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スタッフ歴を重ねた今でも、毎回違う“成長痛”を感じることができる【ICCサミット KYOTO 2020 スタッフMVP 3位:萩森 修平】

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ICCサミット KYOTO 2020の終了後、運営チームとして参加したスタッフの相互投票によって、活躍が目覚ましかった仲間を表彰するスタッフMVPが決まります。そこで見事3位に輝いた、スピーカー誘導チーム カタパルト誘導リーダー 萩森 修平さんに、今回担当した役割や、参加した感想、これからスタッフ参加する人たちに向けたメッセージを聞きました。ぜひご覧ください。

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。次回ICCサミット FUKUOKA 2021は、2021年2月15日〜2月18日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。



【インタビュイー情報】
ICCサミット KYOTO 2020
運営チーム スタッフMVPインタビュー

萩森 修平
スピーカー誘導カタパルト
カタパルト誘導リーダー


今回のICCサミットでの「チーム」と「役割」を教えてください

萩森 修平さん(以下、萩森) 今回は、誘導チームでもカタパルトに登壇する方々をご案内する、カタパルト誘導リーダーを務めました。

ICCプログラムの中でも緊張感あふれるカタパルト会場で、登壇者の皆様や、それを見守る審査員の方々を会場内にお連れし、場を作っていく役回りでした。

【スピーカー誘導カタパルトチーム】所属を超えたワンチームで、ともに熱狂的な会場を創り上げる(ICC KYOTO 2020 チーム・カタパルト)

特に印象的だったエピソードがあれば、教えてください

萩森 大きなトラブルが無かったことが一番印象的だったかと思っています。

経営幹部が1000名近く集い、朝から夜遅くまでオペレーションも複雑に絡み合うイベントなので、イレギュラー対応しないといけないことの方がこれまでも多かったですし、今回は特にコロナの影響で見えないリスクがたくさんありました。

それにもかかわらず会期中全て順調に進められたこと、それは素晴らしいことだと思っています。

その要因として、毎回振り返りと改善を繰り返すことで、運営方法やスタッフのレベルが間違いなく上がっていることもありますが、今回は特に、各チームが事前にチームビルディングの時間をかなり捻出したことが良い結果を生んだのではないかと思っています。

リスクがありそうなことにはコミュニケーションを重ねて事前に潰していきましたし、不明なことは分かる人に対して自然と相談することができ、チームの完成形に近づいている印象を持ちました。

スタッフの藤城 智美さんとともに、楽天の小林 正忠さんからスカラシップをいただきました

また、ありがたいことに、今回楽天のCo-Founder / Chief Well-being Officerである小林 正忠さんからスカラシップのご支援をいただきました。

カンファレンス開催初日は、自分が別会場にて運営を行なっていたため正忠さんとはお会いできなかったのですが、「どういう想いを持った方なのか事前に知っておきたかった」とタクシーでわざわざ会場まで来ていただき、今の仕事のことや、なぜICCに参加するのか、自分自身の生い立ち、将来の夢までお話しさせていただいたことは、忘れられない時間となりました。

その翌日には直筆のお手紙までいただきました。組織作りを関心テーマに取り組んできた自分に対して「志を持って信じた仲間たちと一つのことを成し遂げるこのワクワクを、これからの人生にもどんどんと拡張していって欲しい」と励ましの言葉をいただき、自然と気持ちは高まり、とても背筋が伸びる気持ちとなりました。

まだまだ何者でもない自分で、現職でもICCでも周りに助けられることの方が圧倒的に多いのですが、少しでも恩返しできるよう、また日本の新たな産業の創出に寄与できるように、より頑張りたいと思いました。

そうした経験は、普段の仕事でも役立つと思いますか?

萩森 そうですね。ICCサミットでの運営のように、理想状態が何なのかを明確にイメージしながらオペレーションを組んでいくこと、KPT等で振り返りを実施しながら軌道修正していくことは、普段の仕事でも役立てています。

またICCでのチーム像は自分の中で理想形でもあるので、自分の仕事でもそんなチームをどのように作ることが出来るのか、イメージをしながら普段でもチーム運営を行っています。

今後新加入する運営チームメンバーへのメッセージを

萩森 何のためらいもなく本気で取り組めるチームがここにはあると思っています。もっとよくできるなと少しでも感じた点については、遠慮なく伝えてもらって、一緒にもっとよくしていきたいなと思っています。

せっかく仕事や大学を休み、ゆっくりだらだらしたい時間をトレードして参加していると思うので、ちょっと背伸びしたトライをICCでは取り組んでもらえたらと思ってますし、僕自身もそう意識して行動していきたいと思います。

最後に、今回なぜMVPを獲得できたと思いますか?

▶ここからは、スタッフ打ち上げでの萩森さんのスピーチをご紹介します。

「月並みな表現ではあるのですが、改めて今回投票いただいた皆さん、本当にありがとうございます。

これまでアドバイスいただいたり、当日サポートいただいたりですとか、あとは僕がICCサミット当日に、カタパルトの審査員席へサンプルの現物配布をメインで行ったのですが、それを一緒に成し遂げてくれたメンバーのお陰と思っているので、その感謝をお伝えできればと思います。

僕は本職では営業なのですが、月末最終日に数字を追いかけているところに、ICC小林さんからメンションが飛んできて……雅さんからメンションが飛んでくるとマジでお腹が痛くなるのですが、

(会場笑)

何かなと思ったらスピーチだったので、これはヤバいと。

数字を追いかけながら、同期の森田くんに『何話せばいいかな?ちょっとヘルプをくれ』という風にslackをしたら、『こんなんどう?”ICCで成果を出す秘訣。MVP第3位の男が語る”」と、返事が来ました。

(会場笑)

僭越ながらそのテーマ却下させていただいて(笑)、お話ししたいと思います。

実は今回が小林さんとご一緒するようになって6年目になります。なぜ僕自身がここまでICCに関わっているのか、その魅力について、2点だけこの場でお伝えできればと思います。

2016年、一緒に運営スタッフとして参加したメンバーと

1つ目は、今回もすごく感じましたし皆さんのチーム・カタパルトのプレゼンからも出たのですが、毎回違う“成長痛”というところが、僕自身、このICCの虜になっている理由の一つかなというふうに思っています。

古くから関わらせていただいている方はご存知かと思いますが、僕がカンファレンスの役割で一番最初にやったことは、スピーカー誘導ではなくて、マイクの受け渡しでした。

今では全然想像がつかないのですが、当時はマイクの受け渡しさえ、イメージがわかなかったんですよね。どうすればいいのかとか、会期中はどういうふうにセッションが行われているのかとか。

そこであっぷあっぷなりながらも、学生でしたが一日ずっとマイクを渡していけば、こんなものかというのは分かるのです。

当時一緒にやっていたマイクチームのリーダーは、同じ学生だったのですが、そこでこう言いました。

『萩森くん、僕は手を挙げてその場に行くことなどもうしないよ、目をつぶっていても誰が質問するか分かる』って言われたんですね。

(会場笑)

『この人やばいな』と思いました(笑)。

同じ学生ですし、マイク誘導はマイクをずっと渡すという経験だけなのに、こんなこともできるんだと、世の中にすごい人がいるんだなというのが一番最初の“成長痛”でした。

それは6年目の今回を経験してもすごく感じるところです。

初参加の片木さんと

今回も誘導チームで、ユニットを持たせていただいて一緒にやらせていただいた片木さんや、他のユニットにいい影響を与えようと全体俯瞰して行動していたつもりなのですが、統括のマイケル(今井)さんやハコ(高野)さん、他の統括の皆さんから見ている視点というところにはまだまだ至らないなと思います。

多分、統括されている皆さんも、それぞれの視点で“成長痛”を感じられているところなのかなというふうに思うので、これが、僕がICCを経験している中での大きな魅力の一つかなと思っています。

もう一つ、ICCに関わっていきたいと思っている理由の一つが、『感謝の気持ち』です。

なぜかというと、スタッフの皆さんはあまり気づいていないかもしれませんが、今回皆さんにかけていただいた言葉の一つひとつが僕自身の、ICC会期中も、それ以外のところでもすごく尾を引いて影響を与えていると思っています。

具体的には挙げきれないほどの数々のお言葉をいただいて、それが今の自分を作っていると思っているので、それは本当に、改めて感謝したいです。

もう一つ感謝したいことは、今、ビズリーチという会社で働いているのですが、その出会いを作ってくれたのもこのICCでした。

当初はITやベンチャーに一切関わりがなくて、ヒューマン・ライツ・ウォッチというNGOで関わらせていただいたのが、小林さんのイベントでした。

人生の出会いもこのICCを通していただいて、その会社で今生き生きと働かせていただいているのも、このコミュニティに還元をしたい大きな理由になっているのかなと個人的に思っています。

長くなりましたが、この2つの理由があって、また今後関わらせていただく中で変わるかとは思うのですが、今回の京都を節目に、また福岡への気持ちを新たにして取り組んでいければと思いますので、よろしくお願いします。本当にありがとうございました!」

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/北原 透子/戸田 秀成/フローゼ祥子

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