1つの会社で全てが得られることはない。仕事では経験できない学びと環境がある【ICCサミット KYOTO 2020 スタッフMVP 1位:宍戸 直也】 | 【ICC】INDUSTRY CO-CREATION

1つの会社で全てが得られることはない。仕事では経験できない学びと環境がある【ICCサミット KYOTO 2020 スタッフMVP 1位:宍戸 直也】

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ICCサミット KYOTO 2020の終了後、運営チームとして参加したスタッフの相互投票によって、活躍が目覚ましかった仲間を表彰するスタッフMVPが決まります。そこで見事1位に輝いた、E会場統括/ 3階フロア統括 宍戸 直也さんに、今回担当した役割や、参加した感想、これからスタッフ参加する人たちに向けたメッセージを聞きました。ぜひご覧ください。



【インタビュイー情報】
ICCサミット KYOTO 2020
運営チーム スタッフMVPインタビュー

宍戸 直也
E会場統括/ 3階フロア統括

今回のICCサミットでの「チーム」と「役割」を教えてください

E会場運営チームの内山田さん、大竹さん、古川さんと

宍戸 直也さん(以下、宍戸)  E、F会場のある3階のフロア統括でした。E会場はワークショップやラウンドテーブルなど特殊なセッションが多い会場で、Fは少規模な会場ですが、担当の能任さんが初統括ということもあり、その2つの会場のメンバーやスポンサー対応、会場運営業務を総合的に見るという役割でした。

また、特別プログラムのCo-Creation Nightでは、複数の部屋をマネジメントとする中隊長的な役割も務めました。

E会場では統括という立場だったので、会期前から共同統括の古川さんとチームビルディングを行ったり、2名の初参加メンバーに対するオンボーディングなども担当しました。

ICC会期中では、まず準備日に大まかな役割とポイントとなる業務内容をお伝えして、本番初日からはできるだけお任せしてみるようにしました。メンバーによって、サポートの仕方を変えることもあります。例えば、初参加の大竹さん(ステージ担当)は、事前にマニュアルを読んで、たくさん質問を考えてきてくれたのですが、1回本番の運営を見てその上で分からないことをクリアにしていきましょうとお伝えしました。やる前にいろいろ話すより、実際にやってみたほうが理解が早い類の質問が多かったのです。

そこでDAY1の最初のセッションはベテランの中野さんに運営してもらい、それを初参加の人は見て短期間に学習して、セッション3から自分でやってみる。そのサイクルを回して全体の運営レベルを上げていくような方針を取りました。

また、物理的に2つの会場にいることはできないので、F会場はほとんど見れませんでしたが、事前のチームビルディングには入りつつ、チームの要である統括の能任さんと、ベテランの西川さんに、Slackの様子を見ながら気になった点をフィードバックをさせてもらいました。

その他に対応したことは、今回のイレギュラー事項だった感染症対策です。スピーカーの方が使うマイクの消毒など、全会場で共通するオペレーションの中で曖昧な部分について、総統括の福西さんに方針を決めてもらいつつ、他の6会場に伝えていきました。

【E会場運営チーム】「サーキュレーター大臣」をプロフェッショナルに務めた、初参加のスタッフの物語(ICC KYOTO 2020 チーム・カタパルト)

特に印象的だったエピソードがあれば、教えてください

南禅寺八千代で合宿していたメンバーの多くがMVPに選出

宍戸 統括やリーダー同士のコミュニケーションが活発に行われていたことが印象的でしたね。今回、感染症対策の意味合いもあり、メイン会場近くの旅館をお借りして、各チームの統括やリーダーメンバーたちと初日から合宿をしていました。

以前から、Airbnbで知り合いのスタッフと一緒に泊まっていたのですが、今回は若手とベテランが入り混ざった、いつもは一緒に泊まらないような人たちが揃っていました。

普段はそれぞれの仕事で忙しいですし、事前のチームビルディングにおいてベテラン勢は新しく入ったスタッフに意識が向いていることが多く、お互いの運営に関するコミュニケーションは限定的でした。ただ、今回は夜の時間を使って同じ経験者同士で悩みを相談できたことが、全体的な運営のレベルアップにつながったと感じています。

具体的には、初日をやってみて、各チームどのように運営をしているのか、見えた課題への対応をどうすればいいのかということを各々話していました。金田さんは、初統括の方に『メンバーのことをちゃんと見て運営できているか?』という問いかけたりをされたりしていましたね。こういったことは、統括メンバーが夜のフリータイムで一緒だったからできた議論だったと思います。

こうした1日終わりのコミュニケーションを通じて、統括レベルでのPDCAサイクルが、これまでのICCサミットでは1回だったのが、今回は準備日から最終日まで、3回転できた印象がありました。1日の運営が終わったあとなので、当然大変ではあるのですが、打ち手がクリアになることで全体を通してみると楽になった部分もあったと思います。

そうした経験は、普段の仕事でも役立つと思いますか?

宍戸 ICCサミットの運営に関わるにあたって、ここで得られる経験を仕事に活かすことを狙って参加しています。

私はコネヒトという会社で人事を担当しています。仕事柄、経営者やマネージャー達と議論をする機会は多いですが、一人で進める仕事が多く、何かチームを持っている訳ではありません。ですので、ここ数年のICCにおいては、チーム運営の実務的な経験を求めている部分が強いです。

具体的には、誰をどこにアサインして、どうモチベーションを上げて、何をフィードバックするのかというところを、半年ごとの会場運営業務を通じていい意味で実験できていると感じます。例えば、今回担当のE会場は初参加及び初担当のスタッフの方が3名いたので、彼らとどう接するかを考えました。

大竹さん、内山田さんのお二人は、会期前からの前のめりな姿勢が印象的だったので、初参加だからと遠慮することなく、ストレッチした役割をお願いし、彼らから出てくる不明点を解消していくような接し方をしました。一方、社会人チームの中で定廣さんは唯一の学生で、とにかくコツコツと仕事を進めてくださるタイプ。なので、変に焦らずまずは1つひとつの仕事をやっていき、それからどんどん業務範囲を増やしていきましょうというコミュニケーションを取りました。傾向として、ICCは大きな役割にチャレンジしていくタイプの方が多い印象ですが、チームに必要なことを淡々とやってくださる方も大切です。私もそういうタイプなんです。

F会場については、現場の動きを細かく見ているわけではないので、課題を聞いて対応策の案をお返ししていくようにしつつも、基本的にはお任せしていました。あとは、彼らが見えていない観点をお伝えするようには心がけていましたね。

今後新加入する運営チームメンバーへのメッセージを

宍戸 ICCに関わることで得られるものはたくさんあると思います。そして、それは個々人によって変わるはずです。

仕事内容的に得られる経験もありますし、普段絶対に知り合えない人とも知り合えますし、セッションを通じて学びになる部分もたくさんあります。参加者の方に喜んでいただくことで、社会に貢献しているという貢献実感もあります。その中で、どれがいいと思うかは、人それぞれ違っていていいと思います。ぜひご自身がしっくりくるポイントを探してみてください。

個人的な考えですが、1つの会社で全てを得ようと思わないようにしています。本業を大切にしつつも、別の場所に参加することで本業とは違うものを得て、結果として全体でバランスすればいいというポートフォリオ的な考え方が自分にはしっくりきています。

ですので、これからICCに参加される方は、要所要所で自分がICCに期待していることが何かを考えてもらえるといいかなと思います。もちろん、具体的にイメージできていなくても、仲間と一緒に考えることもできますし、そもそも、参加した後でICCをどう活用するかは変わっていいと思います。あとは、今はまだ自分の中で言語化できなくても、セッションで聞いたことから、出会いの中から実感が生まれたりもします。普段の環境との相互作用の中ではじめて気づくこともありますので、あまり難しく考えすぎずに、ぜひご一緒していただければと思います。

最後に、今回なぜMVPを獲得できたと思いますか?

▶ここからは、スタッフ打ち上げでの宍戸さんのスピーチをご紹介します。

「まずは3日間、4日間本当におつかれさまでした。私はこういったスピーチが初めてでして、がんばりたいと思います。

私が小林 雅さんと初めてご一緒したのが2011年の夏で、ちょうど10年目になります。

2016年、ICCサミット立ち上げ間もない頃

それから運営スタッフとして色々なことを経験したのですが、このようにMVPとして選んでいただくのは初めてで、非常に嬉しく思っております。票を入れてくださった皆さん、本当にありがとうございます。

嬉しい気持ちがある一方で、ちょっともやもやとした気持ちもありまして、そこの正直なところをお話しできればと思っています。

これまでMVPを受賞されてきた皆さんのスピーチを私は聴いているのですが、そのチーム、あるいはご自身で出されたアウトプットが、参加者の方や、ICCサミットというイベントにしっかりとつながって受賞されている方が多いかなと思っています。

これは私の気にしすぎかもしれませんが、恐らく票を入れてくださった方の中には、チーム内での動きというか、平たく言うと”最終日の片付け”なのですが(笑)、

(会場笑)

……のところで票を入れてくださった方がいるのかなと思っています。

『宍戸がそういうことやってたよ』と気づいてもらえたのは、私がサポートチームの市川さんにDMをしれっと送ったのを、なぜか拡散されて、皆さんが気づいてくださったというのがあると思います。

それはとても嬉しいと思っています。でも、イベントの提供価値というかそこに対してしっかりと貢献をした、アウトプットをしたという人が評価されるべきかなと思っています。

今回有り難くMVPはいただくのですが、この機会にしっかりと価値貢献というものを考えていきたいです。

今回は、運営スタッフのコミュニケーションツールとしてslackが導入されたことが非常に大きかったと思っています。なぜかというと、ICC期間中には色々なリーダーシップの取り方があるわけですが、それがslackによってしっかりと皆さんの目に見える場所にあったからです。

お名前を出すときりがないので、代表的な方だけお伝えすると、直前の怪我で欠席となってしまいましたが、やはり北川さんは私の中では今回のMVPだと思っています。

slackを入れるのは、場合によっては(ICC)小林さんから『なんで?』と反対されるリスクもあるじゃないですか。北川さんは『運営をレベルアップさせるためにslackが必要である』というのをしっかりと提案されているのが素晴らしいと思います。

他にも、備品管理のところでは高杉くん、運営に関するKPTは平野さんが取りまとめてくれたりとか、そういうリーダーシップがあったと思うんです。

私は普段人事の仕事をしているので、各チームのslackを見るというのが趣味というか仕事なのですが、ずっと見ていて、皆さん本当に一人ひとり『こういうことをやっていたよね』というのを言えるくらい、この期間中すごく色々なリーダーシップがあったと思います。

これは、ICCの運営スタッフにとって次のステージに行く意味で、すごく重要な瞬間だと思っています。皆でやっていって、次回のMVP受賞コメントは色々なエピソードにあふれている、そういう風になったらいいなと思っています。

また、今回初参加だった方は悔しい気持ちや後悔などもあるかもしれません。ICCには色々なリーダーシップを許容する土壌があるので、皆さん自信を持ってチャレンジしてもらえたらなというのが、古参メンバーとしてのメッセージです。

最後に、今日のチーム・カタパルトの発表でも皆がお互いのことをしっかりと見えているし、それぞれの役割や仕事に意味があることを再認識できたと思っています。それをたくさん出して、お互いに褒めたり競い合える、そういうチームになっていけたらいいなと思っています。

まだまだ続きますけれども、次回の福岡に向けて頑張っていきましょう。ありがとうございました!」

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/北原 透子/戸田 秀成/フローゼ祥子

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