightで参加スタートアップ企業が得た学びとは? ぜひご覧ください。

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット KYOTO 2024は、2024年9月2日〜9月5日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。


初開催「スタートアップ・スクール」とは

今回のICCサミットで最大の話題を集めたプログラムは、2日間にわたって開催された「スタートアップ・スクール」ではないだろうか。

DAY1のセッション3と4、DAY2のセッション8と9にG会場で開催されたスタートアップ・スクール。終了後のアンケートでは、3G <完全オフレコ>スタートアップ・スクール① 「起業家としての心構え」が「最高だった」と回答した割合が驚異の93.2%。終了後に出席した”生徒”たちが熱っぽく、セッションから受けた刺激を語るという熱狂ぶりだった。

4枠もセッション枠を使えた理由は、冒頭でICC代表小林 雅が伝えた通り、資金調査環境の悪化に伴いSaaS系のスポンサーが減って枠が空いたため。そこでICCがスポンサーとなり、屈指の教師陣によるスタートアップの育成プログラムを企画。事業の成長を渇望する彼ら“生徒”に、先輩経営者たちが集中講義を行うというスクール企画だ。

ICCサミットに先立ち、2月7日に「スタートアップ・スクール キックオフ」のプレイベントも開催

この教師陣のラインナップが凄い。おそらくどのビジネススクールよりも負けないほどの、ICCサミットだからこそ実現した豪華な顔ぶれである。早速DAY1の模様からお伝えしていこう。

DAY1 最初のセッションからトップスピード

Session 3G
<完全オフレコ>スタートアップ・スクール①「起業家としての心構え」

(スピーカー)
伊佐山 元
WiL CEO

小澤 隆生
LINEヤフー株式会社 顧問

十河 宏輔
AnyMind Group 代表取締役CEO

平尾 丈
じげん 代表取締役社長執行役員CEO

(モデレーター)
小林 雅
ICCパートナーズ 代表取締役

千葉 功太郎
千葉道場 代表パートナー / DRONE FUND 代表パートナー / 慶應義塾大学 特別招聘教授

南 章行
ココナラ 取締役 / ココナラスキルパートナーズ  代表取締役

「スタートアップ・スクール」開校ののろしを上げたこのセッション、モデレーターに千葉道場の千葉さん、ココナラ南さんに加えて、ICC小林も参加し、脂の乗ったビジネスパーソンたちが登壇。中でもLINEヤフーの小澤さんの抱腹絶倒エピソードには、登壇者も生徒たちも驚くばかり。

「桁を変える」には何をすべきか、先輩たちが語る目を覚まされるような刺激と事業への覚悟を再確認するような最初の授業であった。参加者たちの質疑応答も圧倒され気味だ。

登壇者たちが自らの事業は「まだ一合目、二合目」と語る、スタートアップでなくてもぜひ聞いていただきたい熱い内容。完全オフレコのため、ぜひICCオフィスの上映会にてご視聴いただきたい。

Session 4G
<完全オフレコ>スタートアップ・スクール②「マーケティング戦略の基本」

(講師)
西口 一希
Strategy Partners 代表取締役

(モデレーター)
寺田 修輔
ミダスキャピタル 取締役パートナー / Dual Bridge Capital 代表パートナー

ICCでマーケティングといえばStrategy Partnersの西口さん。ミダスキャピタル寺田さんを聞き手に、YouTubeで公開されている動画のシリーズでも解説されているが、スタートアップに向けて9 segsなど基本的な考え方を説明したあとは、会場からの質疑応答に真剣回答するという内容。

自社のマーケティング課題について質問すると、西口さんが過去の事例を引きながら、直接アドバイスするというぜいたくな機会となった。西口さんはまるでコンサルティングしているかのように具体的に語り、これは質問しないほうが損というもの。

セッションの中で西口さんが紹介していたのはこちらの記事。ぜひ合わせて学びを深めていただきたい。

▶️減っていたのはロイヤル層の売り上げ!「顧客起点」戦略で取り戻す(日経ビジネス)

夜はピア・メンタリング

1日2セッションの講義を終えた生徒たちには、さらにWITH THE STYLE FUKUOKAのCo-Creation Nightでピア・メンタリングの部屋が用意されていた。6〜8人で小部屋に分かれて交流しながら、先輩経営者やファンドの方々とディスカッション。個別の課題を相談したり、ダメ出ししたりという光景が繰り広げられていた。

DAY2 まるでICC経営塾! 学びを最大化する質疑応答 

Session 8G
<完全オフレコ>スタートアップ・スクール④「スタートアップ・ファイナンスの基本を学ぶ」

(講師)
堅田 航平
五常・アンド・カンパニー CFO

星 直人
ユニファ 取締役CFO

(モデレーター)
宮宗 孝光
DIMENSION 代表取締役社長

DAY2はファイナンスについて学ぶセッションからスタート。事業の成長につれて重要なテーマとなるファイナンスについて、どのフェーズであれ学びたいことはたくさんあるということが、“生徒たち”の質問から感じられた。

CFO採用について話が及んだときは、ユニファ星さんが試しCFOとしてボランティアで働いてみたときのエピソードも。双方の相性やディスカッションのしやすさなど、入社する前に確かめることができて良かったとのこと。

Session 9G
<完全オフレコ>スタートアップ・スクール④「起業家として必要なマネジメントの型を学ぶ」

(講師)
長村 禎庸
EVeM CEO

(モデレーター)
朝倉 祐介
アニマルスピリッツ 代表パートナー

今回のスクール最後の授業は「マネジメント」について。EVeMの長村さんは「マネジメントの型は60個あり、全部説明すると15時間かかる」といい、今回は経営チームを中心としたマネジメントチームの作り方に絞って解説。もっと学びを深めたい、復習したいという方には、長村さんのnoteがおすすめだ。

▶️【スライド約300枚】ベンチャーマネージャーのマニュアル(note)

どんなタイプがマネジメントに向いているかという話から、採用候補者を口説くための3つの軸まで、今すぐ役に立ちそうなTIPSが満載のセッションで、最後は会場からの質問にたっぷりと回答した。

長丁場となったスタートアップ・スクールだが、教師陣の言葉に熱心に耳を傾け、セッションを聴講していた“生徒たち”からは、どんどん積極的に質問の手が上がるようになっていったのが印象的だった。終了後のアンケートの回答も、満足度は非常に高いものだった。

すべての授業が終わると、模範生のMVPとして、毎回最前列で聴講し、質問の挙手をしていたHubbleの早川さんが「視座が上がり、次の成長につながる余白を見つけられた」とコメントした。

最後はICC小林が再び登場して、オーディエンスの熱意が講師を動かす、と参加者の皆さんにお礼を伝え、記念撮影となった。実は今回のこのスクール企画、受験の願書のごとく志望動機を書いてそれをクリアすることで参加できるものだっただけに、参加者の熱意は本当に高いものだった。

ICCサミット前のイベントから夜のCo-Creation Nightのディスカッションまで、学びを最大化できるようなプログラムが設計されていた今回のスタートアップ・スクール。次回もパワーアップして開催することが小林から宣言されている。

ICCサミットの学び合う3日間の中で開校した特別なスクール。今回参加を逃したスタートアップは、ぜひICCオフィスの上映会での視聴を、そして聞きたい裏番組のセッションがあるというのは百も承知だが、次回への参加をぜひおすすめしたい。学び合いに加えて、縦と横のつながりがたくさん生まれる、またとない機会になるからである。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成

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