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初挑戦の本番前日、不安を伝えてチームがひとつに。「任せること」を考えるようになった【ICC FUKUOKA 2020 スタッフMVP 8位:高杉 涼平】

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ICCサミット FUKUOKA 2020の終了後、運営チームとして参加したスタッフの相互投票によって、活躍が目覚ましかった仲間を表彰するスタッフMVPが決まります。本インタビューでは、8位に輝いた 会場運営チーム E会場統括の高杉 涼平さんに、今回担当した役割や、参加した感想、これからスタッフ参加する人たちに向けたメッセージを聞きました。ぜひご覧ください。

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回250名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2020は、2020年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録などは公式ページをご覧ください。



【ICC FUKUOKA 2020 スタッフMVP 8位】
高杉 涼平
会場運営チーム
E会場統括

ICCサミット FUKUOKA 2020 スタッフMVPインタビュー記事一覧

今回のICCサミットでの「チーム」と「役割」を教えてください

高杉 涼平さん(以下、高杉) ICCサミットは5回目の参加で、今回は6つある会場のうち、E会場の統括を務めさせていただきました。今回のポジションは、立候補させていただきました。その背景として、大きく2点あります。

1点は、前回のICCサミット KYOTO 2019に参加したときに不完全燃焼感があり、非常に悔しい思いをしたため、自分の中でどうにか挽回すべく、チャレンジを大きくしたいと考えていました。

もう1点は、前回までにカタパルトが開催されるメイン会場を3回連続で担当させていただきました。その中で、盤石の体制ができ上がっていくのを見ていて、これであれば自分はもう次に踏み出しても大丈夫だという安心感がありました。

この2点から、今回、自分で立候補をして会場の統括を任せていただきました。

特に印象的だったエピソードがあれば、教えてください

高杉 今回、初めて統括という期待に応えなくはというプレッシャーもあり、様々な感情が混ざり合っていました。マニュアルを読んだり準備をしても、どこか消化できない感じがあって、それが準備日にまで影響していました。

本番前日、自分が全情報を把握して全てやらなくてはいけないと、いっぱいいっぱいになってしまい、このままではこの先の3日間はおそらく上手くいかないだろうと思っていました。

しかし、その時に「これはもうありのままでいこう」と思えた出来事がありました。スタッフの前夜祭で、全メンバーと一対一で話をしたのです。

自分は今こういう心境で、このままだとE会場の成功を成し遂げられないかもしれないので、こういうふうに一緒にやっていきたいと思っています、こういうところを期待していますと、伝えさせてもらいました。

そうしたら、メンバーの皆さんから、「そういう言葉を待っていました!」「初めからその気でしたよ」と言っていただけたのが、とても嬉しかったのです。チームとしてひとつになれたという実感がありました。

自分が拭えなかった不安を、皆さんの一言が簡単に拭い去ってくれたことが、今回とても強く心に残っています。

ICCの運営スタッフとしての経験は、普段の仕事にどのように役立ちますか?

高杉 自分で会社を経営しながら、HR(人事)のフリーランスとして活動しています。今回の大きな学びは、捨てることを認識できたことだと思っています。

自分でやらなくていいことを、きちんと切り捨てることや、誰かに任せるということに気づいたのです。

今回のICCサミットで言えば、準備日の段階で気づきがあり、そのうえでメンバーに対して、自分がやるべきではない部分に関してお願いしたり、こういう意図を持ってここの指示をお願いしますというように、コミュニケーションを進めるようになりました。

普段の仕事や人生観においても、優先順位をつけ始めると何でもしたくなってしまうのですが、それらを全て並べずに、何をしなくてもいいのか、何をすべきじゃないのかを逆算して考えていくようになると、ひとつのことに集中して向き合えると思っています。

仕事においても、自分がしなくていいことは何だろうと考えるようになりました。

人生においても、何を大事にしていこうかという観点で、取捨選択をして残ったものを大事にしていくという価値観に気づけたことは、非常に大きいと思っています。

今後新加入する運営チームメンバーへのメッセージを

高杉 ICCサミットの理念として「ともに学び、ともに産業を創る。」とあるように、ICCサミットには産業を変えていく当事者が集まっています。

私は、ICCサミットに参加することによって、産業と社会に対する正しい距離感を知ることができました。これは、今後の人生を考える中で非常に価値があると思っています。

産業とは何かがまだ少しピンとこない人にこそ、スタッフ参加をお勧めしたいと思います。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/北原 透子/戸田 秀成

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