▶ICCサミットや登壇企業の最新情報を随時お知らせ。公式Twitterをぜひご覧ください!
▶新着記事を公式LINEでお知らせしています。友だち申請はこちらから!
▶ICCの動画コンテンツも充実! YouTubeチャンネルの登録はこちらから!
2月13日~16日の4日間にわたって開催されたICCサミット FUKUOKA 2023。その開催レポートを連続シリーズでお届けします。このレポートでは、14のスポンサー企業が出展し、61名の審査員やオーディエンスの投票によって入賞を競ったガーディアン・アワードの模様をお伝えします。ぜひご覧ください。
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回400名以上が登壇し、総勢1,000名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2023は、2023年9月4日〜7日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
ガーディアン・アワードとは
ビジネス・カンファレンスなどで、スポンサーブースの長テーブルが並んでいるのは、ありふれた光景である。スポンサー費を払った代わりに、ブースを出展して来場者を待ち、ロゴを掲示して存在感を示し……ちょっと待った、それで本当にいいのだろうか?
産業を生み出そうというこのICCサミットで、ありがたいことに多数のスポンサー参加をいただいてはいるものの、1,000人超の有望な経営者たちの時間を拘束するからには、それを意義ある時間にする責任がある。
スポンサーは登壇者の企業がほとんどで、産業の一翼を担う重要な事業ばかり。そこに座っているのは、経営者の理念に共感し、厳しい採用試験を突破してその事業に日々向かい合っている現場の人たちだ。その人達にもスポットを当てたい。なんとか活性化できないものかとICC代表小林 雅は考えた。
そこで、普段は審査される側のカタパルトやスタートアップの経営者を審査員として、各ブースで5分間話を聞く時間を設け、①プロダクト/サービスの魅力(点数は2倍)②提案力③接客・態度の3つの観点で投票し、優勝を競うものとした。総合点に加えて、各観点で最高点をマークした企業には部門賞を、審査員以外の一般参加者の投票による「オーディエンス賞」も設けた。
審査員側としては、話を聞いてみたいけれど、ブースまで行くと導入を検討していると思われそうという心配なしにサービス説明を聞くことができ、スポンサー企業としては未来の有望顧客、しかも意思決定者約60名に効率よく説明できるチャンスである。ブースは活性化して、新たなCo-Creationを生む場となるはずだ。
素晴らしい経営者と、その予備軍が集まるICCサミット、このエクストリームなカンファレンスをさらにエクストリームにする最新の試み、ガーディアン・アワード。今回から事前オンライン説明会が行われ、参加の不安を解消する全ブース企業の担当者が入ったSlackチャンネルも立ち上げられた。
はたして2回目となった今回、さらに各社はブースに趣向を凝らし、2日に分けて行われた合計約2時間半の審査員ツアーは前回以上の大きな盛り上がりを見せた。各企業がブースで説明した内容を写真とともにご紹介しよう。
ノバセル
「指名検索を伸ばすための戦略のサポートや、コネクテッドTV(CTV)の配信など、テレビ以外の領域のサポートを増やしているということをお伝えしました。
▶「コネクテッドTV(CTV)とは?」今さら聞けない!基本の『キ』(VR Digest)
ノバセルはテレビCMというイメージが強いかもしれませんが、指名検索を伸ばすための『テレビ面』(※)を使った支援がCTVです。YouTubeをスマホで見るときとテレビで見るときに、違う広告が出ると思います。
▶編集注:テレビを表示端末としてとらえた画面のこと
地上波を見ている人は減ってきていても、一方でテレビを見る人は減っていない。テレビ面でYouTube見る人は増えている。スマホだと動画広告は鬱陶しくてスキップしちゃうんですけど、テレビ面ではスキップがあまりされなかったりします。
テレビ面で見てる時にスマホの画面は空いてるので、ダブルスクリーン状態になっていて YouTubeを見ていて面白い広告があったら、その場で手元のスマホで検索してくれるんです。テレビ面のYouTube広告のほうが、検索に高い確率でつながる。
テレビCM制作費よりかなり抑えているので、CMはまだ先という方でも、指名検索を伸ばす最初のステップとしてCTVはおすすめというお話をさせていただいています」
リブ・コンサルティング
「審査員の企業さんをこちらで12の分野にマッピングさせていただいて、どういうセールスの型が必要なのかというのをお話しました。
個別にお話を伺って、これが合っているかどうか、実際はどういうふうにやっているのかをお話させていただきました。代表企業例なども入れたマップで、自分たちを客観視して、さまざまな反応をいただきました。写メを撮られている方も多かったので、明日は配布資料を準備しようかと思います。
実際『既存ビジネスの置き換え、新たな価値提案など、セールスの名前もつけてご提案しています。
明日もグロースのセッションがある(Session 9C 急成長を実現する「セールス最強組織の仕組みづくり」とは)ので、より詳細な部分を聞いていただけて、わかりやすくなるので、セッションのご案内にもつなげています。を聞いていただける。
配布物として『M』issionの実現、『I』mpactの創出、『N』othing beats results、『T』eamの成長、『I』nnovationの加速、『A』gileな高速仮説検証と言葉をかけてMINTIAをご用意しました」
エッグフォワード
「さまざまなサービスがあるのですが、『GOLDEN EGG』スキームを、出資とコンサルティングでスタートアップを支援できることを審査員の皆さまにお伝えしました。
出資による継続的な企業価値の向上や、スタッフ全体を盛り上げるパーパス経営を実現する組織づくりなどを、成長のためのエコシステムをメインに審査員の方たちにお話させていただきました。
そのほか『グラフィックセルフレビュー』といって、経営者の言葉にならない思いをアートに描いてもらえるというサービスを、ICC限定で開催しています。アーティストが1 on 1で話を聞いて、絵にします。経営者の頭の中を可視化するという試みで、すでに何名かにご参加いただきました」
AGSコンサルティング
「我々の扱う2つの大きなテーマ、会計税務を軸足にしたコンサルファームであることと、IPO支援についてお伝えしています。
審査員の方々でも個別具体的な経営コンサルは早いけど、税務コンサルだけほしいという方や、IPOを意識して経営管理体制を作っていきたい会社様など、いろんなフェーズの方がいます。
税務顧問では、外部顧問を使いながら質の高いサービスをやっているとか、ガバナンス周り、体制の構築など、経営判断のスピードが遅い、規定はあるけれど運用ができていないなど、具体的な課題についてもお話できます。
IPOは会社様だけではできないので、関係するプレイヤー、監査法人などサポートする味方をたくさん釣れてきて、座組を整えるなどもしています。
以前は開催地にちなんだお菓子を用意していたのですが、AGSカラーのお水とプリングルズで覚えていただきたいと思っています」
マネーフォワード
「お祭り感が出るように、ご覧の通りの用意をしました。コアラのマーチならぬ『トラファクのマーチ』やチロルチョコの『ありがとうもろこし』…ダジャレ満載ですが、このガラガラポンで当たります。1位は電子メモで、当てた方も結構いますよ。
『トランザクションファイナンス』は、資金繰りを助けるサービスで、数カ月後までお金が入ってこないという課題を解決する資金調達のサービスです。
おかげさまで、このガラガラポンでまず気を引いて『なんか面白そう』となり、ちゃんと話を聞いてくださって、質問も出てきて、いまのところ結構狙った通りの展開になっています。前回の順位が芳しくなかったので、今回は力を入れました! これで入賞しなかったら次回来れないです(笑)」
Helpfeel
「現状こういったFAQサービスを使っていたりする方もいて、今後人が増えていくときにどんな対応をした方がいいのかとか、問題点をヒアリングしています。現状の状況をお話いただいています。
そして興味を持たれた方にはラーメンをプレゼントしたいのですが、なかなか減りません。『へるぷふぃ〜る』の提灯とセットで、屋台のラーメン的にしたのですが……(ICC代表の)小林さんにも、ちょっと違うんじゃないの〜と言われてしまいました(笑)」
M&Aクラウド
「売り手も手数料完全無料、登録した人は完全無料で使えて、資金を集められる『資金調達Cloud』
についてお伝えしています。
我々の課題として考えていたのは、事業会社に出資をしてもらいたいけど、当たる先がわからないとか、出資の担当者がわからないといったもの。それを解決しつつ、買い手のニーズを公開して、どのくらい急いでいるか、金額、時期、ニーズ、ステージなどもわかるようにしているのがポイントです。
資金は必要なのに事業で手がいっぱいという方が多いと思うので、そういう方々をサポートしたくてこの事業を立ち上げています。
1日やってみると、M&Aのサービスもありますが、資金調達のニーズは高いなと感じます。スタートアップが多いICCなので、お話のしがいがあります。話す機会を与えていただいているので、非常にありがたいです」
Asobica(コーラム)
「COORUM(コーラム)のカスタマーサクセスのコミュニティ形成についてお伝えしています。ファンマーケティングを通じてロイヤル顧客の形成を助けること、業種によってはお客様の顔が見えないところもあり、どんなことができるかをご提案させていただいています。
審査員はそういったことに悩まれてる方々が多く、かなり良い反応をいただいています。これからファンマーケティング、ファン作りに取り組んで行きたいという方々には、アイデアベースで事例を含めてお話をしました。
自分の顧客を理解する事はされているのですが、お客さんと直接つながれることに特徴があります。調査会社でもある程度できますが、コミュニティなら、直接質問を投げ、お客様から直接回答が得られます。
ブランドの企業さんとつながりたいとか、好きで使っているのでせっかくなので直接感謝を伝えたいとか、キャンペーンやインセンティブがなくても喜んで答えてくださるお客様がいるのです。
実際に企業が何を考えているかなどを日常的な視点で発信いただくこともできます。より日常的な視点で発信していただけたりすると、お客様とより距離感は縮まっていくのかなと思います。
オリジナルの付箋や、あと私たちのお客様である江崎グリコさんのお菓子をご提供しています。各社さまにコメントを添えて、私たちももっとつながっていくという意味を込めています」
UPSIDER
「前回の優勝について、Twitterなどで取り上げていただきありがとうございました! 初参加だったので加減がわからず、気合いを入れすぎたところもあるのですが(笑)、noteを見ましたと言ってくださる企業もいらっしゃって嬉しかったです。
▶UPSIDERがICCで初スポンサーしたので、ブースの作り方をシェアする話(note)
今回のテーマはバレンタイン。ハッピーバレンタインと書いてあるボードに、MinimalやKOREDAKE、TENTIALなどスタートアップの企業さん、プロダクトを作っているD2C企業さんなど中心にしたユーザーさんたちのプロダクトを紹介しています。
みなさんが伸びれば我々も伸びるというビジネスモデルなので、ここでユーザーさんを発信して、これからユーザーになってくれる人を集めたい、応援したいというのをコンセプトに考えて、『好き』のボードも用意しています。好きというのは大事な気持ちで、好きから生まれる企業もたくさんあると思うので、大事にできるといいよねと。
法人向けカードというと外から見ると、代表の経歴も堅くて、堅い会社に見えると思うのですが、中はめちゃめちゃフラットで、みんな仲がいい。仕事に妥協はしない人とばかりですね。すごくいい会社なので、それが伝わるといいなと思います。みんなでブレストして、服もピンクや赤を着ました」
ネットプロテクションズ
「ネットプロテクションズというと、NP後払いのほうが知られているのですが、今回はベンチャー企業さんが多いので、NP架け払いにフィーチャーして話しています。
具体的な事例で、取引先の増加とか、複雑な決済業務などネックになる部分や課題感をお伝えしています。購入企業と取引企業の間に立って、与信から貸し倒れ対応まで、要はリスク、未払いがあったときに加盟店さんに未払いがないように弊社がお支払いできます。
なぜそれができるかというと、20年間これをやっているからです。弊社でビッグデータをナレッジ化しているので、99%与信が通るし、未払い率を下げられます。
いろんな事業者さんがいらっしゃったので、ベンチャー以外でもできますというのをお伝えしました。たとえば月まとめで払うような少額サービス、デジタルマンガや店舗でも使えるNP後払いairというのもあって、家事同行とか、有形ではないサービスの回収・集金業務にも対応しているんです」
freee
「たくさんのブースを回られて疲れていると思うので、ブースではオールフリーをお渡しして、飲みながらゆっくりしていただければと。
ICCのために準備したfreeeのマルチプロダクトが1年間無料というキャンペーンをご紹介しています。審査員の方でもオーディエンスの方でもご利用いただけます。
導入企業もいらっしゃいますが、たとえば会計だけ、人事労務だけとかだったりするのですが、すべて使っていただけます。カードの申込みが必要ですが、ICCのスタッフの方でも起業されている方がいて、すでに何名かお申し込みいただきました。
1億円まで使えて、リアルカードが100枚まで無料で使えるので経費精算にも使えます。バーチャルカードは精算に使えないことがあるんですよね。使って数分で明細がfreee会計に入ります。日本最速かと思います(2023年2月現在)。加入いただけると、ノベルティをお渡ししています」
ココナラ
「2022年にリリースした『ココナラビジネス』のご紹介をしています。
普通の『ココナラ』と大きく違う点は、掲載されているサービスがより品質の高いものだけが厳選されていて、安心して法人様がご購入いただけること、もう1点がチームの管理機能や請求書払いなど、法人様が利用する時に最低限必要なものを備えていることです。
すでにご利用いただいている方が何名かいらっしゃったんです。他の外注さんを使っている方々にも、メリットを感じていただいたのではないかと思います。
ブース出展という体験があまりないうえ、ココナラとしてブースを出すことがなかったので、3人で話し合って決めて、すべて新しく用意しました。会場に到着しただけでも改善点が見えました(笑)。
ココナラビジネスの資料と、社員がみんな1冊持っているミッション・ビジョン・バリューが入っているカルチャーブックも持ってきました。社内向けイベントや展示会のノベルティなどをココナラ上で購入いただく機会が多いので、こういうものが作れるという例として持ってきました」
ファインディ
「エンジニア採用をしたあと、エンジニアの生産性はどのくらいなのか、育成はどのくらいできているのか、人が増えてエンジニアが足りないとか、リモート中心でコミュニケーションが薄いなど、さまざまな課題があります。
それに対して生産性の向上が可視化できるTeam+というサービスがあり、イシュー管理ツール、開発のスピードはどこくらいなのかとか、それに対する作業量、スキル、メンバー間やチーム感でも比較ができます。
エンジニアマネージャーが足りなくて、なかなか採用ができない職種なので、その負荷を下げる、そういうところに対して投資するというサービスでもあります。他社と比較してうちの生産性ってどうなの?というのも見られたり、事例や基準をお伝えしたりもできますし、増員計画にも役立ちます。
エンジニアがどれだけ頑張っても、周りからはわからなくて、社内から評価されにくいこともある。売上目標もないので評価しにくく、されづらかったエンジニアが称賛の対象になったりします。
ガチャガチャはくじ引きで、1等はアンカーの高速給電ケーブルが当たります。2等はエンジニアにウケるワードを入れた珪藻土コースター(ここまで完全理解、バグ退散、なぜか動くなど)、残念賞はのど飴です。全体的にエンジニア色強めです!」
リチカ
「まずコンセプトの『リチカでリッチ化』を覚えてもらうことが目標です。そこに向けて2つ、ICCのイベント体験のリッチ化と、普段僕たちがどういうことをリッチ化しているかをお伝えしています。
イベント体験のリッチ化は、3つに分けています。イベント前からハッシュタグを使ったキャンペーンでICCを盛り上げていく。イベント中は、お配りしているノベルティにQRをつけていて、そのQR動画が毎日変わります。ノベルティのパンフレットとチラシとお水とブドウ糖とサウナハット、全部違う動画が毎日流れます。
▶【イベント体験をリッチ化】リチカ、ICCサミット FUKUOKA 2023出展のお知らせ(PR TIMES)
また、2000社のご支援実績、50万本の動画作成突破、という動くリリースをPR TIMESで出しました。初めてリチカを調べて見ていただいた時に見るリリースがそれで、とてもリッチだと思います。そこまでをイベント体験として終わったあとでも『リッチ化体験』としています。
▶リチカ、支援実績2000社 / 累計制作本数50万本突破!クリエイター採用を強化(PR TIMES)
審査員として来ていただいた方向けに、QRのついた一人ひとり向けの動画を撮っていて、見ていただくとそこでご提案があります。ICCに参加して話せてよかったなだけではなく、そこから次の仕事にどう活かしていくかが、本来の意味だと思っていて、この場で終わる体験じゃなくて、この場が過ぎても体験が続くようなものを作りたいなと。
もちろん僕たちは、アワード優勝しか見ていないです!」
企業ブース同士が有機的につながる
事前のオンライン説明会やSlackチャンネルでのコミュニケーション、準備日のブース設営や前夜祭などで顔を合わせているためか、審査員ツアーが終わったあとはフード&ドリンク、デザイン&イノベーションなども含め、3つのアワード参加メンバーは、1つの会場を分け合う仲間として交流が進んでいた。
企業ブースが互いのブースを行き交ったり、話を聞きに行ったりなどあまりないのではないだろうか。ここでもICCならではの、普段つながらないようなところがつながる経験が生まれていた。おそらく名刺交換もあっただろうし、もし次回も参加いただけるなら、ICCサミットの登壇者がそうであるように、同窓会のような雰囲気になるだろう。
ブースで話を聞いていると、共通して上がった声は「他社のブースの〜〜が参考になる」ということ。自分たちを超えたものを見たときにどうするか、配布物や資料の並べ方をどうするか、説明の立ち位置など、改善を加えているところも多く、それはさすが学び合い、切磋琢磨するICC参加企業と思わされた。
部門賞の発表
ガーディアン・アワードは審査員61名、オーディエンス投票は104名という回答数が集まった。Session 9Dガーディアン・アワード結果発表では、その結果が発表された。
まずは部門賞の発表。
プロダクト/サービス賞:Helpfeel尾崎さん「チーム戦というだけあって、事前準備から当日のプレゼンまでチーム一丸となって準備して、ありがたいことに賞をいただけました。前回の9月と比べてより競争力が増して、よりピリッとした空気の中でいろんな企業の皆さんと競えるありがたい機会でした」
提案力賞:リブ・コンサルティング坊さん「コンサル会社の威信をかけて、前回の悔しさをばねに、この賞だけは外せないと思って参加しました。こういう形でご評価いただけて本当に嬉しいです」
接客賞:マネーフォワード稲村さん「2日間やりきった皆さん、対決したというより一緒にチームとして仲間としてやったという晴れ晴れしい気持ちです。こんなハッピを来て、次回のハードルを上げてしまった気がしますが、次回もまたみなさんにお会いできたら」
ベスト・インプレッション賞:UPSIDER上杉さん「前回に続き、今回もとても嬉しいです。バレンタインで、皆さんに愛を届けるテーマでやっているので、参加者の皆さんにも愛が届いたと思っています。素敵なブースを展開されているのを見て、note読んだよと行っていただき嬉しかったです」
社長の洛西さんも登場!優勝は「Helpfeel」へ
▶【速報】スポンサー企業がチーム戦で競う「ガーディアン・アワード」、優勝は「Helpfeel」!(ICC FUKUOKA 2023)
カウントダウンムービーが流れ、1位がHelpfeelと発表されると、登壇席にいる尾崎さんはガッツポーズ、少し離れて座っているチームも同時にガッツポーズとともに歓声が上がった。なんと2位との点差は0.534点であった。
1位から5位までの入賞企業の代表者は壇上でスピーチとなった。
5位:M&Aクラウド井上 隼吾さん「このような機会をいただきましてありがとうございました。弊社、前回もガーディアン・アワードに参加して、実は前回も確か5位だったと思うので今回は優勝を狙っていたのですが、また5位でした。でも入賞はできたのでうれしいです。
ガーディアン・アワードがあることによって日ごろの仕事のサービス改善も頑張れますし、この提案をするにあたって、サービスをもっと変えていったほうがいいという意見もたくさん出たので、今後の改善にもつなげていける機会をいただけたのかなと思っております。
ICCのスタッフの皆様、雅さん、宮崎さん、今回ありがとうございました。引き続きまたよろしくお願いいたします」
4位:マネーフォワード稲村さん「さっきハードル上げちゃってすいませんなんて言いながら4位だったので恥ずかしくて……(会場笑)。
ただ、間違いなく何人もの方が一番面白いねと言っていただいたことは間違いないので、そこはある程度自信を持って、また今回の皆さんのブースの出し方や提案の仕方を持ち帰って、次回、私は降ろされているかもしれませんけども、またチャレンジしたいと思います。ありがとうございました」
4位:リチカ本田 佳佑さん「株式会社リチカで営業やってます本田 佳佑といいます。個人名も覚えて帰ってくださいというのをずっと言っていて、個人名と『リチカでリッチ化』、どっちも覚えていただけたんじゃないかなというのは私個人として、会社としてすごくうれしいんですが……。
やっぱり1位を狙っていたので、まだちょっと悔しさ7割、嬉しさ3割ぐらいです。次回リベンジできるのかどうかはわからないんですけど、……リベンジできるのかな? できそう? はい、できそうだと手が挙がったので、また次回リベンジさせてください!」
2位:UPSIDER上杉さん「常勝軍団になれるかなと思ったんですけど、惜しくもHelpfeelさんに負けてしまいました。ただほんとに多くのメンバーが今回参加して、提案を見つめ直すとてもいい機会になって、私たちとしても改めてプロダクトをブラッシュアップしなきゃいけないなと思いました。
本当にたくさんのユーザーさんがいてくださって、新しい方も来てくださって、私たちのプロダクトを広める素敵な機会になったと思います。本当に運営の皆さんも、来てくださった皆さんも、ガーディアン・アワードの皆さんも本当にありがとうございました、また次回もよろしくお願いします」
優勝:Helpfeel尾崎さん「プロダクト/サービス賞もいただいて、総合優勝、本当に気になっていたんですが、前回のICC KYOTOで初参加で2位で、非常に全員で悔しい思いをして、今回参加企業も増えてという中で、『尾崎優勝しなきゃクビだ』と言われて来たので、なんとか無事に1位を獲れて本当に良かったなと思っております。
一方でまた9月のICC KYOTO2023でまた1位を、初の連覇を獲れるようにまたブラッシュアップしていきたいと思います。今回参加をしているメンバーはもちろん一丸となって頑張ったのですが、一方でプロダクトをしっかり評価いただいて、そこは社内に戻ってしっかりエンジニアにもフィードバックをしたいと思います。
改めてより自信を持って営業側も提案できるツールというのを自負しましたので、引き続き多くの企業様にお喜びいただけるように精進したいと思います。ありがとうございました」
会場にいたメンバーが全員壇上へ移動して、優勝企業の記念撮影。なんとその中には社長の洛西 一周さんもいた。
▶検索ワードから、ユーザーの意図をマッチングして顧客体験の質を高める「Helpfeel」(ICC KYOTO 2022)
「ありがとうございます。本当に全部尾崎が言ったとおりなんですけど、前回UPSIDERさんに負けて2位というところで、もう全チームで一丸となって今回準備してくれました。本当にありがとう!
尾崎の靴を見てください。こっそり黙ってHelpfeelカラーです。
(会場笑)
本当に頑張らせていただきました。ありがとうございます!」
最後は準備から、参加企業の皆さんとのリレーション、このガーディアン・アワード結果発表に至るまでの運営を担ったガーディアン・アワードのメンバーも全員挨拶をした。
すべての発表が終わったあとは、各社チームが次々と壇上に集まり、記念撮影大会となった。今までそくさとブースを畳んで会場を後にしていたブース担当者の姿はない。どのチームも楽しそうで、やりきった表情をしていたのが印象的だった。
◆ ◆ ◆
マネーフォワード稲村さんが言ったように、運営チームも含めて展示企業の皆さんが一丸となって、学び合って高めあったガーディアン・アワード。スポンサー企業にも会場を盛り上げる大きな貢献、リソースを求め、競わせるということは、今までの常識になじまないかもしれない。
しかし真剣に取り組んだ成果は、結果発表の各社のスピーチにあったように、審査員へプレゼンをするにあたって自分たちのプロダクトやサービスを見つめ直し、より仕事が自分ごととなって新たな発見や改善点を見つけ、切磋琢磨する仲間を社外にも見つけ、結果的にチームビルディングのような効果も得られているように見えた。
スポンサー企業は、毎回大きく入れ替わることがないため「箱根駅伝のように競う」というのがガーディアン・アワードのコンセプトである。Helpfeelが連覇するのか、UPSIDERが首位奪還するのか、はたまた新星が優勝をさらうのか、賞の行方もさることながら、各社ブースや現場の力の進化も見逃せないアワードになりそうである。
(終)
▶ICCサミットや登壇企業の最新情報を随時お知らせ。公式Twitterをぜひご覧ください!
▶新着記事を公式LINEでお知らせしています。友だち申請はこちらから!
▶ICCの動画コンテンツも充実! YouTubeチャンネルの登録はこちらから!
編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/戸田 秀成