ICC朝活! 尾原 和啓 氏によるTED2019のプレゼン動画の上映会と解説・ディスカッションで、豊富な知識に驚嘆【ICCラウンドテーブルレポート】 | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

ICC朝活! 尾原 和啓 氏によるTED2019のプレゼン動画の上映会と解説・ディスカッションで、豊富な知識に驚嘆【ICCラウンドテーブルレポート】

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ICCラウンドテーブル、朝版が登場! 6月3日の月曜日、朝8時から、尾原 和啓さんをお迎えして、Eテレの『スーパープレゼンテーション』でもおなじみのTEDについて解説いただきました。ディスカッションの中で出てきた、必見のTEDトークの動画もまとめてご紹介します。ぜひご覧ください。

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回 ICCサミット KYOTO 2019は2019年9月3〜5日 京都開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。


ICCサミットの参加者、運営スタッフを対象としたディスカッションと学びの場、ICCラウンドテーブル。クラシコム、一休と、1つのブランドやサービスを深掘りするテーマが続いていましたが、今回は新しいスタイル。モデレーターとして登壇いただいている、尾原 和啓さんの発案により、TED(※)の解説から派生するディスカッションとなりました。

▶編集注:1984年に米国で始まった「広める価値のあるアイデア」を共有するカンファレンス。名前はテクノロジー、エンターテインメント、デザインの略称で、それらが一体となって未来を形作るという考えに由来。ライセンシーによるTEDx(テデックス)は東京をはじめ、世界各地で開催されている。


【開催情報】
6月3日(月)
ICCラウンドテーブル 「尾原 和啓 氏のTED2019のプレゼン動画の上映会と解説・ディスカッション」
@ICCパートナーズ オフィス

【ご参加いただいた方々(敬称略)】
武田 純人
安宅 和人
安藤 正樹
ICC運営チームメンバー13名

月曜朝8時から集まったのは、ICCサミット参加者のヤフーの安宅 和人さん、リクシィの安藤正樹 さん、UBS証券の武田 純人さんに、ICC運営チームメンバー13人。早速、尾原さんのTED秘話から始まりました。

TEDの仕組みの強さを解説

尾原和啓さん

尾原さん「TEDは”Ideas worth spreading”であり、トークであり、波紋を広げるということが主旨です。僕がたまたま話しかける一人目の人間で、そのあと(小林)雅さんと話が始まって何かが起こるかもしれないし、僕が広めたアイデアで、誰かの中で科学反応が起こり、第三者が形にするかもしれない。

一つの会話のつながりというのがTEDの本質なので、実はプレゼンではないのです。日本ではNHKさんの『スーパープレゼンテーション』という番組のおかげでTEDが一般的になりましたが、そのプロデューサーさんのお話を聞くと、日本に持ってくるときに、その面白さをわかりやすく伝えるために、あえてプレゼンとされたそうです。

尾原が思うに、中身よりも様式が好きな日本人向けの工夫ですよね。ただ、その分本質を伝える努力がより必要ということでもあります」

その後は尾原さんが解説する、TEDという仕組みについて。「広める価値のあるアイデア」を共有するために、さまざまな手法が開発され、駆使されているそうです。

まず第一に、「18分で話せ」という手法の発明。

「今までの講演は1時間など長時間すぎた。それを凝縮することで圧倒的なインパクトを持てるフォーマットを開発しました。ちなみに、同じインプットが続くと、人間の集中力はどんなに続いても15分しか聞かないというのがあり、それを踏まえてもこのフォーマットの発明が大きいと尾原は思います」

インプットのされ方が変わることで、集中力は持続します。TEDでは2時間という枠の中で、関連性のあるテーマを、立場の違う5〜6人がいろいろな角度から話すということが、”sense of wonder” , ”eye opening” な経験となり、自分の既成概念が壊れ、新しいアイデアへの扉が開かれる体験になります。

開催中には、音楽やダンスなどのパフォーマンスもあるそうですが、それもオープンマインドになるための仕掛けのひとつ。非言語アプローチのほうが有効な人もいて、そういう人にとっては会話が始まるきっかけを作ります。これもバイアスにとらわれず、未来志向で語るためのフォーマットのひとつの発明だそうです。

「出し物」が考え尽くされてデザインされている理由は、TEDでもっとも大切な「幕間」のため。インパクトのあるトークの間の幕間に、参加者たちが受けたインパクトを話し合ってこそ、アイデアの波紋がどんどん広がっていきます。

尾原さん「これはICCも同じですよね、毎回よく考えられて、改善されていく」

TEDには、登壇者と同じくらい影響力のある参加者たちが、1万米ドルの参加費を払って、世界中から約2,000人集まってきます。その人たちが、価値あるアイデアを広げていきます。尾原さんにはアイデアの拡散装置としての、TED.comのすごさについてもご紹介いただきました。

知的な刺激いっぱいの脱線トーク

UBS証券の武田 純人さん

TEDの解説をしながらも、知見と引き出しの多さで並外れている尾原さん。脱線する話のいちいち面白いこと!「一人語りでも2時間は余裕」とのことで、出た話題のほんの一部がこちら。

<話題>

また、途中では出席者全員に質問を聞いて、答えていく場面もありました。

リクシィの安藤正樹 さん

<質問の一部>

  • TEDではどうスピーカーを発掘しているのか?
  • TEDのキュレーションの仕方。誰がどうテーマを決めている?
  • TEDにおける、計画的な偶然性の作り方は?
  • TED最近の話題。35年の過程における、フォーマットの進化の流れや、その先に何があるのか。
  • TEDのIdeas worth spreading“”が、世の中のカルチャーに広がっている具体例。
  • 今のTEDの本家のコミュニティを尾原さんなりに斬ってほしい。エイジング的課題はあるのか?
  • 世界の課題と、日本での課題はどう違うのか?日本の課題はどこに集約されているのか?
  • 尾原さんはいろいろなコミュニティに参加しているなかで、今後自ら参加したいフォーマットのコミュティ、作りたいコミュニティとは?
  • なぜ尾原さんは茶道を学んだのか?
  • 日本で社会意識が高い人が少ないように思える。尾原さんが考察するその理由は?

ICC運営チームメンバーも全員、尾原さんに質問をぶつけましたよ!

必見のTED動画をご紹介

ヤフーの安宅 和人さん

安宅さん「アメリカのTEDを見ると、すごくインスパイリングなお姉さんとか、謎の老人とか出てくる。存在感がパワーみたいな、どこから出てきたんだみたいな人いるよね」

様々な話題に及びながらも、ディスカッションの端々で、尾原さん、参加者のみなさんから紹介、言及があったTEDの動画をまとめました。学びの共有として、ご紹介します。

2019年のTEDで注目のトーク

※画面右下の吹き出しマークから字幕を設定できます。日本語があるもの、ないものがあります。

Twitterトップが登場し、メディアがニュースで取り上げる

ジャック・ドーシー/TED2019|ツイッターが必要としている変革

米大統領選、英離脱投票に影響を与えたシリコンバレーの良心を問うジャーナリスト

Carole Cadwalladr/TED2019|Facebook’s role in Brexit — and the threat to democracy

この登壇で世界的な変革プロジェクトが前進

ジョアン・コリー/TED2019|気候変動に立ち向かえるスーパー植物とは

105年でシェア首位獲得のヨーグルトブランドの秘密はフェローシップによる組織改革

Hamdi Ulukaya/TED2019|The anti-CEO playbook

アメリカの黒人に対する警察の暴力事件を自分ごと化できる

Baratunde Thurston/TED2019|How to deconstruct racism, one headline at a time

U2やビヨンセのライブ監督を務める人物。背景の動画にも注目

Es Devlin/TED2019|Mind-blowing stage sculptures that fuse music and technology(字幕なし)

過去の印象的なTEDトーク

TED本家ではなく、参加者100名程度のローカルTEDxからでもIdea worth Spreadingは産まれる
Why,How,Whatというゴールデンサークルはここから

サイモン・シネック/TEDxPuget Sound|優れたリーダーはどうやって行動を促すか

ここからTEDは始まった!35年前のTED Talk

Nicholas Negroponte/TED Talk|1984年に、ニコラス・ネグロポンテが語った5つの予測

チャーミングに情熱的にクラシック音楽の魅力を語る

Benjamin Zander TED2008|ベンジャミン・ザンダーの「音楽と情熱」

ちなみに日本語字幕は400人のボランティアが作っており、翻訳の実績が貯まると参加費(旅費、宿泊費を除く)がディスカウントになるそうです。日本でもTEDxがありますが、翻訳をして本場を見てみたいという方はTED Translators への登録をご覧ください。

尾原さんは次回ICC運営スタッフで参加!

知的好奇心を刺激されるような、興味深いお話を永遠に聞いていたかったのですが、まだ月曜日の朝9時。次回9月のICC サミット KYOTO 2019は、尾原さんはなんとICC運営チームメンバーとして参加する予定です。

尾原さん「まだ人が気づいていないようなコミュニティを発見して、助けるのが僕の生きがいです。

最近いろいろなところでモデレーターをやりすぎて、自分が偉そうになっているリスクを感じたので、今回スタッフ参加を(小林)雅さんにお願いしました。自分を鍛え直したいです。どうぞよろしくお願いいたします!」

そんな尾原さんにICC運営チームのTシャツをお渡しして、最後は記念撮影で終了です。

尾原さん、ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました!

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/戸田 秀成

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