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「Huber. TOMODACHI GUIDE」は訪日外国人旅行者の動向とニーズを的確につかむ【F17C-HUB #2】

ICC FUKUOKA 2017 Session 1B カタパルト「Huber.」

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Huber.(ハバー)紀陸 武史さんのプレゼンテーションを2回シリーズでお届けします。(その2)は、訪日外国人旅行者向けガイドマッチングサービス「Huber.TOMODACHI GUIDE」事業の可能性・優位性や事業展開のステップについてお話し頂きました。ICCカンファレンス FUKUOKA 2017 スタートアップ・コンテスト「カタパルト」プレゼンテーションの書き起こし記事です。ぜひ御覧ください。

スタートアップビジネスの「エコシステム」を構築し、日本の起業家を支援するプログラム「IBM BlueHub」は「カタパルト(CATAPULT)」のオフィシャル・サポーターです。

本記事で特集しております8分間のプレゼンテーションを行う「CATAPULT(カタパルト)」のプレゼンターを募集しております。「スタートアップ」「IoT/ハードウエア」「リアルテック」「カタパルト・グランプリ」の4カテゴリーで募集しております。ぜひ募集ページをご覧ください。


【登壇者情報】
2017年2月21日・22日・23日開催
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017
Session 1B
CATAPULT(カタパルト) -スタートアップコンテスト-
Supported by IBM BlueHub

(プレゼンター)
紀陸 武史
株式会社Huber.
代表取締役CEO

1977年、東京都生まれ。株式会社Huber. 代表取締役CEO。
ソフトバンク 孫正義社長の後継者育成を目的として設立された「Softbank Academia」の外部一期生。300名の在学生の1人として、孫正義氏の経営哲学を学んでいる。前職はフリーランスのビジネスプランナーとして、電通にて未踏領域(ビックデータ・機械学習・IoTなど)の新規事業・サービス開発のPMとして活動後、2015年4月に株式会社Huber.を設立。現在に至る。提供するサービス名は、TOMODACHI GUIDE。パーソナライズされた旅行体験を望む訪日外国人旅行者と、国際交流を望む日本人(主に大学生)をガイドとしてマッチングするプラットフォームサービスを提供中。従業員数は34名。鎌倉・東京・札幌・京都・別府の5エリアにてサービス展開中。ガイド数は約400名に拡大している。

訪日外国人旅行者向けガイドマッチングサービス「Huber. TOMODACHI GUIDE」の配信済みの記事

▼Part 1のハイライト▼

Huber. 「TOMODACHI GUIDE」は国際交流をしたい日本人と、ガイドされたい外国人のマッチングサービスです。

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提供するのは「一緒に楽しむ」感動体験です。

私自慢のローカルツアーや、自宅に招いてホームディナーなどパックツアーでは実現できなかった、自由でユニークな旅の体験を提供しています。

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旅先に友だちがいると、いろいろと安心ですよね?

事前相談を通して「旅前」に信頼関係を築き、その上でガイド当日を迎えるからこそ、「やっと逢えたね」から旅が始まります。

このような旅がつまらなくなることは少ないですよね。「TOMODACHI GUIDE」のレビュー記載率は、70%を超えます。とにかく満足度の高いサービスだと思っています。

ゲストの使い方もとってもカンタンです。ツアーを探して、相談して、予約するだけです。

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国際交流を望むなら誰でもガイドになれます。

「TOMODACHI GUIDE」が全国各地で4,000万人の訪日外国人旅行者を出迎え、言葉の壁を超えて、様々な地域、産業に送客していきます。

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▲Part 1のハイライトはここまで▲

▼Part 2 はこちらから▼

紀陸 「Huber.TOMODACHI GUIDE」は今までのガイドの常識を覆し、新たな価値を創造していきます。

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続いて実現性、優位性についてご説明します。

外国語での有償ガイドに係る法務課題をクリア

訪日外国人に対して有償のガイドを行うためには「通訳案内士法」の問題がありました。

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「有償」で「外国語を使って」「自分の知識で案内を行う」場合は通訳案内士資格が必要となります。つまり、無資格でガイドを行った場合は有償のガイドマッチングサービスは違法になります。

私たちはその法律を「ペアガイド」でクリアしました。

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有償で通訳するだけなら資格はいりません。有償で案内するだけなら資格はいりません。

だったら通訳と案内を分けて、ペアでガイドをすればいい、というシンプルな発想です。これは観光庁からもお墨付きを頂いております。

またペアガイドにはさらに多くの可能性があります。

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ペアになるのは日本人の大学生同士だけではなく、留学生とのペアも生まれています。これは実際に動き出していますし、とても良い関係性だと感じます。

その他にも、若者は英語はできても知識経験が乏しかったりするので、例えば農家の方や伝統工芸の職人さんと共にガイドする、なども良いです。

課題は多いですが、実現させる意義は大きいと感じています。

知的財産化/事業リスクに細かく対応

この”ペアガイド”は、Huber.の大きな強みの1つです。ですので特許も取得しました。1年がかりで国内特許は取得完了し、現在は国際特許として出願も進めています。

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その他にも事業リスクは様々考えられますが、1つ1つ丁寧に向き合って解決してきました。

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続いて進捗中のパートナーシップについてです。

「Huber.TOMODACHI GUIDE」から様々なパートナーへ送客

「Huber.TOMODACHI GUIDE」は、インフラ系事業者の方々との相性が抜群です。多くの町に、個人旅行客(FIT)に好まれるユニークな体験を量産できます。

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多くのインフラ系事業者のパートナーがおりますが、とりわけ東急電鉄の皆様には多大なご支援と期待を頂いており、事業共創が大いに進んでいます。

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またリサーチ事業もしっかりと形になってきました。

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ガイドがアテンドすることで、今までブラックボックスだった「訪日外国人旅行者の動向」を的確に可視化することができ、”次に繋がる” 示唆に溢れたレポートを提供できています。

これは今後の地方創生・観光立国の推進にも大いに貢献できると感じています。

Huber.のガイドが「まち」を繋ぐ

自治体連携としては、2016年11月に大分県への立地表明を行い、大分県・別府市の皆様からは多くのご支援を頂いております。

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次は自治体・観光DMOの皆様との連携について触れます。

Huber.とは、まちをつなぐHUBです。

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ガイドが「まち(町)」の魅力を繋いでいきます。

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その「まち」の人が、バラバラをつないで、地域の魅力を創ります。

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訪日外国人旅行者は案内されながら、「まち」にお金を落とします。

またガイドが得たフィーもまた、地域の中で大半が使われていきますので、「まち」にお金が回るようになります。とても公共性が高いサービスなのです。

ここで重要になるポイントは、そのお金の出所が「訪日外国人旅行者のお財布」であることです。

これは既得権益や利害が発生しにくいお金ですし、あればあるだけ嬉しいお金です。だから地域の合意形成が非常に図りやすいのです。

彼らのニーズが見えてくるのです。

ガイドするからこそ見える訪日外国人の動向とニーズ

またガイドがアテンドするので、外客の回遊がわかり、彼らのニーズが見えてくるのです。

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大きな「まちづくり」の指針を掲げた上で、増え続ける訪日外国人観光客のニーズに応え続け、変化し続けていかなければ、どんな地域も、事業も、サービスも、継続的な成長は望めません。

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Huber.が地域に入れば、多様で捉え辛い訪日外国人観光客(外客)のニーズを的確に捉えられます。

そしてそれがあれば、地域もまた最適化し続けていくことができます。訪日外国人向けの取組みに対して、しっかりとPDCAを回すことができます。

目指す事業展開のステップ

最後に事業展開イメージについてです。

1年目は研究・検証期間です。鎌倉にて事業モデルの検証を行いました。

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2年目は土台作りです。

展開エリアを東京・京都・札幌・別府と拡大させ、エリア間の相互送客や地域展開のスキーム仕様化などを推進しつつ、サービスデザインを大幅にブラッシュアップさせました。

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そして3年目の今年(2017年)は飛躍の年です。

展開エリアを福岡・広島・仙台に拡大させ、多くのパートナーとも連携を図り、本格的な利用者拡大を図っていきます。

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そしてその先の未来は、ガイドがゲストに、ゲストがガイドに、と転換を繰り返しながら、世界中に”利用者の輪”が広げていくこと。

「世界中に1人でも多くの友だちを増やしたいと願う人」たちが集い、出会い、旅を楽しむ。そんな国境や文化を超えた世界的なコミュニティを創りたい。

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次世代の”心のインフラ”を創り上げたいと本気で思っています。

“世界中の人たちを友だちに”

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これがHuber.が唯一掲げる企業理念であり、活動指針です。その未来を信じて、ここからさらに頑張っていこうと思います。

ご清聴ありがとうございました。

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(終)

編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆

Huber.紀陸武史さんのプレゼンテーション動画をぜひご覧ください。

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