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ICCサミット KYOTO 2019 大人の教養シリーズ「人生は旅である。旅についてアツく語ろう」(90分拡大版)の全文書き起こし記事を全5回シリーズでお届けします。初回は登壇者5人が自己紹介を兼ねて自分の旅スタイルの紹介からスタート。嬉々として語る5人から、のっけから”普通じゃない”雰囲気が漂います。ぜひご覧ください!
▶ICCパートナーズではコンテンツ編集チームメンバー(インターン)を募集しています。もし興味がございましたら採用ページをご覧ください。
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回250名以上が登壇し、総勢900名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。 次回ICCサミット KYOTO 2020は、2020年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録などは公式ページをご覧ください。
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【登壇者情報】
2019年9月3〜5日
ICCサミット KYOTO 2019
Session 10D
大人の教養シリーズ
人生は旅である。旅についてアツく語ろう(90分拡大版)
(スピーカー)
大前 創希
DRONE FUND
共同代表パートナー
小田 健児
株式会社 電通
クリエーティブプランナー
西井 敏恭
株式会社シンクロ 代表取締役 /
オイシックス・ラ・大地株式会社 執行役員CMT
宝槻 泰伸
探究学舎
代表
山下 貴嗣
Minimal -Bean to Bar Chocolate- 代表
(株式会社Bace 代表取締役)
(モデレーター)
宮宗 孝光
株式会社ドリームインキュベータ
執行役員
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「大人の教養シリーズ 人生は旅である。旅についてアツく語ろう」の配信済み記事一覧
宮宗 孝光さん(以下、宮宗) いよいよ始まりました。今回は90分で、テーマは旅です。
登壇者の皆さんが手に何かを持っているのにお気づきかと思います。
皆さんが持っているスケッチブックを活用して、今日は皆さんがどんな体験をしているか、どんな興味を持っているのかについて、インタラクティブにやり取りできる場にしたいと思っています。
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宮宗 孝光
株式会社ドリームインキュベータ 執行役員 /
DIMENSION株式会社 代表取締役
1974年生まれ。東京工業大学・大学院を卒業後(飛び級)、シャープ株式会社を経て2002年ド
リームインキュベータ入社。大企業とベンチャーの戦略策定、幹部採用、M&A、提携などを推
進。現在、国内ベンチャー投資・上場支援事業を統括。4社の上場、3社の東証一部上場企業へ
のMBOに貢献。直近の出資・支援先はSHOWROOM、五常・アンド・カンパニー、AnyMind
Groupなど。2006年から起業家との勉強会を主催。メンバー17名中、10名が上場。2019年、総
額50億円の国内ベンチャー投資ファンド「DIMENSION」を組成し代表取締役に就任。「正し
い起業家 と 事業の創出」をビジョンに、起業家支援に注力。
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一応、質問は5問用意していますが、状況を見つつ、流れは変えていきますね。
まずは最初の質問です。
「普段(もしくはこれまでに)どんな変わった独自のスタイルの旅をされてきましたか?」
では皆さん、答えを、スケッチブックに書いてください。準備できましたか?
まずは、「してない」と書いた(笑)、宝槻さんからお願いします。
「旅をしていない」宝槻さん、赤道直下中心の山下さん
宝槻 泰伸さん(以下、宝槻) 初めまして、宝槻と申します。中高生向けの学習塾を経営しています。
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宝槻 泰伸
探究学舎
代表
幼少期から「探究心に火がつけば子どもは自ら学び始める」がモットーの型破りなオヤジの教育を受ける。高校を中退し京大に進学。次男、三男も続き、リアルオヤジギャグ「京大三兄弟」となる。開発期間5年、子ども達が「わあ!すごい!」と驚き感動する世界にたった1つの授業を求めて、北海道から沖縄まで、時にアメリカ・ヨーロッパ・アジアからも親子が集まる。2018年はのべ約4,000人が参加。出演『ニッポンのジレンマ』『情熱大陸』など多数。5児の父。
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僕はなぜこのセッションに呼ばれたか分かっていません。なぜなら、旅をしていないからです(笑)。
(一同笑)
しかし、「人生は旅である。」というセッションタイトルに共感しています! その観点から、独自のバリューを発揮していきます。
宮宗 ありがとうございます(笑)。では次、山下さん、お願いします。
山下 貴嗣さん(以下、山下) 初めまして、Minimalというチョコレートのブランドを創っている山下です。
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山下 貴嗣
Minimal -Bean to Bar Chocolate- 代表 /
株式会社Bace 代表取締役
(株)リンクアンドモチベーション入社後、新規事業立上やマネジメントを経験し、「Minimal -Bean to Bar Chocolate-(ミニマル)」を設立し、現在都内に5店舗2工房を展開。年間4か月強は、赤道直下のカカオ産地に足を運び、良質なカカオ豆の買付と品質改善に取り組む。独自製法を考案し、設立3年で世界最高峰のチョコレート国際品評会で部門別最高金賞を日本ブランドで初受賞後、4年間で61賞を受賞。グッドデザイン賞特別賞「ものづくり」受賞やWIRED Audi INNOVATION AWARD 2017 30名のイノヴェイター等に選出。新しいチョコレートブランドとして、カカオ農家貧困解決とモノづくり追究とビジネスのスケーラビリティの実現を目指す。
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僕は、旅と言っても仕事に近いのですが…、チョコレートの原料であるカカオ豆は南国のフルーツです。ですから、北緯南緯20度以内を旅します。
スターバックスのお店に、コーヒーベルトという絵がありますよね。あれは、北緯南緯25度以内を指しています。
▶チョコレートとコーヒーの甘い関係 [Coffee](Starvucks Coffee Japan)
カカオ豆は赤道直下で採れますので、年に4ヵ月間くらいは赤道直下にある国にいます。
ですから僕の旅は、赤道直下、ジャングル、南国、がキーワードですね。
宮宗 ありがとうございます。宝槻さんと山下さんの話ですでに、ベクトルが合うかどうか心配なのですが(笑)、どんどん発散させるセッションにしていきたいと思っています。
大前さんが書かれていることも気になりますね。旅なのに、「Google」?
計画性は両極端、廃墟を愛する大前さん&西井さん
大前 創希さん(以下、大前) DRONE FUNDの大前です、よろしくお願いします。
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大前 創希
DRONE FUND
共同創業者/代表パートナー
2002年、Web/ITコンサルティングの(株)クリエイティブホープを創業(現会長)。2014年よりドローングラファとして活動(2016年3月ドローンムービーコンテスト2016 準グランプリを受賞。2018年3月~8月に放送された読売テレビ・ドローン絶景紀行の総合監修を担当)し、ビジネス・ブレークスルー大学/大学院の教授職(専門はデジタルマーケティング)も兼任。
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僕はドローンで空撮するのが大好きなので、旅に出る前にGoogleマップやGoogle Earthを見て、「ここを撮ったら面白そうだな」とプレ体験するのです。それで旅のプランを立てるのが大好きです。
それで見つけたところもあります。たまに、チンセンを見つけるんですよね。
宮宗 チンセンとは何ですか?
大前 沈没した船。
(一同笑)
宮宗 (笑)おかしいですよね!
大前 この沈船やばい!ここに行きたい!!……となるわけです。
西井 敏恭さん(以下、西井) 廃墟もよく行っていますよね。
大前 そうそう。
西井 僕、大前さんとは旅仲間なので、結構廃墟とか一緒に行くんですよ(笑)。
大前 そうそう、廃墟はいいよね!
西井 まあ、いいかどうかは分かりませんが……。
宮宗 大前さん、西井さんが否定していますよ!
西井 うん、いい、廃墟いい!(笑)
宮宗 (笑)では次は西井さん、お願いします。
西井 僕はバックパッカーで、世界一周を2、3回しています。
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西井 敏恭
株式会社シンクロ 代表取締役 /
オイシックス・ラ・大地株式会社 執行役員CMT /
GROOVE X株式会社 CMO
2013年年末までドクターシーラボにてデジタルマーケティングの責任者を務めるなど、Eコマースのマーケティングを10年以上。デジタルマーケティングとの関わりは2001年に二年半世界一周の旅にて、人気サイトとなったこと。三冊の旅行記と一冊のマーケティング書籍を出版。現在はCMOサポートのサービスを展開する株式会社シンクロの代表取締役および オイシックス・ラ・大地株式会社の執行役員CMT(チーフマーケティングテクノロジスト)として国内大手からスタートアップ企業のマーケティングアドバイザーを行いながら、次世代のEC戦略を先導している。
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1泊200円、300円の宿に泊まって、飛行機ではなくバス移動というような旅行をしながら2年半くらい世界一周していました。
”有休バックパッカー”小田さん
小田 健児さん(以下、小田) 有休 ✕ 旅ですね。
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小田 健児
株式会社 電通
クリエーティブプランナー
テレビCMから先端テクノロジーを活用した都市開発まで、世の中に求められるクリエーティブに幅広く対応。遊び心あるインタラクティブなクリエーティブを特に得意とする。電通宇宙ラボを創設し宇宙系のキャンペーンも多数手掛ける。小学生のときに任天堂“ファミリーベーシック”でBASICプログラムに触れて母親を喜ばせて以来、1人でも多くの人をクリエーティブやモノづくり喜ばせたいと願う。早稲田大学在学中にアメリカ西海岸にIT留学して電通に入社。ACCグランプリ、ADFESTグランプリ、ONE SHOW GOLD、グッドデザイン賞など国内外の受賞多数。ADSTARSやSpikesなど海外広告賞の審査員も経験。
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もともと仕事関係の撮影で国内や海外に行くのですが、2018年、思い切って”有休バックパッカー”と称して、たまった有給休暇40日をまとめて活用し、土日含めて56日間、北海道から沖縄まで毎日違う温泉に入る旅をしました(笑)。
旅に出るには、その時間を捻出しなければいけませんから、持っている時間を全て使おうと思ったのです。
行くための時間をいかに作るかというのを極めた結果、持っている休みを今年も100%有休を使うようにしています。
宮宗 ここから先、きれいな風景や動画などもありますので、ぜひ楽しみにご覧ください。このように、変わったメンバー5人で進めていきます!
旅で印象的だったことは?
宮宗 では、2つ目の質問です。
「印象的だったこと、楽しかった旅先について教えてください」
山下 ひとつネタを話させてください。僕は、旅で行く場所が危ないので、靴は鉄板が入っています。
つまり、針とかを踏んでも痛くないという靴でして、今日はこのセッションのために張り切って履いてきたのですが、日本で履くと足が痛いです(笑)。それだけ言いたかったです(笑)。
西井 そういう靴、持っている人あんまりいないですよね(笑)。
大前 それ、Facebookの広告でしょっちゅう見かけます!
西井 大前さん、おかしいですね(笑)。
山下 僕と同じセグメントなんですね!
宮宗 では皆さん、スケッチブックを前に出してください。変な回答ばかりですね……今回は、小田さんからお願いします。
サンタモニカ・釧路・キューバ(小田さん)
小田 印象的だった旅先は、ロサンゼルスのサンタモニカと北海道の釧路です。
宮宗 違うタイプの2都市に見えますが?
小田 いえ、共通点があります。
まず2018年の”有休バックパッカー”では、北海道の釧路から旅立って、沖縄で終わろうとしました。
東京の羽田空港で、人が出社してくるのとは逆の方向に向かって、釧路で解放感を感じて車を借りてスタートしたので、とても爽快感がありました。
一方、学生時代にアメリカに留学していたのですが、初めて着いたのがサンタモニカだったので、自由を感じたからですね。
宮宗 キューバとも書かれていますね。
小田 キューバは撮影で訪れたのですが、人がとても温かかったのです。モノはないのですが、人同士が優しいんですよね。
西井 いつ頃行ったのですか?
小田 5、6回訪れていますが、10年前から4、5年前にかけてですね。
西井 キューバはまだ、社会主義からまだ変わっていないですよね。
小田 変わっていないですね。行くなら今がチャンスだと思いますね。
ギャング、強盗(山下さん)
西井 山下さん、赤道仲間としてはどうですか?
山下 キューバは最高ですね。
僕は「ギャング、強盗」と書きました。ギャングに会ったこともあるのですが、彼らの家に泊まった時「どうやって稼いでいるの?」と聞くと、「強盗」と真顔で言うんですよね。
(会場笑)
それは結構やばいじゃないですか。絶対ギャグだなと思っていたのですが、自分の子どもはギャングにしたくないからこそギャングをしているという切実な人は、ジャマイカやキューバには本当に存在します。
西井 僕はめちゃくちゃ分かりますが、みんなにはきちんと伝わっているかな(笑)?
牛?(西井さん)
宮宗 そんな西井さんの、印象的だった旅先は?「牛?」と書かれていますが……。
西井 これは、アルゼンチンのパタゴニアを旅行していた時の写真です。
僕は海外では、レンタカーを借りてドライブすることが多いのです。
馬なんかはたくさんいるのですが、これは、通り過ぎた後に「ん?」と思った動物です(笑)。
「あれ?何か違和感あるな」と思って後ろを振り向いたら、こいつがこっちを見ていました(笑)。
宮宗 これは牛ですか?馬ですか?
西井 馬ですね。
大前 本当に?
西井 馬です! これは面白かったので普段ネタにしていて、「面白い写真見せて」と言われると見せます。
ただ、うちにいるモンゴル人のエンジニアにこれを見せても、何が面白いのか分からないと言われました。モンゴルには、こういう馬がいっぱいいるらしく(笑)、縁起の悪い悪魔の馬と言われているようです。
謎の民族に襲われる(西井さん)
西井 それからもう一つ、これですね。
(壇上・会場、写真を見て爆笑)
パプアニューギニアという島に行った時のものです。
パプアニューギニアは人口が少ないのですが、100くらいの民族が住んでいます。
有名なのは、コテカです。皆さん、コテカって知っていますか?
▶コテカを身に着けて生活する原住民ダニ族について
10年後には消滅か 指を切り落とす「ダニ族」が悩む「後継者問題」(文春オンライン)
あれ?通じない……。
山下 僕には通じてます!
西井 コテカは特別な男性用装身具を身につけている人たちで、僕は彼らに会いたかったのです。
とりあえずパプアニューギニアに旅行に行ったけど、当時はコテカという名前すら知らなかったので、ネット検索してもちょっと変な画像ばかり出てきて、ロクな情報を見つけられませんでした。
その島にはたどりつけないけれど、ドラクエみたいに、「この人に会いたいんだけど」と、コテカが着いているジェスチャーをしながら町の人に聞き回っていました(笑)。
そしてバスに乗りながら2日ぐらい山へ行き、その村に入った時、この写真に写っている人たちが僕を襲ってきたのです!
(会場爆笑)
(続)
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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/大塚 幸/戸田 秀成
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