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新しい学びや価値観に触れ、人生を変える“旅”をプロデュースする「とことこあーす」(ICC FUKUOKA 2026)

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ICC FUKUOKA 2026 ソーシャルグッド・カタパルトに登壇した、とことこあーす 戸田 愛さんのプレゼンテーション動画【新しい学びや価値観に触れ、人生を変える“旅”をプロデュースする「とことこあーす」】の文字起こし版をお届けします。ぜひご覧ください!

ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回500名以上が登壇し、1,200名以上が参加する。そして参加者同士が真剣に議論し、学び合うためのカンファレンスです。次回ICCサミット KYOTO 2026は、2026年8月31日〜9月3日 京都市での開催を予定しております。参加登録は公式ページのアップデートをお待ちください。

本セッションのオフィシャルサポーターはICCパートナーズです。

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【登壇者情報】
2026年3月2〜5日開催
FUKUOKA 2026
Session 11A
ソーシャルグッド・カタパルト – 社会課題の解決への挑戦 –
Sponsored by ICCパートナーズ

戸田 愛
とことこあーす
代表取締役
公式HP

大手旅行会社で国内外の添乗業務を経験後、オーダーメイド旅行の企画・営業に従事し、旅行業界歴15年。観光や消費にとどまらない「人と人、地域と世界が出会い、つながり続ける旅の循環」をつくるため、2015年にとことこあーすを創業。世界30か国・150人の海外在住日本人ガイドと連携し、親子・大人向けの学びの旅「EARTH留学」、教育旅行、企業研修などを展開。2020年には家族で8か月・21か国の世界一周を実現。大阪・関西万博では「どこでも万博」総合プロデューサーを務め、国際賞EXPO INNOVATION AWARDを受賞。現在は、旅を通じて人材・地域・学びが循環するソーシャルエコシステムの社会実装に取り組んでいる。


戸田 愛さん おはようございます。旅行会社、とことこあーすの戸田 愛です。

「旅で、人は変わる。その変化は、社会を動かす。」

今日は、「旅が未来をひらく」お話をさせてください。

「想い」を旅に変える挑戦

まずはじめに、私たちに届いた声をご紹介します。

「先生が疲労し、狭い世界で生きている。もっと広い世界を、先生たちにこそ見てほしい」という高校教員の声。

「ものの向こう側にあるブランドの源泉を体感してほしい」という企業担当者の声。

「入院中の子どもたちにも、万博を楽しんで欲しい」という小児脳神経内科医の声。

年齢も立場も職業も違いますが、これらの声に共通しているのは、社会を変えたい一人の本気の「想い」です。

社会は制度や構造ではなく、一人の「想い」から動きます。

私たちはその「想い」を、社会を動かす「旅」に変える旅行会社です。

絶望の淵で転機となった家族での世界一周旅行

私は15年間旅行業に携わり、添乗員として団体旅行を支え、1,000組以上の想いを旅の形にするオーダーメイド旅行を作ってきました。

でも、会社の原点は、私自身の経験にあります。

長男が生まれた3日後に、突然「この子はダウン症ですよ」と言われました。

皆さんはお子さんが生まれた時、きっと小さなわが子を見ながら、ただただ「幸せになってほしい」と願ったのではないでしょうか。

でも私の場合、生まれたばかりのわが子を前にしてあったのは絶望でした。

この子の人生も、自分の人生も真っ暗に思えて、一度、多くのことをあきらめた経験があります。

それでも、旅だけはあきらめたくなかった。

だから、家族で世界一周旅行に行きました。

「この子は大丈夫」と思えた、ハワイでの出会い

訪れたハワイの療育施設で、こう言われました。

「こちらでは障がいを恥ずかしがる時代は終わったんだ。

この子が何が好きで、何が得意なのか。

それを伸ばすために、教育や療育がある。

日本も早く追いついておいで」

その言葉を聞いた時、未来に光が差したと思いました。

もちろん目の前の現実は変わりません。

息子が話せるようになるわけでも、障がいが治るわけでもありません。

でも、「普通の人生」でなかったとしても、「自分の人生」を生きたい。

「きっと、この子の人生も、大丈夫だ」

初めて、そう思えるようになりました。

出会う世界によって未来は変わる

旅には、「物事をとらえ直す力」があります。

人は出会う世界によって、未来が変わります。

でも、その機会を持てる人は多くありません。

目の前の世界が全てだと思い込み、苦しくなってしまう子どもたちもいます。

だから私たちは、世界30カ国で挑戦する150人の日本人の仲間、そして地域に向き合って活動する団体の方々とともに、想いを起点に、人と世界が出会う旅を作っています。

先生も生徒もともに学び合う、新しい教育旅行

想いが旅になった事例を、3つ紹介させてください。

教員と一緒に作る挑戦の旅は、「先生が輝けば、子どもたちも輝く」という、一人の高校教員の想いから始まりました。

教員のためのこのツアーに参加した先生は、こう言いました。

「人生観が変わった。

勉強だけではない、子どもたちの幸せの形があるのではないか。

地方に生まれたことを、誇りに思える教育を届けたい」

その想いを旅の形にしたいと、翌年学校に導入されたのが、アントレプレナーシップと探究を用いた新しい教育旅行です。

先生も生徒もともに学び合う教育旅行が生まれました。

海外教育旅行のすすめ(観光庁)
アントレプレナーシップ型探究研修 とことこあーす株式会社×大手前高松高校(観光庁)
【観光庁採択】香川から、世界へ。大手前高松高校×とことこあーす、次世代リーダー育成の海外教育プログラムを共同開発(PR TIMES)

一つの想いを起点として旅が生まれ、想いが広がり変化していく循環。

この循環の輪は次の旅を生み出し、学校を変え、業界を変えていきます。

私たちは1つの旅を作っているのではなく、次の旅が生まれる循環をデザインしているのです。

職人と肩を並べ源泉に触れる、マザーハウスと作る旅

「ものの向こう側にあるブランドの源泉を体感してほしい」という想いから、マザーハウスと一緒に作らせていただいているバングラデシュの旅があります。

とことこあーす×マザーハウス、創業20周年特別ツアーをプロデュース―企業の「想い」を旅でカタチに(PR TIMES)

参加者は現地の職人と肩を並べてものづくりをし、手仕事とブランドの想いの源泉に触れる時間を持ちました。

途上国の職人の多くは、なかなか旅をすることが難しい状況ですが、旅をして会いに来てくれる人がいると、出会いが生まれ、世界が広がります。

入院中の子どもも楽しめる「どこでも万博」で国際賞を受賞

小児脳神経内科医の「病気や障がいがあっても、たくさん遊び、自分らしい時間を過ごしてほしい」という入院中の子どもたちへの想いは、大阪・関西万博でイタリア政府と提携した「どこでも万博」という国際プロジェクトに広がりました。

入院中で移動が難しい子どもたちが、AIロボットを通して挑戦し、冒険し、社会とつながりました。

社会課題から、可能性として未来を作る存在になる、そんな新しい旅です。

4,000人以上の子どもたちとご家族が、国内外の病院や自宅から参加したこのプロジェクトは、今回創設された万博初の国際賞を受賞しました。

「どこでも万博」万博初の国際賞 EXPO INNOVATION AWARD受賞、総合プロデューサー 戸田愛が授賞式に登壇(PR TIMES)

イタリア政府から、公式感謝状も頂きました。

一人の医師の小さな想いから始まった、移動が難しい子どもたちの心の旅は、国家プロジェクトに広がりました。

旅は出会いを生み、未来に光を差す

世界には様々な分断があります。

国と国、世代、業界、価値観。

旅ができることは当たり前ではなく、今も悲しい状況が起こっています。

でも、目の前がしんどくても、私の場合のように、一つの出会いが未来に光を差すことがあります。

私は旅の中で、何度も見てきました。

人と人が出会い、世界がつながる瞬間を。

そして私自身、本当に旅に救われました。

分断された世界も、きっと旅がつなぎ直していけます。

一人の想いから生まれた旅が、社会を動かしていく

社会にはまだ「旅になっていない想い」があります。

誰かの未来を変えたい人。

目の前の事実を動かしたい人。

その想いが旅になる時、人の身体だけではなく心も動き、その連なりが社会に小さな変化をもたらします。

このICCサミットにも、たくさんの想いが集まっています。

この会場に、想いを旅の形にしたい方がいたら、ぜひ一緒に旅を作りましょう。

一人の想いから生まれた旅が、社会を動かしていく。

旅の力で、人の力で。

そんな未来を、とことこあーすと一緒に作っていきましょう。

ありがとうございました。

▶︎実際のプレゼンテーション動画もぜひご覧ください。

(終)

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編集チーム:小林 雅/浅郷 浩子/小林 弘美/戸田 秀成

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