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「極めよう、『食』と『心』を。」【F17-7D】セッションの書き起し記事をいよいよ公開!7回シリーズ(その1)は、<食×心>という切り口で会場の参加者が関心があるテーマは何か?について話しました。是非御覧ください。
ICCサミットは新産業のトップリーダー600名以上が集結する日本最大級のイノベーション・カンファレンスです。次回 ICCサミット FUKUOKA 2018は2018年2月20日〜22日 福岡市での開催を予定しております。参加登録は公式ページをご覧ください。
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【登壇者情報】
2017年2月21日・22日・23日開催
ICCカンファレンス FUKUOKA 2017
Session 7D
極めよう、「食」と「心」を。
(スピーカー)
川上(全龍)隆史
宗教法人 春光院
副住職
高島 宏平
オイシックス株式会社
(現オイシックスドット大地株式会社)
代表取締役社長
松嶋 啓介
株式会社Accelaire 代表取締役
KEISUKE MATSUSHIMA 総料理長
(スピーカー&モデレーター)
石川 善樹
株式会社Campus for H
共同創業者
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石川善樹氏(以下、石川) 早速皆さまよろしくお願いします。
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石川 善樹
株式会社Campus for H
共同創業者
予防医学研究者、博士(医学)
1981年、広島県生まれ。東京大学医学部健康科学科卒業、ハーバード大学公衆衛生大学院修了後、自治医科大学で博士(医学)取得。「人がより良く生きるとは何か」をテーマとして、企業や大学と共同研究を行う。専門分野は、予防医学、行動科学、計算創造学など。講演や、雑誌、テレビへの出演も多数。NHK「NEWS WEB」第3期ネットナビゲーター。著書に『仕事はうかつに始めるな―働く人のための集中力マネジメント講座―』、『疲れない脳をつくる生活習慣』(プレジデント社)、『ノーリバウンドダイエット』(法研社)、『最後のダイエット』、『友だちの数で寿命はきまる』(ともにマガジンハウス社)、『健康学習のすすめ』(日本ヘルスサイエンスセンター)がある。
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この「食」と「心」を極めようというセッションは、人気があるんでしょうか?
2階席の方、聞こえていますか~。
(会場笑)
▶︎編集注:2階席はありません(立花)。
こんなに人が入るとは思わなかったのですが、私は実はモデレーターが苦手で、どのようにモデレートすればいいのか色々考えましたが、高島さんにお願いしちゃおうと思って、突然ですが席変わっていただいてもいいですか。
(石川氏と高島氏の座席を交換)
「モデレーターをお願いします」というモデレートです。
(会場より拍手)
極めよう、「食」と「心」を。
高島宏平氏(以下、高島) このセッションは、松嶋さんが「食で何かセッションをやりたい」と言ってやることになりましたが、何をやりたいかをはっきり言わなかったので、「『食』と『心』を極める」というすごく適当な名前がついてしまったんですよね。
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高島 宏平
オイシックス株式会社
代表取締役社長
神奈川県生まれ、東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻修了後、外資系経営コンサルティング会社のマッキンゼー日本支社に入社。2000年5月の退社までEコマースグループのコアメンバーの一人として活動。2000年6月に「一般のご家庭での豊かな食生活の実現」を企業理念とするオイシックス株式会社を設立し同社代表取締役社長に就任。2013年3月に東証マザーズに上場。その他、2007年には次世代のリーダーの1人として、世界経済フォーラムのYoung Global Leadersに選出される。同年、NPO法人「TABLE FOR TWO International」の理事となり世界の食糧問題に関わる活動に積極的に参加。2011年3月の大震災後には、一般社団法人「東の食の会」の発起人として復興支援活動を精力的に実施。2016年には越後妻有を魅力ある地域にしていくことを目的としたNPO法人「越後妻有里山協働機構」の副理事に就任し活動の場を広げている。
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(会場笑)
石川 どれくらい「食」や「心」に関係している人がいらっしゃっているか聞いてみましょう。
高島 この中で食品業界の方はどれくらいいますか。
石川 一人ですね。
高島 では、他のセッションに行くの疲れちゃったのでここに来た、という人はどれくらいいますか。
これマイク必要ですか?
石川 いらないですよね。
高島 マイクを通さないといけない、ということはありますか。
スタッフ 書き起こし用にマイクが必要です。
▶︎編集注:危ないところでした(立花)。
高島 では、書き起こし用にマイクを使いましょう。
皆さん食に関してすごく関心があると思うのですが、何を聞けばいいのか分からないので、まず皆さんが何に関心があるのかを聞かせてください。
何を食べればパフォーマンスが上がる?
参加者1 「オフィスおかん」というサービスをやっています、株式会社おかんの沢木と申します。
法人の中で食事を提供するサービスをやっているので、人のパフォーマンスや心と食事がどう影響するのか、食事が良くなることによって心が変わるとか、心がどう変われば食事にどう変化が与えられるとか、そのあたりの話題がでるのかなというイメージで参りました。
石川 何をどう食べれば健康やパフォーマンスにいいのかということですか。
参加者1 そうですね、そしてそもそも心を良く保つために食事は何なのかという話です。
高島 まさに今それを聞こうと思っていました。
もう少し聞いてみましょう。
参加者2 JINSというメガネ屋で、JINS MEMEというメガネを開発しています井上と申します。
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井上 一鷹
株式会社ジンズ
JINS MEME Gr 事業開発担当
1983年生まれ。慶應義塾大学理工学部卒業後、戦略コンサルティングファームであるアーサー・D・リトルに入社し、大手製造業を中心とした事業戦略、技術経営戦略、人事組織戦略の立案に従事。2012年にジェイアイエヌに入社(現在の社名はジンズ)。社長室、商品企画グループマネジャー、R&D室マネジャーを経て、現在はJINS MEME Gr事業開発担当。
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今JINS MEMEでは、集中力を図って生産性を上げるとか、法人も人事がいかにして働き方改革をするか、という話の中でこれをどう使うかを考えています。
会社全体で味覚をどのようにいじると人は生産性が上がるのかとか、栄養の切り口でいうと例えば昼間は低GIにしたほうがいいなど色々な話がありますよね。
「働き方を良くする」「生産性を上げる」という少し乾いた方の切り口で見ると、食はどうあるべきで、会社側からそれをどうアプローチすべきかというところを聞いてみたいと思っています。
石川 お二人の関心は結構似ていますね。
もう一人ぐらい聞いてみましょう。
食と心はつながっているのではないか
参加者3 株式会社YOUTURN(ユーターン)の中村と申します。
私はもともとみんなのウェディングという会社で役員をやってましたが、上場した前後で躁鬱病にかかってしまいました。
その後、松嶋さんのレストランに伺ったり、病気を治療するために瞑想を生活の中に取り入れ毎日15分から30分瞑想したりするとすごく体調が良くなったという経緯があります。
私が病気になったタイミングで妻も乳がんになり、その後完治することはできたのですが、その過程で夫婦ともに「食」や「健康」というところにアンテナが高くなり、最近は腸内細菌について妻が積極的に勉強をし始め、自分で味噌や醤油を作ったりしています。
私も細菌を毎日摂取するようにすると、心・精神がすごく強くなったというか安定してきたという側面がありました。
そこで今日、心と食というテーマが掲げられていたので、まさにこれは切り離されたものではなくて繋がっているものだと自分は思っているのですが、皆さんのお考えもお伺いしたいですし、皆さまがご自身の生活の中で取り入れられている方法論も是非参考にさせていただければと思います。
松嶋啓介氏(以下、松嶋氏) 石川さんに聞いちゃだめです、いつもぶれているので(笑)。
参加者3 石川さんの本も楽しく読ませていただいていますし、オイシックスも毎週家に届いています。
高島 ありがとうございます。
参加者3 今日は素晴らしいセッションだと思って参りました。
高島 思いがけず高い期待値を引き出しちゃいましたね。
松嶋 まず一言、皆さんの質問から言わせてもらっていいですか。
高島 ちょっと待ってください(笑)。
松嶋 わかりました(笑)。
高島 パフォーマンスと食の関係というのが最初の2人で、あとは予防医学だったり、病気になった後の食事の話しで、2つのテーマが出ましたが、あともう1つぐらいテーマがあるといいなと思うのですがいかがですか。
味覚とITが組み合わせられるとどうなる?
参加者4 リクシィの安藤と申します。
リクシィはウェディング系とネットを掛け合わせて色々な事業を行っている会社です。
昨日のセッションでは視覚とIT、触覚とITという形でIoTが変化していくという話がありましたが、味覚とITが進化していくと世の中どのように変わっていくのか、なかなかイメージが湧かない部分があります。
食とITというのはあると思いますが、味覚の場合はどんなことが考えられるか?という話題が出てきたら嬉しいなというのが1つです。
もう1つは、インターネット業界に8年、ブライダル業界には長年いたのですが、インターネット業界は「世界を変えていく」というモチベーションがすごく強い。
ブライダル業界は「人の幸せを」という形でまとまっています。
社会をもっとよくするためにはどうすればいいかということを考えると、ネット系の方よりはブライダルの人たちの方が人により近いという感じがあり、とはいえ食と心というテーマを置いた時に、ネット系なんだけれどもそれに近い方々がどんな話をされるのかな、ということに興味がありやってきました。
高島 味覚の数値化の取り組みは丁度今やっているところですね。
そのあたりの話も踏まえて3つ、パフォーマンスの話、健康の話、IT、数値化、定量化といった話、これらを踏まえて話していきますか。それともテーマを搾りますか。
(続)
編集部よりシリーズの予告
お読み頂き、ありがとうございます。本シリーズは、以下のテーマと日程で配信されます。ぜひ毎日御覧ください!
10月16日:【新】極めよう、「食」」と「心」を。【F17-7D #1】
10月17日:精進料理は菜食主義ではなく精神集中するための食事(川上全龍)【F17-7D #2】
10月18日:食には「アッパー系」と「ダウナー系」の2種類がある(石川善樹)【F17-7D #3】
10月19日:「自炊率が高い国ほど肥満率が低い」まずは一汁一菜の朝食作りから始めよう!(石川善樹)【F17-7D #4】
10月20日:締めのラーメンは横並びで食べよう【F17-7D #5】
10月23日:戦国時代の抹茶は現代におけるレッドブル(石川善樹)【F17-7D #6】
10月24日:【終】ティータイムを作ることで社員が本音を語ってくれる(川上全龍)【F17-7D #7】
以上
(続)
次の記事を読みたい方はこちら
続きは 精進料理は菜食主義ではなく精神集中するための食事(川上全龍) をご覧ください。
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編集チーム:小林 雅/榎戸 貴史/戸田 秀成/横井 一隆/立花 美幸/ 城山 ゆかり
【編集部コメント】
食×心と聞くと「なぜ組み合わせたのだろう」と思うかもしれませんが、読み進めていくと面白いお話になっています!(立花)
他にも多く記事がございますので、TOPページからぜひご覧ください。
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