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【特別プログラム:太宰府 歴史探訪ツアー】歴史を訪ねて理解を深め、現在の活動をいかに未来へつなげていくかを学んだ(ICC FUKUOKA 2021 チーム・カタパルト)

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2021年3月23日〜24日、ICCオフィスにて、ICC FUKUOKA 2021の最後のイベント、運営スタッフ打ち上げが2回に分けて行なわれました。そこで開催された運営スタッフがチームごとに自分たちの仕事をプレゼンする「チーム・カタパルト」の書き起こし記事をお届けします。特別プログラム「太宰府 歴史探訪ツアー」に同行したのは、受付統括の髙井 彬さんです。ICCサミットの運営を担うスタッフがどんな人たちで、どんな役割を担っていたかわかる内容です。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2021は、2021年9月6日〜9月9日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。

【新メンバー募集(6月末まで)】ICCサミット KYOTO 2021 運営チーム募集


▶︎実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

本編

髙井 彬さん これから、ICC FUKUOKA 2021の最終日に開催された特別プログラム、「太宰府 歴史探訪ツアー」についてご紹介していこうと思います。

このツアーは、大きく3つのコンテンツがありました。

太宰府天満宮で2つの特別な体験

まず、太宰府天満宮です。

太宰府天満宮では、2つの特別な体験をしました。

まず1つ目は、写真を見て分かる通り雪が降っていました。

(楽天 小林)正忠さんが半袖ですが(笑)、この日は紛れもなく雪が降っていました。

「雪」×「太宰府天満宮」は、景色としても特別な体験でした。

そして2つ目は、菅原道真公の直系の子孫で、太宰府天満宮の第40代宮司 西高辻(信宏)さんに直接案内していただいたことです。

太宰府天満宮は、学問・至誠・厄除けの神様、菅原道真公をお祀りしている、全国約12,000社の総本宮です。

境内に入るとすぐ麒麟像があります。これは、邪悪なものを払う意味があり、結界を張っているとされているそうです。

麒麟と言えば、有名なビールメーカーが思い浮かびませんか?

この麒麟像は、麒麟麦酒のロゴのモチーフになったと言われています。

麒麟麦酒の立ち上げに関わったトーマス・ブレーク・グラバーがどうしてもこの麒麟像を買いたかったそうですが叶わないため、スケッチして持っていくのはOKかと言って、持ち帰ったスケッチがそのまま麒麟麦酒のモチーフとなったと言われています。

この後、正式参拝を体験し、正忠さんが代表で、奉奠(ほうてん)をしました。

その後、「飛梅(とびうめ)」(※) という梅の木の前で、集合写真を撮りました。

▶編集注:菅原道真公を慕って都から大宰府へ一夜にして飛んできたと伝えられる御神木。

この後味酒(安則)さんから、講話をいただきました。

味酒さんは、菅原道真の門弟(もんてい)の味酒安行(うまさけ やすゆき)の42代目の子孫です。

その方から直々に菅原道真公はどのような人物だったのか伺いました。

菅原道真公でピンときた方は、結構アニメオタクだなと思いますが、『呪術廻戦』は菅原道真公の子孫の呪術師が呪霊と戦うというストーリーです。実際、『呪術廻戦』のファンも太宰府天満宮に参拝していると伺いました。

HOTEL CULTIAでランチ

次に、HOTEL CULTIA 大宰府(※) でランチをしました。

▶編集注:太宰府天満宮そばの門前町に点在する歴史ある邸宅をリノベートした、スモールラグジュアリーホテル。

美味しい料理をいただきましたが、一番印象に残っているのは、権禰宜(ごんねぎ)の真木(智也)さんのお話です。

真木さんが最後に挨拶してくださった時に、なぜ歴史的価値のある古民家を再生して、まち全体をホテルと見立てて町の中で連携していく、このような活動をしているのかお話ししてくださいました。

▶参考:OUR STORY(HOTEL CULTIA 大宰府)

答えは「30年先の未来に向けて私たちはこの活動をしている」というものでした。

古民家という歴史をリノベーションして現在に適応させて、その後人が訪れるようにして、街を活性化させていくことで、未来に向けて活動しているというお話がありました。

まさにICCの活動と一緒だなという感想を持ちました。

現代アートを感じる竈門神社

竈門神社と聞くと、アニメ『鬼滅の刃』の竈門炭治郎が思い浮かぶと思います。

竈門神社は馬場(宣行)権禰宜にご案内いただきました。

授与所がすごくきれいですが、きれいな理由は、100年に一度の大改修が行われたためです。

壁にはポルトガル産の淡いピンクの大理石が使われています。

インテリアデザイナーの片山正通さんが、石で想いが変わらないものを表したい、そして色々な方の願いごとが叶うようにという願いを込めて、細く短冊状にした石を壁に貼り合わせています。

また、イギリスのプロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソンがデザインしたベンチは、360度回転して、手がギリギリ届く距離感で愛を表現しているそうです。

ワンダーウォール片山正通、ジャスパー・モリソンらも参加太宰府・竈門神社社務所建て替えプロジェクト(JDN)

掛け軸は西高辻さんが好きなアート作品があって、それを定期的に代えているそうです。

なぜ現代アートのような感じにしているのかというと、100年後のスタンダードを作るためだそうです。

ICCサミット FUKUOKA 2017の登壇で西高辻さんがおっしゃっているのですが、100年に1回大改修を行うので、100年後のスタンダードになるために、こういう取り組みをしているというのが印象的でした。

【名言】「100年先を見て責任を取る」太宰府天満宮・西高辻氏が語る決断の仕方【F17-2C #3】

やはり気になるのは『鬼滅の刃』との関係で、竈門神社と関係があるのか?と言われていますが、太宰府天満宮の鬼門封じとして位置したり、刀鍛冶のお墓があったり、あとは作者が福岡出身なので、少なからず関係があるのかも??とのことでした。

絵馬を見ると、『鬼滅の刃』の絵がたくさん描かれていて、これはおそろしいなと思ったのですが、『鬼滅の刃』効果で絵馬は5倍売れ行きが上がったそうです。

歴史探訪ツアーでの学び

このように、太宰府天満宮、HOTEL CULTIA 大宰府、竈門神社に行きましたが、総括として、「真の歴史探訪」と「過去・現在、そして未来へ」という感想を僕は持ちました。

歴史の末裔の方たちから生(リアル)の話を聞くことによって理解が深まりますし、歴史を探訪した結果、過去から現在に継承されて、現在は未来へと継承するように活動されているということを学びました。

「歴史を学ぶとは何か」「歴史を探訪するとは何か」とは、「未来の活動に、どうつなげられるか」だという大きな学びがありました。

以上です。ありがとうございました。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/北原 透子/戸田 秀成/小林 弘美

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