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ICC FUKUOKA 2024 カタパルト・グランプリに登壇いただき4位に入賞した、ベター・プレイス 森本 新士さんのプレゼンテーション動画【老後だけでなく退職・休業・休職時でも受け取れる企業年金で、簡単に資産形成できる社会をつくる「ベター・プレイス」(ICC FUKUOKA 2024)】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に学び合い、交流します。次回ICCサミット KYOTO 2024は、2024年9月2日〜 9月5日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。
本セッションのオフィシャルサポーターはAGSコンサルティングです。
▶【速報】不要品の回収から選別・再流通まで一気通貫の循環インフラを構築する「PASSTO」(ECOMMIT)がカタパルト・グランプリ優勝!(ICC FUKUOKA 2024)
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【登壇者情報】
2024年2月19〜22日開催
ICC FUKUOKA 2024
Session 6A
CATAPULT GRAND PRIX (カタパルト・グランプリ)- 強者が勢揃い –
Sponsored by AGSコンサルティング
森本 新士
ベター・プレイス
代表取締役社長
HP | X(旧Twitter)
アリコジャパン、スカンディア生命を経て2007年に独立系の運用会社を起業するも、経営者としての経験不足とリーマンショックが相まってお金が集まらず、 自ら設立した会社を追われる。 痛恨の想いを糧に、2011年ベター・プレイス創業。2018年「福祉はぐくみ企業年金基金」設立。同基金は設立5年半で加入者数5万人・資産残高200億円を突破。
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森本 新士さん ベター・プレイスの森本です。
ビジネスを通じて、貧困のない世界を目指しているスタートアップです。
お金の心配をしなくてもすむ世界を作りたい
少しだけ、自分の話をさせてください。
私が小学生の頃、両親が離婚しました。
母親は、僕らが普通の暮らしができるようにと、土日も休まずに働きました。
長じて父親の商売を手伝っていた弟は、事業の倒産により自己破産をしました。
まだ24歳だった頃です。
まっとうに生きている人が、お金の心配をしなくてもすむ世界を作りたい。
これが、起業の原動力になっています。
お金や資産形成に苦手意識を持つ人でもできる資産形成とは?
日本では現在、上位10%の人が持つ金融資産は、全体の6割を占めています。
普通の暮らしをしている50%の人は、全体の金融資産のわずか5%しか保有していません。
そういった方々は、お金や資産形成に苦手意識を持つ人が少なくなく、金融資産は預金のみに偏る傾向があります。
今年から新NISAが始まりましたが、当社のアンケート調査では、これまでNISAを利用していない人の約9割が「新NISAも利用しない」と答えています。
▶新NISA開始まであと1か月!【将来の資産形成に関する意識調査】現在NISAを利用していない人のうち、新NISAも「利用しない」と答えた人が約9割(PR TIMES)
こんな人々でも始められる資産形成とは、何でしょうか。
資産形成の支援のため、運用会社を起業
市井に暮らす人々の資産形成を応援したいと思い、33歳の時に私は運用会社を立ち上げました。
しかしお金は集まらず、創業3年で会社を追われました。
それでも思いは変わらず、38歳の時に2度目の起業を行いました。
それが、ベター・プレイスです。
保育・介護・ホテルで働く人々に合う資産形成を熟考
お客様には、保育、介護業界などで働くエッセンシャルワーカーの方や、ホテル業界などに関わる方が多く、彼らが手軽に資産形成できる仕組みがないかと考え続けました。
そうだ、職場経由で簡単に積み立てできればいいのではないかと考え、「はぐくみ企業年金」を作ることになりました。
2年がかりで厚生労働大臣の認可を取得し、66事業所、加入者1,700名で船出ができました。
▶保育業界の人材不足から全ては始まった。新しい企業年金「はぐくみ基金」誕生秘話(note)
加入者の声です。
「(動画内音声)
従業員Aさん:確実に自分の選んだ金額が貯まっていく。その引かれた分の手取りで自分のやりたいことも出来るっていうのが、私に合っているのかなと思って加入しました。
従業員Bさん:老後の貯蓄みたいなところも含め、今、子育てをしているんですけど、子育てのためのお金とまた切り分けてしっかり積み立てられているなということで、何か安心感がすごくある感じです。
最強の資産形成ツールでも中小企業の導入率は16%
そもそも企業年金とは、公的年金を補完するため、会社が従業員のために用意する年金制度です。
税制優遇が受けられたり、個人で証券口座を作る必要がなかったり、積み立てた額を非課税で受け取れたりするので、最強の資産形成ツールと言えます。
しかし、導入しているのはほとんどが大企業ばかりで、従業員100名未満の会社では、わずか16%しか導入していません。
中小企業やスタートアップ、エッセンシャルワーカーにフィットする年金を作りたい。
それがはぐくみ企業年金です。
一般的な企業年金と「はぐくみ企業年金」の違い
一般的な企業年金との違いをご説明します。
加入者は元本保証で損をしないため、投資初心者でも安心して始められます。
スマホで簡単に積み立てができて、60歳を待たず、退職した時や休業・休職した時にも受け取れます。
このように、給与の情報をもとに掛金のシミュレーションを行い、いくら節税効果があるのか、いくら積み上がるのかを確認し、申請する。
これだけで積み立てが開始できます。
その結果、任意加入でありながら平均70%程度の加入率と、通常の企業年金の約5倍の加入率を実現しています。
また、加入者は今まで投資経験のない方が約7割、年収400万円未満の方が74%で、資産形成の民主化を果たしています。
企業にも大きなメリット
企業にとっても、大きなメリットがあります。
この制度を利用すると、従業員本人の税金と社会保険料の負担軽減が行えます。
会社としては利用コストがかかりますが、結果として労使折半分の法定福利費が減ることによって、加入者が増えれば増えるほど会社のコスト負担は減っていきます。
▶はぐくみ企業年金にはどのようなメリットやデメリットがあるのか?(はぐくみ企業年金ナビ)
現在、200億円を超える資産を運用していますので、安定的な利回り※の実現が可能です。
※但し、新規掛金部分。手数料控除前。運用利回りの一部を分配金として加入者に剰余金から3年に一度分配。
※将来の運用成果(収益)を約束するものではありません。
中小企業で働いていても、超富裕層と同じような、有利な運用の恩恵にあずかれる世界を実現できているのです。
設立5年半で加入者は5万人を突破
おかげさまで、直近1年で1ヶ月の新規契約社数は100社を超えており、最近は200社を超える月も出てきました。
設立5年半で、加入者は5万人を超えました。
チャーンレートは、年間で1%を下回っています。
年間ストック売上も、来期には11億円近くにまで成長する予定で、粗利率も85%に達しています。
これまでの5年で、加入者は30倍になり、5万人になりました。
これからの5年で、20倍の100万人を目指したいと思います。
老後の貧困をなくし、子どもたちが希望を持てる社会を
庶民の資産形成とは、誰も取り残されない世界をつくることです。
現在、高齢女性の約3割が貧困状態にあると言われています。
はぐくみ企業年金を通じて、老後の貧困をなくすお手伝いをしたいです。
そして、ベター・プレイスで得られた利益を使って、加入者の子供たちに無償の金融教育、無償塾を提供し、次世代を担う子どもたちが希望を持てる社会をつくります。
「やさしい人が、やさしいままでいられる世界をつくる」、ベター・プレイスの森本でした。
ありがとうございました。
(終)
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編集チーム:小林 雅/小林 弘美/浅郷 浩子/正能 由佳/戸田 秀成